2023年4月より「NHK Eテレ」で、アニメ「青のオーケストラ」が放送開始となりました。
現在「裏サンデー」で連載中の、阿久井真さんによる漫画が原作です。
現在進行形で漫画を読んでいる方はもちろん、原作を知らない方でも楽しめる内容となっています。
私は原作を読んでおらず、予備知識はあまりない状態ですが。
アニメが放送されるということで、全話観るつもりでいます。
この記事では、アニメ「青のオーケストラ」で登場したクラシック曲を全話紹介していきます。
性質上、ネタバレとなる部分がありますので、ご注意いただければと思います。
青のオーケストラを漫画で読みたい!という方には、「コミックシーモア」と「まんが王国」をおススメします。
もちろん、青のオーケストラだけでなく、色々な漫画がそろっています。
まず、漫画だけでなく電子書籍全般を読みたいという方には、「コミックシーモア」がとても便利です。
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漫画だけ取り扱っているので、とにかく漫画を読みまくりたいという方向けですね。
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「コミックシーモア」も「まんが王国」も第1話だけ読めます。
私も1話だけ読みましたが、すごくいいです!
アニメが原作を忠実に再現しているのがよく分かります。
多分、アニメが終わったら、全話読んでしまうと思います(^^;
原作を読んでいない方で、アニメの続きが気になる方はぜひ登録することをおススメします!
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所々、分からなかったり、見逃していたりする曲があるかもしれませんが、気づき次第、追記・修正していく予定です。
また、曲紹介でアップしている音源は全てフリー素材を使っています。
こちらのサイトから利用させていただきました。
>>「クラシック名曲サウンドライブラリー」
一部改変しているものもありますが、ご了承ください。
「青のオーケストラ」第1話で登場した曲一覧
第1話で登場した曲を、以下にまとめました。
「ヴァイオリン協奏曲 ホ短調」第3楽章/メンデルスゾーン
- 曲名:「ヴァイオリン協奏曲 ホ短調」第3楽章
- 作曲者:メンデルスゾーン
アニメが始まった直後に、回想シーンで青野一が演奏していた曲です。
メンデルスゾーンの「ヴァイオリン協奏曲 ホ短調」、いわゆるメンコンです。
第3楽章の終曲の部分が演奏されていました。
透き通るような音色で、聴き惚れました(^^♪
おそらく、設定としては、全楽章演奏したということだと思います。
ちなみに、ドラマ「リバーサルオーケストラ」でも、メンコンの第3楽章をアレンジした曲が毎回登場していました。
主人公の天才ヴァイオリニストの初音のテーマ曲という感じでした。
ただ、一般的になじみがあるのは、第1楽章かなと思います。
第1楽章の出だしの部分は、おそらく誰もが耳にしたことがあると思います。
いきなりサビを持ってくるという…
今では特に珍しいことではありませんが、当時は画期的なこと。
曲の冒頭でヴァイオリンのソロをたっぷり聴かせるようにしたのは、メンデルスゾーンが初めてと言われています。
また、メンデルスゾーンは、ニ短調のヴァイオリン協奏曲も作曲していたようですが、こちらはあまり知られていません。
多分、私は聴いたことがないと思います(汗)
一般的に、メンコンといえば、ホ短調の協奏曲になりますね。
オープニングテーマ/「Cantabile」
- 曲名:「Cantabile」
- 作詞:竹中雄大
- 作曲:竹中雄大/沖聡次郎
青野くんのメンコン演奏直後に、オープニングとなりました。
Novelbrightの曲です。
ありふれたこのフレーズも
~
~
気がするんだよ
のところの歌詞が、すごくいい!
著作権の関係で、歌詞を載せるとアウトになるので、これ以上は書けませんが…
でも、ほんと、素敵な曲でしたね(^^♪
「24の奇想曲」第24番/パガニーニ
- 曲名:「24の奇想曲(カプリース)」第24番
- 作曲者:パガニーニ
回想シーンで、青野くんの父親の青野龍仁がヴァイオリンで弾いていた曲。
青野くんが憧れの眼差しで、喜んでいました。
パガニーニの「24の奇想曲」で、最も有名な24番です。
パガニーニはヴァイオリンの演奏がうますぎたので、悪魔に魂を売り渡したのと引き換えに演奏技術を手に入れたと、まことしやかに噂されました。
大げさに聞こえますが、「24の奇想曲」を全部視聴すると、そのように信じられても仕方ないと思えるほど、強烈なインパクトがあります。
よく、こんな曲作ったなぁ…と。
青野くんのお父さんは、パガニーニが少しモデルになっているのかな?
