日曜劇場のドラマ「さよならマエストロ」が、2024年1月14日から放送開始となりました。
この記事では、登場したクラシック曲を紹介しています。
個人的に西島秀俊さんが大好きなので、全話見るつもりです😆
また、クレジットで確認しましたが、メインテーマのピアノ担当は角野隼斗さんでした。
音楽監修は、皆さんご存じ、広上淳一さん。
かつて、バーンスタインのアシスタントを務めてらっしゃったこともあります。
出演者も豪華ですし、これは本当に楽しみですね☺
作中のうたカフェで、昭和の名曲が登場するのも面白いです。
ですが、BGMで流れる曲で、分からないものがあります💦
聴き逃している曲もあるかもしれません。
詳しいことが分かれば、また追記いたします。
楽曲は全て登場した順に、時系列でまとめています。
また、なるべくネタバレにならないようにしていますが、性質上内容が分かってしまうところがあるので、注意してくださればと思います。
なお、音源は全てフリー素材を使っています。
いつものように、こちらのサイトから利用させていただきました。
第1話で登場した曲一覧
「狩り」/ヨハンシュトラウス2世
- 曲名:ポルカ「狩り」
- 作曲者:ヨハン・シュトラウス2世
西島秀俊さん演じる夏目俊平が、ドラマ冒頭で指揮した曲です。
ヨハン・シュトラウス2世の「狩り」ですが、元々はオペレッタ「ウィーンのカリオストロ」の一曲です。
それをポルカ用に編曲したものとなります。
演奏している途中、実際に猟銃を撃つというパフォーマンスが有名です。
もちろん、空砲なので、ご安心を。
銃を撃つ担当は、オーケストラによって異なりますが、打楽器奏者というケースが多いです。
ドラマでは、指揮者の俊平が銀の銃を撃つシーンがありましたね。
ただ、指揮者が銃を放つという例は、あまり見たことがないような…
ドラマならではの演出と言えるかと思います。
「交響曲第3番」/シューマン
- 曲名:「交響曲第3番(ライン)」
- 作曲者:シューマン
石田ゆり子さん演じる夏目志帆からの電話を受け取った後に、俊平が指揮した曲です。
シューマンの交響曲第3番は、ラインという標題が付けられていますが、これはライン川のことです。
この後も、アレンジしたような曲がBGMで流れたと思います。
「ヴァイオリン協奏曲」第2楽章 /メンデルスゾーン
- 曲名:「ヴァイオリン協奏曲(ホ短調)」第2楽章
- 作曲者:メンデルスゾーン
大西利空さん演じる夏目海がテレビをつけたときに流れた曲です。
その後、芦田愛菜さん演じる夏目響がすぐにテレビを消してしまいました。
有名なメンコンの第2楽章でしたね。
別の記事でも説明していますが、メンデルスゾーンはニ短調のヴァイオリン協奏曲も作曲しましたが、こちらはほとんど知られていません。
メンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲といえば、一般的にホ短調の曲を指しますね。
「交響曲第5番」第1楽章 /ベートーヴェン
- 曲名:「交響曲第5番(運命)」第1楽章
- 作曲者:ベートーヴェン
晴見フィルハーモニーが練習していた曲ですね。
個人での練習を含め、ドラマで何度も登場しました。
久間田琳加さん演じる内村菜々の解釈が、とても興味深かったですね。
「アマポーラ」/ホセ・ラカジェ
- 曲名:「アマポーラ」
- 作曲者:ホセ・ラカジェ
うたカフェで、西田敏行さん演じる小村二朗が歌っていた曲です。
クラシックとは言えないと思いますが、日本でもたくさんの方がカバーしていますね。
「国民の象徴」/バグリー
- 曲名:行進曲「国民の象徴」
- 作曲者:バグリー
内村菜々が俊平に高校の最後の大会の話をしているときの、回想シーンで演奏していた曲です。
「国民の象徴」でしたが、行進曲の中でも特に有名ですね。
マーチといえばスーザを思い浮かべると思いますが、アメリカ合衆国では、スーザの「星条旗よ永遠なれ」と並ぶくらい人気があるようです。
