ドラマ「リバーサルオーケストラ」で使用された楽曲を全てまとめました。
どうしたら分かりやすいか、見やすいかを色々考えた結果、一覧表にしてみました。
箇条書きにしようかとも思いましたが、表にする方が軽いかなと考えました。
ところが、表にすると見やすくないようだったので、見出しタグで整理し、全面改訂しています。
さらに、「リバーサルオーケストラサウンドトラック」を購入したこともあり、CDに収録されている曲についての解説記事を作成したのですが。
リバーサルオーケストラサウンドトラックの原曲は?それぞれの曲を徹底解説!
こちらの記事でコメントをいただき、不明だった2曲が判明しました。
そして、ドラマを全話見直して、さらに追加・修正をしております。
できるだけ修正する前の文章を残しつつ、全ての曲についてサントラの曲名も付記しました。
う~ん、なかなか大変な作業で、思ったより時間がかかってしまいました(汗)
そのため、ちょっと情報をつめこみすぎた感もあります。
逆に見にくくなっていたら申し訳ありません(汗)
また、かなりネタバレとなりますので、ご注意いただければと思います。
音源は全てフリー素材を使っています。
主にこちらのサイトから利用させていただきました。
>>「クラシック名曲サウンドライブラリー」
>>「Classix」
リバーサルオーケストラ第1話で使用された曲
ドラマ「リバーサルオーケストラ」の第1話で使用された曲を紹介していきます。
全ての登場シーンについては、以下の記事をご参照いただければと思います。
「リバーサルオーケストラ」第1話で使用されたクラシック曲まとめ
ドラマ予告動画で流れていた曲
下記の8話の記事でも述べたとおり、毎回放送が終わったあとに、予告動画がYouTubeでアップされていました。
8話を見たときに初めて知ったので、ちょっとショックです。
予告動画でも、クラシック曲がBGMとして使われているので、楽しめるんですよね。
まずは、ドラマが放送開始される前の予告動画から、登場した曲を紹介いたします。
1月11日(水)スタート🎹♬#リバーサルオーケストラ🎻
\🌟60秒予告公開🌟/
ワクワクして元気な気持ちになれる劇伴が入った1分PR😆🎶
敵キャラも大活躍💨想いが、音が溢れる
一発逆転音楽エンターテインメント🎶#門脇麦#田中圭#清塚信也 pic.twitter.com/PB1Sb7PgRc— リバーサルオーケストラ【公式】第9話3月8日夜10時放送 水曜ドラマ (@reveorche_ntv) December 26, 2022
「くるみ割り人形」よりロシアの踊り/チャイコフスキー
- 曲名:「くるみ割り人形」よりロシアの踊り
- 作曲者:チャイコフスキー
まず、チャイコフスキーの「くるみ割り人形」の「ロシアの踊り」が流れます。
ドラマでは、8話現在まで、「くるみ割り人形」の金平糖の精の踊りは登場しました。
でも、「ロシアの踊り」は今まで流れたことはありません。
なんでだろう?
少し不思議な感じがします。
「ロシアの踊り」は、とても活気があって、聴いていると心が躍ります。
なので、私も好きな曲です。
ドラマでも登場しないかなと期待しています。
「ペール・ギュント」より山の魔王の宮殿にて/グリーグ
- 曲名:「ペール・ギュント」より山の魔王の宮殿にて
- 作曲者:グリーグ
続いて、グリーグの「ペール・ギュント」の「山の魔王の宮殿にて」が流れます。
こちらは、今までに何度も登場していますね。
「交響曲第5番」第4楽章/チャイコフスキー
- 曲名:「交響曲第5番」第4楽章(アレンジ)
- 作曲者:チャイコフスキー
最後に、ドラマオープニングテーマでもあるチャイ5の4楽章が流れます。
基本的に、この構図は、毎回変わらないようです。
「火の鳥」/ストラヴィンスキー
- 曲名:「火の鳥」より終曲
- 作曲者:ストラヴィンスキー
ドラマの冒頭で、常葉朝陽が指揮していた曲です。
ストラヴィンスキーの有名なバレエ曲です。
オーケストラではラストのシーンが流れていました。
最も盛り上がるところですね。
田中圭さんのマエストロが様になってて、カッコよかったですね(^^♪
「ノクターン」第2番/ショパン
- 曲名:「ノクターン(夜想曲)」第2番
- 作曲者:ショパン
朝陽が帰国の途につくときに流れていました。
朝陽が日本から母親の件で連絡があったと聞かされる直後から流れていました。
アレンジが入っていると思いますが、ショパンの「ノクターン(夜想曲)」第2番で間違いないと思います。
コーダの部分(終結部)かなと。
この後も、
- 朝陽が谷岡初音にコンマスとしてオケに入るように頼むとき
- 朝陽が帰国したときの回想シーン
- 初音がオケの参加の件で朝陽のもとを訪ねたとき
に登場しています。
「ヴァイオリン協奏曲」第3楽章/メンデルスゾーン
- サントラの曲名:崖っぷちだけど、音楽が好き
- 原曲:「ヴァイオリン協奏曲 ホ短調」第3楽章
- 作曲者:メンデルスゾーン
谷岡初音が市役所で声をかけられ「おはようございます」と言った後から、コンサート会場の公民館に行くところまで流れました。
こちらもかなりアレンジされていましたが、メンデルスゾーンの「ヴァイオリン協奏曲」第3楽章で間違いないと思います。
第2楽章の旋律を引きずるような形から、一気に明るくなる部分ですね。
「ヴァイオリン協奏曲」第3楽章をさらにポップな感じにアレンジしたような曲でした。
愉快な感じがいいですね。
メンデルスゾーンは、ニ短調のヴァイオリン協奏曲も作曲していました。
ですが、1951年に再発見されるまで永い間忘れられていたそうです。
一般的にメンデルスゾーンの「ヴァイオリン協奏曲」といえば、ホ短調のこちらになりますね。
この後も、妹の奏奈との会話シーンで何度か登場しました。
「ラデツキー行進曲」/ヨハンシュトラウス1世
- 曲名:ラデツキー行進曲
- 作曲者:ヨハン・シュトラウス1世
谷岡初音が会場に入ったときに、「おやこでクラシック」で披露されていた曲。
児玉交響楽団が演奏していた曲です。
ラデツキー行進曲は、ニューイヤーコンサートで最後を締めくくる定番の曲ですね。
子供たちが「帰りたい~」「やだ~」と泣いていたのは、ウケました(笑)
確かにひどかったけど、むしろ微笑ましくて、個人的には気に入りました。
「管弦楽組曲第2番」バディネリ/バッハ
- サントラの曲名:常葉のバディネリ
- 原曲:「管弦楽組曲」第2番よりバディネリ
- 作曲者:バッハ
児玉交響楽団の演奏が終わり、メンバーが会話しながら引き上げるシーンで流れました。
バッハのバディネリをアレンジした曲で間違いないと思います。
バディネリは「ふざける」というような意味があり、バッハが意図したところはともかく、少し戯れている感じがしますね。
また、歌詞付きで女性が歌っているのを聞いたことがあります。
ドラマでは、玉響のメンバーが朝陽のうわさ話をしている場面でも流れました。
「アヴェ・マリア」/グノー
- サントラの曲名(CD未収録):アヴェマリアより
- 原曲:アヴェ・マリア
- 作曲者:バッハ/グノー
グノーの「アヴェ・マリア」です。
正確には、バッハが作曲してグノーが編曲したと言うべきかな…
初音が奏奈から、三島彰一郎の話を聞いたときに流れてました。
初音が妹の奏奈に「三島彰一郎ぐらい呼んでよ、幼なじみパワーで」と言われたときから、初音と彰一郎が分かれた回想シーンです。
門脇麦さんが片手でマヨネーズを振っていましたが、それがやたらと可愛かったです(笑)
「ガヴォット」/ゴセック
- 曲名:ガヴォット
- 作曲者:ゴセック
西さいたまこどもヴァイオリンコンクールで、男の子がヴァイオリンで弾いていた曲です。
あまりのひどさに、朝陽が鉛筆を折ってしまいました…
でも、こちらも逆に可愛らしくて、面白かったです(笑)
「コンチェルト第4番」第3楽章/ザイツ
- 曲名:「コンチェルト第4番」第3楽章
- 作曲者:ザイツ
西さいたまこどもヴァイオリンコンクールで、水谷有紗ちゃんがヴァイオリンで弾いていた曲です。
初音が音楽教室で有紗ちゃんにレッスンしたときと同じ曲ですね。
会場でアナウンスされていました。
フリードリヒ・ザイツのヴァイオリン曲は、ヴァイオリン学習者のレッスンとして用いられる曲が多いです。
「オルフェオとエウリディーチェ」より 復讐の女神たちの踊り/グルック
- サントラの曲名:Tuning of Furies
- 原曲:「オルフェオとエウリディーチェ」より 復讐の女神たちの踊り
- 作曲者:グルック
朝陽が水谷有紗を探して走り回ったところから。
初音が市役所職員の霧島留美に声をかけられる場面まで流れました。
グルックの「オルフェオとエウリディーチェ」の「復讐の女神たちの踊り」をアレンジした曲です。
「オルフェオとエウリディーチェ」はオペラを変えた作品として有名ですが、「復讐の女神たちの踊り」は、私はドラマで初めて知りました。
勉強させてもらい、今ではしっかりとインプットされています。
前奏曲 嬰ハ短調(「鐘」)/ラフマニノフ(アレンジバージョン)
- サントラの曲名:高階の鐘
- 曲名:前奏曲 嬰ハ短調(「鐘」)
- 作曲者:ラフマニノフ
朝陽が児玉交響楽団のメンバーに怒って、説教をしているシーンで流れた曲です。
ラフマニノフのピアノ曲のなかで、最も人気のあるものの1つですね。
ですが、これは自信ありません…
ラフマニノフの前奏曲「鐘」をアレンジしているような気がしたのですが。
う~ん、どうでしょうか。
私がラフマニノフが大好きで、嬰ハ短調の「鐘」もよく聴くので、刷り込まれている可能性があります。
間違っていたら、申し訳ありません(汗)
また、「鐘」というのはあくまで通称で、正式名称は「(幻想的小品集第2曲)前奏曲嬰ハ短調」となります。
ラフマニノフの「幻想的小品集」に収められています。
ラフマニノフの合唱交響曲にも「鐘」という曲があるんですが、それとは別の曲です。
ですが、「鐘」といったら、どうしても前奏曲嬰ハ短調の方が有名ですね。
当時、熱狂的な人気を博し「ラフマニノフの例の曲!」と呼ばれることもあったそうです。
「トリッチ・トラッチ・ポルカ」/ヨハンシュトラウス2世
- 曲名:トリッチ・トラッチ・ポルカ
- 作曲者:ヨハン・シュトラウス2世
市役所を訪れた朝陽と小野田が初音を見つけ、追いかけるシーンで流れました。
ヨハンシュトラウス2世の「トリッチ・トラッチ・ポルカ」は、運動会の競技でよく使われますね。
ご存じのとおり、ヨハン・シュトラウス2世はヨハン・シュトラウス1世のご子息です。
シュトラウス一家は「ワルツ王」と呼ばれるくらいで。
情景にとてもマッチした曲だと思いました。
「交響曲第5番」第4楽章/チャイコフスキー(オープニングテーマ)
- サントラの曲名:リバーサルオーケストラ -Opening Theme-
- 原曲:「交響曲第5番」第4楽章
- 作曲者:チャイコフスキー
番組の途中でオープニングが流れましたが、チャイコフスキーの「交響曲第5番」第4楽章でした。
チャイコフスキーの「交響曲第5番」は運命を象徴していると言われ、「チャイコフスキーの運命交響曲」と呼ばれることもあります。
陰うつな雰囲気で第1楽章が始まりますが。
第4楽章になると力強い旋律となり、運命に打ち勝って歓喜するというのがテーマであるとされています。
「リバーサルオーケストラ」というドラマのストーリーを象徴する、とてもふさわしい曲ですね。
その後も、初音が「ウイリアムテル」の序曲を弾き終えたときや、CMに入るところ、次回予告のときなどで流れていました。
「くるみ割り人形」金平糖の精の踊り/チャイコフスキー
- サントラの曲名:秘めた才能の踊り
- 原曲:「くるみ割り人形」より「金平糖の精の踊り」
- 作曲者:チャイコフスキー
朝陽と小野田が初音をつかまえた後。
小野田が初音の経歴を語るシーンで流れました。
少しアレンジされていましたが、「くるみ割り人形」の「金平糖の精の踊り」で間違いないですね。
その後、小野田が初音の家族の状況を語るシーンや、公務員の副業が禁止されているという説明のシーンでも流れていました。
「展覧会の絵」よりバーバ・ヤガー/ムソルグスキー
- サントラの曲名:この街に棲む魔女
- 原曲:「展覧会の絵」よりバーバ・ヤガー(鶏の足の上に建つ小屋)
- 作曲者:ムソルグスキー
朝陽が初音に、妹の奏奈が生徒からレッスン料として月謝を受け取っていたことを指摘したときに流れました。
「展覧会の絵」のバーバ・ヤガーで間違いないと思います。
※第10曲「キエフの大門」も収録されています
これは、最初気づきませんでした。
第1話と第2話を何度か見直しているときに、ようやく気付きました。
「展覧会の絵」はオーケストラとして編曲されたものも多くあり、特にラヴェルが編曲したものが有名ですね。
「24の奇想曲」第24番/パガニーニ
- サントラの曲名:気まぐれな楽器
- 原曲:「24の奇想曲(カプリース)」第24番
- 作曲者:パガニーニ
初音にオーケストラのコンマスになってもらうため、朝陽が初音を朝から晩までつきまとっていたシーンで流れていました。
パガニーニの24のカプリースの中で、最も有名な24番です。
後にリストやブラームスも、この24番を改変したピアノ曲を作成しています。
私が最も好きなのは、ラフマニノフの「パガニーニの主題による狂詩曲」です。
クラシックで一番好きな曲かも。
そのうち、登場しないかなと期待しています。
「ジムノペディ」第1番/サティ
- サントラの曲名:暗雲立ち込める
- 原曲:「ジムノペディ」第1番
- 作曲者:サティ
朝陽が初音に「音楽が好きで好きでたまらない人間の弾き方です」と言った直後から。
奏奈が登場するところまで流れました。
サティのジムノペディを取り入れ、アレンジしているようです。
ジムノペディは3番まであって、どれもメロディが似ているのですが。
おそらく、誰もが聞いたであろう、1番をアレンジしているようです。
こちらは、サウンドトラック解説の記事でコメントをいただいて判明しました。
少し分かりにくいですが、最後までじっくり聴くと、確かにジムノペディのメロディっぽいんですよね。
いや~、これは気づかなかったなぁ…
気づいた方には、ほんと脱帽です。
サントラ解説の記事でも述べた通り、ジムノペディは、サティの友人でもあったドビュッシーが編曲したオーケストラ版も有名です。
ドビュッシーの管弦楽版は、2番がなくて、1番と3番が逆になっています。
サティのジムノペディの1番は、映画やドラマ、CMなどでもよく使われています。
有名どころでは、やはり映画「涼宮ハルヒの消失」になるでしょうか。
この物語の、ここで使うか!という感じで。
恐ろしいくらい、ジムノペディの第1番がマッチしているんですよ。
音楽を担当した神前暁さんがおっしゃっていましたが、
「サティのピアノ曲は音数が少なく、すき間が多くて、音楽的に主張しすぎない」
「日常に寄りそう感じで、使いやすい音楽のはしりのようなイメージがある」
なので、作曲家の方からすると、アレンジしやすい曲なのだと思います。
「涼宮ハルヒの消失」では、サティの「グノシエンヌ」第2番も使われていました。
と、かなり話がそれてしまいましたが(汗)
ドラマでは、初音も加わった玉響の演奏が終わった後に、朝陽が初音に話しかけたシーンでも流れました。
ハノン
- サントラの曲名:基礎が大切
- 原曲:「60の練習曲によるヴィルトゥオーゾ・ピアニスト」
- 作曲者:シャルル=ルイ・アノン(ハノン)
朝陽の父親の市長である常葉修介が、初音にオーケストラの広報担当を頼んだ時に流れました。
「60の練習曲によるヴィルトゥオーゾ・ピアニスト」は、ピアノの練習用として作成された曲です。
一般には「60の練習曲によるヴィルトゥオーゾ・ピアニスト」なんて言わず、作曲者の名をとってそのまま「ハノン」と呼ぶのが普通です。
ハノンでピアノの練習をした方も多いでしょう。
ドラマでのシーンでは、ユーモア感のある曲調で流れていました。
また、修介が朝陽のヨーロッパ公演のスケジュールを春まで空けてもらったことを告げた場面でも登場しました。
「ボレロ」/ラヴェル
- サントラの曲名:ボロロ
- 原曲:ボレロ
- 作曲者:ラヴェル
ボレロ~!
私も大好きな曲です。
常葉修介が息子の朝陽にオケの担当を頼んだとき(回想シーン)に流れました。
バレエ音楽ですが、2つのメロディだけで構成され、それが約15分間繰り返されるという曲です。
最初はフルートの小さな響きだけで進行しますが、少しずつ楽器が加わって曲調が大きくなり、最後は壮大なラストを迎えます。
個人的に、仕事や勉強などで集中力を高めるときに、よく聴きます。
バレエ音楽「ボレロ」のあらすじとは?作曲したラヴェルの魔術がすごい!
「動物の謝肉祭」ピアニスト/サン=サーンス
- サントラの曲名:ボロロ
- 原曲:「動物の謝肉祭」第11曲「ピアニスト」
- 作曲者:サン=サーンス
常葉修介が、津田健次郎さん演じる本宮雄一に、玉響のこけら落とし公演で満席にできなかったら?と問われた直後に流れました。
回想シーンです。
これも、最初は気づきませんでした。
第1話を何度か見直しているときに、ようやく気付いた次第です。
もしかしたら、前出のハノンの1番か、チェルニーの30番か40番あたりの練習曲の可能性もあります。
ですが、おそらく、それをモチーフにしたサン=サーンスの「動物の謝肉祭」のピアニストだと思います。
本宮雄一が「できなかったら?」と言った直後に、ボレロが途切れて「動物の謝肉祭」のピアニストが流れましたね。
う~、気づくの遅すぎたぁ~
ちょっと悔しいなぁ…
サントラ盤の「ボロロ」は、「ボレロ」と「ピアニスト」が合体した曲です。
ボレロが主体となって、途中でピアニストが混じり、最後にまたボレロに戻ります。
なので、ドラマでは、基本的にボレロとピアニストが一緒に流れることになります。
さて、「動物の謝肉祭」のピアニストは、楽譜にわざと下手に弾くように指示されています。
ツェルニーのピアノの練習曲を模したもので、ピアノを演習するときの退屈さを皮肉ったものと言われています。
そもそも「動物の謝肉祭」って、サン=サーンスの皮肉のかたまりのようなものじゃないですか。
ドラマでも、常葉修介と本宮雄一の権力争いを皮肉ったものとして取り入れられたのかもしれません。
サン=サーンスの動物の謝肉祭は、13曲目の白鳥が最も有名で、誰もが一度は聞いたことがある曲だと思います。
それにしても、ほんと面白い演出ですね。
さすがだわ~
「主よ人の望みの喜びよ」/バッハ
- サントラの曲名:玉響楽団員の望みの喜びよ
- 原曲:「カンタータ」よりコラール「主よ人の望みの喜びよ」
- 作曲者:バッハ
常葉修介が朝陽に、「私の息子はふるさとの窮地を見捨てるような男ではない」と語りかけたとき(回想シーン)に流れました。
有名なバッハの曲ですね。
出だしの部分だけですが、
修介が息子の朝陽に「私は知っている。…仏のように情け深い男だっていうのはね」という言葉に、見事にマッチしていました(笑)
「月の光」/ドビュッシー
- サントラの曲名(CD未収録):『ベルガマスク組曲』より「月の光」より
- 原曲:「月の光」(ベルガマスク組曲第3曲)
- 作曲者:ドビュッシー
車の中で、小野田が初音も球響のオケが好きになると語ったシーンで流れました。
ドビュッシー作曲の「ベルガマスク組曲」第3番ですが、「月の光」として独立して有名な曲ですね。
おそらく、ドビュッシーの楽曲のなかで最も有名なものでしょう。
出だしの部分が流れていました。
「アルルの女」ファランドール/ビゼー
- 曲名:「アルルの女」よりファランドール
- 作曲者:ビゼー
児玉交響楽団で初音が初めて紹介されたときに、演奏された曲です。
朝陽が「では、ファランドール、始めから」と言ってましたが。
ファランドールは、「王の行進」と「馬のダンス」という2つの民謡のメロディーが交互に織りなされて、最後は一体となります。
最初のメロディが「王の行進」で、坂東龍汰さん演じるフルート奏者の庄司蒼が演奏し始めたのが、「馬のダンス」です。
で、ファランドールは、アルルの女で最も盛り上がる曲だとは思いますが。
アルルの女って、かなりしんどい物語じゃないですか。
ビゼーの「カルメン」も悲劇だけど、アルルの女も負けないくらいカオスです(汗)
だって、ファランドールの踊りのなかで…
悲しすぎる結末を迎えるわけでしょ。
しかも、アルルの女の組曲だと、「メヌエット」の美しい響きのあとにファランドールが待ち受けているもんだから。
個人的な印象として、ファランドールは確かに盛り上がる曲なんですが、それは魔術的な要素が入り込んでいるという気がしてならないんです。
なので、ファランドールを聴くとテンションは上がるんですが、その反面、少し不気味さを感じてしまいます。
「ウイリアムテル」序曲/ロッシーニ
- 曲名:「ウイリアムテル」序曲
- 作曲者:ロッシーニ
児玉交響楽団で初音が紹介されたあとの2曲目です。
初音もヴァイオリンで参加した曲です。
ロッシーニの「ウイリアムテル」の序曲も、運動会などでよく流れますね。
女子の新体操競技とかでも使われたりします。
オーケストラに初音も加わって、とても見ごたえがありました。
「交響曲第5番」第4楽章/チャイコフスキー(メインテーマ)
- サントラの曲名:リバーサルオーケストラ -Main Theme-
- 原曲:「交響曲第5番」第4楽章
- 作曲者:チャイコフスキー
「ウイリアムテル」の序曲の演奏が終わった後に流れました。
オープニングテーマと同じチャイ5の第4楽章ですが、こちらは別バージョンとなっています。
サントラの曲名からして、ドラマのメインテーマのようです。
「エニグマ変奏曲」ニムロッド/エルガー
- サントラの曲名:追憶のニムロッド
- 原曲:「エニグマ変奏曲」第9変奏(ニムロッド)
- 作曲者:エルガー
「エニグマ変奏曲」で最も有名なニムロッドです。
初音と奏奈が会話している場面で、回想シーンになったときに流れました。
回想シーンから現在に戻り、初音と奏奈が話すところまで。
途中、初音がコンサートで弾けなくなったチャイコンも流れています。
エニグマ変奏曲は、イギリスの戦没者追悼記念式典でも演奏される曲ですね。
妹の奏奈が亡くなるかもしれないという気持ちを、うまく表現していると思いました。
「ヴァイオリン協奏曲」第1楽章/チャイコフスキー
- 曲名:「ヴァイオリン協奏曲」第1楽章
- 作曲者:チャイコフスキー
チャイコフスキーの「ヴァイオリン協奏曲」です。
回想シーンで、初音がコンサートで演奏できなかった曲です。
赤いドレス姿の初音がステージで演奏する曲だったようです。
妹の奏奈が病院に運ばれたことを知り、演奏できなくなってしまいました。
「ヴァイオリン協奏曲第1番」第2楽章/ブルッフ
- サントラの曲名:初音とヴァイオリン
- 原曲:「ヴァイオリン協奏曲第1番」第2楽章
- 作曲者:ブルッフ
初音と奏奈が会話としているときに口げんかになりましたが。
その会話のなかで、初音が玉響の演奏が楽しかったと言ったときに流れました。
ブルッフの「ヴァイオリン協奏曲第1番」第2楽章だと思います。
少しアレンジが入っているかもしれませんが、多分合っていると思います。
これは、なかなか気づきませんでした。
ドラマを見直しているうちに、3話→2話→1話の順に気づきました。
しかも、「エニグマ変奏曲」のニムロッドが流れた後だったので、この部分もニムロッドの続きだと勘違いしてました(汗)
ブルッフの曲のなかで「ヴァイオリン協奏曲第1番」は、最も有名なものの1つですね。
というか、数あるヴァイオリン協奏曲の中でも、最も人気のある曲の1つでしょう。
ブルッフは他にも協奏曲を作曲しましたが、ヴァイオリン協奏曲第1番の人気が高すぎたため。
他の曲をリクエストしてくれないと、ブルッフがぼやいていたというのは有名な話です。
「ピアノ協奏曲第2番」第1楽章(第1主題)/ラフマニノフ
- サントラの曲名:日本一のオーケストラへの道
- 原曲:「ピアノ協奏曲第2番」第1楽章(第1主題)
- 作曲者:ラフマニノフ
朝陽が初音にコンマスとして楽しんでくださいと言って、場面が変わってからもラストシーンまで流れました。
アレンジが入っていましたが、ラフマニノフの「ピアノ協奏曲第2番」で間違いないですね。
おそらく、ラフマニノフで最も有名な曲でしょう。
第1楽章が流れていました。
ラフマニノフの「ピアノ協奏曲第2番」がポップ調にアレンジされた感じでしたが、聴き入ってしまいました。
不穏な空気がすごく伝わりましたね。
番外編(「レクイエム」怒りの日/ヴェルディ)
- 曲名:「レクイエム」より「怒りの日」
- 作曲者:ヴェルディ
「リバーサルオーケストラ」のドラマとは関係ないのですが。
ドラマが終わったあとに、櫻井翔さん主演の「大病院占拠」の予告がありまして。
そこで、ヴェルディのディエス・イレ(怒りの日)が流れていました。
たまたまなのかもしれないですが、クラシックが続いたので。
ここで取り上げさせてもらいました(^^;
第2話予告動画で流れた曲
「くるみ割り人形」よりロシアの踊り/チャイコフスキー
- 曲名:「くるみ割り人形」よりロシアの踊り
- 作曲者:チャイコフスキー
「ペール・ギュント」より山の魔王の宮殿にて/グリーグ
- 曲名:「ペール・ギュント」より山の魔王の宮殿にて
- 作曲者:グリーグ
「交響曲第5番」第4楽章/チャイコフスキー
- 曲名:「交響曲第5番」第4楽章(アレンジ)
- 作曲者:チャイコフスキー
3曲の構成は、ドラマ放送開始前の予告動画と同じです。
津田健次郎による【いじわるPR】第2話予告で流れた曲
毎回放送が終わった後、本宮雄一を演じる津田健次郎さんの【いじわるPR】予告もアップされます。
こちらは、声優さんならではのセリフ付きで、本宮雄一の嫌味たっぷりな出来映えとなっています。
さすが、津田健次郎さん!
とても面白いです。
「ロミオとジュリエット」より「モンタギュー家とキャピュレット家」/プロコフィエフ
- 「ロミオとジュリエット」より「モンタギュー家とキャピュレット家」
- プロコフィエフ
必ず、動画の最初に流れるのが、プロコフィエフの「ロミオとジュリエット」の「モンタギュー家とキャピュレット家」。
ほんの出だしの部分で分かりにくのですが、「モンタギュー家とキャピュレット家」で間違いないと思います。
これは、毎回最初に流れる曲として固定されているようです。
ですが、こちらもドラマでは一度も登場していませんね。
「ペール・ギュント」より山の魔王の宮殿にて/グリーグ
- 「ペール・ギュント」より山の魔王の宮殿にて
- グリーグ
第2話予告では、「モンタギュー家とキャピュレット家」の後に、「山の魔王の宮殿にて」が流れました。
こちらはドラマでもおなじみの曲ですね。
2曲目以降は、毎回違う曲が登場することが多いです。
【コラム】「リバーサルオーケストラ」オープニングテーマであるチャイコフスキーの「交響曲第5番」について
ドラマ「リバーサルオーケストラ」のオープニングテーマは、チャイコフスキーの交響曲第5番で間違いないと思います。
なかでも、最も明るく華麗な第4楽章をアレンジしたものでしょう。
ただし、チャイコフスキーの交響曲第5番は、いわゆる「運命の命題」「運命のモチーフ」と呼ばれるものが、1~4楽章の全てに登場します。
「ダーン、ダダダーン、ダダダッダン」というメロディですね。
文章では伝わりにくいかもしれませんが(汗)
でも、実際にチャイコフスキーの交響曲第5番をお聴きいただければ、よく分かるかと思います。
「ダーン、ダダダーン、ダダダッダン」というリズムが何回も出てきます。
で、この運命の主題のメロディは、第1楽章~3楽章までは暗い雰囲気で流れるのですが、第4楽章になると明るい感じになります。
ドラマのオープニングテーマが流れるとき、いつも「Vivace!(活発に)」と出てきます。
おそらく、第4楽章をもじったものだと思います。
ですが、ドラマではオープニングテーマ以外でも、運命の主題が流れることがあります。
正直、これは第4楽章なのかどうかは微妙です。
第2楽章のアレンジ曲が登場したこともあるので、このときは、運命の主題も第2楽章のものかもしれません。
この辺に関しては、私のようなど素人には判断できません(^^;
「ドラマオープニングテーマ曲」「チャイコフスキー 交響曲第5番第4楽章」と記載は統一していますが、実際のところは他の楽章の可能性もあります。
その点は、何卒ご容赦くださいますようお願いいたします。
【コラム】「月の光」だけじゃない!全てが優雅なドビュッシーの「ベルガマスク組曲」!