原作を読んでいないので詳しいことは分からないのですが、風貌などちょっと似ているような気がします。
また、「24の奇想曲」の第24番は、後にリストやブラームス、ラフマニノフなど有名な作曲家がこぞって編曲し、モチーフにした曲を作ったことでも有名ですね。
このブログの色んな記事で述べていますが、ラフマニノフ大好きな私としては、「パガニーニの主題による狂詩曲」がぜひとも聴いていただきたいおススメの曲です。
ラフマニノフのパガニーニの主題による狂詩曲が使われた映画は?隠れた名作「ある日どこかで」を紹介します!
パッヘルベルのカノン
- 曲名:3つのヴァイオリンと通奏低音のためのカノンとジーグ ニ長調
- 作曲者:パッヘルベル
保健室で、秋音律子がヴァイオリンで練習していましたが。
何の曲か、よく分かりませんでした(汗)
パッヘルベルのカノン?
G線上のアリア?
音が延びるところが、エルガーのエニグマ変奏曲にも聞こえるのですが…
やっぱり、何度聴いても分かりませんでした。
ヴァイオリンに詳しくて実際に弾いてらっしゃる方なら、分かるのかもしれませんね。
第2話で明らかになるかもしれないので、待つことにします。
そして、第2話の内容から、どうやらパッヘルベルのカノンだったようです。
正式名称は「3つのヴァイオリンと通奏低音のためのカノンとジーグ ニ長調」ですが、一般的にはパッヘルベルのカノンの名称で知られていますね。
特に第1曲目のカノンは有名で、誰もが聴いたことがある曲でしょう。
逆に、2曲目のジーグはあまり聴く機会はないと思います。
上記で使わせていただいた音源も、前半のカノンのみで後半のジーグは収録されていませんでした。
ジーグがないので、パッヘルベルのカノンという愛称が広まったとも考えられます。
でも、ジーグも素敵な曲なので、ぜひ全曲通して聴くのをおススメします(^^♪
エンディングテーマ/「夕さりのカノン feat.『ユイカ』」
- 曲名:「夕さりのカノン feat.『ユイカ』」
- 作詞・作曲:粗品
エンディングテーマは、「夕さりのカノン feat.『ユイカ』」という曲で、曲名にあるとおり、パッヘルベルのカノンを基調としたメロディーでした。
所々で取り入れられているカノンのアレンジが絶妙で、聴き入ってしまいました。
エンディングテーマもいい曲ですね。
で、驚いたのが、作詞・作曲が粗品さんということ!
知らなかった~
ビックリしました…
粗品さん、すげえなぁ。
改めて、その多彩な才能に脱帽です。
第1話のまとめ・感想
まだ1話だけですが、これからの展開が楽しみで仕方ないという感じです。
早く続きが見たいです。
原作を読んでいないので、原作を見たいという誘惑にかられていますが、我慢してます(笑)
青野くんを演じている声優さんは千葉翔也さんで、個人的に「ようこそ実力至上主義の教室へ」の主人公・綾小路くんの印象が強いです。
無気力なところは青野くんと似ているかな。
秋音役の加隈亜衣さんは、やはり「鬼滅の刃」の真菰が有名ですかね。
最近見たアニメだと、「転生したら剣でした」のフランも、すごい印象に残っています。
どちらも、いわゆる萌えキャラ的な存在ですが。
秋音はまたちょっと違うタイプですね。
うまく演じ分けているのが、さすがだわ~と感心いたします。
あと、それぞれのキャラクターの演奏を担当している方々がすごい!