「交響曲第5番」第4楽章 /ベートーヴェン
- 曲名:「交響曲第5番(運命)」第4楽章
- 作曲者:ベートーヴェン
當真あみさん演じる学生が会場を訪れ、響がドアを開けた瞬間、晴見フィルハーモニーが演奏していた曲です。
ベートーヴェンの交響曲第5番「運命」の第4楽章です。
もちろん、第1楽章から演奏していたという設定だと思います。
「運命」はどうしても第1楽章のインパクトが強いですが、第4楽章まで通して聴くと、苦難を乗り越えるストーリーがよく分かるので、ぜひ全楽章通してお聴きくださればと思います。
まとめ
冒頭で、バーンスタインのエピソードが出てきましたね。
夏目俊平の指揮スタイルを見ていると、バーンスタインを意識しているのかなと思いました。
熱情的な激しい動きをしますよね。
ドラマのタイトルでもある「アパッシオナート」は音楽用語で「熱情的に」という意味なので、音楽に対する俊平の姿勢も象徴しているのかもしれません。
そして、ラストシーンは、ある程度予想できました。
伏線ありましたもんね。
まだ、二人の関係はよく分かりませんし…
とはいえ、ここで再び「運命」の第1楽章が流れるのは、見事な演出だと思います。
第2話で登場した曲一覧
「ウィリアムテル」序曲/ロッシーニ
- 曲名:「ウィリアムテル」序曲
- 作曲者:ロッシーニ
晴見フィルハーモニーが演奏した曲です。
ドラマの最初の方で、芦田愛菜さんの解説がありましたね。
その後も、何度も登場しました。
第4部の「スイス軍の行進」が有名ですが、第1部のアンダンテ(夜明け)も演奏されていました。
「スイス軍の行進」とは対照的に、とても静かなメロディーです。
「交響曲第5番」第4楽章 /ベートーヴェン
- 曲名:「交響曲第5番(運命)」第4楽章
- 作曲者:ベートーヴェン
當真あみさん演じる谷崎天音が歩きながら、晴見フィルハーモニーの演奏を思い出したシーンで。
第1話の演奏シーンの回想ですね。
「皇帝円舞曲」/ヨハンシュトラウス2世
- 曲名:皇帝円舞曲
- 作曲者:ヨハン・シュトラウス2世
こちらは、実際に曲が流れたわけではないですが、天音が晴見フィルハーモニーが練習していたところにやって来て、口ずさんだ曲です。
俊平は「エンペラーワルツ」と呼んでいましたが、日本では「皇帝円舞曲」と呼ぶのが一般的だと思います。
1つ目と「マスト」と言った2つ目のメロディは、皇帝円舞曲のものというのは分かるのですが。
3つ目、4つ目から、よく分からなくなりました(汗)
シュトラウス2世の別の曲かと思いましたが、皇帝円舞曲のメロディのようです。
何回聴いても、副旋律まではなかなか記憶に残りません。
オーケストラなどで実際に演奏しないと、すぐには聴き取れないと思います。
それだけ、谷崎天音がスゴイということですね。
「カルメン」より「バハネラ」/ビゼー
- 曲名:「カルメン」より「バハネラ」
- 作曲者:ビゼー
新木優子さん演じる倉科瑠李が、うたカフェで歌っていた曲です。
オペラ「カルメン」で、ヒロインのカルメンが歌う有名な曲ですね。
「恋は野の鳥」と呼ばれることもあります。
第1幕が始まってから、わりとすぐに登場するシーンです。
カルメン組曲として編曲されることも多いですが、この場合はもちろん歌詞はありません。
このブログのあちこちで語っていますが、歌劇「カルメン」はとても迫力があるので、まだ観たことがない方は、ぜひ鑑賞してくださればと思います。
「無伴奏チェロ組曲第6番」第4曲/バッハ
- 曲名:「無伴奏チェロ組曲第6番」第4曲(サラバンド)
- 作曲者:バッハ
佐藤緋美さん演じる羽野漣の工場に、俊平が訪れる途中で、羽野漣が演奏していた曲です。
後をつけていた響も聴いていた曲です。
このシーンのノスタルジックな雰囲気が、とても素敵でした。
無伴奏チェロ組曲は、チェロの曲の中で最も有名な作品でしょう。
「無伴奏チェロ組曲第6番」第6曲/バッハ
- 曲名:「無伴奏チェロ組曲第6番」第6曲(ジーグ)