ドラマの1話で、ドビュッシーの「月の光」が登場しました。
その後、6話と7話でも登場しました。
曲の冒頭の部分が流れていました。
短いのでハッキリしたことは分からないですが、原曲をそのまま使っているように感じます。
清塚信也さんが演奏しているかもしれませんね。
「月の光」は、ドビュッシーの楽曲のなかで最も有名なものの1つです。
もともとは、「ベルガマスク組曲」の第3曲として出版されましたが、単独で演奏されることが多いです。
管弦楽用に編曲されたものも多く、オーケストラで演奏されることもよくあります。
「月の光」というタイトルは、ヴェルレーヌの詩「月の光」から取ったものと考えられています。
また、ヴェルレーヌの詩「月の光」の一節に、「ベルガマスク」という言葉が出てきます。
「ベルガマスク組曲」というタイトルも、この詩の言葉に由来すると考える向きがあります。
ただし、題名の由来に関しては別の説もあり、ハッキリしたことは分かっていないようです。
ベルガマスク組曲は、次の4曲から構成されています。
- 前奏曲
- メヌエット
- 月の光
- パスピエ
先ほど述べたように、月の光は第3曲目になるというわけです。
月の光は、ほんとに美しい曲です。
独立して演奏されるのも、よく分かります。
ですが…
ベルガマスク組曲は、4曲とも全て素晴らしい曲なんです!
なので、4曲全て聴くのをおススメします!
と、まあ、今さら、私が言うのもおこがましいですが。
クラシック好きの方なら、ベルガマスク組曲は全曲聴きまくっていると思います。
でも、月の光しか聴いたことがないという方は、ぜひ4曲とも通して聴いていただければと思います。
一度全曲聴いてしまうと、どの曲も外せないということがよく分かると思います。
個人的な感想ですが、月の光だけが独り歩きしちゃうと、もったいない気がするんですよね。
例えば、私がベルガマスク組曲で一番好きなのは、「前奏曲」だったりします。
私だけでなく、意外にもベルガマスク組曲では「月の光」ではなく、他の曲が好きという方は結構いらっしゃるようです。
やはり、好みは人によって違いますからね。
ですが、最も好きな曲がどれかは別にして、ベルガマスク組曲の4曲はどれも優雅で、耳になじみやすいので、聴き心地がとてもいいんです。
というわけで、しつこいようですが、ベルガマスク組曲はぜひ全曲聴いていただければと思います。
備考・感想
第1話で最も印象に残ったのは、やはりオープニングテーマ曲であるチャイコフスキーの「交響曲第5番」第4楽章ですね。
リバーサルオーケストラというドラマにとてもふさわしい曲だと思います。
素晴らしい選曲ですよね!
ちなみに、ドラマ「のだめカンタービレ」のオープニングテーマは、ベートーヴェンの「交響曲第7番」第1楽章でした。
のだめがきっかけで、ベートーヴェンの「交響曲第7番」が一躍有名になった感があります。
最近でも、ジャンポ宝くじのCMで「ジャーンボ、ジャーンボ」と歌詞付きのBGMが流れていますね。
個人的に、ベートーヴェンの「交響曲第7番」だと、第4楽章が私のお気に入りなんですが。
とても軽快なメロディで、聴いていると心が躍ります。
なので、気合を入れるときなどによく聴きます。
で、のだめでベートーヴェンの「交響曲第7番」が話題になったように。
リバーサルオーケストラでも、ドラマをきっかけに、チャイコフスキーの「交響曲第5番」も広く知られるようになればいいなぁと思っています。
と言うより、クラシックに興味をもち、好きになる人が多くなってほしいと思いますね。
また、リバーサルオーケストラの1話で印象に残ったのは、ラフマニノフの「鐘」と「ピアノ協奏曲第2番」第1楽章です。
私の最も好きな作曲家がラフマニノフというのもありますが(汗)
どちらもアレンジされた曲でした。
ただ、「鐘」については自信ありません…
鐘だとしても、かなりアレンジされていますね。
他の曲とミックスされているような気もします。
「ピアノ協奏曲第2番」第1楽章は間違いないでしょう。
ジャズ風にアレンジされていましたが、聴けばそれと分かりますね。
原曲はもちろんですが、アレンジされた曲も素晴らしかったです。
あと、「ウイリアムテル」序曲の生演奏がよかった~
神奈川フィルハーモニー管弦楽団の演奏だと思いますが、とても贅沢だと思いました。
リバーサルオーケストラ第2話で使用された曲
続いて、第2話で使用された曲を一覧にまとめました。
2話で登場した曲のそれぞれのシーンは、次の記事でまとめています。
「リバーサルオーケストラ」第2話で使用されたクラシック曲まとめ
「ヴァイオリン協奏曲」第3楽章/メンデルスゾーン
- サントラの曲名:崖っぷちだけど、音楽が好き
- 原曲:「ヴァイオリン協奏曲 ホ短調」第3楽章
- 作曲者:メンデルスゾーン
冒頭の部分。
市役所で、初音が上司の堤から声をかけられた直後から、初音がオーケストラの広報担当になったという話のときに流れました。
第1話でも何度か登場しましたが、メンデルスゾーンの「ヴァイオリン協奏曲 ホ短調」第3楽章をアレンジしたもので間違いないと思います。
少し間の抜けた感じの明るさがいいですね。
門脇麦さんが
「さあ、何ででしょう?フフフ…」
「何でしょう?ハハハ…」
と、とぼける姿が可愛かったですね(笑)
「エリーゼのために」/ベートーヴェン
- サントラの曲名:玉響のために
- 原曲:エリーゼのために
- 作曲者:ベートーヴェン
小野田が初音を部屋に案内し、練習場まで歩いて話していたシーンで流れました。
アレンジが入っていましたが、「エリーゼのために」で間違いないですね。
曲名になっているエリーゼは、テレーゼという女性だと考えられています。
確か、ベートーヴェンが家庭教師をした女性でしたね。
ベートーヴェンは生涯独身でしたが、恋多き男性でもあり、恋人関係にあった女性だけでも10人以上はいたそうです。
「フルート協奏曲第1番」/モーツァルト
- 曲名:「フルート協奏曲第1番」第1楽章
- 作曲者:モーツァルト
SBK音響楽団のオーディションで、庄司蒼がフルートで演奏していた曲です。
モーツァルトのフルートが使用された曲で、最も有名なものの1つですね。
フルートの名曲としても名高い曲です。
明るい雰囲気が特徴の曲です。
ハノン
- サントラの曲名:基礎が大切
- 原曲:「60の練習曲によるヴィルトゥオーゾ・ピアニスト」
- 作曲者:シャルル=ルイ・アノン(ハノン)
1話でも登場しましたが、ハノンと呼ぶのが普通です。
おそらく1番をアレンジしていると思います。
2話目では、常葉修介が息子の朝陽のもとを訪れたときに流れました。
「ボレロ」/ラヴェル
- サントラの曲名:ボロロ
- 原曲:ボレロ
- 作曲者:ラヴェル
1話に続いてボレロが登場しました。
初音がオケの練習の初日に出席し、メンバーとの顔合わせをしたシーンです。
初音に自己紹介する楽団のメンバーが変わるたびに、ボレロの曲調が違ってましたね。
1話の記事でも少し触れましたが、ボレロは少しずつ楽器が増えていき、最後はかなり多数の楽器で演奏されます。
メンバーが担当する楽器に合わせて、ボレロの曲調を変えているようで、とても粋な選出でした。
真剣なリズムもあれば、間の抜けたリズムもあって、面白かったです。
「動物の謝肉祭」ピアニスト/サン=サーンス
- サントラの曲名:ボロロ
- 原曲:「動物の謝肉祭」第11曲「ピアニスト」
- 作曲者:サン=サーンス
ボレロが流れている途中。
トランペット担当のヨーゼフが初音と一緒に写真を撮って、初音の半目になっていても気にしないと言った直後から少しだけ流れました。
第1話でも登場したであろう、サン=サーンスの「動物の謝肉祭」の「ピアニスト」だと思います。
これも、しばらく気づきませんでした。
ボレロの途中で、紛れるように流れて、またボレロに戻りました。
ボレロの曲調が変わった感じがしたので、あれ?と思ったら、そういうことでした。
これも気づかなかったのは、悔しいなぁ…
1話で追記したとおり、ボロロはボレロとピアニストの2曲をもとに作曲されているので、この2曲がセットで出てくるようです。
1話でも少し触れましたが、サン=サーンスの「動物の謝肉祭」は皮肉たっぷりな曲です。
サン=サーンス自身が皮肉屋で気難しいところがありましたからね。
でも、それは、サン=サーンスが音楽に真摯に取り組んでいたという裏返しでもあり、没頭するあまり不器用だったのかなと思うところがあります。
「オルフェオとエウリディーチェ」より 復讐の女神たちの踊り/グルック
- サントラの曲名:Tuning of Furies
- 原曲:「オルフェオとエウリディーチェ」より 復讐の女神たちの踊り
- 作曲者:グルック
朝陽がオーケストラの練習を始めるとき、公演が2週間後にあることを告げたときから、 常葉修介が津田健次郎さん演じる本宮雄一と話をする回想シーンまで流れました。
グルックのオペラ「オルフェオとエウリディーチェ」の復讐の女神たちの踊りをアレンジしたものだと思います。
この曲は知りませんでした。
色々探っているうちに、たまたま知りました。
ただ、グルックの「オルフェオとエウリディーチェ」は有名ですね。
特にオッフェンバックが、「オルフェオとエウリディーチェ」をパロディー化して「天国と地獄(地獄のオルフェ)」を作成したのは、よく知られています。
「展覧会の絵」よりバーバ・ヤガー/ムソルグスキー
- サントラの曲名:この街に棲む魔女
- 原曲:「展覧会の絵」よりバーバ・ヤガー(鶏の足の上に建つ小屋)
- 作曲者:ムソルグスキー
朝陽が、4月のこけら落とし公演で「威風堂々」を演奏すると発表したときに流れました。
ムソルグスキーの「展覧会の絵」のバーバ・ヤガー(鶏の足の上に建つ小屋)です。
「展覧会の絵」のバーバ・ヤガーで間違いないと思います。
ムソルグスキーの「展覧会の絵」は、実際に展覧会で絵画を見て回っている様子を曲にしたと言われています。
特にプロムナード(散歩)は有名ですね。
「ピアノ協奏曲第2番」第1楽章(第2主題)/ラフマニノフ
- サントラの曲名:夢見る舞台
- 原曲:「ピアノ協奏曲第2番」第1楽章(第2主題)
- 作曲者:ラフマニノフ
朝陽が、瀧内公美さん演じる佐々木玲緒に集中するよう注意した時に流れました。
ラフマニノフの「ピアノ協奏曲第2番」第1楽章をアレンジした曲ですが、こちらは第2主題と呼ばれるテーマをもとにした曲のようです。
第5話で初めて気づいて、第1話から見直しているうちに、このシーンで登場したので追記しました。
「威風堂々」/エルガー
- 曲名:威風堂々 第1番
- 作曲者:エルガー
玉響が2週間後の公演で演奏する曲として、「威風堂々」を練習していました。
エルガーの「威風堂々」は、イギリス第2の国歌と言われたりしますね。
未完のものも含めると6番までありますが、やはり1番はとりわけ有名です。
私も行進曲のなかでは最も好きな曲です。
以前、2015年の佐藤健さん主演のドラマ「天皇の料理番」のオープニング曲で使われたことがあり。
当時保育園児だった息子と、ドラマが始まるたびに指揮ごっこみたいな遊びをして、息子が大はしゃぎしてました(笑)
ですが、今はもう、そのときのことは覚えていないそうです(汗)
「管弦楽組曲第2番」バディネリ/バッハ
- サントラの曲名:常葉のバディネリ
- 原曲:「管弦楽組曲」第2番よりバディネリ
- 作曲者:バッハ
初音がコンマスの仕事として、ボーイングを書き込むことを頼まれてから、飲み会の話になったときまで流れました。
アレンジされていますが、バッハの「管弦楽組曲第2番」の第7曲(バディネリ)で、間違いないですね。
これは、第1話でも流れていましたね。
「ノクターン」第2番/ショパン
- サントラの曲名(CD未収録):ノクターン第2番より
- 曲名:「ノクターン(夜想曲)」第2番
- 作曲者:ショパン
朝陽が初音に電話をかけ、庄司蒼の遅刻の理由を探って報告するよう依頼したときに流れました。
1話でもたびたび登場しましたが、ショパンのノクターン2番で間違いないかと思います。
「あ~、何だよ、もう~!」と叫ぶ、門脇麦さんが可愛かったです(^^♪
「交響曲第5番」第4楽章/チャイコフスキー(オープニングテーマ)
- サントラの曲名:リバーサルオーケストラ -Opening Theme-
- 原曲:「交響曲第5番」第4楽章
- 作曲者:チャイコフスキー
ドラマのオープニング曲。
チャイコフスキーの「交響曲第5番」第4楽章ですね。
チャイコフスキーの交響曲第5番は「チャイ5」なんて呼ばれたりしますが。
これから「リバーサルオーケストラ」のオープニング曲として、視聴者の間で定着するかもしれませんね。
「ジムノペディ」第1番/サティ
- サントラの曲名:暗雲立ち込める
- 原曲:「ジムノペディ」第1番
- 作曲者:サティ
初音が蒼がバイトしている工事現場を訪れたときに流れました。
サティのジムノペディのアレンジ曲。
分かりにくいですが、多分第1番を取り入れていると思います。
第1話でも登場しましたね。
「交響曲第5番」/チャイコフスキー(-Anxiety-バージョン)
- サントラの曲名:リバーサルオーケストラ -Anxiety-
- 原曲:「交響曲第5番」
- 作曲者:チャイコフスキー
蒼がSBK交響楽団の落選通知を見てから、朝陽と蒼の会話シーンまで流れました。
原曲はチャイ5ですが、どの楽章かは判別できません…
多分第4楽章だと思うのですが。
サントラの曲名にある「Anxiety(=不安)」のとおり、先行きが心配になります。
パッヘルベルのカノン
- サントラの曲名:Follow My Dreams
- 原曲:カノンとジーグ ニ長調
- 作曲者:パッヘルベル
初音が庄司蒼に弁当を持って行って、蒼が「うま!」と言って、初音が「でしょ!」と言った直後から。
後述のメヌエットを挟んで、初音と蒼の会話シーンで流れました。
少しアレンジされていましたが、パッヘルベルのカノンで間違いないと思います。
パッヘルベルのカノンは、説明する必要がないくらい有名ですね。
カノンといえば、パッヘルベルのカノンしか思い浮かばないくらいで。
原題は「カノンとジーグ ニ長調」ですが、パッヘルベルのカノンの呼び名で親しまれています。
私も落ち着いた気持ちになりたいときは、パッヘルベルのカノンをよく聴きます。
パッヘルベルはかなりの曲を作り、数百曲残したとも言われますが、なぜか一般にはこのカノンしかほとんど知られていないんですよね。
ですが、パッヘルベルが作曲したオルガン曲や声楽曲、室内楽は、後のバッハに大きな影響を与えたと言われています。
「アルルの女」メヌエット/ビゼー
- 曲名:「アルルの女」第2組曲「メヌエット」
- 作曲者:ビゼー
庄司蒼の回想シーンで、女の子がフルートで演奏していた曲です。
その後も、蒼くんがフルートを始めるきっかけになった曲として、何度か登場しました。
ひと耳ぼれって、素敵な表現ですね。
すごい、よく分かる~
その後、フルートオンラインレッスンの動画でも蒼くんが演奏してましたね。
そして、実際にその動画がSNSでアップされていました。
初めまして!
玉響応援団長の奏奈です🎼
今日はフルート首席の
庄司蒼くんを紹介します♪
ただいま蒼くんのフルートオンラインレッスン生徒募集中です👀✨
DMお待ちしてます📩#玉響 #児玉交響楽団 #レッスン生募集 #フルート好き集まれ#フルート #flute pic.twitter.com/A5RawdGNMj— 児玉交響楽団 (@kodamaorch) January 18, 2023
ドラマで流れたものと同じですよね。
この企画、続けてほしい(笑)
1話の記事でも述べたとおり、アルルの女の第2組曲ではメヌエットの後に、ファランドールが演奏されます。
また、アルルの女の第1組曲の2曲目もメヌエットですが、第2組曲のメヌエットとは違う曲です。
一般に、アルルの女のメヌエットといえば、第2組曲のメヌエットを指します。
というか、第2組曲のメヌエットは、アルルの女の楽曲の中でもファランドールと同じくらい有名ですね。
ですが、もともとは「アルルの女」の劇中には登場せず、ビゼーの他の歌劇の曲をビゼーの友人が編曲して、「アルルの女」の第2組曲に組み込んだそうです。
この辺の事情は、私は詳しいことは知りませんでした。
あと、全くの余談ですが、私が昔に通っていた歯医者さんの電話の保留音がアルルの女のメヌエットでした…
うまく緊張を和らげる曲をチョイスしてくるなぁと、少し感激したのを覚えています(笑)
「ピアノ協奏曲」第1楽章/グリーグ
- サントラの曲名:Fiord Bossa Nova
- 原曲:「ピアノ協奏曲」第1楽章
- 作曲者:グリーグ
蒼のオンラインレッスンについて、玉響のメンバーが相談しているときに流れました。
グリーグのピアノ協奏曲の冒頭の部分を取り入れて、アレンジしているようです。
こちらも、サントラ曲解説の記事でコメントをいただいて、判明しました。
グリーグのピアノ協奏曲のとても有名な部分ですが、気づかなかったなぁ。
ほんと、気づいた方には、感服いたします。
「ピアノ協奏曲」第1楽章の出だしのメロディをもとに、見事にボサノバ風の曲に仕上げてますね。
とても素敵な曲ですね(^^♪
「24の奇想曲」第24番/パガニーニ
- サントラの曲名:気まぐれな楽器
- 原曲:「24の奇想曲(カプリース)」第24番
- 作曲者:パガニーニ
1話でも登場した「24の奇想曲」第24番です。
かなりアレンジされていますが、間違いないと思います。
フルートオンラインレッスンのSNS動画を撮影する場面で流れました。
パガニーニってヴァイオリンが上手すぎて、その演奏技術と引きかえに悪魔に魂を売ったとまで言われたことがあります。
何を大げさな…と思うかもしれませんが、「24の奇想曲」を全部聴くと納得しちゃいますね。
こんな曲、よく作ったなぁと。
初めて全部聴いたときは、鳥肌立ちましたもん。
現在も、ヴァイオリンで最も難しい曲の1つとして有名です。
「交響曲第9番」(新世界より)第2楽章/ドヴォルザーク
- サントラの曲名(CD未収録):それぞれの路
- 原曲:「交響曲第9番(新世界より)」第2楽章
- 作曲者:ドヴォルザーク
フルートオンラインレッスンの動画を、楽団のメンバーが一緒になって見ている場面から、蒼くんが工事現場のバイト先で流れました。
流れていたのは第2楽章。
後に歌詞がついて、「遠き山に日は落ちて」などの愛唱歌としても親しまれました。
私も小さいときにボーイスカウトの活動のなかで、何度も歌った曲です。
ドラマでは、蒼くんが玉響のメンバーと心を通わしていくところを、見事に表現していたと思います。
素敵でしたね。
さすがだわ~
あと、ドヴォルザークの「交響曲第9番」は、壮大な第4楽章も有名ですね。
最近だと、2022年の大河ドラマ「鎌倉殿の13人」で第4楽章と第2楽章をアレンジした曲が使われて話題となりました。
大河ドラマ鎌倉殿の13人に流れていたクラシック曲をまとめました
「スペイン交響曲」/ラロ
- 曲名:「スペイン交響曲」第5楽章
- 作曲者:ラロ
永山絢斗さん演じる三島彰一郎がコンサートで弾いていた曲です。
ラロのスペイン交響曲ですが、ヴァイオリン協奏曲第2番と呼ばれることもあります。
第5章が演奏されていました。
ラロのスペイン交響曲も、ヴァイオリンで難しい曲として有名ですね。
演奏する永山絢斗さんが、やはりカッコよかったです。
パガニーニ、ラロと来たので、これから登場しそうなヴァイオリンの難曲を予想する方も多いのではないでしょうか。
「前奏曲 嬰ハ短調(「鐘」)」/ラフマニノフ(原曲バージョン)
- サントラの曲名:解散への警鐘
- 原曲:前奏曲 嬰ハ短調(「鐘」)
- 作曲者:ラフマニノフ
ラフマニノフの「前奏曲 嬰ハ短調」、通称「鐘」です。
コンサートを終えた三島彰一郎に、 原日出子さん演じる高階藍子が声をかけた直後から、電話を受けた本宮雄一が食事をしているところまで流れました。
この場面ではおそらく原曲を使っています。
とすると、1話で朝陽が玉響のメンバーに説教したときに流れたのは、やはり「鐘」のアレンジ曲なのかな…
でも、やっぱり自信ありません…
2話のこの場面で原曲の「鐘」を使っているのに、1話でわざわざアレンジした曲を流すというのは、少し違和感をおぼえます。
なので、第1話の記事で「鐘」を紹介しましたが、別の曲の可能性も大きいです。
改めて、間違っていたら申し訳ありません(汗)
ですが、2話のこのシーンで流れていたのは、ラフマニノフの前奏曲・通称「鐘」で間違いないですね。
「交響曲第5番」第2楽章/チャイコフスキー
- サントラの曲名:好きなことを続けたい
- 原曲:「交響曲第5番」第2楽章
- 作曲者:チャイコフスキー
庄司蒼の回想シーンで、母親が部屋を訪れた場面で流れました。
チャイコフスキーの「交響曲第5番」第2楽章をアレンジしたような感じですが、間違いないと思います。
サントラの曲名は「好きなことを続けたい」ですが、最初はピアノバージョンが流れ、蒼の父にガンが見つかったと告げられたときに通常バージョンとなっています。
このシーンは、見てて辛かったですね…
「交響曲第1番」第4楽章/ブラームス
- サントラの曲名:マエストロ朝陽
- 原曲:「交響曲第1番」第4楽章
- 作曲者:ブラームス
ブラームスの曲の中で最高傑作の1つですね。
第4楽章は特に有名です。
初音が蒼くんの部屋に行って話をしたところから、練習場に到着する場面まで流れました。
いや~、このシーンは感動しました。
もらい泣きしそうになりました…
ブラームスの「交響曲第1番」第4楽章がすごい合ってましたね。
最初は重苦しい雰囲気なんですけど、晴れやかなラストを迎えるところがね。
蒼くんの情態を象徴しているような感じでした。
よく知られている話としては、ブラームスが交響曲第1番を手がけてから完成されるまでに約20年かかったということ。
ベートーヴェンが交響曲第9番なんてものを作ってしまったものだから、その後、誰も交響曲を作ろうとはしなかったんですよね。
第九は今でも人類史上最高の傑作ともいわれるくらいで、それを超えるものなんて作れるはずがないと。
そして、当時ベートーヴェンの後継者と期待されたブラームスは、そのプレッシャーのなかで見事に交響曲第1番を創り上げたというわけです。
同時代の指揮者のハンス・フォン・ビューローから「ベートーヴェンの交響曲第10番」と絶賛されたのは有名ですね。
ブラームス自身は、交響曲第4番が自分の最高傑作と語っていたようですが。
交響曲第1番を最高傑作としてあげるクラシックファンの方も多いと思います。
ブラームスの交響曲第1番は、ベートーヴェンの第九を意識して作られているふしがあります。
特に2話で流れた第4楽章の旋律は、第九の「歓喜の歌」の部分とよく似ていて、ブラームス自身もそのことは認めているようです。
実際、両者を聴き比べるとよく分かるかと思います。
第4楽章の有名な「歓喜の歌」
「O Freunde, nicht diese Töne!
Sondern laßt uns angenehmere
anstimmen und freudenvollere.
(ダメだ!こんな調べではダメだ!)」
と今までの演奏を全否定して歌い始めます。
ブラームスの「交響曲第1番」第4楽章はこの歓喜の歌の部分をモチーフにしているようです。
「ヴァイオリン協奏曲第1番」第2楽章/ブルッフ
- サントラの曲名(CD未収録):初音とヴァイオリン Apf & Vlsolo ver.
- 原曲:「ヴァイオリン協奏曲第1番」第2楽章
- 作曲者:ブルッフ
威風堂々の練習が終わった直後から、朝陽と小野田が蒼の両親が見学にきたという話の回想シーンで流れました。
ブルッフの「ヴァイオリン協奏曲第1番」第2楽章だと思います。
少しアレンジが入っているかもしれません。
ですが、間違いないと思います。
サントラの曲名は「初音とヴァイオリン」で、ヴァイオリンソロとピアノ伴奏バージョンのようです。
「交響曲第5番」第4楽章/チャイコフスキー(メインテーマ)
- サントラの曲名:リバーサルオーケストラ -Main Theme-
- 原曲:「交響曲第5番」第4楽章
- 作曲者:チャイコフスキー
蒼が両親に音楽を続けたいと話したときに流れました。
オープニングテーマと同じチャイ5の第4楽章の別バージョンで、メインテーマ曲となっています。
「ピアノ協奏曲第2番」第1楽章(第1主題)/ラフマニノフ
- サントラの曲名:日本一のオーケストラへの道
- 原曲:「ピアノ協奏曲第2番」第1楽章(第1主題)
- 作曲者:ラフマニノフ
高階藍子が朝陽を呼んだ場面からラストまで流れました。
1話と同じくポップ調にアレンジされていましたが、ラフマニノフの「ピアノ協奏曲第2番」第1楽章で間違いないですね。
1話でもラストシーンで流れたので、もしかしたら、このアレンジされた曲がエンディングテーマなのかもしれません。
第3話予告動画で流れた曲
「くるみ割り人形」よりロシアの踊り/チャイコフスキー
- 曲名:「くるみ割り人形」よりロシアの踊り
- 作曲者:チャイコフスキー
「ペール・ギュント」より山の魔王の宮殿にて/グリーグ
- 曲名:「ペール・ギュント」より山の魔王の宮殿にて
- 作曲者:グリーグ
「交響曲第5番」第4楽章/チャイコフスキー
- 曲名:「交響曲第5番」第4楽章
- 作曲者:チャイコフスキー
この3曲は、基本的に変わらないようです。
津田健次郎による【いじわるPR】第3話予告で流れた曲
「ロミオとジュリエット」より「モンタギュー家とキャピュレット家」/プロコフィエフ
- 曲名:「ロミオとジュリエット」より「モンタギュー家とキャピュレット家」
- 作曲者:プロコフィエフ
「24の奇想曲」第24番/パガニーニ
- 曲名:「24の奇想曲(カプリース)」第24番
- 作曲者:パガニーニ
2曲目に流れたのは、パガニーニの24の奇想曲。
ドラマでいつも流れるものと同じアレンジ曲ですね。
備考・感想
第2話は、アルルの女のメヌエットがとても印象的でした。
坂東龍汰さん演じる蒼くんがひと耳ぼれし、フルートを演奏するきっかけになった曲です。
とても素敵な演出でした。
アルルの女のメヌエットといえば、フルートの名曲として有名ですね。
蒼くんがSBK音響楽団のオーディションで演奏していた、モーツァルトのフルート協奏曲第1番もフルートの名曲としてあげる方も多いと思います。
この回は、坂東龍汰さんの演技が素晴らしかったですね。
涙を流すシーンとか、こちらももらい泣きしそうになりました。
その坂東龍汰さん演じる蒼くんを説得して、初音が蒼と一緒に練習場に到着するまでに流れたブラームスの「交響曲第1番」第4楽章がよかった~
とても情景にマッチしてましたね。
また、メンデルスゾーンの「ヴァイオリン協奏曲」第3楽章やバッハのバディネリ、ハノンのアレンジ曲が秀逸!