青野くんは東亮汰さんで、父親の青野龍仁はヒラリー・ハーンさん。
めっちゃ豪華なメンバーですね。
物語だけでなく、随所で演奏されるクラシック曲にも期待しています。
「青のオーケストラ」第2話で登場した曲一覧
第2話で登場した曲です。
ほぼ、第1話と同じでした。
「ヴァイオリン協奏曲 ホ短調」第3楽章/メンデルスゾーン
- 曲名:「ヴァイオリン協奏曲 ホ短調」第3楽章
- 作曲者:メンデルスゾーン
武田先生が、中1のときの青野くんのコンクールでのヴァイオリンの音が忘れられないと言ったとき。
BGMとして流れました。
生演奏した曲のようですが、BGMとして使うのは贅沢な選出ですね。
「24の奇想曲」第24番/パガニーニ
- 曲名:「24の奇想曲(カプリース)」第24番
- 作曲者:パガニーニ
青野くんが秋音律子に頼まれて、ヴァイオリンの弦を直しているとき。
秋音にヴァイオリンを弾いてほしい言われ、自宅にマスコミが押し寄せている回想シーンで流れました。
第1話でも登場した24の奇想曲の第24番ですね。
パッヘルベルのカノン
- 曲名:3つのヴァイオリンと通奏低音のためのカノンとジーグ ニ長調
- 作曲者:パッヘルベル
秋音律子が練習していた曲です。
パッヘルベルのカノンであることが判明しました。
1話目では分からなかったです。
微かにカノンの感じがしましたが、何やら別の曲が混じっているような気もしました。
2話目では、1話目よりうまくなっているような…
かなりカノンに近づいているような気がしました。
ただ、青野くんが鼻歌でカノンを口ずさんでいましたが、こちらの方がカノンとすぐに分かりました(笑)
そして、圧巻だったのが、ラストの青野くんの演奏シーン。
シチュエーションが素敵すぎる!
これは反則だわ~
しかも、カノンが流れたまま、エンディングロールを迎えるという、とても粋な演出(^^♪
いや~、感動して、ちょっと泣きそうになりました。
映画を観ているようでした。
第2話のまとめ・感想
話がちょっと重いなぁ~と感じましたが、それゆえに引き込まれますね。
青野くんの内面描写も、とても細かくて。
原作はまだ連載中ですよね?
なのに、第2話ですでに泣きそうになりました…
感動したなぁ。
あと、ヴァイオリンの演奏以外にもBGMがありましたが、クラシックかもしれません。
ちょっと分からないです(汗)
つい最近のドラマ「リバーサルオーケストラ」を見ていて、清塚信也さんによるクラシックのアレンジがたくさんあったので、青のオーケストラのBGMもアレンジ曲かもしれないと身構えています。
リバーサルオーケストラも、主人公が初音という女性で、小さいころに天才ヴァイオリニストとして名をはせたという点で似ていました。
青野くんはメンコンで、初音はチャイコン。
色々と対比すると、なかなか面白いです。
さて、次回から高校に舞台が移るようですね。
本格的にオーケストラが始動ということで、期待しています。
「青のオーケストラ」第3話で登場した曲一覧
第3話で登場した曲です。
といっても、クラシックは1曲だけでした。
いや、正確には1曲しか分からなかったと言うべきかも…
時おり流れるBGMが、何かのクラシックのような気もするのですが。
もし、正確なことが分かれば、追記いたします。
「軽騎兵」序曲/スッペ
- 曲名:「軽騎兵」序曲
- 作曲者:フランツ・フォン・スッペ
第3話のラストシーン、海幕高校の部活動紹介で、シンフォニックオーケストラ部が演奏していた曲。
スッペの「軽騎兵」序曲です。
「軽騎兵」序曲は、昔から色々なシチュエーションで聴く機会が多いですね。
今でも、ドラマやCMなどのBGMでよく使われます。
実際、現在放送中の日本テレビ系ドラマ「それってパクリじゃないですか?」の番組予告PR動画で使われていました。
「軽騎兵」はもともとスッペが手がけた喜歌劇、ライトオペラですが、現代では上演されることはありません。
というか、「軽騎兵」のあらすじが今では分かっておらず、記録も残っていないんです。
なので、上演するにも、上演できないというわけです。
「軽騎兵」序曲は、誰もがよく聴く馴染みのある曲ですが、なぜか喜歌劇の「軽騎兵」は内容が分かっていないという不思議な状態となっています。
また、スッペが「軽騎兵」を制作しようと思ったきっかけは、オッフェンバックの「天国と地獄(地獄のオルフェ)」を観て、触発されたからと言われています。
「天国と地獄」はとても有名な喜歌劇で、ご存じの方も多いでしょう。
特に序曲は、運動会の徒競走でよく使われる定番の曲です。
オペラの内容自体も現在よく知られており、グルックの「オルフェオとエウリディーチェ」をパロディ化したものとなっています。