- 作曲者:バッハ
羽野漣の工場で、始めに俊平が鍵盤ハーモニカで吹いた曲です。
ちょっと分かりにくかったですが、第6曲のジーグだと思います。
「無伴奏チェロ組曲第6番」第5曲/バッハ
- 曲名:「無伴奏チェロ組曲第6番」第5曲(ガヴォット)
- 作曲者:バッハ
羽野漣の工場で、漣が俊平に「ちょっと違いますね」と言って、弾いた曲です。
その後、俊平が鍵盤ハーモニカを吹き、漣がチェロを弾いて合奏しました。
この楽器の組み合わせは面白かったですね。
「ヴァイオリン協奏曲」第2楽章 /メンデルスゾーン
- 曲名:「ヴァイオリン協奏曲(ホ短調)」第2楽章
- 作曲者:メンデルスゾーン
ドラマのラスト近くで、羽野漣が、響のことを思い出したときに演奏していた曲です。
通称メンコンですが、第1話と同じく第2楽章でした。
その後、響が楽譜を整理しているときにも、メンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲の封筒のようなものを見つけてました。
第1話で、響がテレビを消したのは、メンコンがトラウマになっているということでしょうか。
ちなみに、「リバーサルオーケストラ」の主人公・初音はチャイコンがテーマでした。
「さよならマエストロ」では、響のテーマがメンコンということかもしれませんね。
まとめ
新木優子さんや佐藤緋美さん、當真あみさんも加わり、盛り上がってきましたね。
登場人物の関係がこれからどうなっていくのか、楽しみです。
また、羽野漣の父親を利重剛さんが演じていました。
「リバーサルオーケストラ」では、初音のお父さん役だったんですよね。
まあ、やはり、リバーサルオーケストラを思い出してしまうときがあります😆
第3話で登場した曲一覧
「ウィリアムテル」序曲/ロッシーニ
- 曲名:「ウィリアムテル」序曲
- 作曲者:ロッシーニ
ドラマの冒頭で、宮沢氷魚さん演じる森大輝がトランペットで吹いていた曲です。
最も有名であろう「スイス軍の行進」のパートです。
「皇帝円舞曲」/ヨハンシュトラウス2世
- 曲名:皇帝円舞曲
- 作曲者:ヨハン・シュトラウス2世
第2話同様、実際に曲が流れたわけではないですが、天音が歩きながら口ずさんでいた曲です。
個人的に、皇帝円舞曲では、この部分とすぐ後に続くメロディが一番好きです。
これぞ、シュトラウス!という感じですね☺
「ジ・エンターテイナー」/ジョプリン
- 曲名:ジ・エンターテイナー
- 作曲者:ジョプリン
天音が、うたカフェに入った時に流れた曲です。
楽器を物色しているところまで流れました。
ジョプリンの「ジ・エンターテイナー」は、P・ニューマンとR・レッドフォードの2度目の共演となった「スティング」のテーマ曲でも有名ですね。
二人の3度目の共演が観たかったものです…
「ヴァイオリン協奏曲」第2楽章 /メンデルスゾーン
- 曲名:「ヴァイオリン協奏曲(ホ短調)」第2楽章
- 作曲者:メンデルスゾーン
天音がヴァイオリンを弾いている姿を見て、俊平が響の演奏を思い出しているシーンで。
1話と2話と同じく、第2楽章でした。
市役所で、羽野漣が響に話しかけたところまで流れていました。
「交響曲第6番」第1楽章 /ベートーヴェン
- 曲名:「交響曲第6番(田園)」第1楽章
- 作曲者:ベートーヴェン
芦田愛菜さんの説明で始まったオープニングから、晴見フィルハーモニーが演奏していました。
その後、天音が「太鼓の達人」で楽譜を読む練習をしているシーンと、朝市でのコンサートでも披露されてました。
ベートーヴェンの交響曲はタイトルが記されたものがいくつかありますが、第6番は「田園」です。
しかも、各楽章に標題が付けられています。
第1楽章の標題は、俊平が説明したように「田舎に到着したときの晴れやかな気分」となりますが、「田園に着いた時の愉しい気分」とか「田舎に到着したときの愉快な感情の目覚め」とか、色々な日本語訳があります。