愉快な曲調が心地よくて、ずっと頭の中にインプットされちゃいます(笑)
特に初音を演じる門脇麦さんがその明るいメロディに似合っていて、とても可愛いです(^^♪
リバーサルオーケストラ第3話で使用された曲
第3話で使用された曲です。
3話で登場した曲もシーンごとに以下の記事にまとめていますので、ご参照いただければ幸いです。
「リバーサルオーケストラ」第3話で使用されたクラシック曲まとめ
「ヴァイオリン協奏曲」第3楽章/メンデルスゾーン
- サントラの曲名:崖っぷちだけど、音楽が好き
- 原曲:「ヴァイオリン協奏曲 ホ短調」第3楽章
- 作曲者:メンデルスゾーン
初音が朝起きたところから、初音・奏奈・蒼の3人で朝食をとるところまで。
初音が「いつもより品数多くない?」と問いかけ、奏奈が「いつもと一緒だよ」と答えたところまで流れました。
メンデルスゾーンの「ヴァイオリン協奏曲 ホ短調」、通称「メンコン」です。
第3楽章をアレンジしたもので間違いないと思います。
1話・2話でも登場したので、おなじみの曲ですね。
初音の日常のテーマ曲なのかな。
その後も、初音と蒼、瀧内公美さん演じる佐々木玲緒が3人で、藤谷耀司を訪ねる途中の会話のシーンと。
初音の自宅で、奏奈がオーケストラについて説明を聞いている場面でも流れました。
可愛らしい曲調がとても合ってますね。
「管弦楽組曲第2番」バディネリ/バッハ
- サントラの曲名:常葉のバディネリ
- 原曲:「管弦楽組曲」第2番よりバディネリ
- 作曲者:バッハ
初音と蒼の2人が玉響の練習場に到着し、メンバーから冷やかされる場面で流れました。
バッハの「管弦楽組曲第2番」の第7曲「バディネリ」をアレンジしたものです。
この曲も、1話と2話でも登場しましたね。
その後、市役所の屋上で、奏奈が朝陽に、お姉さんの初音のことを相談する場面でも流れました。
「ノクターン」第2番/ショパン
- サントラの曲名(CD未収録):ノクターン第2番より
- 原曲:「ノクターン(夜想曲)」第2番
- 作曲者:ショパン
朝陽が初音に、ティンパニ奏者の藤谷耀司を探すように依頼し、「大至急お願いします」と言った直後に流れました。
ショパンのノクターン2番で間違いないかと思います。
1話・2話でも何度も流れました。
今までの傾向から、朝陽の面倒くさい性格を表した曲という感じがします。
ふくれっ面の門脇麦さんがかわいい!
対して、素っ気ない田中圭さんの演技が面白いです。
「交響曲第5番」第4楽章/チャイコフスキー(オープニングテーマ)
- サントラの曲名:リバーサルオーケストラ -Opening Theme-
- 原曲:「交響曲第5番」第4楽章
- 作曲者:チャイコフスキー
毎回おなじみのオープニング画面ですが、この回は、「ティンパニ加入するしないどっち?」とありました。
「どっち?」は、日テレ系ドラマ「真犯人フラグ」で登場する阿久津刑事のお決まりのセリフです。
阿久津刑事は渋川清彦さんが演じていました。
そして、ティンパニ奏者の藤谷耀司役は、渋川清彦さんだったというわけです。
これは、ドラマファンにはたまらない演出でしたね。
「エリーゼのために」/ベートーヴェン
- サントラの曲名:玉響のために
- 原曲:エリーゼのために
- 作曲者:ベートーヴェン
佐々木玲緒が初音に声をかけ、蒼も巻き込んで藤谷耀司のところへ行こう!となった場面で流れました。
「エリーゼのために」のアレンジ曲で間違いないですね。
2話でも登場しました。
「タイスの瞑想曲」/マスネ
- 曲名:タイスの瞑想曲
- 作曲者:マスネ
鈴木絢音さん演じる日地谷更紗が、街頭のスクリーンでフルートで演奏していた曲です。
マスネの曲の中で最も有名なものの1つですね。
フルートで演奏されていましたが、他の楽器で演奏されることも多く、特にヴァイオリンで聴く機会が多いかと思います。
タイスの瞑想曲はオペラ「タイス」で登場する間奏曲ですが、独自で演奏されることが多いですね。
オペラ「タイス」は、これまた悲しい結末を迎えるわけですが…
まあ、オペラって、恐ろしかったり、切ないストーリーが多かったりしますね。
ドラマでは、日地谷更紗が有名なフルート奏者で、まさかの蒼くんがひと耳ぼれしたアルルの女のメヌエットを演奏していた少女でした。
これは素敵な設定ですね。
ロマンチックだなぁ。
乃木坂46の鈴木絢音さんが演じているということもあり、これから、日地谷更紗という女性が物語に深く関わってくるのかもしれませんね。
「展覧会の絵」よりバーバ・ヤガー/ムソルグスキー
- サントラの曲名:この街に棲む魔女
- 原曲:「展覧会の絵」よりバーバ・ヤガー(鶏の足の上に建つ小屋)
- 作曲者:ムソルグスキー
初音・蒼・玲緒の3人が藤谷耀司に初めて出会ったときに流れました。
ほんの出だしの部分ですが、1話と2話でも登場したので、ムソルグスキーの「展覧会の絵」のバーバ・ヤガー(鶏の足の上に建つ小屋)だと思います。
その後、朝陽が、高階藍子からの高階フィルの常任指揮者になってほしいという要請を断ったときの回想シーンでも流れました。
「24の奇想曲」第24番/パガニーニ
- サントラの曲名:気まぐれな楽器
- 原曲:「24の奇想曲(カプリース)」第24番
- 作曲者:パガニーニ
初音が藤谷耀司を思い出し、藤谷耀司の楽屋を訪ねた場面で流れました。
パガニーニの「24の奇想曲」第24番のアレンジ曲です。
1話と2話でも登場しました。
「ジムノペディ」第1番/サティ
- サントラの曲名:暗雲立ち込める
- 原曲:「ジムノペディ」第1番
- 作曲者:サティ
初音が藤谷耀司に、一緒に演奏してくれるよう頼んだシーンで流れました。
サティのジムノペディのアレンジ曲だと思います。
最も有名な第1番を使っていると思われます。
この曲も、1話と2話で登場しましたね。
「前奏曲 嬰ハ短調(「鐘」)」/ラフマニノフ(アレンジバージョン)
- サントラの曲名:高階の鐘
- 原曲:前奏曲 嬰ハ短調(「鐘」)
- 作曲者:ラフマニノフ
朝陽が高階藍子の要請を断り、立ち去ったところから、本宮雄一が市議会議員と会話しているシーン。
常葉修介と本宮雄一が玉響の練習を視察し、小野田が修介に耳打ちしたあたり。
本宮雄一がパソコンの検索で初音のことを調べ、高階藍子が三島彰一郎に初音が復帰すると語った場面。
以上の3シーンで流れました。
第2話では、ラフマニノフの鐘の原曲が使われていましたが。
今回は1話と同じく、アレンジしたものが流れていました。
1話の記事で述べたように、あまり自信はなかったのですが。
何度も聴いているうちに、ラフマニノフの前奏曲嬰ハ短調の鐘としか思えなくなってしまいました…
サントラの曲名が「高階の鐘」なので、多分前奏曲の鐘をアレンジしたもので合っていると思います。
とはいえ、確信は持てないので、間違っていたら申し訳ありません(汗)
フィンランディア/シベリウス
- サントラの曲名:天才ヴァイオリニストは目覚める
- 原曲:交響詩「フィンランディア」
- 作曲者:シベリウス
初音の家の玉響のメンバーが集まり、蒼がフルートのレッスンを始めた場面から、奏奈が蒼に色鉛筆を持ってきたところまで流れました。
シベリウス最大の名作ともいうべき交響詩「フィンランディア」です。
合唱で歌われることもある、フィンランディア賛歌の部分がBGMとして使われていました。
2分半ぐらいの長さで、真ん中より少し後から流れる部分です。
フィンランディアは、もともとは舞台劇「歴史的情景」のクライマックスで流れる「フィンランドは目覚める」という曲でした。
それを1900年のパリ万国博覧会で演奏する曲として改変したものです。
当時ロシアの圧政に苦しんでいた中で作曲したという話は有名ですね。
フィンランドを鼓舞する曲として、人々を勇気づけた曲です。
シベリウスは、その後何度かフィンランディアを改変し、賛美の部分の歌詞がついたのも後のことです。
現在でも、フィンランド第2の国歌と呼ばれることがあります。
フィンランディア、やっぱり感動しますね。
特に何かと物騒な今の時代は…
「交響曲第5番」/チャイコフスキー(-Anxiety-バージョン)
- サントラの曲名:リバーサルオーケストラ -Anxiety-
- 原曲:「交響曲第5番」
- 作曲者:チャイコフスキー
奏奈と蒼の会話シーンで。
奏奈が心臓の病気を患ったことがあり、初音のことが心配であるという会話でした。
チャイ5の第4楽章だと思いますが、他の楽章の可能性もあります。
Anxietyということで、心配になるバージョンですね。
3話では物語の後半で、初音がトイレで落ち着こうとするシーンでも流れました。
ハノン
- サントラの曲名:基礎が大切
- 原曲:「60の練習曲によるヴィルトゥオーゾ・ピアニスト」
- 作曲者:シャルル=ルイ・アノン(ハノン)
市長の常葉修介が、初音と小野田の企画を認めたシーンで流れました。
修介が「いいんじゃないですか」と言った直後です。
くどいようですが、「ハノン」と呼ぶのが普通です。
1話と2話でも何度か登場し、こちらもおなじみの曲ですね。
愉快な曲調でアレンジされていて、何度も聴くので脳内再生されちゃいます(笑)
「オルフェオとエウリディーチェ」復讐の女神たちの踊り/グルック
- サントラの曲名:Tuning of Furies
- 原曲:「オルフェオとエウリディーチェ」より 復讐の女神たちの踊り
- 作曲者:グルック
常葉修介と本宮雄一が出会い、玉響の練習を見に行こうとなったときに流れました。
2話でも登場しましたが、「復讐の女神たちの踊り」のアレンジ曲で間違いないと思います。
別の記事でも触れましたが、「オルフェオとエウリディーチェ」はギリシア神話のオルフェウスとエウリュディケーの物語がモチーフとなっています。
ハーデスから冥界から出るまで振り返ってはいけないと言いつけを破ってしまって、エウリュディケーが冥界に戻ってしまうというお話ですね。
日本でのイザナギとイザナミの神話でも同じようなお話があります。
見てはいけない→悲しい結末というのは、全国各地の神話や昔話で共通するテーマです。
3話のラストで、三島彰一郎が現れ、初音をハグしたシーンでも流れました。
「ヴァイオリン協奏曲第1番」第2楽章/ブルッフ
- サントラの曲名:初音とヴァイオリン(「 Apf ver.」と「Apf & Vlsolo ver.」はCD未収録)
- 原曲:「ヴァイオリン協奏曲第1番」第2楽章
- 作曲者:ブルッフ
常葉修介と本宮雄一が練習を見学しているとき、ティンパニ奏者の藤谷耀司が登場したあたりから流れました。
ブルッフの「ヴァイオリン協奏曲第1番」第2楽章だと思います。
1話では初音と奏奈の会話シーンで。
2話でも、蒼の両親が見学にきたという話の回想シーンで流れたものです。
これは探りを当てるのに、少し時間がかかりました。
最初聴いたときは、ピアノソロバージョンだったので、ベートーヴェンの悲愴の第2楽章のアレンジ?かとも思いましたが。
アレンジしているとすれば、ブルッフの「ヴァイオリン協奏曲第1番」第2楽章でしょう。
途中で、ヴァイオリンの音色にピアノの伴奏が重なっていましたしね。
サントラの曲名でいうと、「初音とヴァイオリン Apf ver.」→「初音とヴァイオリン Apf & Vlsolo ver.」と流れたようです。
つまり、ピアノソロ→ヴァイオリン+ピアノ伴奏バージョンへと変化したものだと思います。
田中圭さん演じる朝陽の
僕のオケを評価できるのは、僕と客席の聴衆だけです!
というセリフが、めっちゃカッコよかった。
名シーンですよね。
その後、初音がトイレから出てコンサート会場に向かう場面では、通常バージョンが流れました。
パッヘルベルのカノン
- サントラの曲名:Follow My Dreams
- 原曲:カノンとジーグ ニ長調
- 作曲者:パッヘルベル
威風堂々の練習のあと、初音が藤谷耀司のもとに駆け寄り、お礼を言う場面で流れました。
藤谷耀司が「五線譜なんて久しぶりに見たわ」と言った直後です。
パッヘルベルのカノンをアレンジしたものだと思います。
これ、3話を見直しているうちに気づきました(汗)
2話で、初音と蒼が工事現場でお弁当を食べているときに流れたものと同じ曲ですね。
2話でも流れたのに、1回見ただけでは気づきませんでした(^^;
いや~、やっぱりちょっと悔しいなぁ…
これからも、こういうことがよくあると思うので、気づいたらその都度追記していきます…
「ピアノ協奏曲第2番」第1楽章(第1主題)/ラフマニノフ
- サントラの曲名:日本一のオーケストラへの道
- 原曲:「ピアノ協奏曲第2番」第1楽章(第1主題)
- 作曲者:ラフマニノフ
演奏本番前、初音が控え室から出て行った直後から、常葉修介が前説をしているところまで流れました。
ラフマニノフの「ピアノ協奏曲第2番」第1楽章をアレンジした曲です。
1話と2話ではラストで流れたので、エンディングテーマかと思いましたが。
まだ3話なので、ちょっと分からないですね。
それにしても、市長の話が長い(^^;
小学校のPTA会長のおじさんの長い話を思い出しました(笑)
「ペール・ギュント」より山の魔王の宮殿にて/グリーグ
- サントラの曲名:魔王の指揮にて
- 原曲:「ペール・ギュント」より山の魔王の宮殿にて
- 作曲者:グリーグ
本宮雄一が豚汁をふるまい、観客が帰ろうとするなかで、玉響のメンバーがコンサートの演奏があることを必死で伝える場面で流れました。
「ペール・ギュント」の「山の魔王の宮殿にて」をアレンジした曲で間違いないと思います。
ペール・ギュントはノルウェーの民話をもとにした戯曲で、グリーグが劇付随音楽を作曲したものが最も有名ですね。
ペール・ギュントの劇中曲から、第1組曲と第2組曲にそれぞれ4曲ずつ収められた管弦楽作品が広く知られています。
ペール・ギュントって、個人的に興味深いお話です。
北欧神話などでおなじみのトロールとか出てくるんですよ。
で、そのトロールに主人公のペールが追いかけられ、逃げるところで流れるのが「山の魔王の宮殿にて」ですね。
「山の魔王の宮殿にて」は第1組曲の第4曲として収められており、よく耳にする機会は多いと思います。
さらに、第1曲の「朝」は誰もが聞いたことのある有名な曲でしょう。
「山の魔王の宮殿にて」は、かなり昔のファミコンか何かのゲームのBGMとして使用されていた記憶があります。
最近だと、ドラマ「家政婦のミタゾノ」シリーズでほぼ毎回流れてました。
あとは、2022年放送のアニメ「古見さんは、コミュ症です」の第2期の最終回かその前の回で使用されていたと記憶しています。
「ヴァイオリン協奏曲」第1楽章/チャイコフスキー
- 曲名:「ヴァイオリン協奏曲」第1楽章
- 作曲者:チャイコフスキー
初音が観客を目の前にしたときに、回想シーンで登場しました。
チャイコフスキーの「ヴァイオリン協奏曲」。
通称として、チャイコンと呼ばれたりします。
第1楽章が流れてました。
1話でも出てきましたが、初音がコンサートで演奏できなかった曲です。
もちろん、3楽章まで全てを弾く予定だったのでしょう。
第1楽章の出だしの部分が、怖くなりますね。
「交響曲第1番」第4楽章/ブラームス
- サントラの曲名:マエストロ朝陽
- 原曲:「交響曲第1番」第4楽章
- 作曲者:ブラームス
コンサート前にして初音が逃げだしそうになるのを、朝陽と玉響のメンバーが勇気づけたシーンで流れました。
2話でも登場したブラームスの「交響曲第1番」第4楽章です。
オープニングテーマのチャイ5も素敵だけど、ブラ1もやっぱり素晴らしい~
第4楽章の陰→陽に転じて、道が開けるかのような雰囲気が、このシーンにとてもマッチしてました。
聴き入ってしまいました。
朝陽の
「大丈夫です、一人じゃない」
「僕たちはオーケストラです」
というセリフにとても感動しました。
「威風堂々」/エルガー
- 曲名:威風堂々 第1番
- 作曲者:エルガー
児玉交響楽団がコンサートで演奏した曲です。
この日のために何度も練習してきました。
色々ありましたけど、無事に成功しました!
妹の奏奈ちゃんが客席で涙を流していたのが印象的でした。
とても感動するシーンでしたね。
「交響曲第5番」第4楽章/チャイコフスキー(メインテーマ)
- サントラの曲名:リバーサルオーケストラ -Main Theme-
- 原曲:「交響曲第5番」第4楽章
- 作曲者:チャイコフスキー
コンサートで、威風堂々の演奏が終わったあとに流れました。
チャイ5第4楽章の別バージョン。
メインテーマ曲です。
第4話予告動画で流れた曲
「くるみ割り人形」よりロシアの踊り/チャイコフスキー
- 曲名:「くるみ割り人形」よりロシアの踊り
- 作曲者:チャイコフスキー
「ペール・ギュント」より山の魔王の宮殿にて/グリーグ
- 曲名:「ペール・ギュント」より山の魔王の宮殿にて
- 作曲者:グリーグ
「交響曲第5番」第4楽章/チャイコフスキー
- 曲名:「交響曲第5番」第4楽章
- 作曲者:チャイコフスキー
上記3曲は変わらず。
津田健次郎による【いじわるPR】第4話予告で流れた曲
「ロミオとジュリエット」より「モンタギュー家とキャピュレット家」/プロコフィエフ
- 曲名:「ロミオとジュリエット」より「モンタギュー家とキャピュレット家」
- 作曲者:プロコフィエフ
「ツィゴイネルワイゼン」/サラサーテ
- 曲名:ツィゴイネルワイゼン
- 作曲者:サラサーテ
動画の5秒あたりから少しだけ流れています。
サラサーテの「ツィゴイネルワイゼン」です。
よく知られている冒頭の部分ですね。
まさか、ここで使われているとは知りませんでした。
ドラマでは8話現在で、一度も登場していません。
ヴァイオリンの超絶技巧曲として有名なので、もしかしたらドラマでも演奏されるかもしれませんね。
「チャルダッシュ」/モンティ
- 曲名:チャルダッシュ
- 作曲者:モンティ
第7話の情報番組「マッシュ」で、三島彰一郎がヴァイオリンで演奏した曲です。
動画の最後の方で流れています。
これまた、津田さんの「いじわるPR」予告で流れていたとは。
知らなかったなぁ。
やっぱり、ちょっと損した気分になります。
備考・感想
第3話で印象に残るのは、何といっても、コンサートで無事に成功した「威風堂々」ですね。
ほんと、感動しました!
門脇麦さん演じる初音が、立派にコンサートマスターの務めを果たしました。
また、朝陽を演じる田中圭さんの指揮をしている姿が、めちゃめちゃカッコよかったですね。
しかも、演奏終了後に笑顔をふりまくんだから(笑)
玲緒や桃井みどりが言ってたように、「反則」だし「破壊力抜群」でした。
田中圭さんの真骨頂ですね(^^♪
藤谷耀司を演じる渋川清彦さんが、ティンパニを叩く姿も様になっていてカッコよかったです。
そして、演奏本番前に怖気づく初音を、朝陽と玉響のメンバーが励ます場面で流れたブラームスの「交響曲第1番」第4楽章。
2話に続いて、これがまた素晴らしかったですね。
こちらもすごい感動しました。
あれは泣かせる演出でしたね。
コンサート終了後に流れたオープニングテーマであるチャイ5も感動しました。
シベリウスの交響詩「フィンランディア」やブルッフのヴァイオリン協奏曲第1番も美しい音色で素敵でした。
あと、個人的に田中圭さんがカッコいいな~と感じたのが、「そうでもないですよ」と言ったシーンです。
回想シーンで、高階藍子が朝陽に高階フィルの常任指揮者になってほしいと依頼した場面でのセリフです。
「玉響より」と高階藍子という言葉に、朝陽が「そうでもないですよ」と返したところです。
ここの田中圭さんのセリフがすごい響いたんです。
リバーサルオーケストというドラマを象徴するような言葉だったのではないかと。
ちょっとうまく表現できないですが(汗)
でも、田中圭さんのこのセリフがめっちゃカッコよくて、とても印象に残りました。
リバーサルオーケストラ第4話で使用された曲
第4話に登場した曲についても、以下の記事を合わせてご参照いただけると幸いです。
「威風堂々」/エルガー
- 曲名:威風堂々 第1番
- 作曲者:エルガー
ドラマの冒頭での回想シーン。
第3話で児玉交響楽団がコンサートで演奏した曲です。
エルガーの「威風堂々 第1番」ですね。
濱田マリさん演じる桃井みどりが、夜中にヴィオラで練習していた回想シーンがありましたが、この時も威風堂々を演奏していました。
「ピアノ協奏曲第2番」第1楽章(第1主題)/ラフマニノフ
- サントラの曲名:日本一のオーケストラへの道
- 原曲:「ピアノ協奏曲第2番」第1楽章(第1主題)
- 作曲者:ラフマニノフ
三島彰一郎が初音のもとを去り、三島彰一郎が玉響のコンサートを見にきたという回想シーンの後まで流れました。
ラフマニノフの「ピアノ協奏曲第2番」第1楽章をアレンジした曲です。
このドラマおなじみの曲となってますね。
3話で本宮雄一が豚汁をふるまっているときに、会場にいた人たちがある人物を見て驚いていました。
その人物こそ三島彰一郎ということでした。
予想が的中した方も多いと思います。
ただ、コンサートが成功したのが三島彰一郎のおかげでもあるというのは、ちょっと複雑ですね。
「くるみ割り人形」金平糖の精の踊り/チャイコフスキー
- サントラの曲名:秘めた才能の踊り
- 原曲:「くるみ割り人形」より「金平糖の精の踊り」
- 作曲者:チャイコフスキー
小野田が朝陽に三島彰一郎の経歴を説明するシーン。
奏奈が蒼に三島彰一郎のことを話しているところまで流れました。
「金平糖の精の踊り」をアレンジした曲です。
1話でも登場しましたね。
小野田さんの解説シーンのテーマ曲かな?(笑)
金平糖の精の踊りも、ドラマやCMなどでちょこちょこ耳にします。
最近だと、2022年の月9ドラマ「ミステリと言う勿れ」で使われていたのを覚えています。
CMでも、リンナイの食洗機でコーラス付きのものが流れていました。
「ノクターン」第2番/ショパン
- サントラの曲名(CD未収録):ノクターン第2番より
- 原曲:「ノクターン(夜想曲)」第2番
- 作曲者:ショパン
朝陽が三島彰一郎の心中を察した場面で流れました。
ショパンのノクターン2番だと思います。
今までに何度も流れましたね。
「ジムノペディ」第1番/サティ
- サントラの曲名:暗雲立ち込める
- 原曲:「ジムノペディ」第1番
- 作曲者:サティ
桃井みどりが、娘の亜美の大学受験について、夫と会話しているシーンで流れました。
サティのジムノペディで、おそらく1番をアレンジしているものと思われます。
4話では、この後、桃井みどりが初音と穂刈に現在の状況を話している場面と。
亜美がみどりに、音楽に関して適当だと怒鳴った場面でも流れました。
「管弦楽組曲第2番」バディネリ/バッハ
- サントラの曲名:常葉のバディネリ
- 原曲:「管弦楽組曲」第2番よりバディネリ
- 作曲者:バッハ
玉響のメンバーがSNSの動画をチェックしている場面で流れました。
バッハの「管弦楽組曲第2番」の第7曲「バディネリ」をアレンジしたものです。
この曲も、ドラマでおなじみの曲ですね。
「前奏曲 嬰ハ短調(「鐘」)」/ラフマニノフ(原曲バージョン)
- サントラの曲名:解散への警鐘
- 曲名:前奏曲 嬰ハ短調(「鐘」)
- 作曲者:ラフマニノフ
本宮雄一が玉響のコンサート大盛り上がりのネットニュースを見て、イライラしていた場面で流れました。
少しだけでしたが、ラフマニノフの鐘だと思います。
このシーンでは原曲が使われていると思います。
「エリーゼのために」/ベートーヴェン
- サントラの曲名:玉響のために
- 原曲:エリーゼのために
- 作曲者:ベートーヴェン
玉響のメンバーが出張オーケストラの話をした場面で流れました。
2話と3話でも登場した「エリーゼのために」のアレンジ曲で間違いないですね。
土井琢郎の朝陽のモノマネが面白かったです(笑)
でも、勝手に指揮台に立ったら、ダメだよね…
また、全くの余談ですが、私の実家にある石油ストーブの灯油が無くなったときに流れるメロディが「エリーゼのために」でした。
「主よ人の望みの喜びよ」/バッハ
- サントラの曲名:玉響楽団員の望みの喜びよ
- 原曲:「カンタータ」よりコラール「主よ人の望みの喜びよ」
- 作曲者:バッハ
朝陽が出張オーケストラという案は悪くないと言った場面で流れました。
1話でも登場したバッハの「主よ人の望みの喜びよ」ですね。
ドラマ終盤で、桃井さんが玉響を休団するのを取り消した場面でも流れました。
「ヴァイオリン協奏曲」第1楽章/チャイコフスキー
- 曲名:「ヴァイオリン協奏曲」第1楽章
- 作曲者:チャイコフスキー
定期演奏会の曲がチャイコンに決まったとき。
またもや、回想シーンでチャイコフスキーの「ヴァイオリン協奏曲」の第1楽章が流れました。
今まで何度も出てきましたが、初音がコンサートで演奏できなかった曲です。
そのため、初音にとってはトラウマとなってしまった曲のようです。
マエストロの隣で、ヴァイオリン奏者がソロになりますもんね。
指揮者の方によっては、どうぞ注目してください!とあおるような感じになるときも…
見ている方もプレッシャーを感じてしまいます。
ドラマでは、その後、初音が何度も練習していました。
「交響曲第5番」第4楽章/チャイコフスキー(オープニングテーマ)
- サントラの曲名:リバーサルオーケストラ -Opening Theme-
- 原曲:「交響曲第5番」第4楽章
- 作曲者:チャイコフスキー
ドラマのオープニング曲。
チャイコフスキーの「交響曲第5番」第4楽章のアレンジ曲ですね。
「交響曲第5番」/チャイコフスキー(-Anxiety-バージョン)
- サントラの曲名:リバーサルオーケストラ -Anxiety-
- 原曲:「交響曲第5番」
- 作曲者:チャイコフスキー
バス停での初音と桃井の会話シーンから、蒼と奏奈の会話シーンまで流れました。
チャイ5のアレンジ曲で、第4楽章をもとにしていると思われますが、相変わらず確信は持てません。
やはり、Anxiety=不安になる曲ですね。
「ボレロ」/ラヴェル
- サントラの曲名:ボロロ
- 原曲:ボレロ
- 作曲者:ラヴェル
玉響のメンバーが出張オケの企画を話し合っていたところで流れました。
ボレロ、やっぱり大好きです。
ラヴェルの曲も、もっと出てきてほしいです。
「ラデツキー行進曲」/ヨハンシュトラウス1世
- 曲名:ラデツキー行進曲
- 作曲者:ヨハン・シュトラウス1世
亜美が友達としゃべっているときに、友達が見せたSNSの桃井みどりの自己紹介動画で流れていた曲です。
1話でも、「おやこでクラシック」で玉響が演奏していた曲です。
本日は玉響の
ヴィオラトップサイド桃井みどりさんを紹介します♪
ヴィオラの魅力を紹介してくれました!