全体の物語としては、ギリシア神話のオルフェウスとエウリュディケーのくだりをモチーフにしています。
第3話のまとめ・感想
「軽騎兵」序曲のオーケストラがすごかった~
生で聴いているようなものなので、さすがに圧倒されました。
間違いなく、3話の最高のシーンでしょう。
しかし、部員が164名もいるというのはビックリしました(笑)
それ以外に印象に残ったのは、青野くんが、ボーイングは地味な練習だけど一番大切な基礎であると語ったところです。
小さいころにご飯を食べるために、箸の使い方を覚えるのと一緒と言ってました。
なるほど~と、すごい納得しました。
とても分かりやすい例えでしたね。
あと、秋音が家にやってきてから、青野くんのお母さんがよく笑うようになったこと。
過去に辛い経験があったようですが、秋音とも気がねなく話せているようで、少し安心しました。
ちょっと大げさかもしれませんが、お母さん、幸せになってほしいです。
「青のオーケストラ」第4話で登場した曲一覧
第4話で登場した曲を紹介しています。
演奏シーンの曲は分かるのですが。
BGMで流れる曲が、相変わらず気になります。
クラシックのような気もするし、ジャズのような気もします。
詳しいことが分かれば、追記していきます。
「無伴奏チェロ組曲 第1番」前奏曲(プレリュード)/バッハ
- 曲名:「無伴奏チェロ組曲 第1番」前奏曲(プレリュード)
- 作曲者:バッハ
山田くんが楽器店で演奏していた曲です。
山田くんが、曲紹介していましたね。
無伴奏チェロ組曲は6番まであります。
そして、その1~6番全てが
- 前奏曲→アルマンド→クーラント→サラバンド→メヌエット→ジーグ
- 前奏曲→アルマンド→クーラント→サラバンド→メヌエット→ジーグ
- 前奏曲→アルマンド→クーラント→サラバンド→ブーレ→ジーグ
- 前奏曲→アルマンド→クーラント→サラバンド→ブーレ→ジーグ
- 前奏曲→アルマンド→クーラント→サラバンド→ガヴォット→ジーグ
- 前奏曲→アルマンド→クーラント→サラバンド→ガヴォット→ジーグ
という順に、規則正しく6曲で構成されています。
ただ、一般的になじみがあるのは、やはり1番でしょう。
無伴奏チェロ組曲のプレリュード(前奏曲)も、普通は1番のプレリュードを指します。
正直、私は6番まで全てをじっくり聴くことは、そんなに多くありません(汗)
それでも、1~6番まで全て優雅な響きで、ゆったりした気持ちになりますね。
また、今でこそ、バッハの無伴奏チェロ組曲は有名ですが。
バッハの死後は、ほとんどその存在は忘れられてしまいました。
バッハの自筆譜も現存していないようです。
しかし、今や伝説のチェリストとも言える、パブロ・カザルスが再発見し、その価値を広く世に知らしめたのは有名な話ですね。
パブロ・カザルスの存在がなければ、今の時代に、無伴奏チェロ組曲が当たり前のように演奏されることはなかったと考えられます。
「四季」より「春」第1楽章/ヴィヴァルディ
- 曲名:「四季」より「春」第1楽章
- 作曲者:アントニオ・ヴィヴァルディ
物語のラスト近く。
オーケストラ部の見学中に、青野くんが、佐伯直と一緒にヴァイオリンで弾くことになった曲。
佐伯くんがさわりだけ演奏しました。
「四季」は、言わずと知れた、ヴィヴァルディの代表曲。
特に「春」の第1楽章は、最も有名でしょう。
入学式のシーズンに、よく聴く機会が多いと思います。
もともとは「和声と創意への試み」というヴィヴァルディの協奏曲集に収められており、「四季」は最初の4曲のセットになります。
春・夏・秋・冬のそれぞれに3つの楽章があり、合計12楽章から成り立っています。
個人的な印象かもしれないですが、12楽章全てを聴くと、「四季」のそれぞれのメロディーが、日本の一般的な季節のイメージと違うような気がするんですよね。
特に「夏」は3楽章とも、不安をかき立てられるような曲調です(汗)
逆に、「冬」の第2楽章は、なぜか陽気…
やはり、ヴィヴァルディは17~18世紀のイタリアの人なので、今の日本とは風土も文化も違うし、季節のとらえ方も異なるのだと思います。
それでも、「春」の第1楽章の明るい雰囲気は、日本の一般的なイメージと共通していますね。
また、「四季」には、全ての楽章に「ソネット」と呼ばれる詩が付けられています。
ヴィヴァルディ自身が書いたものと思われますが、真偽のほどは分かっていません。
春の第1楽章のソネットは
で始まり、途中で嵐が来て、嵐が通りすぎると、小鳥たちは再び楽しそうに歌うというような意味になります。
第4話のまとめ・感想
う~、ここで終わるか~という感じでした。
ちょうど、いいところで次回へ続くとなりましたね。
青野くんと佐伯くんの直接対決?が気になります。
四季の「春」第1楽章もたっぷり聴けるのかな?