「交響曲第6番」第4楽章 /ベートーヴェン
- 曲名:「交響曲第6番(田園)」第4楽章
- 作曲者:ベートーヴェン
晴見フィルハーモニーの練習シーンで。
最初は、内村菜々がティンパニを叩いたあたりです。
その後、何度も晴見フィルが練習し、朝市でのコンサートでも演奏されました。
第4楽章の標題は「雷雨、嵐」ですが、こちらの邦訳は統一されていると思います。
やはり、物語の流れからしても、この第4楽章は外せないですね。
「交響曲第6番」第2楽章 /ベートーヴェン
- 曲名:「交響曲第6番(田園)」第2楽章
- 作曲者:ベートーヴェン
朝市のコンサートで、森大輝と羽野漣が2人きりで演奏した曲です。
標題は俊平が説明したように「小川のほとりの情景」で、こちらもほぼ統一されていますが、「小川のほとり」と省略されることもあります。
トランペットとチェロのデュオなんて初めて聴きましたが、素晴らしかったですね。
とても新鮮でした(^^♪
「ヴァイオリン協奏曲」第1楽章 /メンデルスゾーン
- 曲名:「ヴァイオリン協奏曲(ホ短調)」第1楽章
- 作曲者:メンデルスゾーン
ラストで、響がヴァイオリンを手にして演奏した曲です。
やはり来ました第1楽章です。
演奏されていたのは、終結部に入る前のヴァイオリンの独奏の部分です。
上記の音源だと、6分過ぎたあたりからの部分です。
ヴァイオリンの独奏ですが、ちょっと分かりにくいかもしれません。
メンコンでは、第1楽章の出だしが最も有名だと思います。
別の記事でも説明しましたが、第1楽章の冒頭でいきなりサビを持ってきたという感じです。
コンチェルトでヴァイオリンがソロパートで冒頭から演奏されるスタイルは、メンデルスゾーンが初めて取り入れたとされています。
この主題が、その後も繰り返されることになります。
急に明るくなる第3楽章も登場するかもですね。
お楽しみに😆
まとめ
3話のテーマとなったのは、ベートーヴェンの交響曲第6番でしたね。
「田園」という標題のとおり、ハイリゲンシュタットの田園風景を思い描いたものと言われています。
「運命」もそうですが、特に「田園」は物語性が強いので、ぜひ第5楽章まで全て通して聴いてくださればと思います。
さて、ドラマは登場人物がそれぞれ関わりを持ちはじめ、さらに面白くなってきました。
次回も楽しみです(^^♪
第4話で登場した曲一覧
「ヴァイオリン協奏曲」第1楽章 /メンデルスゾーン
- 曲名:「ヴァイオリン協奏曲(ホ短調)」第1楽章
- 作曲者:メンデルスゾーン
ドラマの冒頭で、響が演奏していた曲です。
前回の続きという感じでした。
いわゆるカデンツァと呼ばれるパートを弾いていたようです。
カデンツァは、ソロの演奏者が自由に即興で演奏する部分のことです。
そして、ヴァイオリン協奏曲では、楽章の最終部で演奏されるのが一般的でした。
言うなれば、曲の最後で、ヴァイオリンのソロのテクニックをたっぷり聴かせるというのが通例だったわけです。
ところが、メンコンではカデンツァを楽章の真ん中に持ってきたんです。
このカデンツァを真ん中にして楽章全体を自然な感じに仕上げたのも、メンデルスゾーンが初めてと言われています。
まあ、このように、メンコンって様々な仕掛けがあるんですよね。
なので、当時はコンチェルトとして画期的な曲だったというわけなんです。
「セビリアの理髪師」序曲/ロッシーニ
- 曲名:「セビリアの理髪師」序曲
- 作曲者:ロッシーニ
第4話のテーマ曲。
序曲がメインでしたが、4話全体を通じて「セビリアの理髪師」の曲があちこちで流れたようです。
「セビリアの理髪師」は、理髪師のフィガロが恋沙汰に巻きこまれて、若き伯爵アルマヴィーヴァとロジーナとの恋を助けるという内容の喜劇です。
この前に、モーツァルトが「フィガロの結婚」を制作したのも有名ですね。
「フィガロの結婚」は「セビリアの理髪師」のその後のお話を描いた作品です。
時期は前後しますが、どちらも面白いので、ぜひご覧になってください!