みどりさんダンスもお上手です💃#玉響 #児玉交響楽団 #ヴィオラ #踊ってみた pic.twitter.com/lzAAwTn2Mx— 児玉交響楽団 (@kodamaorch) February 1, 2023
この企画、ずっと続けてほしい!(笑)
「前奏曲」第4番/ショパン
- 曲名:「前奏曲(プレリュード)」第4番
- 作曲者:ショパン
桃井みどりの自宅で、娘の亜美がみどりに「全然説得力ないんだけど!」とどなった直後に流れました。
ショパンの前奏曲の第4番だと思います。
少しアレンジされていた気がします。
ショパンの前奏曲のなかでも有名なものの1つ。
24の前奏曲のなかでは、一番悲しげなメロディかと思います。
ドラマでは、この後、桃井みどりが悩むシーンで何度か流れました。
今回の桃井みどりのテーマ曲という感じがします。
「前奏曲 嬰ハ短調(「鐘」)」/ラフマニノフ(アレンジバージョン)
- サントラの曲名:高階の鐘
- 曲名:前奏曲 嬰ハ短調(「鐘」)
- 作曲者:ラフマニノフ
桃井が娘の亜美が倒れているところを発見した場面で流れました。
前奏曲嬰ハ短調の鐘をアレンジしたような曲が流れていました。
こちらがよく分からないんですよね。
毎回登場するのですが。
元になっているのが、鐘なのかどうか?
他の曲と混ざっているような感じもします。
ラフマニノフの前奏曲の鐘のアレンジ曲だと思うのですが、あまり自信ありません…
間違っていたら申し訳ありません(汗)
4話終盤で、本宮が高階フィルとのフランチャイズ契約を発表したときにも流れました。
「オルフェオとエウリディーチェ」復讐の女神たちの踊り/グルック
- 曲名:「オルフェオとエウリディーチェ」より「復讐の女神たちの踊り」
- 作曲者:グルック
朝陽が初音の部屋を訪れ、桃井が休団することを話し。
その後、朝陽と蒼が口論になるところまで流れました。
「復讐の女神たちの踊り」をアレンジしたものだと思います。
2話と3話でも登場しましたね。
「オルフェオとエウリディーチェ」は観たことないんですよね。
復讐の女神たちの踊りも知りませんでした。
オッフェンバックの「天国と地獄」の序曲はよく聴きますけど。
特に最後の部分は有名ですね。
運動会の徒競走などの競技でよく流れます。
「愛のあいさつ」/エルガー
- サントラの曲名(CD未収録):愛の挨拶より
- 原曲:愛のあいさつ
- 作曲者:エルガー
初音のLINEに、 瀧内公美さん演じる佐々木玲緒のメッセージが来たときに流れました。
「今夜、はつねっちの家で出張オケの作戦会議できる?」という内容で、それに対して初音が何やら思いついた場面です。
エルガーの曲の中でも最も有名なものの1つですね。
エルガーが妻のアリスに贈ったという逸話は広く知られています。
アリスは下積み時代が長かった夫をずっと支えてましたもんね。
エルガーは愛妻家としても有名です。
「ヴァイオリン協奏曲」第3楽章/メンデルスゾーン
- サントラの曲名:崖っぷちだけど、音楽が好き
- 原曲:「ヴァイオリン協奏曲 ホ短調」第3楽章
- 作曲者:メンデルスゾーン
玉響のメンバーが朝陽に出張オーケストラの企画を提出し、編曲を頼んだ場面。
初音が朝陽の部屋に入って、譜面を見せてもらおうというところまで流れました。
チャイコンの第3楽章。
こちらもドラマおなじみの曲です。
バディネリもそうですが、愉快な曲調がとても素敵です。
アレンジが絶妙ですよね。
ドラマを何度も見ているうちに、お気に入りの曲となりました。
そして、その後の
「やだ~!ずるい、ずるい、ずるい、見せてもらうまで帰んない!」
とすねる門脇麦さんが、めっちゃ可愛かったです(笑)
「展覧会の絵」よりバーバ・ヤガー/ムソルグスキー
- サントラの曲名:この街に棲む魔女
- 原曲:「展覧会の絵」よりバーバ・ヤガー(鶏の足の上に建つ小屋)
- 作曲者:ムソルグスキー
本宮雄一が高階藍子に、三島彰一郎が玉響のコンサートを見にきたという話をしたときに流れました。
バーバ・ヤガーも何度も登場してますね。
「交響曲第1番」第4楽章/ブラームス
- サントラの曲名:マエストロ朝陽
- 原曲:「交響曲第1番」第4楽章
- 作曲者:ブラームス
桃井みどりが玉響のメンバーに諭され、出張オーケストラに参加することを決心した場面で流れました。
ブラームスの「交響曲第1番」も、2話と3話で登場しました。
物語が大きく動くときに流れます。
ほんと、感動的な演出です。
毎回、心打たれますね。
「24の奇想曲」第24番/パガニーニ
- サントラの曲名:気まぐれな楽器
- 原曲:「24の奇想曲(カプリース)」第24番
- 作曲者:パガニーニ
玉響のメンバーが、藤谷さんの車で高校に行くときに流れました。
パガニーニの「24の奇想曲」第24番のアレンジ曲です。
こちらもおなじみの曲ですね。
「Mela!」/緑黄色社会
- 曲名:Mela!
- 作曲者・アーティスト:緑黄色社会
亜美の高校で、玉響のメンバーが演奏した曲!
まさか、まさかのMela!
はい、ご存じのとおり、緑黄色社会の大ヒット曲です。
私も大好きで、何度聴いたことか。
これは、やられた~!
クラシック曲とは言えませんが、最高でした!
4話で最も感動したシーンでした。
「交響曲第5番」第4楽章/チャイコフスキー(メインテーマ)
- サントラの曲名:リバーサルオーケストラ -Main Theme-
- 原曲:「交響曲第5番」第4楽章
- 作曲者:チャイコフスキー
「Mela!」の演奏が終わった直後に流れました。
チャイ5の第4楽章のアレンジ曲ですが、オープニングテーマとは別バージョンです。
4話のラストで、相武紗季さん演じる後藤かおりが練習場を訪れたときにも流れました。
このシーンでは、曲の途中の一部分でした。
「交響曲第5番」第2楽章/チャイコフスキー
- サントラの曲名(CD未収録):好きなことを続けたい Apf ver.
- 原曲:「交響曲第5番」第2楽章
- 作曲者:チャイコフスキー
玉響の演奏が終わったあと、亜美が母のみどりに「私立に行ってもいい?」と言った直後に流れました。
チャイ5の第2楽章をアレンジした曲だと思います。
直前にメインテーマの第4楽章が流れていたので、聞き逃しそうになりましたが。
第4楽章が止まって、第2楽章が流れました。
確信は持てないですが、おそらく第2楽章のアレンジ曲がBGMで使われたと思います。
※チャイ5の第2楽章をアレンジした「好きなことを続けたい」という曲ですが、ピアノソロバージョンのようです(追記)
Mela!の演奏に並ぶ感動的なシーンでした。
「ペール・ギュント」より山の魔王の宮殿にて/グリーグ
- サントラの曲名:「ペール・ギュント」より山の魔王の宮殿にて
- 原曲:「ペール・ギュント」より山の魔王の宮殿にて
- 作曲者:グリーグ
常葉修介が、こけら落とし公演で玉響と高階フィルの双方に出てもらい、玉響が負けたら市長を辞任すると語ったところで流れました。
「山の魔王の宮殿にて」をアレンジした曲です。
3話でも、本宮雄一が豚汁作戦を行ったときに登場しましたね。
小野田さんが「頭、痛い…」とつぶやいてました。
ほんと、小野田さん、大変だわ(汗)
第5話予告動画で流れた曲
「くるみ割り人形」よりロシアの踊り/チャイコフスキー
- 曲名:「くるみ割り人形」よりロシアの踊り
- 作曲者:チャイコフスキー
「ペール・ギュント」より山の魔王の宮殿にて/グリーグ
- 曲名:「ペール・ギュント」より山の魔王の宮殿にて
- 作曲者:グリーグ
「交響曲第5番」第4楽章/チャイコフスキー
- 曲名:「交響曲第5番」第4楽章
- 作曲者:チャイコフスキー
この3曲は、いつもと同じ。
基本的に変わりません。
津田健次郎による【いじわるPR】第5話予告で流れた曲
「ロミオとジュリエット」より「モンタギュー家とキャピュレット家」/プロコフィエフ
- 曲名:「ロミオとジュリエット」より「モンタギュー家とキャピュレット家」
- 作曲者:プロコフィエフ
「ペール・ギュント」より山の魔王の宮殿にて/グリーグ
- 曲名:「ペール・ギュント」より山の魔王の宮殿にて
- 作曲者:グリーグ
第2話の予告と同じく、グリーグの「ペール・ギュント」の「山の魔王の宮殿にて」が流れています。
編曲はされていますが、ほぼ原曲のようです。
【コラム】ラフマニノフの前奏曲「鐘」について
ラフマニノフの曲で、最も有名なものの1つに、前奏曲嬰ハ短調があります。
通称「鐘」と呼ばれます。
ただし、ラフマニノフが作曲したものの中に、「鐘」という合唱交響曲があります。
前奏曲の「鐘」はピアノ曲で、合唱交響曲の「鐘」とは全く別の曲です。
前奏曲嬰ハ短調の「鐘」という呼び名は、正式な名称ではなく、あくまで通称です。
ニックネームみたいなものですね。
前奏曲嬰ハ短調が「鐘」と呼ばれるようになった理由は、曲に登場する主なモチーフが鐘をイメージさせるからと言われています。
このモチーフは「ロシア半音階」と呼ばれるようですが、詳しいことは私は理解できておりません。
なので、専門的な話は、ここでは割愛させていただきます。
ともかくも、曲中に何度も登場するモチーフが、鐘を鳴らしているような雰囲気があると、ご理解いただければと思います。
表現しにくいですが、「ダンダン~ダンダン~」と何度も繰り返されるところですね。
ちなみに、ラフマニノフ自身は、「鐘」という呼び名は好まなかったと言われています。
また、合唱交響曲の「鐘」は、名前のとおり、歌詞付きで合唱されます。
全部で4楽章あり、それぞれの楽章で人生における重要なシーンを鐘で表現しています。
第1楽章と第2楽章は、ラフマニノフの曲としては珍しく(?)かなり明るい雰囲気なんですが。
第3楽章から4楽章に進むと、歌詞もメロディも切ないものとなります。
う~ん、やっぱり、ラフマニノフだなぁ…
前奏曲嬰ハ短調の「鐘」は、曲全体が絶望的な響きを奏でますが、合唱交響曲の「鐘」は、それとは全く趣きが異なる曲ですね。
と、ちょっと話がズレましたが(汗)
合唱交響曲の「鐘」は、なかなか面白い趣向が凝らされているので、興味のある方はお聴きいただけたらと思います。
そして、前奏曲の「鐘」は、ラフマニノフの初期の作品で、ピアノの独奏演奏集である「幻想的小品集」に収められています。
若干19歳のときに作曲しましたが、当時熱狂的な人気をもって迎えられ、ラフマニノフの出世作となりました。
しかし、あまりの人気ぶりに、ラフマニノフは他の曲がかすんでしまうのではないかと恐れ、前奏曲「鐘」を嫌うようになったという話は有名です。
前奏曲という位置づけをしたわけですから、ラフマニノフ自身もこの曲に特別な思い入れはなかったと思われます。
まさかここまで大きな人気になるとは、本人も予想していなかったのではないでしょうか。
さて、リバーサルオーケストラのドラマでは、前奏曲の「鐘」が何度か登場します。
おそらく、ピアノで演奏された原曲が使われているシーンがいくつかありました。
これは、聴けばすぐに分かります。
ところが、時々、アレンジしたような曲が流れることがあります。
各話の詳細記事でも何度か触れましたが、こちらがよく分からないんですよね。
原曲が前奏曲嬰ハ短調であるのか、なかなか判別できません。
アレンジしているとしても、かなり大胆な編曲だと思います。
別の曲も取り入れてアレンジしているような感じもします。
ただ、原曲が使われているシーンがあるのに、アレンジした曲も使うというのは、少し不自然な印象も受けます。
これに関しては、正確なことは分かりません。
このブログの記事で、「前奏曲 嬰ハ短調「鐘」(アレンジ)」と記載しているところが結構ありますが。
あまり自信はないので、アレンジかもしれないと、あくまでもご参考程度にお考えくださればと思います。
備考・感想
第4話の主役となる楽曲は。
やっぱり、玉響が演奏した緑黄色社会のMela!になりますかね。
クラシック曲ではないですが、最も感動的で盛り上がったシーンでした。
第4話で登場したクラシック曲も素敵でしたが、今回のMela!にはちょっ敵わないですね。
桃井みどりの問題を解決した曲でもありますから。
こればっかりは仕方ないかなと。
一口にクラシックと言っても、様々なジャンルがあります。
古典派やロマン派、印象主義音楽、標題音楽や絶対音楽などなど。
これらは音楽のジャンルとして考えると、別物になりますよね。
以前、清塚信也さんが次のようなことをおっしゃっていました。
「人類の宝を作った作曲家たちの音楽は、全部古くなるとクラシックという倉庫に入れられるだけ」
「今私たちが聞いている様々なジャンルの楽曲も、ずっと後の時代になるとクラシックと呼ばれるかもしれない」
なるほど~
とても分かりやすい説明ですよね。
まさに目から鱗です。
それを考えると、「Mela!」もずっと先の未来ではクラシックと呼ばれることになるかもしれません。
玉響が演奏したオーケストラバージョンのMela!は、今でもクラシック曲と言っても違和感がないくらい素晴らしい曲でしたから。
歌詞も、誰もが勇気づけられるものがありますしね。
もちろん、Mela!にかぎらず、J-POPなどの数々の名曲も同じです。
そういった曲が、世代を越えて受け継がれていくといいなぁと、すごく思います。
リバーサルオーケストラ第5話で使用された曲
第5話に登場した曲を一覧にまとめました。
この回は、新たに出てきた曲は少ないようです。
曲の登場シーンの一覧は、以下の記事をご参照くださいませ。
「交響曲第5番」第4楽章/チャイコフスキー(メインテーマ)
- サントラの曲名:リバーサルオーケストラ -Main Theme-
- 原曲:「交響曲第5番」第4楽章
- 作曲者:チャイコフスキー
ドラマ冒頭で、後藤かおりが玉響の練習場を訪れたシーンで流れました。
朝陽の髪をグシャグシャするところと、初音を見つけて話しかけたときにも流れました。
ドラマのオープニングテーマでもある「交響曲第5番」第4楽章です。
アレンジされています。
ただし、出だしの「ダーン、ダダダーン、ダダダッダン」の主題は現れず、別の部分が流れていました。
初音を見つけて話しかけたときに、終曲へと向かい、曲が終わった感じです。
サントラの曲を聴いて分かりましたが、ドラマのメインテーマ曲を分けて流していたようです。
5話の終盤で、かおりが初音に、朝陽の過去を話した場面でも登場しました。
このシーンでは、サントラ盤の「リバーサルオーケストラ -Finale-」が流れ、初音の演奏の回想シーンを挟み、その後メインテーマが流れました。
「オルフェオとエウリディーチェ」復讐の女神たちの踊り/グルック
- サントラの曲名:Tuning of Furies
- 原曲:「オルフェオとエウリディーチェ」より 復讐の女神たちの踊り
- 作曲者:グルック
練習場を訪れた小野田が、コンペで負けたら玉響が解散することになると話したときに流れました。
回想シーンの常葉修介の「玉響は解散する!」というセリフの直後から、朝陽と修介の会話シーンまで。
「オルフェオとエウリディーチェ」の復讐の女神たちの踊りをアレンジしたものです。
過去に何度も登場していますね。
「オルフェオとエウリディーチェ」は前の記事で少し触れましたが、ギリシア神話のオルフェウスとエウリュディケーの物語を題材にしています。
見てはいけないというタブーをおかしたため、災難に見まわれるというお話です。
私はグルックのオルフェオとエウリディーチェとは観たことはないですが、モチーフとなったギリシア神話の物語はよく知られています。
似たような物語は、世界各地の神話伝承で見受けられます。
どんな話なのか興味のある方は以下の記事を参考にしてください。
ただし、ネタバレになるので、内容を知りたくない方は見ないでください(笑)
オルフェウスがその後どうなったかについては諸説あります。
グルックの「オルフェオとエウリディーチェ」の結末はとても綺麗にまとめられていますが、これはグルックによる創作かもしれません。
「管弦楽組曲第2番」バディネリ/バッハ
- サントラの曲名(CD未収録):常葉のバディネリ Apf & Vl & Vc ver.
- 曲名:「管弦楽組曲」第2番よりバディネリ
- 作曲者:バッハ
佐々木玲緒が後藤かおりのSNSを見つけ、練習場から帰るところで流れました。
バッハの「管弦楽組曲第2番」の第7曲「バディネリ」をアレンジしたものです。
ドラマおなじみの曲ですね。
サントラの曲名は「常葉のバディネリ」ですが、通常バージョンではなく、「Apf & Vl & Vc ver.」 になっているようです。
玲緒にちなんで、Vc(=チェロ)の響きが際立ったバージョンだと思います。
玲緒さんが浮かない顔をしてました。
このときから不穏な空気が流れてましたね。
「ヴァイオリン協奏曲」/チャイコフスキー
- 曲名:ヴァイオリン協奏曲
- 作曲者:チャイコフスキー
初音が自宅で練習していた曲です。
チャイコンは1話からずっと出てきてますね。
回想シーンで初音がコンサートで演奏できなかったときは、第1楽章の出だしの部分。
テレビで12歳の初音が演奏していたのも、第1楽章です。
その後、初音が朝陽の実家でも必死で練習してました。
練習していたところも、第1楽章だと思います。
「あ~ ますます自信なくした~」と机にうつぶせになる初音と、ごめんごめんとなだめる奏奈が、とても可愛かったですね。
「ヴァイオリン協奏曲」第3楽章/メンデルスゾーン
- サントラの曲名:崖っぷちだけど、音楽が好き
- 原曲:「ヴァイオリン協奏曲 ホ短調」第3楽章
- 作曲者:メンデルスゾーン
初音が今はなぜ演奏できないのかと落ち込んだときに、蒼くんがアイスクリームを渡したときに流れました。
メンデルスゾーンの「ヴァイオリン協奏曲 ホ短調」第3楽章をアレンジした曲です。
こちらもドラマおなじみの曲ですね。
奏奈から初音偏差値40と言われた蒼くんはでしたが、これから偏差値は上がっていくのかな?
この後、初音がインタビューの前にメイクをするシーンでも流れました。
「ペール・ギュント」より山の魔王の宮殿にて/グリーグ
- サントラの曲名:魔王の指揮にて
- 原曲:「ペール・ギュント」より山の魔王の宮殿にて
- 作曲者:グリーグ
小野田が、玉響の練習場が囲碁・将棋教室になっていたのを知ったときに流れました。
「山の魔王の宮殿にて」のアレンジした曲です。
3話から連続で登場してますね。
本宮雄一の計略でしたが、そこまでするか~
相変わらず、小野田さんが大変で気の毒です(汗)
「前奏曲 嬰ハ短調(「鐘」)」/ラフマニノフ(アレンジバージョン)
- 曲名:高階の鐘
- 曲名:前奏曲 嬰ハ短調(「鐘」)
- 作曲者:ラフマニノフ
小野田と本宮雄一が電話で話しているときに流れました。
5話後半で、本宮雄一が小野田としゃべり、高階藍子に電話をする場面でも。
カルメン組曲の練習中、初音の異変に気付いた朝陽が練習を終えた直後から流れました。
ラフマニノフの鐘をアレンジしているように聞こえるのですが。
あまり自信がありません…
あくまで参考程度にとどめてくださいませ(汗)
「ノクターン」第2番/ショパン
- サントラの曲名(CD未収録):ノクターン第2番より
- 原曲:「ノクターン(夜想曲)」第2番
- 作曲者:ショパン
朝陽が練習場を確保しましたと言った直後に流れました。
ショパンのノクターン2番のアレンジだと思います。
曲が終わる直前の部分です。
この曲も今までに何度も登場し、おなじみとなってますね。
「交響曲第5番」第4楽章/チャイコフスキー(オープニングテーマ)
- サントラの曲名:リバーサルオーケストラ -Opening Theme-
- 原曲:「交響曲第5番」第4楽章
- 作曲者:チャイコフスキー
玉響のメンバーが常葉家の実家である酒蔵に到着したときに、ドラマオープニングテーマが流れました。
こちらは、出だしの「ダーン、ダダダーン、ダダダッダン」から始まります。
また、ドラマ終盤で、初音とかおりの会話シーンでも流れました。
「24の奇想曲」第24番/パガニーニ
- サントラの曲名:気まぐれな楽器
- 原曲:「24の奇想曲(カプリース)」第24番
- 作曲者:パガニーニ
玉響のメンバーが朝陽の実家に到着し、玲緒が「朝陽様の実家…」と言った直後に流れました。
今までに何度も登場している、パガニーニの「24の奇想曲」第24番のアレンジ曲です。
母の康子が朝陽に連れられていくときの「ごゆっくり~」というセリフで曲が終わりました。
こういうコミカルなシーンを挟んでくるのがいいですね。
演じる石野真子さんが、とても面白かったです(笑)
5話では、その後、朝陽が初音を探し回るシーンでも流れました。
「くるみ割り人形」金平糖の精の踊り/チャイコフスキー
- サントラの曲名:秘めた才能の踊り
- 原曲:「くるみ割り人形」より「金平糖の精の踊り」
- 作曲者:チャイコフスキー
土井琢郎がアントニオ・バルディについて語るシーンで流れました。
「金平糖の精の踊り」をアレンジした曲です。
1話と4話でも登場しました。
小野田さんの解説シーンのテーマ曲かと思いましたが、どうやら解説やうんちくを語るシーン共通のテーマ曲のようです。
「ピアノ協奏曲第2番」第1楽章(第1主題)/ラフマニノフ
- サントラの曲名:日本一のオーケストラへの道
- 原曲:「ピアノ協奏曲第2番」第1楽章(第1主題)
- 作曲者:ラフマニノフ
朝陽がカルメン組曲を演奏することを発表した直後から。
朝陽の実家に玉響のメンバーが集まり、後藤かおりが訪れる場面まで流れました。
ラフマニノフの「ピアノ協奏曲第2番」第1楽章をアレンジした曲です。
1話から通して登場しています。
5話のラストでも流れました。
1話と2話でもラストで流れたので、やはりエンディングテーマなのかもしれません。
「ボレロ」/ラヴェル
- サントラの曲名:ボロロ
- 原曲:ボレロ
- 作曲者:ラヴェル
懇親会で、玲緒が「朝陽様がお寿司食べてる…」と言った直後に、かおりが訪れ。
朝陽が奏奈が作った唐揚げを食べるシーンまで流れました。
ラヴェルのボレロですね。
ボレロも今までに何度も登場しています。
奏奈が、朝陽のことを「朝陽くん」と呼ぶのが可愛いい!
ほのぼのしていて、いいですね(^^♪
「ピアノ協奏曲第2番」第1楽章(第2主題)/ラフマニノフ
- サントラの曲名:夢見る舞台
- 原曲:「ピアノ協奏曲第2番」第1楽章(第2主題)
- 作曲者:ラフマニノフ
懇親会で、かおりが「私は朝陽の1番のファンだから」と語り、玲緒が「それならそうと先に言ってよ」と小声でつぶやいた後から。
蒼が冷やかされて、穂刈良明に「奥さんとはどこで出会ったんですか」と尋ねた場面まで。
ラフマニノフの「ピアノ協奏曲第2番」第1楽章をアレンジしたような曲が流れていました。
2分30秒あたりのピアノ独奏になる部分からで、第2主題(テーマ)と呼ばれたりします。
かおりが訪れたときやラストで流れたメロディは、第1主題と呼ばれる「ド~レ ド~レ」とオーケストラが演奏に加わるところです。
時間でいうと、30秒あたりから始まる部分です。
懇親会で流れたのは、これとはまた違うメロディで、上で述べたように2分30秒あたりから始まる部分となります。
言葉で説明すると分かりにくいかもしれませんが(汗)
曲を聴いていただければ分かるかと思います。
懇親会で流れた曲も、おそらく「ピアノ協奏曲第2番」第1楽章をアレンジしたものだと思います。
ハノン
- サントラの曲名:基礎が大切
- 原曲:「60の練習曲によるヴィルトゥオーゾ・ピアニスト」
- 作曲者:シャルル=ルイ・アノン(ハノン)
初音と朝陽が常葉修介を寝かしつけるシーンで流れました。
ピアノ練習曲のハノンをアレンジしたものだと思います。
この曲も今までに何度か登場しました。
フィンランディア/シベリウス
- サントラの曲名:天才ヴァイオリニストは目覚める
- 原曲:交響詩「フィンランディア」
- 作曲者:シベリウス
常葉修介が寝言を言ったあとに、康子が初音に朝陽と修介のことを語っていたシーンで流れました。
3話でも登場したシベリウスの「フィンランディア」だと思います。
3話と同じく、合唱としてもよく歌われる賛歌の部分が流れていました。
ちょっと自信ないですが。
でも、合っていると思います。
朝陽の子供時代の写真が、とても可愛かったです。
田中圭さん本人なのかな?