楽しみですね。
あと、バッハの「無伴奏チェロ組曲 第1番」前奏曲が、少しだけしか聴けませんでした。
できれば、もうちょっと聴きたかったな~というところです。
そして、アニメの中で、オーケストラについての知識を教えてくれるのがありがたいですね。
勉強になります。
でも、秋音ちゃんが、1stヴァイオリンやコンマスという用語も知らなかったのは、どうなんだ?
オーケストラ部に入るのであれば、それくらいの予備知識は普通ありますよね。
まあ、やっぱり、そういうキャラなのかな。
ツッコミどころが多くて、かわいいです(^^♪
オーケストラの解説をするために、あえてそういう設定にしたとも考えられますね。
「青のオーケストラ」第5話で登場した曲一覧
第5話で登場した曲です。
相変わらず、BGMで流れる曲はちょっと分からないです…
「四季」より「春」第1楽章/ヴィヴァルディ
- 曲名:「四季」より「春」第1楽章
- 作曲者:アントニオ・ヴィヴァルディ
前回から続くような形で、ヴィヴァルディの春の第1楽章です。
青野くんと佐伯くんが、バトルのようになって演奏した曲。
その後、小桜ハルも演奏しました。
そして、オーケストラ部の2~3年生が、1年生の前で披露しました。
どちらも、すごい迫力でしたね(^^♪
パッヘルベルのカノン
- 曲名:3つのヴァイオリンと通奏低音のためのカノンとジーグ ニ長調
- 作曲者:パッヘルベル
オーケストラ部の見学で、秋音律子が自ら立候補して演奏した曲。
秋音ちゃん、かなりうまくなってましたね(^^♪
回を追うごとに成長しているのが、よく分かります。
「軽騎兵」序曲/スッペ
- 曲名:「軽騎兵」序曲
- 作曲者:フランツ・フォン・スッペ
青野くんが、2~3年生の演奏を待ってる間、原田蒼を見て、回想シーンで流れました。
3話で、部活動紹介のときにオーケストラ部が演奏していた曲ですね。
BGMのような形で流れていたのが素敵でした。
第5話のまとめ・感想
やっぱり、ヴィヴァルディの四季の演奏がすごかったですね。
ソロバージョンとオーケストラバージョンの両方を聴かせてもらった感じです。
原田先輩がコンマスとなって率いたオーケストラの演奏は圧巻でしたね。
青野くんと佐伯くんの、ソロ対決の演奏もかなり聴きごたえがありました。
すごいインパクトがあったので、個人的にはこちらの方が印象に残ってしまったかも…
普段、オーケストラのそろった演奏に聴き慣れているからかもしれません。
青野くんと佐伯くんの演奏は、原田先輩からは音のケンカと表現され。
青野くん自身も、自分の演奏が「だっせぇなぁ」とぼやいていましたが。
予定調和から外れると、逆にとても気になってしまいます。
あと、青野くんの過去は、さすがに見ていてしんどかったです…
あんな感じで、雑誌の記者がわんさか押し寄せて、学校でも噂になったら、メンタルもたないです。
しかも、中学1年生のときでしょ。
う~ん、私だったら、登校拒否とかしてしまいそうです。
うちの上の息子も、あと数年で中学生になるので、父親としてしっかりしないといけないと強く思いました。
と、ちょっと親目線で見てしまった次第です。
「青のオーケストラ」第6話で登場した曲一覧
第6話で登場した曲です。
いつものように、時折BGMで流れる曲は気づいていない可能性があります…
「カルメン」より「前奏曲(闘牛士)」/ビゼー
- 曲名:「カルメン」より「前奏曲(闘牛士)」
- 作曲者:ビゼー
オーケストラ部が、定期演奏会に向けて練習していた曲です。
練習中、青野くんが合わせるのが難しいと言ってました。
その後、秋音が足を引っ張らないようにと、一人で練習していましたね。
ビゼーが制作したオペラ「カルメン」の「Les Toreadors(=闘牛士)」ですが、歌劇では、序盤の第1幕への前奏曲として演奏されます。
さあ、これから始まるぞ!という感じですね。
今でも様々な場面で、よく耳にすることがあると思います。