違うかもしれませんが、田中圭さんの子供時代の写真だとしても全く違和感ないですね。
母の康子が語る情景に、フィンランディアがとてもマッチしていました。
寝言で朝陽のことをつぶやく常葉修介を見ていると、やっぱり憎めなくなりますね…
「前奏曲」第4番/ショパン
- サントラの曲名:Espressivo
- 原曲:「前奏曲(プレリュード)」第4番
- 作曲者:ショパン
三島彰一郎が、自宅で父の光太郎と会話しているシーンで流れました。
ショパンの前奏曲の第4番だと思います。
少しアレンジされていた感じで、ちょっと自信ないですが…
4話でも登場しました。
ショパンの前奏曲の中では、とても物憂げな旋律です。
一番暗い雰囲気の曲ですね。
「カルメン組曲」より「ジプシーの踊り」/ビゼー
- 曲名:「カルメン組曲」より「ジプシーの踊り(歌)」
- 作曲者:ビゼー
朝陽の指揮で玉響が練習していた曲。
ビゼーの「カルメン組曲」の「ジプシーの踊り(歌)」です。
ビゼーが作曲したオペラの「カルメン」から、組曲として再編成されたのが「カルメン組曲」となります。
ジプシーの歌は、カルメンの歌劇のなかでは、第2幕の始めにカルメンが歌っている曲です。
カルメン組曲はビゼー自身が編曲したわけではないので、オーケストラによって演奏される曲やその順序も違ってきます。
ドラマでは、朝陽がカルメン組曲の編曲をずっと考えてました。
そのワンシーンで、「Les Toreadors」と書かれた楽譜がありました。
これは、「闘牛士の歌」と呼ばれるもので、カルメンの歌劇では、前奏曲として何度か登場します。
「ビートたけしのTVタックル」のオープニングテーマなどでも使われている、とても有名な曲です。
その他、組曲には「ハバネラ」や「アラゴネーズ」などもあり、よく耳にすることがあると思います。
練習風景でも、「闘牛士の歌」など演奏するのかなと思っていましたが、朝陽の指揮のもとで練習していた曲は全部「ジプシーの踊り」でした。
個人で練習していた場面もありましたが、こちらも全て「ジプシーの踊り」だと思います。
コンサートでは、どの曲が使われ、どういう順序で演奏されるかは分かりませんが、本番での演奏が気になりますね。
また、オペラのカルメン自体もかなり迫力があるので、ぜひご覧になっていたたければと思います。
「ジムノペディ」第1番/サティ
- サントラの曲名:暗雲立ち込める
- 原曲:「ジムノペディ」第1番
- 作曲者:サティ
玲緒が小森廉太郎に気づくも、小森からは気づいてもらえなかったときに流れました。
今までに何度も登場した、サティのジムノペディを取り入れた曲のようです。
分かりにくいですが、サントラの「暗雲立ち込める」を通して聴くと、理解しやすいかな。
ゲシュタルトとして成立している感じです。
まあ、私も、コメントをいただいて、気づいたんですけどね(汗)
この後、蒼が朝陽に、初音を潰すつもりか尋ねたシーンでも流れました。
「前奏曲 嬰ハ短調(「鐘」)」/ラフマニノフ(原曲バージョン)
- 曲名:解散への警鐘
- 曲名:前奏曲 嬰ハ短調(「鐘」)
- 作曲者:ラフマニノフ
高階藍子が高階組の取締役会で、西さいたまシンフォニーホールとのフランチャイズ契約について語っていた場面で流れました。
ラフマニノフの前奏曲嬰ハ短調(鐘)
しかも、ほぼ原曲に近い形になっています。
「交響曲第5番」/チャイコフスキー(-Anxiety-バージョン)
- サントラの曲名:リバーサルオーケストラ -Anxiety-
- 原曲:「交響曲第5番」
- 作曲者:チャイコフスキー
初音が、朝陽とかおりの会話を聞いてしまった場面で流れました。
出だしだけの部分だけ流れたので、ほとんどチャイ5とは分かりませんが…
サントラ盤の「リバーサルオーケストラ -Anxiety-」となります。
5話終わり近くで、初音と朝陽の会話シーンで、朝陽が初音に練習をやめるよう説得した場面でも流れました。
「交響曲第9番」第2楽章/ドヴォルザーク
- サントラの曲名(CD未収録):それぞれの路
- 原曲:「交響曲第9番」第2楽章
- 作曲者:ドヴォルザーク
蒼と穂刈良明の会話シーン。
穂刈が奥さんとの馴れ初めを語った場面で流れました。
ドヴォルザークの「交響曲第9番」第2楽章ですね。
第2話でも登場しました。
「遠き山に日は落ちて」という愛唱歌になったこともあり、このシーンの旅情的な雰囲気にとても合ってました。
蒼くん、いつか初音に告白するのかな…
「エニグマ変奏曲」ニムロッド/エルガー
- サントラの曲名:追憶のニムロッド
- 原曲:「エニグマ変奏曲」第9変奏(ニムロッド)
- 作曲者:エルガー
朝陽が初音を見つけた後、カルメン組曲を選んだ理由を話し。
初音とかおるが、倒れた朝陽を自宅に送るところまで流れました。
エルガーのエニグマ変奏曲のニムロッドです。
1話でも登場しました。
朝陽の
「前にも言いましたよね」
「僕たちはオーケストラです」
というセリフには、やられました…
この場面でニムロッドが流れるもんだから。
めっちゃ感動しました。
「ヴァイオリン協奏曲」第3楽章/チャイコフスキー
- 曲名:「ヴァイオリン協奏曲」第3楽章
- 作曲者:チャイコフスキー
朝陽が感動した、初音の小学生のときのヴァイオリンで演奏した曲。
チャイコンですが、このシーンは第3楽章で、曲が終わる部分を演奏していました。
第6話予告動画で流れた曲
「くるみ割り人形」よりロシアの踊り/チャイコフスキー
- 曲名:「くるみ割り人形」よりロシアの踊り
- 作曲者:チャイコフスキー
「ペール・ギュント」より山の魔王の宮殿にて/グリーグ
- 曲名:「ペール・ギュント」より山の魔王の宮殿にて
- 作曲者:グリーグ
「交響曲第5番」第4楽章/チャイコフスキー
- 曲名:「交響曲第5番」第4楽章
- 作曲者:チャイコフスキー
この3曲は、いつもと同じ。
基本的に変わりません。
津田健次郎による【いじわるPR】第6話予告で流れた曲
「ロミオとジュリエット」より「モンタギュー家とキャピュレット家」/プロコフィエフ
- 曲名:「ロミオとジュリエット」より「モンタギュー家とキャピュレット家」
- 作曲者:プロコフィエフ
「カルメン組曲」より闘牛士(トレアドール)/ビゼー
- 曲名:「カルメン組曲」より闘牛士(トレアドール)
- 作曲者:ビゼー
第6話のガラコンサートで披露された「カルメン組曲」の闘牛士(トレアドール)が流れています。
【コラム】オーケストラのメンバーが足踏みをした意味は?
高階フィルとのコンペが決まったあと
「僕は負けるとは思っていません」
「観客投票はもちろん、向こうの息のかかった審査員も寝返らせるつもりでやります」
と常葉朝陽が言ったときに、玉響のメンバー全員がそろって足踏みをするシーンがありました。
これは、とても面白い演出だと思いました。
オーケストラのメンバーが足踏みをするのは、演奏がうまくいったときに、指揮者に対する称賛の意が込められています。
楽団員は楽器を持っているので、手で拍手することができません。
そのため、いわば足で拍手をするというわけです。
ただ、私はオーケストラで足踏みをすることがあるというのは聞いたことがありますが、実際に見たことはありませんでした。
また、おそらくですが、オーケストラのコンサートなどで、楽団員が足踏みするということはあまりないと思います。
足踏みをするというのは、指揮者に対する最大級の賛辞であり、この上ないほど素晴らしいパフォーマンスができたときだけでしょう。
あるいは、コンサートのお約束として決まっているときかな。
例えば、ウィーン・フィルによるニューイヤーコンサートは、毎年アンコールで演奏する曲がほぼ決まっています。
特に「ラデツキー行進曲」は最後を締めくくる定番の曲として有名です。
毎年いつも最高に盛り上がります。
ドラマでも第1話で、玉響が「おやこでクラシック」で演奏していました。
かなりグダグダでしたけど(笑)
そして、もしかしたらですが、ニューイヤーコンサートでラデツキー行進曲の演奏が終わったあとに、足踏みをしたケースはあったかもしれません。
ラデツキー行進曲では、手拍子をするように指揮者が観客に呼びかけるのがお約束となっています。
曲が終わったあとも、興奮冷めやらぬといった感じで、観客は全員総立ちになることが多いです。
その長い歴史の中で、オーケストラのメンバーが足踏みをした可能性はあります。
ただし、これはあくまで想像であり、正確なことは分かりません(汗)
ドラマでは、指揮者の朝陽の「僕は負けるとは思っていません」という発言に対して、玉響のメンバーが足踏みで応えました。
これは、もちろん、メンバーがその言葉に共感し、朝陽の強い意志に賛辞を贈ったということでしょう。
とても凝った演出ですね。
興味深くて、すごく印象に残りました。
この後、コンサートでも玉響のメンバーが足踏みしてくれないかなと期待しています。
【コラム】指揮者とコンサートマスターの気になる力関係とは?
相武紗季さん演じる後藤かおりが、朝陽の過去を語った場面で、気になるエピソードがありました。
朝陽が高階フィルと共演したとき、団員が朝陽の指揮に従わず、コンサートマスターの指示に従ったという話です。
実際にこういうことがあるのでしょうか?
なきにしもあらずかな…
とても稀な例ですが、指揮者を無視してコンマスの指示に従うということはあると思います。
これも想像なので、正確なことは分からないです。
ですが、指揮者とコンサートマスターの相性が悪いオーケストラというのは現実にあるようです。
コンマスが指揮者を気に入らなければ、そのオーケストラでは二度と演奏しないということも…
もちろん、オーケストラの演奏を取りまとめるのは指揮者です。
とはいえ、演奏の細かな部分まで指揮で伝えるのは、かなり難しいことです。
そのため、コンサートマスターが指揮者と演奏者の間に入り、指揮者の指示を補うという、非常に重要な役割を担うことになります。
そして、演奏者は、マエストロの指揮とコンサートマスターの演奏の両方を見て演奏するのが普通です。
また、コンマスが曲を演奏しやすいように、楽譜にボーイング(弓)を書き込むことがあります。
ドラマでも第2話で、実際に初音がボーイングを書き込むというシーンがありました。
コンマスは、オーケストラでマエストロの指揮を補って、演奏者に指示する存在です。
「第2の指揮者」と言われる由縁です。
では、もし、指揮者がコンマスより優秀でなかったり、人望がなかったりすると、どうなるでしょう?
演奏者は指揮者を無視して、コンマスの指示に従うことになりかねませんよね。
先ほど述べたとおり、実際にそういう事態になったケースがあるかどうかは分かりません。
でも、個人的な推測として、指揮者を無視するという事例もあったのではないかと考えています。
また、当然ですが、逆のパターンもしかりです。
すなわち、コンマスを無視して、指揮者の指示にだけ従うということもあり得るということです。
この辺は、それぞれのオーケストラによって事情は異なってくるでしょう。
演奏者個人によっても、指揮者を支持するのか、コンマスに従うのか、違ってくるはずです。
かなりレアなケースですが、ドラマのように朝陽が過去に指揮を無視されたというエピソードも、ありえない話でもないというわけです。
あと、少し付け加えると、一般的にオーケストラのコンサートマスターは第1ヴァイオリンの首席奏者が務めます。
初音がヴァイオリニストであるのも、物語のなかで初音が玉響のコンマスを務めるので、そういう設定にしたと考えられます。
また、日本では、男性をコンサートマスター、女性をコンサートミストレス(略してコンミス)と呼ぶのが通常です。
ですが、ドラマでは初音をコンマスと呼んでいるので、ドラマでの呼称をそのまま使っています。
備考・感想
5話で特に印象に残ったシーンは上述のとおりです。
それ以外で、最も感動したのは、
「見つけてくれて、ありがとう」
という、初音のセリフですね。
5話の一番の名シーンだと思います。
朝陽が初音を励ます回想シーンと共に流れるチャイコフスキーの交響曲第5番が、ほんと最高でした!
あれは、泣けますね。
初音と朝陽が恋愛関係になるのかどうかは分からないですが、個人的には、正直どっちでもいいかなと思ってます(^^;
楽曲を聴くだけで満足してるところがありますね。
でも、蒼くんと奏奈ちゃんがくっついてくれたらなぁと願っています。
リバーサルオーケストラ第6話で使用された曲
第6話に登場した曲をまとめました。
各曲の登場シーン一覧は、以下の記事をご参照くださいますようお願いいたします。
「ジムノペディ」第1番/サティ
- サントラの曲名:暗雲立ち込める
- 原曲:「ジムノペディ」第1番
- 作曲者:サティ
朝陽が練習場で玲緒がいないことを確認し、玉響のメンバーが玲緒が失恋したという話をしているところまで流れました。
ジムノペディの第1番をアレンジした曲だと思います。
「オルフェオとエウリディーチェ」復讐の女神たちの踊り/グルック
- サントラの曲名:Tuning of Furies
- 原曲:「オルフェオとエウリディーチェ」より 復讐の女神たちの踊り
- 作曲者:グルック
穂刈良明が佐々木玲緒を心配し、自宅で倒れているかもと言ってから。
初音と蒼が小野田の車に乗せてもらい、玲緒のもとに到着するまで流れました。
「オルフェオとエウリディーチェ」の復讐の女神たちの踊りのアレンジ曲ですね。
過去に何度も登場しています。
車の中での4人のやりとりが、コントみたいで面白かったです。
「ノクターン」第2番/ショパン
- サントラの曲名(CD未収録):ノクターン第2番より
- 原曲:「ノクターン(夜想曲)」第2番
- 作曲者:ショパン
玲緒が初音に、朝陽が初音をことを好きみたいと言った直後に流れました。
これまでに何度も登場している、ショパンのノクターン2番で間違いないと思います。
使われているのは終曲のあたりで、アレンジされているようです。
朝陽のテーマ曲といった感じですね。
「交響曲第5番」/チャイコフスキー(-Anxiety-バージョン)
- サントラの曲名:リバーサルオーケストラ -Anxiety-
- 原曲:「交響曲第5番」
- 作曲者:チャイコフスキー
玲緒が「じゃあね」と言って、初音と蒼のもとから立ち去った後。
場面が変わって、初音・奏奈・蒼の3人で夕食を食べているシーンまで。
チャイコフスキーの「交響曲第5番」のアレンジ曲が流れたと思います。
でも、自信ありません。
チャイ5のような気がするのですが…
間違っていたら、申し訳ありません(汗)
ここでの曲は、ドラマのシーンに溶け込むような感じでアレンジされているような印象を受けます。
※流れていた曲は、サントラ盤の「リバーサルオーケストラ -Anxiety-」でした。
おそらく、チャイ5の第4楽章をアレンジした曲だと思います。(追記)
「ピアノ協奏曲第2番」第1楽章(第2主題)/ラフマニノフ
- サントラの曲名:夢見る舞台
- 原曲:「ピアノ協奏曲第2番」第1楽章(第2主題)
- 作曲者:ラフマニノフ
蒼と奏奈の会話シーン。
蒼が、初音が朝陽への気持ちを自覚してしまったと語り、蒼と奏奈が乾杯するところで流れました。
ラフマニノフの「ピアノ協奏曲第2番」第1楽章をアレンジした曲だと思います。
ただし、こちらのシーンでは、2分30秒あたりのピアノ独奏になる部分です。
第2主題と呼ばれるメロディが出てくるあたりになります。
5話でも登場した曲です。
ちょっと自信ないですが、「ピアノ協奏曲第2番」第1楽章をアレンジした曲だと思います。
5話を見直しているときに初めて気づいたので、4話以前にも登場していたかもしれません。
全話見直す機会があり、もし流れていたら、追記・修正していきます。
また、この後に登場する「ピアノ協奏曲第2番」第1楽章(第1主題)のアレンジ曲とは違う部分です。
細かいようですが、分かりやすくするため、2つに分けました。
厳密に言うと、第2主題と呼んでいいのか、難しいのですが。
でも、第1主題から始まるアレンジ曲と分かりやすくするため、第2主題としておきます。
この後、ドラマの終盤で、蒼が初音に告白したシーンでも流れました。
「交響曲第5番」第4楽章/チャイコフスキー(オープニングテーマ)
- サントラの曲名:リバーサルオーケストラ -Opening Theme-
- 原曲:「交響曲第5番」第4楽章
- 作曲者:チャイコフスキー
初音が「どうでもいいよ!よし、がんばろう!」と言って、練習を始めたときに、オープニングとなりました。
オープニングテーマは、「交響曲第5番」第4楽章で間違いないと思います。
うなだれるときも、張り切るときも、初音演じる門脇麦さんがとても可愛かったですね(^^♪
また、6話終盤で、アントニオ・ヴァルディーによる玉響の採点をメンバーが見たときにも流れたと思いますが。
こちらは、原曲をそのまま演奏しているような気もします。
「展覧会の絵」よりバーバ・ヤガー/ムソルグスキー
- サントラの曲名:この街に棲む魔女
- 原曲:「展覧会の絵」よりバーバ・ヤガー(鶏の足の上に建つ小屋)
- 作曲者:ムソルグスキー
常葉修介と本宮雄一の会話シーンで。
一度途切れて、本宮が黒木市議に何かを相談したいというところまで流れました。
これまでに何度も登場している、ムソルグスキーの「展覧会の絵」のバーバ・ヤガーです。
アレンジ曲かと思いましたが、原曲かもしれません。
「ボレロ」/ラヴェル
- サントラの曲名:ボロロ
- 原曲:ボレロ
- 作曲者:ラヴェル
カラオケ店で朝陽と藤谷耀司がジュースを飲んでいる場面で登場しました。
途中、初音が広報の仕事をしている風景も流れています。
こちらもおなじみ、ラヴェルのボレロですね。
「動物の謝肉祭」ピアニスト/サン=サーンス
- サントラの曲名:ボロロ
- 原曲:「動物の謝肉祭」第11曲「ピアニスト」
- 作曲者:サン=サーンス
カラオケ店で、朝陽が藤谷を連れて、玲緒が練習している部屋を訪れるシーンで流れました。
サン=サーンスの「動物の謝肉祭」のピアニストです。
この曲も今までに何度か登場してますね。
BGMの「ボロロ」という曲は、ボレロとピアニストが一緒になっているので、基本的にこの2曲はセットで流れるようです。
パッヘルベルのカノン
- サントラの曲名:Follow My Dreams
- 原曲:カノンとジーグ ニ長調
- 作曲者:パッヘルベル
藤谷と玲緒がカラオケで会話している場面で流れました。
結構アレンジされているので分かりにくですが、パッヘルベルのカノンで間違いないと思います。
カノンも何度か登場してますね。
「月の光」/ドビュッシー
- サントラの曲名(CD未収録):『ベルガマスク組曲』より「月の光」より
- 原曲:「月の光」(ベルガマスク組曲第3曲)
- 作曲者:ドビュッシー
朝陽の部屋で、初音が「玲緒さん、常葉さんがそう言うなら、きっと大丈夫なんですね」と言って、部屋を出た直後に流れました。
ドビュッシー「月の光」です。
出だしの部分ですね。
第1話以来の登場となりました。
「月の光」は、もともとはベルガマスク組曲の第3番ですが、単独で演奏されることが多いです。
でも、ベルガマスク組曲は4曲とも全て素敵な曲です。
「月の光」だけだなく、全曲通して聴くのがおススメです!
「交響曲第5番」第2楽章/チャイコフスキー
- サントラの曲名:好きなことを続けたい
- 原曲:「交響曲第5番」第2楽章
- 作曲者:チャイコフスキー
中華料理店での、藤谷と玲緒の会話シーンで流れました。
チャイコフスキーの「交響曲第5番」第2楽章をアレンジした曲です。
※最初はApf ver.(ピアノソロバージョン※CD未収録)でしたが、玲緒が「(でも、あの記者の人)私のこと覚えてなかった」と語った直後に、通常バージョンとなっているようです。(追記)
個人的に、今まで第2楽章はあまり注目していませんでした。
初めてアレンジ曲を聴いたときは、チャイ5と気づきませんでしたし(汗)
でも、ドラマでのアレンジが素敵ですね。
いつの間にか、お気に入りの曲になっています。
「主よ人の望みの喜びよ」/バッハ
- サントラの曲名:玉響のために
- 原曲:「カンタータ」よりコラール「主よ人の望みの喜びよ」
- 作曲者:バッハ
玲緒が練習に復帰し、「今日からまたよろしくお願いします」と言った場面で流れました。
バッハの「主よ、人の望みの喜びよ」です。
1話と4話でも登場しました。
「ヴァイオリン協奏曲」第3楽章/メンデルスゾーン
- サントラの曲名:崖っぷちだけど、音楽が好き
- 原曲:「ヴァイオリン協奏曲 ホ短調」第3楽章
- 作曲者:メンデルスゾーン
玲緒が練習場の使用申請書を提出したときの、初音との会話シーンで流れました。
初音が考えた玉響グッズが登場しましたね。
ドラマおなじみのメンデルスゾーン「ヴァイオリン協奏曲」第3楽章です。
たまちゃんが可愛い!
第3楽章の明るくなる雰囲気にとても合ってますね。
「24の奇想曲」第24番/パガニーニ
- サントラの曲名:気まぐれな楽器
- 原曲:「24の奇想曲(カプリース)」第24番
- 作曲者:パガニーニ
玉響のメンバーがバスに乗り、「くにたちホール」に着いたときまで流れました。
こちらもドラマおなじみの「24の奇想曲」第24番のアレンジ曲ですね。
「ピアノ協奏曲第2番」第1楽章(第1主題)/ラフマニノフ
- サントラの曲名:日本一のオーケストラへの道
- 原曲:「ピアノ協奏曲第2番」第1楽章(第1主題)
- 作曲者:ラフマニノフ
バスの目的地が「くにたち」と「こくりつ」の間違いであることが分かり、横浜国立ホールに向かうときに流れました。
実は本宮議員の策略だったわけですが…
初回からずっと登場している、ラフマニノフの「ピアノ協奏曲第2番」第1楽章をアレンジした曲です。
こちらは、先述の第2主題ではなく、第1主題が出てくるところをアレンジした曲のようです。
出だしから約30秒のところ、オーケストラが演奏し始めるあたりです。
こちらも、第1主題と呼んでいいのか、正確なことは分かりません。
第1主題のメロディは、第1楽章で何度も出てきますしね。
でも、区別するために、第1主題としました。
ドラマでは、緊迫感のある場面のときは、第1主題のアレンジ曲。
和やかな雰囲気のときは第2主題と、アレンジ曲を使い分けているようです。
この後、情報番組「マッシュ」から出演依頼が来たという話のあと、ラストシーンまで流れました。
「前奏曲 嬰ハ短調(鐘)」/ラフマニノフ(アレンジバージョン)
- サントラの曲名:高階の鐘
- 原曲:前奏曲 嬰ハ短調(「鐘」)
- 作曲者:ラフマニノフ
三島彰一郎が高階フィルに参加すると発表した会見で流れました。
その後、彰一郎が高階藍子と本宮雄一と話しているときまで。
ラフマニノフの前奏曲嬰ハ短調(鐘)をアレンジしたように聞こえるのですが…
ほぼ毎回登場してますが、原曲が前奏曲嬰ハ短調(鐘)なのか、分からないです(汗)
ただ、聴くたびにラフマニノフの前奏曲(鐘)に思えてなりません。
別の曲とミックスされている気もします。
「ペール・ギュント」より山の魔王の宮殿にて/グリーグ
- サントラの曲名:魔王の指揮にて
- 原曲:「ペール・ギュント」より山の魔王の宮殿にて
- 作曲者:グリーグ
初音がバスの中で不安な様子になったときから。
コンサート会場で小野田が朝陽からのメッセージを受け取るシーンまで流れました。
「山の魔王の宮殿にて」のアレンジした曲です。
こちらもドラマでおなじみとなりましたね。
「交響曲第1番」第4楽章/ブラームス
- サントラの曲名:マエストロ朝陽
- 原曲:「交響曲第1番」第4楽章
- 作曲者:ブラームス
不安になった初音を、玲緒が励ましたところから。
玉響のメンバーが走ってコンサート会場に向かう場面で流れました。
ブラームスの「交響曲第1番」第4楽章をアレンジした曲です。
困難を乗り越えるシーンで、毎回登場しますね。
6話のシーンでは、初音が励まされて涙流してました。
感動しますね。
「カルメン組曲」より「闘牛士(トレアドール)」「ジプシーの踊り」/ビゼー
- 曲名:「カルメン組曲」より「闘牛士(トレアドール)」「ジプシーの踊り(歌)」
- 作曲者:ビゼー
玉響がバレンタイン・ガラ・コンサートで演奏した曲です。
カルメン組曲から、「闘牛士(トレアドール)」と「ジプシーの踊り」を披露しました。
この場面は、最高でした!
ものすごい迫力があって、聴き入ってしまいました。
また、この前に、初音と蒼が自宅で練習していたのは、「ジプシーの踊り」です。
朝陽の指揮で玉響のメンバーが練習していた曲は、「闘牛士」となります。
「交響曲第5番」第4楽章/チャイコフスキー(メインテーマ)
- サントラの曲名:リバーサルオーケストラ -Main Theme-
- 原曲:「交響曲第5番」第4楽章
- 作曲者:チャイコフスキー
カルメン組曲の演奏が終わったとき、チャイ5の第4楽章が流れました。
こちらは、メインテーマ曲となります。
「フィンランディア」/シベリウス
- サントラの曲名:天才ヴァイオリニストは目覚める
- 原曲:交響詩「フィンランディア」
- 作曲者:シベリウス
コンサート終了後、初音がバスに乗り、メンバーに飲み物を渡した場面で流れました。
3話と5話でも登場した、シベリウスの「フィンランディア」だと思います。
賛歌としても有名な部分が流れていました。
「エニグマ変奏曲」ニムロッド/エルガー
- サントラの曲名:追憶のニムロッド
- 原曲:「エニグマ変奏曲」第9変奏(ニムロッド)
- 作曲者:エルガー
コンサート終了後に、蒼と日地谷更紗が会話しているところから、蒼が走り出して初音に抱きつくシーンまで流れました。
1話と5話でも流れた、エルガーのエニグマ変奏曲のニムロッドです。
で、この場面で、面白かったのが、コンサートのポスター!
何と、石田泰尚さんがポスターに登場してました~
おはようございます🌞本日はなかのZEROで久々のバロック組です
※完売御礼
まもなくゲネプロです。今日は同じ時刻に石田泰尚が出演するバレンタインガラコンサートが横浜国立大ホールでもあるみたいですが石田組は中野ですのでお間違えなく⚠️そもそもそんなホールないです😁#リバーサルオーケストラ pic.twitter.com/AMaD3auFFf— teramasa (@musiciansparty) February 12, 2023
5話で玲緒がスマホでメンバーに見せた写真ですが、石田さんの名前はエンドロールには見当たりませんでした。
なので、本当にご本人なの?と半信半疑でした。
でも、6話では、ドラマが終わるところのクレジットに「石田泰尚(写真)」とありました。
クラシックが好きな人は、ご存じの方も多いと思います。
現在の神奈川フィルハーモニー管弦楽団のコンサートマスターが、石田泰尚さんです。
個人的に石田泰尚さんが大好きなので、この演出には感激しました(^^♪
6話では、コンサート会場で蒼くんと日地谷更紗が話しているシーンのバックに、しっかりと石田さんの姿がポスターで確認できるので、お見逃しなく!
「エリーゼのために」/ベートーヴェン
- サントラの曲名:玉響のために
- 原曲:エリーゼのために
- 作曲者:ベートーヴェン
蒼が初音に交際のことをご検討くださいと頼んだ回想シーンから。
練習場で玲緒が初音と話している場面まで流れました。
「エリーゼのために」のアレンジ曲です。
こちらも、過去に何度も登場していますね。
第7話予告動画で流れた曲
「くるみ割り人形」よりロシアの踊り/チャイコフスキー
- 曲名:「くるみ割り人形」よりロシアの踊り
- 作曲者:チャイコフスキー
「ペール・ギュント」より山の魔王の宮殿にて/グリーグ
- 曲名:「ペール・ギュント」より山の魔王の宮殿にて
- 作曲者:グリーグ
「交響曲第5番」第4楽章/チャイコフスキー
- 曲名:「交響曲第5番」第4楽章
- 作曲者:チャイコフスキー
この3曲は、いつもと同じ。
基本的に変わりません。
津田健次郎による【いじわるPR】第7話予告で流れた曲
「ロミオとジュリエット」より「モンタギュー家とキャピュレット家」/プロコフィエフ
- 曲名:「ロミオとジュリエット」より「モンタギュー家とキャピュレット家」
- 作曲者:プロコフィエフ
「オルフェオとエウリディーチェ」より復讐の女神たちの踊り/グルック
- 曲名:「オルフェオとエウリディーチェ」より復讐の女神たちの踊り
- 作曲者:グルック
2曲目は、「オルフェオとエウリディーチェ」の復讐の女神たちの踊りが使われていました。
【コラム】ラフマニノフの「ピアノ協奏曲第2番」第1楽章をアレンジした2つの曲が絶妙!
ラフマニノフで最も有名な曲といえば?
やはり、「ピアノ協奏曲第2番」になると思います。
ラフマニノフの傑作であり、ピアノ協奏曲の完成形、最高峰という呼び声も高いです。
また、ラフマニノフのピアノを使った曲は難曲で知られますが、「ピアノ協奏曲第2番」もその1つとなります。
「交響曲第1番」の初演が大失敗に終わり、重度の神経衰弱を患ってしまったラフマニノフですが。
そのスランプの中で「ピアノ協奏曲第2番」を完成させ、初演も無事に成功。
ラフマニノフが自信を取り戻し、再び創作活動を行うきっかけとなった曲であり、またラフマニノフが作曲家として確固たる地位を築いた曲でもあります。
このくだりは、よく知られている話ですね。
「交響曲第1番」の初演が大失敗に終わったというエピソードも有名です。
なぜ「交響曲第1番」の初演が失敗に終わったのかは、諸説あります。
ここでは深く立ち入ることはしませんが、結局は派閥の違いが原因じゃないのかな?と思うところがあります。
「交響曲第1番」の初演時は、ラフマニノフが敬愛したチャイコフスキーはすでに亡くなっています。
そして、チャイコフスキー批判の急先鋒となるロシア5人組のツェーザリ・キュイが、「交響曲第1番」をこき下ろしてますしね。
憶測になりますが、「交響曲第1番」がどういう内容であれ、失敗することが仕組まれていたのではないかと考えています。
少し話がそれましたが、「ピアノ協奏曲第2番」はラフマニノフの代名詞的な作品であり、ラフマニノフといえばこの曲!というファンの方も多いでしょう。
フィギュアスケートでも、ソチオリンピックで浅田真央選手がフリーの演技で使用した曲として有名ですね。
その他、パトリック・チャン選手や、高橋大輔選手、村主章枝選手も使用するなど、枚挙にいとまがないくらいです。
ちなみに、浅田真央選手は、ラフマニノフの前奏曲嬰ハ短調の「鐘」やエレジーも使用したことがあります。
そして、ドラマでは、この曲の第1楽章が登場しています。
まず、冒頭の「ダーン、ダーン、」が、いきなり強烈なインパクトを放ちます。
その後、約30秒あたりから「ドーレ、ドーレ、ドシラシソ♪」という有名なメロディが続きます。
これは第1主題と呼ばれます。
第1主題はピアノだけでなく、オーケストラによって演奏されます。
この旋律は形を変えつつも、第1楽章全体を通して流れます。
音階が上がったり、下がったりしながら。
この波打つような旋律が、聴衆をじらし、かつ期待感を膨らませるような構図になっていると、一般的に考えられています。
第1主題が登場した後、約2分30秒あたりから、第2主題と呼ばれるメロディが出てきます。
第1主題とは打って変わって、甘美的なメロディです。
このメロディも、第1楽章で何度も登場します。
さて、ドラマ「リバーサルオーケストラ」では、この2つをモチーフにしたアレンジ曲が使われているように思います。
毎回流れるのが、第1主題を中心としたアレンジ曲。
1話と2話、5話と6話では、ラストシーンで流れました。
そのため、エンディングテーマか、あるいはドラマのメインテーマ曲の1つなのかもしれません。
ただ、原曲ほど重苦しい感じはなく、やや軽快な感じがしますね。
それでも、不穏な空気が十分伝わってくる曲ですが。
そして、第1主題を中心とした曲だけでなく、第2主題を素材としたアレンジ曲も使われているようです。
第5話では、朝陽の実家での懇親会で。
第6話では、蒼と奏奈が乾杯するシーンと、蒼が初音に飛びついて告白するシーンで。
こちらのアレンジ曲は、原曲をさらに明るくしたような感じですね。
ドラマでも、和やかな雰囲気のときに流れています。
ただし、専門的な用語として、それぞれ第1主題、第2主題をモチーフにしていると言っていいのか難しいのですが…
正確な表現ではないかもしれません。
ですが、あえて分かりやすく区別するため、第1主題、第2主題としておきます。
簡単にまとめると、ドラマでは
- 不穏な空気がただよう場面:第1主題のアレンジ曲
- 和やかな雰囲気の場面:第2主題のアレンジ曲
が、流れるということになります。
それぞれの特徴を活かした、素晴らしい演出ですね。
とても興味深いです。
ラフマニノフの「ピアノ協奏曲第2番」は全部で3楽章あります。
ドラマでは今のところ、第1楽章のアレンジ曲しか登場していませんが、ぜひ3楽章通して聴いていただければと思います。
ほんとに素晴らしい曲なので。
陰うつな雰囲気と甘美的なメロディーを併せ持った、ラフマニノフらしさが詰め込まれた作品です。
と、ここまで言っておいて何ですが…
ここからは、個人的な意見、余談として読んでください。
ラフマニノフ大好きな私にとっては、実は、1番好きな曲は「ピアノ協奏曲第2番」ではなかったりします。
前奏曲嬰ハ短調の「鐘」でもなく、ヴォカリーズでもなく、ピアノ協奏曲第3番でもなく。
私がラフマニノフで最も好きな曲は
- 「パガニーニの主題による狂詩曲」(特に第18変奏!)
- 「交響曲第2番」(特に第3楽章!)
この2曲は、ラフマニノフの美メロの典型だと思います。
ラフマニノフの曲の大きな特徴であるロマンチックな旋律が、これでもか!というほどあふれ出てくる作品なんですよ~
別の記事でも述べましたが、ガラケー時代に約10年間ずっと、着信音を「パガニーニの主題による狂詩曲」第18変奏にしてました。
個人的に、この2曲はあまりにも美しすぎて、聴いていると涙が出てしまうくらいです。
私の葬式のときに、この2曲のうちどちらかを流してほしいとさえ思っています。
(縁起でもない…汗)
いずれにせよ、ラフマニノフの曲は、心を鷲づかみにされる作品が多いです。
ぜひ「ピアノ協奏曲第2番」だけでなく、他の曲も聴いていただけたらなぁ~と思います。
【コラム】カルメンは魅力的な曲でいっぱいです!
第6話のバレンタインガラコンサートで、玉響がカルメン組曲を演奏しました。
このシーンは、ほんと盛り上がりましたね。
間違いなく、第6話最高の名シーンですね。
ここで演奏された曲は、カルメン組曲の「闘牛士(トレアドール)」と「ジプシーの踊り」でした。
この2曲は、朝陽の指揮のもとで玉響のメンバーが練習していたシーンがあったので、コンサートでも演奏されると予想はできました。
ただ、欲をいえば、他の曲も聴きたかったというところです。
ガラコンサートなので、演目が少なくなるのは仕方ないですけどね。
ガラコンサートは、簡単に言うと、多数の出演者が登場して、それぞれが十八番(おはこ)とする曲を披露するコンサートです。
何らかの記念公演として行われることが多いですね。
ところが、最もよく知られるカルメン組曲は全部で12曲あります。
全曲通して演奏すると、約40分になります。
なので、ドラマの中でも、さすがにカルメン組曲を全て演奏するのは、時間を考えるとまず無理ですね。
5話の詳細記事でも少し触れましたが、カルメン組曲は作曲者のビゼーが編集したものではありません。
そのため、オーケストラによって、演奏する曲やその順序も違ってくることがあります。
で、ガラコンサートで披露する曲は何にするかと考えると?
やはり、「闘牛士(あるいは前奏曲とも)」と「ジプシーの踊り」に落ち着くのかな。
ドラマで玉響がこの2曲を演奏したのは、最適解なのだと思います。
あと、カルメン組曲で有名な曲としては、「ハバネラ」や「アラゴネーズ」などがあります。
特にハバネラは、オペラでは主人公のカルメンがホセに語りかけながら歌う曲で、ある意味カルメンという女性を象徴しているような曲です。
誰もが一度は耳にしたことがあると思います。
なので、コンサートでもハバネラが登場するかもと、少し期待したのですが。
さすがに時間的にも演奏する場面を取り入れるのは、難しかったのだと思います。
玉響が演奏した1曲目の「トレアドール」も、原曲より少し短めに編曲されていた感じでした。
ガラコンサートでは、出演者が得意とする曲でも、その一幕だけを演奏することが多いので、短めに編曲するということもあるのかもしれません。
以上のように、歌劇のカルメンに登場する曲は有名なものが多く、それだけにカルメン組曲も魅力的なものとなっています。
また、カルメン組曲以外にも、カルメンを題材とした曲はたくさんあります。
例えば、サラサーテの「カルメン幻想曲」は、特に有名ですね。
ヴァイオリンがメインの曲ですが、ハバネラやアラゴネーズも取り入れられています。
特に最後の「Moderato」は「ジプシーの歌」をモチーフにしており、超絶技巧曲として知られています。
プロのヴァイオリニストでも、演奏するのがかなり難しい曲です。
これ、演奏している映像などを見るとよく分かるんですが、まさに圧巻です。
とても迫力があります。
だって、玉響が演奏した「ジプシーの踊り」のほぼ全てを、ヴァイオリンのソロでものすごい速さで弾いちゃうんですよ。
YouTubeで、ドラマのヴァイオリン演奏を担当している髙木凜々子さんが、サラサーテの「カルメン幻想曲」を演奏している動画などありますので、ぜひご覧いただけばと思います。
もちろん、オペラのカルメンも迫力満点なので、鑑賞したことがないという方は、ぜひご覧ください!
あと、どうでもいい話ですが。
私が大学生のとき、第2外国語でフランス語を選択したこともあり、「闘牛士の歌」を覚えて歌ったことがあります。
今はもう、ほとんど覚えていないですが…
でも、「Toreador,en garde! Toreador,Toreador!」という有名な歌詞の部分は、今でも覚えています。
ドラマ第6話で、玉響がトレアドールを練習していたとき、朝陽が佐々木玲緒に
「ここは、闘牛士エスカミーリョが、戦いが終われば恋が待っていると闘志を燃やすシーン」
と指摘した部分です。
Toreadorは、もちろん、トレアドール=闘牛士という意味です。
備考・感想
中華料理店での佐々木玲緒の言葉が印象的でした。
「(天才)にはどうしても追いつけない」
「才能の差って残酷だよ」
あ~、これはほんとによく分かるな~
音楽にかぎらず、勉学でも、仕事でも、スポーツでも。
あらゆる条件が同じであれば、凡人が天才に勝てることはまずないでしょう。
私も凡人なので、才能のある人を目の前にすると、嫌と言うほど劣等感をおぼえました。
一つの道を究めようとしても、進めば進むほど、才能という壁にぶち当たるんですよね。
乗り越えたとしても、また乗り越えなきゃいけない壁が次々と出てくるという感じで。
天才になりたいと何度も思いました。
今も思ってます。
でも、才能の差に絶望したままで、どうするのか?
そこで、またもや印象的だったのが、藤谷耀司の言葉。
「世の中、努力が続かない奴の方が多いんだ」
「それ考えたら、一番好きなことのために、しゃかりきに努力できんのだって、立派な才能だろ」
これは、ほんと励まされる言葉ですね。
かつて、イチローさんも同じようなことを言ってました。
努力せずに何かできるようになる人のことを「天才」というのなら、僕はそうじゃない。
努力した結果、何かができるようになる人のことを「天才」というのなら、僕はそうだと思う。
人が僕のことを、努力もせずに打てるんだと思うなら、それは間違いです。
天才と呼ばれる人が、人知れず努力をしていたという例はたくさんありますね。
達成したい目標があるなら、努力しないといけない。
でも、努力すること自体がなかなか難しかったりします。
藤谷の言ったように、努力が続かないケースの方が多いでしょう。
もちろん、時にはキッパリとあきらめる覚悟も必要ですが。
しかし、自分が選んだ道、自分が好きなことのために努力は惜しむべきではありませんね。
そして、おそらく、天才と呼ばれる人は、自分は努力しているという感覚がないのだと思います。
自分がなりたい理想像に近づくために、練習したり、勉強したりするのは当たり前で、むしろ好きでやっていると感じなのでしょう。
この領域まで達すれば、天才であるとか、凡人であるとか、才能の差とか、気にならなくなり、壁にぶつかっても乗り越えていけるのだと思います。
また、この場面で流れていた、チャイコフスキーの交響曲第5番の第2楽章が素敵でした。
叙情的なメロディーがとても合ってました。
そして、藤谷耀司演じる渋川清彦さんが、カッコいい!
玲緒演じる瀧内公美さんも、綺麗!
コンサート終了後のバスの中で、2人がいい雰囲気なっていましたが、お似合いでした。
そのままくっついてしまえば?と期待しています。
リバーサルオーケストラ第7話で使用された曲
第7話に登場した曲を一覧にまとめました。
いつもどおり、各曲の登場シーン一覧は、以下の記事をご参照ください。
「チェロソナタ」第3楽章/ショパン
- サントラの曲名:人生を変える演奏
- 原曲:「チェロソナタ」第3楽章
- 作曲者:ショパン
ドラマ冒頭の回想シーン。
コンクールで、子供時代の三島彰一郎と初音が会話していた場面で流れました。
ショパンの「チェロソナタ」第3楽章です。
アレンジ曲ではなく、原曲のような気がします。
ショパンと言えばピアノのイメージですが、実はショパンはピアノだけでなくチェロも愛していたと言われています。
ただ、さすがにショパンのチェロを使った曲は、数作品しかありませんが。
チェロとピアノのデュオとなっており、かなり演奏するのが難しい曲として知られています。
あと、ラフマニノフ大好きな私としては、ラフマニノフの「チェロソナタ」も聴いていただきたい1曲です。
さて、曲が流れた子供時代の回想シーンは、ほのぼのしてましたけど、これまでの展開から結構切ないシーンでもありました。
小学生の子を持つ親の身としては、彰一郎役の男の子の笑顔が忘れられません…
ハノン
- サントラの曲名:基礎が大切
- 原曲:「60の練習曲によるヴィルトゥオーゾ・ピアニスト」
- 作曲者:シャルル=ルイ・アノン(ハノン)
常葉修介と本宮雄一が会話をしている間。
初音を見つけ、修介がテレビ番組に出るよね?としつこく聞いてくる場面で流れました。
かなりアレンジされてますが、ピアノ練習曲のハノンをアレンジしたものだと思います。
おそらく、ハノンの1番だと思うのですが、あまり自信ありません。
今までに何度も登場してますね。
常葉修介のテーマ曲という感じがします。
「月の光」/ドビュッシー
- サントラの曲名(CD未収録):『ベルガマスク組曲』より「月の光」より
- 原曲:「月の光」(ベルガマスク組曲第3曲)
- 作曲者:ドビュッシー
小野田が初音に、正式に玉響の団員にならないか尋ねたときに流れました。
ドビュッシーの「月の光」です。
1話と6話でも登場しましたが、いつも出だしの部分ですね。
「月の光」だけでなく、ベルガマスク組曲は全曲美しいので、ぜひ4曲とも聴いていただけたらと思います。
「アルルの女」メヌエット/ビゼー
- 曲名:「アルルの女」第2組曲「メヌエット」
- 作曲者:ビゼー
フルートオンラインレッスンで、蒼くんと生徒の女の子が演奏していた曲です。
蒼くんがフルート奏者を目指すきっかけになった曲ですね。
「ジムノペディ」第1番/サティ
- サントラの曲名:暗雲立ち込める
- 原曲:「ジムノペディ」第1番
- 作曲者:サティ
初音がインターネットで、エゴサをしているときに流れました。
もはやドラマおなじみの「ジムノペディ」第1番のアレンジ曲です。
その後、初音がチャイコンの練習をした翌日に、朝食を食べずに練習に行き、蒼も一緒についていくシーンでも流れました。
この曲のコメントをいただいて気づいたときは、4話で流れたのはよく覚えていましたが。
全話見直してみると、かなり多くの場面で登場していました。
「ヴァイオリン協奏曲」第3楽章/メンデルスゾーン
- 曲名:崖っぷちだけど、音楽が好き
- サントラの曲名:「ヴァイオリン協奏曲 ホ短調」第3楽章
- 作曲者:メンデルスゾーン
初音の両親が実家に戻ってきてから、夕食で会話するシーンまで流れました。
メンコンの第3楽章をアレンジした、ドラマおなじみの曲ですね。
口をとがらせる門脇麦さんと恒松祐里さんが、可愛かったです(^^♪
「ヴァイオリン協奏曲」/チャイコフスキー
- 曲名:ヴァイオリン協奏曲
- 作曲者:チャイコフスキー
初音が自宅で練習していた曲。
チャイコンです。
おそらく、第1楽章だと思います。
初音がコンサートで演奏することができず、トラウマとなってしまった曲として描かれています。
第7話で、玉響が練習してたのも、初音が動画で見たのも、第1楽章ですね。
テレビ番組「マッシュ」で、初音が演奏した曲も同じです。
「前奏曲」第4番/ショパン
- サントラの曲名:Espressivo
- 原曲:「前奏曲(プレリュード)」第4番
- 作曲者:ショパン
コンサートが失敗し、三島彰一郎が初音に怒った回想シーンで流れました。
ショパンの前奏曲の第4番だと思います。
この後、玉響の練習場で、初音とメンバーが衝突する場面でも流れました。
この場面は見ていて辛かったです。
初音の気持ちも、玲緒の気持ちも分かるけど、お互い言い方はよくなかったですね…
「ピアノ協奏曲第2番」第1楽章(第1主題)/ラフマニノフ
- サントラの曲名:日本一のオーケストラへの道
- 原曲:「ピアノ協奏曲第2番」第1楽章(第1主題)
- 作曲者:ラフマニノフ
高階藍子が朝陽に電話をしてから、初音と蒼が練習場に到着し、ヨーゼフが蒼に話しかけるまで。
ラフマニノフの「ピアノ協奏曲第2番」第1楽章をアレンジした曲です。
第1主題をモチーフにしているようです。
父親に蒼くんとのことを聞かれた奏奈が、「そうならよかったんだけどね~」とつぶやくシーンがね…
このときは吹っ切ったような笑顔でしたが、これからどうなるんでしょう。
「交響曲第5番」(運命)第1楽章/ベートーヴェン
- 曲名:「交響曲第5番」(運命)第1楽章
- 作曲者:ベートーヴェン
定期演奏会で演奏することが決まった曲。
朝陽の指揮のもとで玉響が練習してました。
誰もが知っているであろう、ベートーヴェンの交響曲第5番、通称「運命」ですね。
練習では第1楽章だけ演奏してましたが、定期演奏会では全楽章演奏するものと思います。
ですが、練習風景では全ての楽器奏者がそろっていなかったような気が…
とすると、4楽章までは演奏しないのかな?
この辺は、ドラマの編集の都合もあるのでしょう。
本番ではどうなるか分かりませんが、それぞれの聴かせどころを披露するという形になるのかもしれません。
また、ドラマでは、穂刈さんが自宅でソロパートを練習してました。
「ノクターン」第2番/ショパン
- サントラの曲名(CD未収録):ノクターン第2番より
- 曲名:「ノクターン(夜想曲)」第2番
- 作曲者:ショパン
朝陽が初音を、高階と三島親子の会食に誘ったシーンで流れました。
毎回登場している、ショパンのノクターン2番の終結部分です。
「交響曲第5番」第4楽章/チャイコフスキー(オープニングテーマ)
- サントラの曲名:リバーサルオーケストラ -Opening Theme-
- 原曲:「交響曲第5番」第4楽章
- 作曲者:チャイコフスキー
ドラマオープニング曲。
初音が食事会に行きますと言った直後に流れました。
その後、ドラマ終盤、西さいたま市民センターの玄関口で、初音と朝陽が会話するシーンでも流れました。
「交響曲第5番」/チャイコフスキー(Anxietyバージョン)
- サントラの曲名:リバーサルオーケストラ -Anxiety-
- 原曲:交響曲第5番
- 作曲者:チャイコフスキー
食事会のホテルで、初音・朝陽・三島親子・高階が顔を合わせたシーンで流れました。
チャイコフスキーの「交響曲第5番」をアレンジした曲だと思います。
オープニングテーマは第4楽章で間違いないと思いますが、ここでの曲は別の楽章を編曲しているかもしれません。
第7話では、この後、初音の部屋での初音と朝陽の会話シーンでも流れましたが、これも元になっているのが第4楽章なのか自信ありません。
「前奏曲 嬰ハ短調(鐘)」/ラフマニノフ(原曲バージョン)
- サントラの曲名:解散への警鐘
- 原曲:前奏曲 嬰ハ短調(「鐘」)
- 作曲者:ラフマニノフ
会食で、三島彰一郎が初音の言葉に対し「楽しく?」とつぶやいた直後から。
初音がトイレから出てくるところまで。
ドラマおなじみの、ラフマニノフの前奏曲嬰ハ短調、通称「鐘」です。
ここでは原曲が使われているようです。
「交響曲第5番」第2楽章/チャイコフスキー
- サントラの曲名:好きなことを続けたい
- 原曲:「交響曲第5番」第2楽章
- 作曲者:チャイコフスキー
トイレから出てきた初音と、彰一郎の会話シーンで流れました。
その後、初音が自宅に戻るまで。
チャイコフスキーの「交響曲第5番」第2楽章をアレンジした曲です。
過去に何度も流れていますね。
初めて聴いたときは、第2楽章と気づかなかったのですが。
今ではすっかり耳になじんでいます。
彰一郎の音楽への熱い思いは、よく分かるんですけどね。
「無意識に人をいらつかせる天才」という言葉も、分からないでもないです。
でも、やっぱりちょっと複雑だなぁ。
※6話と同じパターン。
最初はApf ver.(ピアノソロバージョン※CD未収録)で、途中から通常バージョンとなっているようです。(追記)
「交響曲第9番」第2楽章/ドヴォルザーク
- サントラの曲名(CD未収録):それぞれの路
- 原曲:「交響曲第9番」第2楽章
- 作曲者:ドヴォルザーク
穂刈が、朝陽から第二奏者と交代してくださいと言われてから。
バス停の初音と穂刈の会話シーンまで。
ドヴォルザークの「交響曲第9番」第2楽章のアレンジ曲が流れました。
2話と5話でも登場しました。
このシーンの第2楽章は、情景にとても合ってましたね。
穂刈さんの哀愁ただよう姿が、切なすぎます…
「オルフェオとエウリディーチェ」復讐の女神たちの踊り/グルック
- サントラの曲名:Tuning of Furies
- 原曲:「オルフェオとエウリディーチェ」より 復讐の女神たちの踊り
- 作曲者:グルック
朝陽が歩いて初音の自宅を訪れ、初音の部屋に入るところまで流れました。
「オルフェオとエウリディーチェ」の「復讐の女神たちの踊り」です。
これまでに何度も登場していますね。
初音パパの「俺なんて、もう15年も入れてもらえてないのに」というセリフには、ウケました(笑)
また、定期演奏会で満席にするという条件が出されたという話から、ラストシーンでも流れました。
「24の奇想曲」第24番/パガニーニ
- サントラの曲名:気まぐれな楽器
- 原曲:「24の奇想曲(カプリース)」第24番
- 作曲者:パガニーニ
初音が小野田に電話し、朝陽に「絶対やめませんから!」と言った直後から。
初音が夕食でミートボールをおいしそうに食べるシーンまで。
ドラマおなじみの「24の奇想曲」第24番のアレンジ曲ですね。
小野田さんが車の中で、「世話のやける人たちだね~」と語りかけたのが、たまちゃん(笑)
たまちゃん、かわいい~
ほっこりするシーンでした。
「ヴァイオリン協奏曲第1番」第2楽章/ブルッフ
- サントラの曲名:初音とヴァイオリン
- 原曲:「ヴァイオリン協奏曲第1番」第2楽章
- 作曲者:ブルッフ
テレビ局の控え室で、初音が玉響メンバーの練習用動画を見ているときに流れました。
ブルッフの「ヴァイオリン協奏曲第1番」第2楽章をアレンジしたものだと思います。
過去に何度か登場してますね。
7話では、テレビ生放送終了後に、初音と彰一郎が腰かけて会話するシーンでも流れました。
このシーンでは、ヴァイオリンソロ、ピアノ伴奏バージョン(CD未収録)が使われているようです。
この曲も初めて聴いたときは、何の曲かすぐには分からなかったのですが、今では耳になじんでいます。
何度も聴いているので、おそらく第2楽章のアレンジ曲で合っていると思います。
「チャルダッシュ」/モンティ
- 曲名:チャルダッシュ
- 作曲者:モンティ
テレビ番組「マッシュ」で、三島彰一郎が演奏した曲。
モンティのチャルダッシュですね。
ここで来たか~という感じです。
私はずっとヴァイオリン曲だと思っていましたが、元々はマンドリンのための独奏曲だという話があります。
でも、ピアノ伴奏でのヴァイオリンで演奏されるのを聴く機会が多いですね。
チャルダッシュ、やっぱりいいですね。
聴き入ってしまいました。
永山絢斗さんが、カッコよかった~
「ペール・ギュント」より山の魔王の宮殿にて/グリーグ
- サントラの曲名:魔王の指揮にて
- 原曲:「ペール・ギュント」より山の魔王の宮殿にて
- 作曲者:グリーグ
番組放送中に、彰一郎が初音に「弾いてみてよ」と振る場面で流れました。
こちらもおなじみとなりました「山の魔王の宮殿にて」のアレンジした曲です。
「交響曲第5番」第4楽章/チャイコフスキー(メインテーマ)
- サントラの曲名:リバーサルオーケストラ -Main Theme-
- 原曲:「交響曲第5番」第4楽章
- 作曲者:チャイコフスキー
市民センター前で初音と朝陽が会話しているところから、初音たちが両親を見送るシーンまで流れました。
チャイ5の第4楽章のアレンジ曲で、ドラマメインテーマです。
「展覧会の絵」よりバーバ・ヤガー/ムソルグスキー
- サントラの曲名:この街に棲む魔女
- 原曲:「展覧会の絵」よりバーバ・ヤガー(鶏の足の上に建つ小屋)
- 作曲者:ムソルグスキー
市の予算審議会で、常葉修介と本宮雄一が会話しているときに流れました。
ムソルグスキーの「展覧会の絵」のバーバ・ヤガーです。
原曲のような気がします。
この曲も、ドラマおなじみとなっていますね。
「主よ人の望みの喜びよ」/バッハ
- サントラの曲名:玉響楽団員の望みの喜びよ
- 原曲:「カンタータ」よりコラール「主よ人の望みの喜びよ」
- 作曲者:バッハ
初音が練習場で、「ひどいことを言って、本当にごめんなさい」と謝ってから、朝陽が登場するまで流れました。
バッハの「主よ、人の望みの喜びよ」です。
1話と4話、6話でも登場しました。
第8話予告動画で流れた曲
「くるみ割り人形」よりロシアの踊り/チャイコフスキー
- 曲名:「くるみ割り人形」よりロシアの踊り
- 作曲者:チャイコフスキー
「エニグマ変奏曲」より「ニムロッド」/エルガー
- 曲名:「エニグマ変奏曲」より第9変奏「ニムロッド」
- 作曲者:エルガー
8話の予告のPR動画では、2曲目にエルガーの「ニムロッド」が使われていました。
アレンジかと思いましたが、原曲かもしれません。
「交響曲第5番」第4楽章/チャイコフスキー
- 曲名:「交響曲第5番」第4楽章
- 作曲者:チャイコフスキー
津田健次郎による【いじわるPR】第8話予告で流れた曲
「ロミオとジュリエット」より「モンタギュー家とキャピュレット家」/プロコフィエフ
- 曲名:「ロミオとジュリエット」より「モンタギュー家とキャピュレット家」
- 作曲者:プロコフィエフ
「オルフェオとエウリディーチェ」より復讐の女神たちの踊り/グルック
- 曲名:「オルフェオとエウリディーチェ」より復讐の女神たちの踊り
- 作曲者:グルック
7話の予告と同じく、「オルフェオとエウリディーチェ」の復讐の女神たちの踊りが流れています。
備考・感想
7話で最も印象に残ったのは、ドラマ冒頭の回想シーン。
子供時代の彰一郎と初音が会話しているところです。
うちには同じくらいの小学生の息子がいるので、やたらと感情移入しちゃいました。
しかも、彰一郎を演じた男の子が、うちの息子に似ているんですよ。
髪型も、顔も、体格も。
これは、私の妻も妹も、確かに似ていると言ってました。
彰一郎が、2位の表彰状を見て落ち込んでましたが。
初音の言葉でニッコリするところは、かなり親心を刺激されました。
同じような気持ちになった親御さんも、いらっしゃるのではないでしょうか。
さらに、このシーンで流れていたのが、ショパンの「チェロソナタ」の第3楽章でして。
数少ないショパンのチェロの曲の中で、最もノスタルジックな旋律を奏でるパートです。
まさか、ここで「チェロソナタ」の第3楽章が流れるとは…
なので、とても感傷的になってしまいました。
このシーンを見て、しばらく余韻に浸ってます。
どうか、子供が無事に元気に育ってくれますように…
と、そんな大げさなことまで考えてしまいました(汗)
そんなわけで、ちょっと忘れられないシーンとなりました。
続いて印象に残ったのは、ベテラン俳優の方々の演技です。
特に
- 平田満さん:穂刈良明役
- 加藤雅也さん:三島光太郎役
- 利重剛さん:谷岡丈雄役
の3人のイケオジ俳優さんが素敵!