有名どころでは、「ビートたけしのTVタックル」のオープニングテーマかな。
それだけ馴染みのある曲ですが、オーケストラの場合、通常はオペラのカルメンの曲を再編成した「カルメン組曲」として演奏されます。
アニメでは定期演奏会で発表する曲のようなので、カルメン組曲が披露されるのでしょう。
で、ビゼーはカルメン上演後しばらくして急死したため、カルメン組曲は、ビゼー自身が編曲したものではありません。
そのため、現在では、一口にカルメン組曲といっても、オーケストラによって選曲や順序・構成も違ってきます。
これが結構ややっこしくて、管弦楽団によって様々なバージョンがあるので、混乱してしまうこともあると思います。
Les Toreadorsも「前奏曲」とか「序曲」というタイトルで披露されることもあるようです。
ただ、カルメン組曲では、Les Toreadors(闘牛士)は、最初に演奏されることが多いという印象です。
その他、組曲には「ハバネラ」や「アラゴネーズ」などもあり、これらもドラマやCMなどでよく耳にすることがあると思います。
アニメの定期演奏会でも、これらの曲が出てきそうですね。
また、オペラのカルメン自体もすごい迫力があるので、ぜひご覧になっていただければと思います。
カルメンが歌う「ハバネラ」や、エスカミーリョが歌う「闘牛士の歌」など、組曲とはまた違った魅力を感じられることでしょう。
「くるみ割り人形」より「小序曲」/チャイコフスキー
- 曲名:バレエ組曲「くるみ割り人形」より「小序曲」
- 作曲者:チャイコフスキー
6話の終わりの方で、オーケストラ部が練習していた曲です。
ご存じのとおり、チャイコフスキーの有名なバレエ作品「くるみ割り人形」。
その序曲となります。
先ほどのカルメンと同じように、オーケストラで演奏されるときは、組曲として再編成されたものが披露されるのが通常です。
組曲としてのくるみ割り人形は
- 小序曲
- 行進曲
- 金平糖の精の踊り
- ロシアの踊り
- アラビアの踊り
- 中国の踊り
- 葦笛の踊り
- 花のワルツ
という編成になります。
アニメで練習していた曲の小序曲は、バレエでも最初に登場する曲で、その流れで第1幕へと続きます。
くるみ割り人形の組曲はどれも有名ですが、特に「行進曲」と「花のワルツ」は、誰もが聴いたことのある曲でしょう。
でも、小序曲もとてもいい曲ですよ。
小気味の良いテンポで、聞いていると心が躍りますね。
あと、個人的に好きなのは、ロシアの踊りです。
迫力のあるメロディで、テンションが上がるので、気合を入れたいときなどに聴くことがあります。
まあ、この辺は、人それぞれ好みがあるでしょう。
また、最近色々な場面でやたらとよく聞くのが、金平糖の精の踊り。
ドラマやCMなどで、BGMとして使用されているのをよく見かけます。
さて、アニメ6話では小序曲のみ演奏されていましたが、定期演奏会では全曲演奏されるのか、期待しています。
ちなみに、バレエのくるみ割り人形の原作は、ホフマンの童話作品「くるみ割り人形とねずみの王さま」となります。
今では電子書籍でも読めたりします。
で、それをさらに、アレクサンドル・デュマが翻案したものが、チャイコフスキーのバレエ作品の直接の台本となっています。
アレクサンドル・デュマは、「ダルタニアン物語(三銃士)」や「モンテクリスト伯」の作者として有名ですね。
ちょっと話がそれますが、この2作品はガチで面白いので、機会があれば、ご一読することをおススメします。
第6話のまとめ・感想
カルメン組曲もくるみ割り人形も、ヴァイオリンのみの演奏でしたが。
これが興味深かったです。
普段オーケストラで聴くので、ヴァイオリンで音合わせをしている風景は、逆に新鮮でした。
意外にも、貴重なものを聴かせてもらったという印象です。
また、仮入部が終わり、定期演奏会に向けて本格的な練習をするとはいえ、入部したばかりの1年生がカルメンやくるみ割り人形を演奏するものなのかと、少しビックリしました。