それぞれ役どころは違いますが、それゆえに、7話ではシーンごとにメリハリがきいたという感じがします。
利重剛さんは、最近「ユニコーンに乗って」の功の父親、「silent」の想の父親、「三千円の使いかた」の美帆の父親役、などなど。
立て続けに、父親役を演じています。
ちょっとクセのある父親なら、利重剛さんの印象が強いですね、最近は。
小野田役の岡部たかしさんや、藤谷耀司演じる渋川清彦さんは、毎回インパクトあるシーンが多いですが、7話では上記の3人の俳優さんの演技も光っていました。
リバーサルオーケストラ第8話で使用された曲
第8話に登場した曲を一覧にまとめました。
いつもどおり、各曲の登場シーン一覧は、以下の記事をご参照ください。
「展覧会の絵」よりバーバ・ヤガー/ムソルグスキー
- サントラの曲名:この街に棲む魔女
- 原曲:「展覧会の絵」よりバーバ・ヤガー(鶏の足の上に建つ小屋)
- 作曲者:ムソルグスキー
ドラマの始まりで、初音と蒼が病院を訪れ、穂刈が電話をかけるところまで。
バーバ・ヤガーです。
「ジムノペディ」第1番/サティ
- サントラの曲名:暗雲立ち込める
- 原曲:「ジムノペディ」第1番
- 作曲者:サティ
穂刈が妻が認知症であることを明かし、穂刈の自宅に到着するところまで流れました。
サティのジムノペディのアレンジ曲ですね。
妻の冴子がホームに行くことが決まり、冴子が旅行に行くと勘違いしたシーンでも流れました。
「交響曲第5番」/チャイコフスキー(Anxietyバージョン)
- サントラの曲名:リバーサルオーケストラ -Anxiety-
- 原曲:交響曲第5番
- 作曲者:チャイコフスキー
穂刈さんが妻の冴子を家の中に連れて帰ったところから、車の中で初音たちが会話するシーンまで。
チャイ5が流れました。
第4楽章だと思いますが、正確なことは分かりません。
朝陽の「責任もとれないのに、家庭の事情に深入りするべきではないのでは?」という言葉はよく分かります。
私も中途半端になって、失敗したことがあるので。
どこで線引きをするべきか、難しいときがありますね。
「交響曲第5番」(運命)第1楽章/ベートーヴェン
- 曲名:「交響曲第5番」(運命)第1楽章
- 作曲者:ベートーヴェン
朝陽の指揮のもとで、玉響が練習していた曲です。
定期演奏会で演奏する予定の、ベートーヴェンの「交響曲第5番」。
第1楽章の部分を練習していました。
「前奏曲 嬰ハ短調(鐘)」/ラフマニノフ(原曲バージョン)
- サントラの曲名:解散への警鐘
- 原曲:前奏曲 嬰ハ短調(「鐘」)
- 作曲者:ラフマニノフ
本宮雄一が電話をしているシーンで流れました。
ラフマニノフの前奏曲(鐘)ですね。
原曲が使われていたと思います。
玉響内のスパイと話していたようですが、後にその正体が明らかになります。
「エリーゼのために」/ベートーヴェン
- サントラの曲名:玉響のために
- 原曲:エリーゼのために
- 作曲者:ベートーヴェン
蒼くんが穂刈の家を訪れ、洗濯物をたたみ、風呂掃除もしようというところで。
冴子の姿が見えなくなりました。
BGMとして流れていたのは、「エリーゼのために」のアレンジ曲ですね。
ドラマで何度も登場しています。
「ピアノ協奏曲第2番」第1楽章(第2主題)/ラフマニノフ
- サントラの曲名:夢見る舞台
- 原曲:「ピアノ協奏曲第2番」第1楽章(第2主題)
- 作曲者:ラフマニノフ
奏奈が初音に、蒼くんのことどうするの?と聞いた場面。
回想シーンを挟んで、「あんまり先延ばししたらかわいそう」と奏奈が話したところまで流れました。
ラフマニノフの「ピアノ協奏曲第2番」第1楽章の第2主題(第2テーマ)の部分をアレンジした曲です。
「交響曲第5番」第4楽章/チャイコフスキー(オープニングテーマ)
- サントラの曲名:リバーサルオーケストラ -Opening Theme-
- 曲名:「交響曲第5番」第4楽章
- 作曲者:チャイコフスキー
ドラマオープニングテーマ曲。
初音の携帯に、三島彰一郎から電話がかかってきた直後にオープニングとなりました。
「ヴァイオリン協奏曲」第3楽章/メンデルスゾーン
- サントラの曲名:崖っぷちだけど、音楽が好き
- 原曲:「ヴァイオリン協奏曲 ホ短調」第3楽章
- 作曲者:メンデルスゾーン
ファミレスでの、初音と彰一郎の会話シーン。
彰一郎がいちごオレを選んだところから、初音のスマホにメッセージが来るところまで。
ドラマおなじみのメンコンの第3楽章のアレンジ曲ですね。
それにしても、彰ちゃん、かわいい(^^♪
前回、初音と和解してから、キャラが少し変わりましたね。
素直になって、壁を取っ払ってしまえば、彰一郎もいい人!
これからは、初音と一緒に頑張ってほしいです。
また、ドラマ終盤で、初音が朝陽の部屋を訪れ、定期演奏会の話をするところでも流れました。
「主よ人の望みの喜びよ」/バッハ
- サントラの曲名:玉響楽団員の望みの喜びよ
- 原曲:「カンタータ」よりコラール「主よ人の望みの喜びよ」
- 作曲者:バッハ
ファミレスで、彰一郎が、朝陽が初音のことを大事にしていると語ってから、2人が歩道橋で歩くところまで、流れました。
こちらも、おなじみの「主よ、人の望みの喜びよ」ですね。
「初音と話して、少し楽になった」と語る、永山絢斗さんの笑顔が印象的でした。
パッヘルベルのカノン
- サントラの曲名:Follow My Dreams
- 曲名:カノンとジーグ ニ長調
- 作曲者:パッヘルベル
彰一郎が初音に、友達になってくれないかと言った直後に流れました。
アレンジされていますが、パッヘルベルのカノンで間違いないと思います。
彰一郎は、やはり不器用な感じがしますね。
純粋に友達になってほしかったのか?
あるいは、初音に恋愛感情を抱いているのかな?
どちらか分かりませんが、ほっこりする場面でした。
「24の奇想曲」第24番/パガニーニ
- サントラの曲名:気まぐれな楽器
- 原曲:「24の奇想曲(カプリース)」第24番
- 作曲者:パガニーニ
初音が練習場に到着したときに、玲緒・桃井みどり・松本弓香が声をかけ。
初音に彰一郎と付き合ってることを尋ねた場面で流れました。
こちらも、毎回おなじみの「24の奇想曲」第24番のアレンジ曲ですね。
8話では、この後、冴子の不用品を処分するため、朝陽が車を出し、初音と話しているシーンでも流れました。
ここでの、楽しそうな初音の姿が面白かったです。
特に、リサイクルショップに着いて荷物を運ぶときに、「よいしょ」とつぶやく門脇麦さんが、可愛かったです(^^♪
「管弦楽組曲第2番」バディネリ/バッハ
- サントラの曲名:常葉のバディネリ
- 原曲:「管弦楽組曲」第2番よりバディネリ
- 作曲者:バッハ
桃井みどりの娘・亜美が大学に合格したという報告と。
玲緒が藤谷と結婚したという報告をしたときに流れました。
また、ドラマ終盤で、蒼くんがヨーゼフと藤谷に励まされる場面でも流れました。
過去に何度か登場している、バディネリですね。
玲緒と藤谷が結婚したのは、さすがにビックリしました。
2人がくっついてくれたらいいな~とは思っていましたが。
奏奈ちゃんの言うとおり、「電撃すぎる!」
個人的には、ドラマの最終回あたりで、お付き合いしているという報告があったらいいなと期待してました。
ところが、まさかの超スピード婚となりました。
でも、ほんと、よかった~!
どうか、お二人とも末永くお幸せに!
「月の光」/ドビュッシー
- サントラの曲名(CD未収録):『ベルガマスク組曲』より「月の光」より
- 原曲:「月の光」(ベルガマスク組曲第3曲)
- 作曲者:ドビュッシー
冴子が練習場を訪れ、朝陽に「遅くなった」と声をかけたときに流れました。
こちらも過去に何度か登場している、ドビュッシーの「月の光」です。
多分、原曲をそのまま演奏していると思います。
「前奏曲」第4番/ショパン
- サントラの曲名:Espressivo
- 原曲:「前奏曲(プレリュード)」第4番
- 作曲者:ショパン
穂刈の娘の喜美子が初音に両親のことを語ったときから、穂刈たちがタクシーで帰るところまで流れました。
ショパンの前奏曲の第4番をアレンジしたもので、間違いないと思います。
実は、私の母も認知症を患っているので、娘さんの気持ちはよく分かります。
ドラマのこのシーンで、母の冴子さんが隣で寝ていました。
これは、よくあるんですよね。
私が母を病院に連れていくことがあるのですが、あんな感じでよくウトウトしています。
ショパンの前奏曲第4番の切ない響きが、キツいです…
「交響曲第9番」第2楽章/ドヴォルザーク
- サントラの曲名(CD未収録):それぞれの路
- 原曲:「交響曲第9番」第2楽章
- 作曲者:ドヴォルザーク
穂刈の自宅で初音と蒼が夕ご飯をよばれ、語り合っている場面で流れました。
叙情的な旋律のドヴォルザークの「交響曲第9番」第2楽章ですね。
今までに何度も登場していますね。
冴子さんが、「通帳がない」とパニックになっていましたが。
私の実家でも、似たようなことは何度かありました(汗)
「交響曲第5番」第2楽章/チャイコフスキー
- サントラの曲名:好きなことを続けたい
- 原曲:「交響曲第5番」第2楽章
- 作曲者:チャイコフスキー
冴子が寝てから、娘の喜美子が父の穂刈に語りかけるシーンから。
冴子が穂刈のオーボエを見つけて、昔の思い出を話したところまで流れました。
こちらも、今までに何度か登場しているチャイ5の第2楽章ですね。
最初はApf ver.(ピアノソロバージョン※CD未収録)で、途中から通常バージョンになっていると思います。
ドラマでは、このパターンがよくあるようです。
喜美子さんの「老々介護じゃ、共倒れになっちゃうよ」という言葉が、とてもよく分かります。
うちの実家も同じような感じでした…
この後8話では、穂刈の自宅で、カセットテープが止まり、穂刈が冴子に対する自分の気持ちを語ったときにも、チャイ5の第2楽章が流れました。
ただし、こちらは別バージョンの「玉響カンタービレ」という曲のようです。
このシーンは、きつかったなぁ。
もらい泣きしちゃいました。
「ボレロ」/ラヴェル
- サントラの曲名:ボロロ
- 原曲:ボレロ
- 作曲者:ラヴェル
朝陽の部屋で、穂刈が初音に老人ホームで演奏することを頼み。
常葉修介が本宮雄一と話す場面まで流れました。
こちらも何度も登場している、ラヴェルのボレロですね。
「動物の謝肉祭」ピアニスト/サン=サーンス
- サントラの曲名:ボロロ
- 原曲:「動物の謝肉祭」第11曲「ピアニスト」
- 作曲者:サン=サーンス
常葉修介が本宮雄一に、朝陽のことを語り、「玉響のためにそこまで入れ込むなんて、私もびっくりしましたよ」と言った直後に流れました。
少しだけ流れたようで分かりにくいですが、おそらく「動物の謝肉祭」のピアニストです。
こちらも過去に何度か登場していますね。
この後、またすぐにボレロに戻りました。
今までも、同じようなパターンで登場しています。
BGMのボロロは、ボレロとピアニストが組み合わされています。
ボレロ→ピアニスト→ボレロという演出が面白いですね。
ハノン
- サントラの曲名:基礎が大切
- 原曲:「60の練習曲によるヴィルトゥオーゾ・ピアニスト」
- 作曲者:シャルル=ルイ・アノン(ハノン)
常葉家の自宅で、朝陽が修介に「親父、ずっと元気でいてくれよな」と言った直後に流れました。
ハノン練習曲の1番をアレンジしたものだと思います。
こちらもドラマおなじみの曲ですね。
今までに登場した場面を振り返ると、やはり常葉修介の状況を表現した曲だという印象を受けます。
「フィンランディア」/シベリウス
- サントラの曲名:天才ヴァイオリニストは目覚める
- 原曲:交響詩「フィンランディア」
- 作曲者:シベリウス
老人ホームに着いてから、冴子が鳥のさえずりに反応し、小鳥を見つめるシーンで流れました。
朝陽が訪れ、冴子をホームに招き入れるところまで。
シベリウスの交響詩「フィンランディア」です。
過去に何度か流れていますね。
原曲をそのまま演奏していると思います。
このシーンも切なかったですね…
「きらきら星」(参考:「きらきら星変奏曲」/モーツァルト)
- 曲名:きらきら星
老人ホームの「ぬくもり音楽会」で、子供たちがベルで演奏した曲です。
現在は童謡として広く知られていますが、元々は18世紀半ばに作られたメロディーに歌詞が付いたものとなります。
その1つが「ああ、お母さん、あなたに申しましょう(ああ、お母さん聞いて)」という歌曲で、当時のフランスで大いに流行りました。
しかも、歌詞の内容は、娘が母親に恋の悩みを相談するというものでした。
現在のような歌詞になったのは、19世紀になってからです。
イギリスの詩人のジェーン・テイラーの詩が使われ、世界中で大ヒットすることとなりました。
いわば、替え歌なんですけどね。
また、元々のメロディーを作曲したのが誰かは、分かっていないようです。
「きらきら星」を元にした楽曲は、やはりモーツァルトの「きらきら星変奏曲」が有名ですね。
これでもか!というくらい、「きらきら星」をアレンジしてます。
いかにも、モーツァルトらしい、技巧をこらした、弾むような旋律です。
ただし、「きらきら星変奏曲」は通称で、正式な名称は「ああ、お母さん、あなたに申しましょうによる12の変奏曲」となるようです。
現在のような「Twinkle, twinkle, little star」というテイラーの詩がついたのは、モーツァルトの死後から20年くらい経ってからになります。
「故郷」/高野辰之作詞・岡野貞一作曲
- 曲名:故郷
- 作詞:高野辰之
- 作曲:岡野貞一
老人ホームの「ぬくもり音楽会」で、西さいたま市民合唱団が歌った曲。
こちらも、日本では誰もが知っているであろう唱歌ですね。
高野辰之氏と岡野貞一氏による唱歌は、「春の小川」や「紅葉」など、有名な歌曲が多くあります。
「愛のあいさつ」/エルガー
- 曲名:愛のあいさつ
- 作曲者:エルガー
「ぬくもり音楽会」で、穂刈さんが演奏した曲。
エルガーの「愛のあいさつ」です。
第4話で、出だしだけ流れたシーンがありましたが、今回は全て演奏されました。
しかも、ヴァイオリンで聴く機会が多いのですが、オーボエのソロという貴重な演奏を聴かせてもらいました。
「愛のあいさつ」にまつわるお話は、穂刈さんが説明したとおりです。
このシーンは、涙なしには見れませんでしたね…
切なかったけど、心温まる場面でもありました。
「交響曲第5番」第4楽章/チャイコフスキー(メインテーマ)
- サントラの曲名:リバーサルオーケストラ -Main Theme-
- 曲名:「交響曲第5番」第4楽章
- 作曲者:チャイコフスキー
穂刈さんの愛のあいさつの演奏が終わった直後に流れました。
チャイ5の第4楽章のアレンジで、ドラマのメインテーマ曲ですね。
「ヴァイオリン協奏曲第1番」第2楽章/ブルッフ
- サントラの曲名(CD未収録):初音とヴァイオリン Apf ver.
- 原曲:「ヴァイオリン協奏曲第1番」第2楽章
- 作曲者:ブルッフ
初音の自宅で、初音が蒼の告白を断ったところから、奏奈が蒼に声をかける場面まで流れました。
ブルッフの「ヴァイオリン協奏曲第1番」第2楽章のアレンジ曲ですが、ピアノソロバージョンでした。
ふられた蒼くんですが、ほんといい人だし、カッコよかったです。
「ちゃんと、ふってくれて、ありがとうございます」なんて、なかなか言えないでしょ。
私が蒼くんの立場だったら、かなりふさぎ込んでいたと思います(汗)
この後は、どうなるのかな?
蒼くんと奏奈ちゃんがくっついてくれたらなぁ~と願っています。
「ピアノ協奏曲第2番」第1楽章(第1主題)/ラフマニノフ
- サントラの曲名:日本一のオーケストラへの道
- 原曲:「ピアノ協奏曲第2番」第1楽章(第1主題)
- 作曲者:ラフマニノフ
初音が朝陽に、「私が好きなのは、あなたなので!」と言ってから、ラストシーンまで。
ドラマおなじみの曲、ラフマニノフの「ピアノ協奏曲第2番」第1楽章ですね。
こちらは、いわゆる第1主題(第1テーマ)をアレンジしているようです。
ラストシーンで、玉響内のスパイの正体が明らかになりました。
予想が的中した方も多いでしょう。
でも、土井さんが浮かない表情をしてました。
何か理由があるのかなと勘ぐってしまいます。
第9話予告動画で流れた曲
たまたま、リバーサルオーケストラ公式ツイッターを眺めていたら。
毎回放送が終わった後に、予告PR動画がアップされているのに気づきました。
さらに、本宮雄一役の津田健次郎さんによる、【いじわるPR】予告動画なるものもありました。
まじか~
知らなかった~
YouTubeにリンクされています。
そこの動画で、少しだけですが、クラシック曲が登場しています。
しかも、ドラマでは登場していない曲もいくつか流れていたんですよね。
今まで予告動画の存在を知らなかったのが、めっちゃ悔しいです。
知っていたら、もっと楽しめたなぁ。
同じように、予告動画をご覧になっていない方もいらっしゃると思います。
そこで、急きょ、予告動画で流れた曲も
8話からさかのぼって、1話まで全てご紹介いたします。
各話の記事に、それぞれ記載していますので、ご参照いただければと思います。
「くるみ割り人形」よりロシアの踊り/チャイコフスキー
- 曲名:「くるみ割り人形」よりロシアの踊り
- 作曲者:チャイコフスキー
「ペール・ギュント」より山の魔王の宮殿にて/グリーグ
- 曲名:「ペール・ギュント」より山の魔王の宮殿にて
- 作曲者:グリーグ
「交響曲第5番」第4楽章/チャイコフスキー
- 曲名:「交響曲第5番」第4楽章
- 作曲者:チャイコフスキー
順番に、この3曲が流れ、毎回ほとんど変わっていません。
チャイコフスキーの「くるみ割り人形」の「ロシアの踊り」が最初に流れるのですが、今のところドラマでは登場していません。
最終話まで残り少ないですが、ドラマ内でも流れることがあるのかな?
ちょっと微妙ですね。
津田健次郎による【いじわるPR】第9話予告で流れた曲
「ロミオとジュリエット」より「モンタギュー家とキャピュレット家」/プロコフィエフ
- 「ロミオとジュリエット」より「モンタギュー家とキャピュレット家」
- プロコフィエフ
「オルフェオとエウリディーチェ」より復讐の女神たちの踊り/グルック
- 「オルフェオとエウリディーチェ」より復讐の女神たちの踊り(アレンジ)
- グルック
「モンタギュー家とキャピュレット家」は、いつも通り出だしだけ流れています。
2曲目は、6話と7話の【いじわるPR】予告と同じく、「復讐の女神たちの踊り」でした。
備考・感想
第8話では、今まで必ず登場していた、ショパンのノクターン2番が流れなかったかもしれません。
それらしき曲が流れたシーンはあったのですが、少しだけしか流れたかったので、判別がつきませんでした。
かなり微妙なので、取り上げることは控えさせてもらいました。
また、「ぬくもり音楽会」で演奏する予定だった、モーツァルトの「弦楽四重奏曲」が聴きたかったですね。
この後の回で、さすがに披露される機会はなさそうですが、huluのオリジナルドラマで後日談のような形で演奏されないかなと期待しています。
それにしても、玲緒さんと藤谷さんの電撃婚は驚きました。
そうなればいいなぁとは思っていましたが、ここで結婚とは予想できませんでした。
でも、本当によかった~
これから先、2人がずっと幸せに過ごしてくれたらなぁと願っています。
そして、8話最大の名場面は、穂刈さんの「愛のあいさつ」の演奏になりますね。
このシーンは、さすがに泣きました。
とても切なかったけど、素敵な演出でした。
穂刈さんにとっても、納得いく形となったのかな?
冴子さんの笑顔を見て、そうであってほしいと強く願いますね。
さて、先にも少し述べましたが、私の母も認知症を患っています。
でも、冴子さんとはまた違ったタイプの認知症です。
うちの母は、親族や友達の顔を見て、誰であるか分からないということはありません。
ですが、もの忘れが激しくて、独り言が多い。
被害妄想なども酷かったりします。
実家で、父と母が2人で暮らしていましたが、父が母の世話をすることが難しくなってしまいました。
このままだと共倒れになるのは目に見えていたので、私と妹が実家に戻って色々と手伝いをしてました。
正直、ほんと大変でした(汗)
実家に何度も泊まって世話をしたことがありますが、しんどくて、こちらが体調を崩してしまうこともありました。
現在は、母は自分1人ではほとんど何もできません。
普段の生活も、施設で寝泊まりすることがほとんどです。
父も母も寂しそうですが、こればっかりは仕方ありません。
妹家族は、実家からわりと近くに住んでいるので、両親のどちらかを引き取ろうかという話もありましたが。
両親ともそれは嫌だということになり、現在にいたってます。
それに、私も妹にも子供がいますしね。
ヤングケアラーにはなってほしくないというのもあります。
だから、穂刈さんの娘さんの言うことは、よく分かります。
どこかで線引きして、現実を見ないといけないと思います。
私も、同じことを妻や息子に言ってます。
いざそういうときが来たら、割り切れるのかどうかは分かりません。
ですが、受け入れるしかないと思っています。
リバーサルオーケストラ第9話で使用された曲
第9話で使われた曲をまとめました。
各曲の全ての登場シーンは、以下の記事をご参照いただければと思います。
「ノクターン」第2番/ショパン
- サントラの曲名(CD未収録):ノクターン第2番より
- 原曲:「ノクターン(夜想曲)」第2番
- 作曲者:ショパン
初音の告白に対して、朝陽が「やめておいた方がいい。僕は君が思っているような人間じゃない」と言った直後に流れました。
今までに何度も登場した、ショパンのノクターン2番。
アレンジした曲だと思っていましたが、原曲が使われているような気もします。
「交響曲第5番」第4楽章/チャイコフスキー(オープニングテーマ)
- サントラの曲名:リバーサルオーケストラ -Opening Theme-
- 原曲:「交響曲第5番」第4楽章
- 作曲者:チャイコフスキー
その後すぐに流れた、ドラマオープニングテーマ曲。
「じゃあ、どんな人間なんだよ~!うんうんうん~」と叫ぶ門脇麦さんが、めちゃめちゃ可愛かったです(^^♪
その後、9話終盤で、定期演奏会の演奏が終わったときにも流れました。
こけら落とし公演でチャイ5を演奏することが決まり、朝陽の指揮で玉響が練習しているときにも流れました。
こちらは、運命の主題の部分は原曲だと思います。
途中から編曲され、アレンジされているような感じがします。
練習ということで、第1楽章から始まるのかと思いましたが、明らかに第4楽章なんですよね。
こけら落とし公演でも、演奏シーンは第4楽章だけなのかな?
それでも、聴かせどころたっぷりなので、次回の演奏が楽しみです。
「ジムノペディ」第1番/サティ
- サントラの曲名:暗雲立ち込める
- 原曲:「ジムノペディ」第1番
- 作曲者:サティ
玲緒が初音の部屋を訪れたときに流れました。
「ジムノペディ」第1番のアレンジした曲。
見直してみると、ほぼ毎回登場してました。
「玲緒さ~ん」「はつねっち~」のやりとりが、とても可愛かったです(^^♪
「24の奇想曲」第24番/パガニーニ
- サントラの曲名:気まぐれな楽器
- 原曲:「24の奇想曲(カプリース)」第24番
- 作曲者:パガニーニ
初音が朝陽の部屋から出てから、練習場を訪れ、演奏会の集客作戦案でリツイートキャンペーンを提案するところまで。
ちょうど土井琢郎の携帯に、本宮議員のメッセージが届いたシーンまで流れました。
おなじみの「24の奇想曲」第24番です。
番組公式ツイッターでも、実際に企画が行われていました~
フォロー&RTキャンペーン!
/
いよいよ15日(水)最終回!
玉響マスコット
「たまちゃん」ステッカーが50名様に当たる!#リバーサルオーケストラ#崖っぷちオーケストラ
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フォロー&引用RTで参加!
お気に入りのシーンや玉響への応援、
ドラマの感想お寄せ下さい💖参加締切:3/15(水)22:00まで pic.twitter.com/gmWzDjUcfr
— リバーサルオーケストラ【公式】最終回3月15日夜10時放送 水曜ドラマ (@reveorche_ntv) March 8, 2023
9話の中盤で、初音がチケットの修正案を提示し、玉響のメンバーが実行する場面でも流れました。
「交響曲第5番」(運命)第1楽章/ベートーヴェン
- 曲名:「交響曲第5番」(運命)第1楽章
- 作曲者:ベートーヴェン
定期演奏会に向けて、朝陽の指揮のもとで練習していた曲です。
ベートーヴェンの交響曲第5番(運命)ですね。
練習シーンでは、第1楽章を演奏していました。
「展覧会の絵」よりバーバ・ヤガー/ムソルグスキー
- サントラの曲名:この街に棲む魔女
- 原曲:「展覧会の絵」よりバーバ・ヤガー(鶏の足の上に建つ小屋)
- 作曲者:ムソルグスキー
三島彰一郎と高階藍子の会話シーンで。
彰一郎が「会長が関わってるんじゃないですか?」と聞いた直後に、少しだけバーバ・ヤガーが流れたと思います。
ハノン
- サントラの曲名:基礎が大切
- 原曲:「60の練習曲によるヴィルトゥオーゾ・ピアニスト」
- 作曲者:シャルル=ルイ・アノン(ハノン)
常葉修介と康子が、初音と朝陽に酒粕ハンドクリームのサンプルの話をしたときに流れました。
ハノンの練習曲で、おそらく1番をアレンジしたものだと思います。
初音と朝陽の顔がプリントされていて、「結婚式の引き出物みたい」(笑)
生瀬勝久さんと石野真子さんが、ほんといい演技をされてますよね。
あきれる朝陽に対して、ウキウキな初音の様子が面白かったです。
「トリッチ・トラッチ・ポルカ」/ヨハンシュトラウス2世
- 曲名:トリッチ・トラッチ・ポルカ
- 作曲者:ヨハン・シュトラウス2世
たまちゃんの着ぐるみが、初音・蒼・玲緒を追いかけたときに流れました。
第1話以来の登場となる、トリッチ・トラッチ・ポルカです。
小野田さん、体張ってるなぁ…
でも、たまちゃんの着ぐるみが、ちょっと怖かったです(^^;
「オルフェオとエウリディーチェ」より 復讐の女神たちの踊り/グルック
- サントラの曲名:Tuning of Furies
- 原曲:「オルフェオとエウリディーチェ」より 復讐の女神たちの踊り
- 作曲者:グルック
本宮雄一が朝陽に声をかけたところから、小野田と初音たちの会話シーンをはさんで、土井が定期演奏会のチケット取り扱いマニュアルを見つける場面まで。
復讐の女神たちの踊りです。
9話後半で、常葉康子が定期演奏会の会場を訪れたときにも流れました。
この曲はドラマで初めて知りましたが、今ではすっかり耳になじんでいます。
パッヘルベルのカノン
- サントラの曲名:Follow My Dreams
- 原曲:カノンとジーグ ニ長調
- 作曲者:パッヘルベル
初音と彰一郎が話しているときに、三島光太郎がやってきて、3人で会話しているシーンで流れました。
かなりアレンジされていて分かりにくいですが、パッヘルベルのカノンですね。
原曲よりさらに温かな雰囲気にアレンジされているように感じます。
光太郎の話によると、高階フィルがこけら落とし公演で演奏する曲は、なんとエロイカ!