定期演奏会でどこまでの曲を演奏するか分かりませんが、特にカルメン組曲だと難度の高い曲があるので。
この辺の事情はよく分かりませんが、やはり日本でも有数の高校のオーケストラ部なので、それだけレベルが高いものなのかなと思いました。
「青のオーケストラ」第7話で登場した曲一覧
第7話で登場した曲を、以下にまとめました。
「くるみ割り人形」より「小序曲」/チャイコフスキー
- 曲名:バレエ組曲「くるみ割り人形」より「小序曲」
- 作曲者:チャイコフスキー
7話の最初で、オーケストラ部が練習していた曲です。
青野くんと小桜ハルちゃんが隣になって練習していました。
「スケルツォ・タランテラ」/ヴィエニャフスキ
- 曲名:スケルツォ・タランテラ
- 作曲者:ヘンリク・ヴィエニャフスキ
青野くんと小桜ハルちゃんが、小学生のときのコンクールで一緒になり、青野くんが演奏した曲です。
ちょうど出だしの部分を演奏していました。
ヴィエニャフスキの「スケルツォ・タランテラ」ですが、フリー音源は見つかりませんでした…
ヴィエニャフスキはポーランドのヴァイオリニストで作曲家。
「華麗なるポロネーズ」や「2つのマズルカ」など数々のヴァイオリン曲を作曲し、ヴァイオリンのショパンと呼ばれることがあります。
アニメで登場したスケルツォ・タランテラは、ヴァイオリンとピアノの協奏曲で、特にヴァイオリンはかなりの技巧曲として知られています。
スケルツォはイタリア語で「冗談」という意味のとおり、もともとは軽快なテンポでユーモア感のある曲のことでした。
ただ、次第にその意味合いは薄れ、曲調は楽曲によって異なるようになりました。
スケルツォといえば、やはり、ショパンが楽曲の一分野として確立したとイメージが強いですね。
ショパンが作曲したスケルツォの4曲は、まさにピアノ曲のクラシックの王道という感じ。
また、「スケルツォ・タランテラ」のタランテラは、イタリアの港町タラントに由来するとか、毒蜘蛛のタランチュラに由来するとか、諸説アリです。
なぜタランチュラ?と疑問に感じますが、タランチュラに噛まれると毒に冒されるため、苦しんで踊り続けてしまうからという説によります。
さて、スケルツォ・タランテラは、かなりの技術が必要となるヴァイオリンの難曲です。
これを、小学生2年生の青野くんが弾くのか…
しかも、小桜ハルちゃんは、ブルッフでしょ。
お互い、レベルが高すぎる(汗)
と思っていたら…
クレジットに青野くんの吹き替え演奏は、江原望花子さんとありました。
存じ上げなかったのですが、プロとして活躍しているヴァイオリン奏者の方と思っていました。
ところが、たまたまYouTubeで検索をかけてみたところ、まさかまさか、現在小学生の女の子のようなんです。
そして、スケルツォ・タランテラを演奏している動画も、たまたま拝見しました。
音楽コンクールの全国大会の模様を撮影したもののようです。
ただ、ご本人なのかどうかは確証を得てません。
そのため、ここでは動画の掲載などは控えさせていただきます。
とはいえ、実際に、これだけの技術を持つ天才的な小学生がいらっしゃるものなんですね。
感服しました。
「カルメン」より「前奏曲(闘牛士)」/ビゼー
- 曲名:「カルメン」より「前奏曲(闘牛士)」
- 作曲者:ビゼー
7話の後半で、オーケストラ部が練習していた曲です。
このときは、青野くんと佐伯くんが隣になって演奏しました。
第7話のまとめ・感想
物語の前半は、ほのぼのしていて、青春だなぁ~と思って見ていましたが。
後半に入ってから、またもや話が重すぎる…
ハルちゃん、気の毒すぎる…
自分を変えようと思っても、そう簡単にできるものではないですもんね。
ハルちゃんの小学2年生のコンクールの様子が描かれていたので、その後も親目線で見てしまいました。
う~ん、ツライなぁ…
でも、リッちゃんがハルの味方になってくれるのは、大きいですね。
ですが、次回予告で、ハルちゃんが部活をしばらく休んでいるという話が出てきて、やはり心配です。
青野くん・佐伯くん・山田くんも、力になってくれないかなぁ。
おそらく、こういう高校生ならではの深い悩みが、これからもテーマとして描かれるんでしょうね。
見ていて泣きそうになることもありますが、音楽が心を癒してくれるのを期待しています。
「青のオーケストラ」第8話で登場した曲一覧
第8話で登場した曲をまとめました。
「カルメン」より「前奏曲(闘牛士)」/ビゼー
- 曲名:「カルメン」より「前奏曲(闘牛士)」
- 作曲者:ビゼー
6話・7話に続いて、オーケストラ部が練習していた曲です。
カルメンの練習のときは、青野くんと佐伯くんが隣同士になるようです。
佐伯くんが、小桜さん今日も部活休み?とつぶやいていましたね。
G線上のアリア/バッハ
- 曲名:G線上のアリア
- 作曲者:バッハ/ウィルヘルミ
8話終盤で、秋音のリクエストに応え、ハルが演奏した曲です。
G線上のアリアも、誰もがどこかで聞いたことがあるであろう、有名な曲ですね。
もともとは、バッハが作曲した「管弦楽曲第3番」の第2楽章「アリア」という曲ですが。
19世紀に活躍した、ドイツのヴァイオリニストてあるアウグスト・ヴェルヘルミが編曲し、G線上のアリアとして広く知られるようになりました。
では、なぜG線上のアリアという曲名になったのかというと?
ヴァイオリンのG線だけで弾けるからというのが、一般的な説です。
まあ、これは、とても有名な話ですね。
ヴァイオリンには4本の弦がありますが、G線は最低音の弦となります。
で、そのG線だけで、曲の最初から最後まで弾けちゃうということです。
ただ、なぜG線にしたのかは、よく分かっていません。
ヴェルヘルミがG線だけで弾けるのを発見した!と、よく言われていますが。
当時、ヴァイオリンのG線だけで演奏することが流行っていたとも言われています。
あるいは、G線はヴァイオリンの音の基準となる弦でもあるので、G線で弾くというのは自然なこととも考えられます。
いずれにせよ、1本の弦だけを使って演奏するというのが、聴衆を魅了するものであったのは間違いないものと思います。
また、バッハの原曲は様々な楽器で演奏される管弦楽曲でしたが、ヴェルヘルミが現在のようなヴァイオリンの曲へと編曲しました。
ヴェルヘルミがG線上のアリアとして復活させるまで、バッハの原曲は忘れ去られていたようです。
ちなみに、ドイツ語では、Gは「ゲー」と発音します。
そのため、G線上のアリアは「ゲーセンじょうのアリア」と読めたりします。
英語読みだと「ジーセン」ですが、ドイツ読みだと「ゲーセン」…
これも、クラシックあるあるとして、よく知られている小ネタです。
第8話のまとめ・感想
7話に続いて、重い話でした…
ハルちゃんもそうですが、秋音もトラウマを抱えてますよね。
あ、それを言うなら、青野くんも同じか…
それにしても、登場人物の心理描写がエグいですね。
戦慄さえ覚えました。
特に、ハルの「『大丈夫』 昔からそれは私にとって呪いの言葉」というセリフは、強烈でした。
しかも、分からないでもないし。
作者の阿久井真さん、すごいなぁ。
ただただ感服するばかりです。
また、8話のタイトルでもあったG線上のアリアは、移弦せずにヴァイオリンの1つの弦だけで演奏するので、ハルと秋音の関係を象徴しているような気がします。
ハルが言っていたように、ヴァイオリンは早く次の弦に移動しようと焦りすぎても、うまくいかないですし。
友人関係も同じなのかなと。
それに、ハルが初めて秋音に披露した曲が、G線上のアリアですもんね。
と、まあ、あくまで勝手な解釈です😅
とにもかくにも、ラストのハルの演奏はめちゃめちゃ感動しました。
さすがに涙腺がやばかったです。
これからまだ困難はあるかもしれませんが、何とか一歩前進したようで、少し安心しました。