はい、ご存じのとおり、ベートーヴェンの交響曲第3番(英雄)ですね。
次回の放送で聴きたいですが、尺に入りきらないと予測されるので、一部分の演奏だけになるかもしれません。
「交響曲第5番」(運命)第4楽章/ベートーヴェン
- 曲名:「交響曲第5番」(運命)第4楽章
- 作曲者:ベートーヴェン
SNSの動画で、ヨーゼフが演奏していた曲。
ベートーヴェンの「交響曲第5番」の第4楽章です。
ベートーヴェンの運命の第1楽章は、休符からの「ジャジャジャジャーン!」など、ベートーヴェンならではの革新的な構成が有名ですが。
第4楽章も独創的で、トロンボーンとコントラファゴット、ピッコロを初めて交響曲で使ったことで有名です。
第4楽章は最も華やかで明るい旋律となるため、第4楽章が一番好きという方も多いと思います。
ベートーヴェンの「交響曲第5番」第4楽章は、苦難の運命を乗り越える様子を表していると言われますが、チャイ5やブラ1の第4楽章に共通するテーマでもあります。
「エリーゼのために」/ベートーヴェン
- サントラの曲名:玉響のために
- 原曲:エリーゼのために
- 作曲者:ベートーヴェン
ヨーゼフが付き合っている人物が、映像クリエイターとして有名な沖村礼であることが分かったときに流れました。
ベートーヴェンの「エリーゼのために」のアレンジ曲ですね。
「ピアノ協奏曲第2番」第1楽章(第1主題)/ラフマニノフ
- サントラの曲名:日本一のオーケストラへの道
- 原曲:「ピアノ協奏曲第2番」第1楽章(第1主題)
- 作曲者:ラフマニノフ
小野田が定期演奏会のチケットが完売したことを報告してから、初音の家で、初音・蒼・奏奈がハンバーグをこねている場面まで流れました。
途中、本宮雄一と高階藍子が電話をし、土井が本宮の前に現れるシーンを挟んでいます。
ラフマニノフの「ピアノ協奏曲第2番」第1楽章の第1楽章(第1テーマ)をもとに、アレンジした曲です。
ドラマのメインテーマ曲だと思います。
(※違いました 汗)
9話の中盤で、定期演奏会が開場した後、朝陽と後藤かおりの会話シーンまで流れました。
途中、玉響のメンバーの関係者が一生懸命、演奏会の告知をしている様子が描かれています。
フィンランディア/シベリウス
- サントラの曲名:天才ヴァイオリニストは目覚める
- 原曲:交響詩「フィンランディア」
- 作曲者:シベリウス
蒼が母親に電話をするシーンで流れました。
シベリウスのフィンランディアです。
アレンジしているかと思っていましたが、原曲がそのまま使われているかもしれません。
蒼くんのお父さんの容態が心配でしたが、回復力がすごいということで、少し安心しました。
「ペール・ギュント」より山の魔王の宮殿にて/グリーグ
- サントラの曲名:魔王の指揮にて
- 原曲:「ペール・ギュント」より山の魔王の宮殿にて
- 作曲者:グリーグ
小野田が定期演奏会のチケットに印字ミスがあったと告げた後、土井がその策略は阻止したはずだと言ったシーンで流れました。
ドラマおなじみの「山の魔王の宮殿にて」のアレンジ曲です。
「管弦楽組曲第2番」バディネリ/バッハ
- サントラの曲名:常葉のバディネリ
- 原曲:「管弦楽組曲」第2番よりバディネリ
- 作曲者:バッハ
土井が結婚していることが明らかになったときに流れました。
バッハのバディネリのアレンジ曲ですね。
土井さんが「左から、長男、長女、次男です」と、得意気に語る姿が面白かったです(笑)
お子さんの写真が、とても可愛かったですね。
「前奏曲 嬰ハ短調(「鐘」)」/ラフマニノフ(アレンジバージョン)
- サントラの曲名:高階の鐘
- 原曲:前奏曲 嬰ハ短調(「鐘」)
- 作曲者:ラフマニノフ
土井が本宮と接触していたことを話した場面で流れました。
ラフマニノフの前奏曲の鐘をアレンジしているように感じるのですが…
相変わらず、自信ありません。
9話の中盤、定期演奏会の会場で、常葉修介と本宮雄一が会話しているシーンでも流れました。
前奏曲の鐘と、何か別の曲をミックスしているようにも思えますが。
ハッキリしたことは分からないです(汗)
「くるみ割り人形」金平糖の精の踊り/チャイコフスキー
- サントラの曲名:秘めた才能の踊り
- 原曲:「くるみ割り人形」より「金平糖の精の踊り」
- 作曲者:チャイコフスキー
小野田がチケットの印字の書き換えの原因を語ったときに流れました。
「金平糖の精の踊り」のアレンジ曲です。
毎回、解説シーンで流れる曲として定着していますね。
「エニグマ変奏曲」ニムロッド/エルガー
- サントラの曲名:追憶のニムロッド
- 原曲:「エニグマ変奏曲」第9変奏(ニムロッド)
- 作曲者:エルガー
土井が、子供たちと玉響に対する想いを語ったシーンで流れました。
「エニグマ変奏曲」のニムロッドです。
アレンジではなく、原曲かもしれません。
回想シーンでの、土井さんが息子さんたちと手をつないで歩いているところが、泣けてきます…
子供がいる身としては、ああいう、親子をテーマにした話にめっぽう弱いです。
同じくらいの年齢のお子さんがいる方は、胸がジーンとなる場面ではなかったでしょうか。
「主よ人の望みの喜びよ」/バッハ
- サントラの曲名:玉響楽団員の望みの喜びよ
- 原曲:「カンタータ」よりコラール「主よ人の望みの喜びよ」
- 作曲者:バッハ
朝陽が定期演奏会のオーケストラの配置を変えたときに流れました。
バッハの「主よ、人の望みの喜びよ」のアレンジ曲ですね。
土井さん、よかったなぁ~
「交響曲第1番」第4楽章/ブラームス
- サントラの曲名:マエストロ朝陽
- 原曲:「交響曲第1番」第4楽章
- 作曲者:ブラームス
定期演奏会の告知の作戦会議をしている場面で流れました。
ブラ1の第4楽章のアレンジ曲ですね。
前述のとおり、陰から陽に転じるというテーマは、ベートーヴェンの運命とチャイ5の第4楽章に共通するものがあります。
「ピアノ協奏曲第2番」第1楽章(第2主題)/ラフマニノフ
- サントラの曲名:夢見る舞台
- 原曲:「ピアノ協奏曲第2番」第1楽章(第2主題)
- 作曲者:ラフマニノフ
朝陽が初音にホッカイロを渡したときに流れました。
ラフマニノフの「ピアノ協奏曲第2番」第1楽章ですが、こちらは、いわゆる第2主題(第2テーマ)をもとに、アレンジされた曲です。
「チェッ」と言って、足を蹴り上げる門脇麦さんが、可愛かったですね(^^♪
「ヴァイオリン協奏曲第1番」第2楽章/ブルッフ
- サントラの曲名(CD未収録):初音とヴァイオリン Apf & Vlsolo ver.
- 原曲:「ヴァイオリン協奏曲第1番」第2楽章
- 作曲者:ブルッフ
定期演奏会の会場で、初音が朝陽に頼まれ、コンマスとして一言述べたときに流れました。
ブルッフの「ヴァイオリン協奏曲第1番」第2楽章をアレンジした曲です。
初音のスピーチが感動的でした。
朝陽のマイクをオンにするという、粋な計らいが、ほんとカッコいいですね。
玉響が定期演奏会で演奏した曲
「ヴァイオリン協奏曲」第1楽章・第3楽章/チャイコフスキー
- 曲名:「ヴァイオリン協奏曲」第1楽章・第3楽章
- 作曲者:チャイコフスキー
1曲目はチャイコン。
もちろん、全楽章を演奏したということだと思いますが、ドラマでは第1楽章と第3楽章がピックアップされていました。
第1楽章から始まり、回想シーンで小さいころの初音がヴァイオリンで演奏したところで、第3楽章に移っています。
そして、終結の部分へと向かい、演奏が終わりました。
「交響曲第5番」(運命)第1楽章・第4楽章/ベートーヴェン
- 曲名:「交響曲第5番」(運命)第1楽章・第4楽章
- 作曲者:ベートーヴェン
休憩をはさんでの2曲目は、ベートーヴェンの「交響曲第5番」。
こちらも、もちろん第1楽章から第4楽章まで通して演奏したということだと思いますが。
ドラマでは、第1楽章と第4楽章がピックアップされていました。
第1楽章から始まり、コントラファゴットが演奏したときに第4楽章へと移りました。
蒼くんがフルートで演奏に加わったあたりです。
そして、その流れで、そのまま終曲へと向かいました。
「交響曲第5番」第2楽章/チャイコフスキー
- サントラの曲名:玉響カンタービレ
- 原曲:「交響曲第5番」第2楽章
- 作曲者:チャイコフスキー
小野田が玉響の解散を発表してから、玉響のメンバーが練習場の片づけをしている場面まで流れました。
チャイ5の2楽章のアレンジ曲ですね。
曲が流れている間、初音の自宅でメンバーが集まって語りあったり。
常葉修介と小野田が涙ながらに会話して、裏でそれを朝陽が聞いていたり。
とても切ない場面でした。
「交響曲第5番」第4楽章/チャイコフスキー(メインテーマ)
- サントラの曲名:リバーサルオーケストラ -Main Theme-
- 原曲:「交響曲第5番」第4楽章
- 作曲者:チャイコフスキー
朝陽が「あなた方が魂を込めて音楽を届け続けてきた結果です」と言った直後に流れました。
ドラマメインテーマ曲です。
回想シーンがやばかった~
最終回を見ているようでした。
第10話(最終回)予告動画で流れた曲
「前奏曲 嬰ハ短調(鐘)」/ラフマニノフ
- 曲名:前奏曲 嬰ハ短調(「鐘」)(アレンジ)
- 作曲者:ラフマニノフ
「交響曲第5番」第4楽章/チャイコフスキー
- 曲名:「交響曲第5番」第4楽章
- 作曲者:チャイコフスキー
第10話予告動画では、くるみ割り人形の「ロシアの踊り」と、ペール・ギュントの「山の魔王の宮殿にて」が流れず、今までの構成がガラリと変わりました。
チャイ5の第4楽章はいつもと同じです。
そして、ラフマニノフの前奏曲嬰ハ短調(鐘)のアレンジ曲が、新たに加わりました。
ですが、相変わらず、原曲が前奏曲の鐘なのか、合っているか自信ありません(汗)
津田健次郎による【いじわるPR】第10話(最終回)予告で流れた曲
「ロミオとジュリエット」より「モンタギュー家とキャピュレット家」/プロコフィエフ
- 曲名:「ロミオとジュリエット」より「モンタギュー家とキャピュレット家」
- 作曲者:プロコフィエフ
「交響曲第5番」第4楽章/チャイコフスキー
- 曲名:「交響曲第5番」第4楽章(アレンジ)
- 作曲者:チャイコフスキー
「モンタギュー家とキャピュレット家」は、いつもと同じです。
続いて、ドラマオープニングテーマが流れました。
もちろん、チャイ5の第4楽章です。
やはり、最終回はこの曲で決まりというところですね。
【コラム】待たなければいけない?ベートーヴェンの「交響曲第5番」(運命)第4楽章
9話の定期演奏会で、ベートーヴェンの「交響曲第5番」(運命)が演奏されました。
さすがに曲全体を流すことは時間的に無理なので、第1楽章と第4楽章、それぞれ一部分が流れました。
ベートーヴェンの運命は、第1楽章がどうしても有名ですが、第4楽章まで全部を聴いてこその「運命」です。
曲全体が物語のようになっているんですね。
いわば、困難な運命を乗り越え、前向きに生きていくというストーリーです。
これは、ドラマのテーマ曲でもあるチャイ5にも受け継がれています。
第1楽章しか聴かないということであれば、ドラマで例えると、序盤で試練を与えられて苦しんでいるところだけを見ているような感じになります。
そういうわけで、ぜひベートーヴェンの運命は、第4楽章まで全て聴くことをおススメします。
あと、9話の演奏シーンについては、欲を言えば、第4楽章の始めのトロンボーンの音色を聴きたかったですね。
ここのトロンボーンは、それまでの音楽の歴史を変えたものなので。
また、ベートーヴェンの「交響曲第5番」では、トロンボーンとコントラファゴット、ピッコロの奏者は、第4楽章まで出番がありません。
なので、第4楽章まで楽器を置いたまま、ず~っと待っていなければならないんです。
あ、ちなみにですが。
ドヴォルザークの「交響曲第9番(新世界より)」は、全楽章通して、シンバルは1回だけしか打たないという例もあります。
1~3楽章まで出番がなく、4楽章の最初の方で1回打つだけです。
どちらも、オーケストラあるあるとして、よく知られているエピソードです。
その他、オーケストラの楽器の編成や出番については色々なウラ話があり、知ると面白いものがたくさんあります。
リバーサルオーケストラ最終話(第10話)で使用された曲
第10話で使われた曲をまとめました。
各曲の全ての登場シーンは、以下の記事をご参照いただければと思います。
「ピアノ協奏曲第2番」第1楽章(第1主題)/ラフマニノフ
- サントラの曲名:日本一のオーケストラへの道
- 原曲:「ピアノ協奏曲第2番」第1楽章(第1主題)
- 作曲者:ラフマニノフ
ドラマ冒頭のシーン。
朝陽と高階藍子が握手したところから、初音が朝陽の部屋に雑誌を置いた場面まで流れました。
ラフマニノフの「ピアノ協奏曲第2番」第1楽章のいわゆる第1主題をモチーフにアレンジした曲です。
前回のラストの続きというような感じでしたね。
また、最終話では、高階フィルの演奏が終わった後、初音と朝陽が会場へ向かい、走り回るシーンでも流れました。
「交響曲第5番」第4楽章/チャイコフスキー(オープニングテーマ)
- サントラの曲名:リバーサルオーケストラ -Opening Theme-
- 原曲:「交響曲第5番」第4楽章
- 作曲者:チャイコフスキー
雑誌を置いた初音の顔がアップになり、オープニングとなりました。
朝陽の指揮のもとで、玉響が練習していた曲もチャイ5の第4楽章です。
初音の自宅で、初音と蒼が練習していた曲も同じです。
「アヴェ・マリア」/グノー
- サントラの曲名(CD未収録):アヴェマリアより
- 原曲:アヴェ・マリア
- 作曲者:バッハ/グノー
初音・奏奈・蒼の会話シーンで、奏奈が「朝陽くんに感謝だね~」と言ったところまで流れました。
今までに何度か登場したアヴェ・マリアです。
原曲をそのまま使っているような気もします。
初音と奏奈が、ほんとかわいい姉妹ですね。
そこにすっかり蒼くんが馴染んでます(笑)
「エリーゼのために」/ベートーヴェン
- サントラの曲名:玉響のために
- 原曲:エリーゼのために
- 作曲者:ベートーヴェン
チャイ5の練習後、朝陽が初音に演奏の指示を伝えた場面。
蒼くんが「初音さん、ガッツあるな~」とつぶやいたところまで流れました。
ニコニコしながら、朝陽についていこうとする初音が、可愛かったですね(^^♪
穂刈さんが、ポンポンと蒼くんの肩を叩くのも、ほのぼのしててよかったです。
前奏曲 嬰ハ短調(「鐘」)/ラフマニノフ(アレンジバージョン)
- サントラの曲名:高階の鐘
- 曲名:前奏曲 嬰ハ短調(「鐘」)
- 作曲者:ラフマニノフ
土井琢郎と初音の会話シーンで流れました。
朝陽が高階フィルに行ってしまうのではないかという話でした。
BGMで流れていた曲は、「高階の鐘」。
「鐘」が曲名に入っているので、原曲もラフマニノフの前奏曲嬰ハ短調(通称・「鐘」)だと思います。
別の曲とミックスされているような感じがしますが、やはり詳しいことは分からないです…
最終話では、その後、常葉修介が朝陽は来ないことを告げ、朝陽が高階藍子と本宮雄一と会話している回想シーンでも流れました。
「ヴァイオリン協奏曲」第3楽章/メンデルスゾーン
- サントラの曲名:崖っぷちだけど、音楽が好き
- 原曲:「ヴァイオリン協奏曲 ホ短調」第3楽章
- 作曲者:メンデルスゾーン
初音と蒼の会話シーンから、場面が変わって、朝陽が初音に演奏の指示をしているシーンまで流れました。
ドラマおなじみのメンコンの第3楽章のアレンジ曲です。
初音「気のせいだ」
朝陽「近いだろ」
初音「あ、ソファーが小っちゃいんだ」
朝陽「空いてます」
この一連の会話シーンがコントのようで、とても面白かったです。
「ジムノペディ」第1番/サティ
- サントラの曲名:暗雲立ち込める
- 原曲:「ジムノペディ」第1番
- 作曲者:サティ
初音が、朝陽の携帯の高階藍子の不在着信を見てから、三島彰一郎と会話するところまで流れました。
サティのジムノペディの1番をアレンジした曲だと思われます。
ここでも登場していました。
気づかなかったなぁ。
ジムノペディって、ほんと日常に溶け込みやすい曲ですね。
「交響曲第5番」第2楽章/チャイコフスキー(「玉響カンタービレ」バージョン)
- サントラの曲名:玉響カンタービレ
- 原曲:「交響曲第5番」第2楽章
- 作曲者:チャイコフスキー
初音と三島彰一郎が会話しているときに、初音が「全然ダメじゃないと思う」と言った直後に流れました。
チャイ5の第2楽章のアレンジ曲です。
初音と彰一郎の笑顔が素敵でしたね。
ドラマ中盤で、初音が朝陽に指揮をするよう説得する場面でも流れました。
初音の「私たちは、オーケストラです」という言葉に、感動しました。
パッヘルベルのカノン
- サントラの曲名:Follow My Dreams
- 原曲:カノンとジーグ ニ長調
- 作曲者:パッヘルベル
練習中に朝陽が「いいと思います」と言った直後から、朝陽と初音が演奏について確認している場面まで。
パッヘルベルのカノンのアレンジした曲ですね。
「24の奇想曲」第24番/パガニーニ
- サントラの曲名:気まぐれな楽器
- 原曲:「24の奇想曲(カプリース)」第24番
- 作曲者:パガニーニ
初音の両親が自宅を訪れてから、小野田が常葉修介を迎えにきた場面まで流れました。
こちらもおなじみパガニーニの24のカプリースのアレンジ曲です。
「展覧会の絵」よりバーバ・ヤガー/ムソルグスキー
- サントラの曲名:この街に棲む魔女
- 原曲:「展覧会の絵」よりバーバ・ヤガー(鶏の足の上に建つ小屋)
- 作曲者:ムソルグスキー
常葉修介が小野田に「すまない」と言った直後に流れました。
少しだけですが、バーバ・ヤガーで間違いないと思います。
また、玉響のメンバーが本宮雄一に、演奏の変更をお願いするシーンでも流れました。
こちらは、わりと長く演奏されてましたね。
サビのような部分でもあるので、少し聴き入りました。
前奏曲 嬰ハ短調(「鐘」)/ラフマニノフ(原曲バージョン)
- サントラの曲名:解散への警鐘
- 曲名:前奏曲 嬰ハ短調(「鐘」)
- 作曲者:ラフマニノフ
彰一郎が高階藍子に「聞いたら好きになるかもしれませんよ」と言った直後から、常葉修介と高階の会話シーンまで。
こちらは、ラフマニノフの前奏曲の鐘で間違いないですね。
「高階の鐘」はかなりアレンジされていますが、「解散への警鐘」はほぼ原曲をそのまま弾いているようです。
「交響曲第5番」第2楽章/チャイコフスキー(「好きなことを続けたい」バージョン)
- サントラの曲名(CD未収録):好きなことを続けたい Apf ver.
- 原曲:「交響曲第5番」第2楽章
- 作曲者:チャイコフスキー
常葉修介が「バカな息子で本当に申し訳ありません」と謝罪したところから、穂刈が初音にコンマスの判断に任せますと言ったところまで。
チャイ5の第2楽章のアレンジした曲ですが、こちらはピアノバージョンとなっています。
- サントラの曲名:好きなことを続けたい
- 原曲:「交響曲第5番」第2楽章
- 作曲者:チャイコフスキー
上のシーンの直後に、初音が三島光太郎に演奏の順番を変えてもらい、朝陽を迎えにいこうとするシーンまで流れました。
同じチャイ5の第2楽章のアレンジ曲ですが、こちらはヴァイオリンとピアノ伴奏の通常バージョンとなっています。
「ペール・ギュント」より山の魔王の宮殿にて/グリーグ
- サントラの曲名:魔王の指揮にて
- 原曲:「ペール・ギュント」より山の魔王の宮殿にて
- 作曲者:グリーグ
彰一郎が本宮に「責任を問われるんじゃないですか」と言ってから、本宮がその場を立ち去るところまで流れました。
「山の魔王の宮殿にて」のアレンジした曲ですね。
蒼くんの言うとおり、三島父子がめっちゃカッコよかったですね!
高階フィルがこけら落とし公演で演奏した曲
- 曲名:「交響曲第3番(英雄)」第1楽章と第4楽章
- 作曲者:ベートーヴェン
高階フィルの演奏曲は、ベートーヴェンのエロイカ。
もちろん、全楽章を演奏したということだと思いますが、ドラマでは第1楽章と4楽章が流れていました。
初音が朝陽を確保したところまでが、第1楽章。
初音が朝陽に玉響の演奏を見届けるように促した直後に、画面が変わって第4楽章となりました。
門脇麦さんが、めっちゃ頑張って走ってましたね。
また、彰一郎と光太郎の三島父子がガッチリと握手したシーンが印象に残りました。
オーケストラの習わしではありますが、感動しましたね。
「主よ人の望みの喜びよ」/バッハ
- サントラの曲名:玉響楽団員の望みの喜びよ
- 原曲:「カンタータ」よりコラール「主よ人の望みの喜びよ」
- 作曲者:バッハ
高階が朝陽が指揮することを認め、初音が朝陽に指揮棒を渡したところまで流れました。
バッハの「主よ、人の望みの喜びよ」のアレンジした曲ですね。
高階藍子が玉響楽団員のお願いを受け入れたということで、このシーンにふさわしい曲だと思いました。
また、玉響のメンバーが全員お辞儀をしているのに、ヨーゼフだけが1人笑顔で立ったままだったのが、妙におかしかったです(笑)
「ヴァイオリン協奏曲第1番」第2楽章/ブルッフ(ピアノソロバージョン)
- サントラの曲名(CD未収録):初音とヴァイオリン Apf ver.
- 原曲:「ヴァイオリン協奏曲第1番」第2楽章
- 作曲者:ブルッフ
玉響が演奏する前に、初音が朝陽に「逃げないでくださいよ」と言ったシーンで流れました。
ブルッフの「ヴァイオリン協奏曲第1番」第2楽章のアレンジした曲です。
こちらは、ピアノのソロバージョンのようです。
玉響がこけら落とし公演で演奏した曲
- 曲名:「交響曲第5番」第1楽章と第4楽章
- 作曲者:チャイコフスキー
高階フィルと同じく、チャイ5の全楽章を演奏したということだと思います。
ですが、ドラマでは、第1楽章と4楽章がピックアップされていました。
彰一郎が「すごい」とつぶやいた直後に、第4楽章に移っています。
この演奏シーンは、すごい迫力ありましたね。
予想では、第4楽章だけ演奏されると思ってました。
実際に、オーケストラでは、第3楽章と第4楽章だけ演奏するという例があるみたいなので。
第1楽章が聴けたし、第4楽章はまさに圧巻でした。
回想シーンも混じって、めっちゃ感動しました~
「ヴァイオリン協奏曲第1番」第2楽章/ブルッフ(ヴァイオリンソロ・ピアノ伴奏バージョン)
- サントラの曲名(CD未収録):初音とヴァイオリン Apf & Vlsolo ver.
- 原曲:「ヴァイオリン協奏曲第1番」第2楽章
- 作曲者:ブルッフ
玉響の演奏が終わってから、三島父子の会話のシーンまで流れました。
こちらは、ヴァイオリンとピアノ伴奏バージョンのようです。
三島光太郎の言葉が、胸に響きました…
彰一郎パパ、ほんとカッコいいです。
「交響曲第5番」第4楽章/チャイコフスキー(メインテーマ)
- サントラの曲名:リバーサルオーケストラ -Main Theme-
- 原曲:「交響曲第5番」第4楽章
- 作曲者:チャイコフスキー
投票の結果、玉響の勝利が決まった直後に流れました。
チャイ5の第4楽章のアレンジした曲ですが、こちらはメインテーマ曲となります。
定期演奏会やコンサートが終わった後などに、いつも流れるバージョンですね。
玉響の存続が決まり、関係者たちの楽しそうな姿が印象に残りました。
オールキャスト大集合という感じで。
そして、ドラマ終盤、初音と朝陽が握手した後からラストシーンでも流れました。
フィンランディア/シベリウス
- サントラの曲名:天才ヴァイオリニストは目覚める
- 原曲:交響詩「フィンランディア」
- 作曲者:シベリウス
奏奈が「そんなんじゃないよ、今のところは」と言った直後から、常葉修介と高階藍子が会話しているところまで。
シベリウスのフィンランディアです。
いつも述べているとおり、賛歌としても合唱されることがある部分です。
ほぼ原曲に近いと思います。
ハノン
- サントラの曲名:基礎が大切
- 原曲:「60の練習曲によるヴィルトゥオーゾ・ピアニスト」
- 作曲者:シャルル=ルイ・アノン(ハノン)
高階藍子が、朝陽に来てもらえるようなオケになるという話をして、常葉修介のもとを去った直後。
本宮雄一が市議会議員と話しているシーンまで流れました。
やはり、高階藍子、そういう人物だったのかと。
格が違いますね。
原日出子さんが、とてもカッコよかったです。
「交響曲第9番」(新世界より)第2楽章/ドヴォルザーク
- サントラの曲名(CD未収録):それぞれの路
- 原曲:「交響曲第9番(新世界より)」第2楽章
- 作曲者:ドヴォルザーク
玉響の記念撮影が行われたときに流れました。
初音と朝陽が帰り道を歩いているところまで。
ドヴォルザークの「交響曲第9番」第2楽章のアレンジ曲。
玉響のメンバー全員が、満面の笑み。
ドラマが終わるということで、感傷的になります…
【コラム】ベートーヴェン「交響曲第3番(エロイカ)」の作曲の経緯は?本当にナポレオンに失望したの?
ベートーヴェンの交響曲第3番、通称「エロイカ(英雄)」。
この曲は、当時英雄として讃えられたナポレオンに献呈するために作曲されたものとして有名です。
しかし、皇帝の座についたナポレオンにベートーヴェンが失望し、ナポレオンへの献辞が書かれた表紙を破り捨てたというエピソードもあります。
この逸話も有名で、私もずっと、そんな事実があったんだ~と思っていました。
ところが…
最近の研究では、どうやら、この話は事実とは異なるということが分かってきています。
確かに、ナポレオンへ献呈しようとした原本の表紙が不明瞭になっているのは見て取れるそうです。
ですが、これは、ベートーヴェンがナポレオンに曲を贈ることをあきらめたので、表紙を書き換えてしまったからと考えられています。
ベートーヴェンは、何とかナポレオンとのパイプを作りたいと考えていたようです。
しかし、交響曲第3番が完成したころ、フランスとオーストリアが戦争状態となっていました。
そのため、オーストリアにいたベートーヴェンがナポレオンに献呈できなかったというのが、有力な説となっています。
この説だと、ベートーヴェンが失望したのは、ナポレオン本人ではなく、ナポレオンに近づけなくなった事情ということになります。
どちらの説が正しいかは、もちろん分かりませんが。
ベートーヴェンは当時フリーランスであり、後ろ盾となる貴族の支援を探し求めていました。
それを考えると、やはり、ナポレオンに失望したのではなく、戦争によってナポレオンの支援をあきらめなければならなかったという有力説に軍配が上がりそうですね。
備考・感想
最終回は、ほんと感動しましたし、色々書きたいことがあります。
とりあえず、1つだけ、どうしても気になって、ここで取り上げたいのが、石田泰尚さんが玉響と高階のどちらに投票したのかということ。
5話と6話では、本人役としてバレンタインガラコンサートのポスターの写真に登場しましたが、最終回では審査員としてまた本人役として出演しました。
石田さん、やっぱり、渋い(^^♪
コンマスとしての視点から評価することになるので、興味深々です。
また、神奈川フィルハーモニー管弦楽団のコンサートマスターなので、神奈川フィルの公演の模様を見ると、石田さんの姿を確認できることがよくあります。
玉響では初音の位置、高階フィルでは三島彰一郎の位置になりますね。
ドラマの曲でも、チャイ5やニムロッド、ブラ1などのオーケストラで、コンマスとして石田さんが演奏しているシーンを見かけます。
YouTubeの神奈川フィルの動画を探ってみると、面白いと思います。