原作となった戯曲も出版されているので、こちらを一読するのもおススメです☺
「セビリアの理髪師」私は町のなんでも屋/ロッシーニ
- 曲名:「セビリアの理髪師」より「私は町のなんでも屋」
- 作曲者:ロッシーニ
理髪店の「フィガロ」で、レコードから流れていた曲です。
オペラでは、第1幕の始めの方でフィガロが登場する場面で歌われます。
西田敏行さん演じる小村二朗と、不破万作さん演じる古谷太郎が
della città, della città, della città
と声を合わせて歌っていましたが、直訳すると「この町の(なんでも屋だ!)この町の!この町の!」というような意味です。
「線路は続くよどこまでも」
- 曲名:線路は続くよどこまでも
- 作曲者:不明
玉山鉄二さん演じる古谷悟史が、石田ゆり子さん演じる夏目志帆のリクエストに応えた2曲目です。
1曲目はセビリアの理髪師の序曲でした。
2曲目は、日本でもよく知られている「線路は続くよどこまでも」ですね。
元々はアメリカ合衆国の民謡で、19世紀に鉄道建設労働者がよく歌っていた楽曲と言われています。
歌詞の内容については、色々都市伝説がありますね。
その意味について考察したテレビ番組なども見たことがあります。
「交響曲第6番」第1楽章 /ベートーヴェン
- 曲名:「交響曲第6番(田園)」第1楽章
- 作曲者:ベートーヴェン
津田寛治さん演じる近藤益夫が、動画を再生して流れた曲です。
前回の野外コンサートの様子がアップされてました。
まとめ
最後の「セビリアの理髪師」序曲の演奏は、かなりコミカルに描かれていましたね。
あんな演奏はシーンは初めて見ましたが、とても新鮮でした。
また、人間模様がさらに複雑になってきましたね。
道島慎之介さん演じる元マネージャーの鏑木君も登場し、さらに面白くなってきました。
今のところ、各話のテーマとなる曲がベートーヴェンとロッシーニの2人の作品だけですが、今後の放送でどんな作品が登場するのか楽しみにしています☺
第5話で登場した曲一覧
「セビリアの理髪師」序曲/ロッシーニ
- 曲名:「セビリアの理髪師」序曲
- 作曲者:ロッシーニ
5話の冒頭の回想シーンで。
晴見フィルハーモニーが4話で演奏した曲ですね。
「ヴァイオリン協奏曲」第2楽章 /メンデルスゾーン
- 曲名:「ヴァイオリン協奏曲(ホ短調)」第2楽章
- 作曲者:メンデルスゾーン
羽野漣が語った回想シーンで。
コンクールのセミファイナルで響が演奏していた曲です。
その後、海が天音に響のことを話していたシーンでも流れました。
メンコンの第2楽章は、少し哀愁を帯びた旋律ですが、ほんと美しいですね(^^♪
「Look for thr silver lining」/ジェローム・カーン
- 曲名:Look for thr silver lining
- 作曲:ジェローム・カーン
- 作詞:バディ・デシルヴァ
うたカフェで、森大輝が歌った曲です。
現在では、有名なジャズナンバーとして知られていますね。
歌詞には、希望の光を探そうというメッセージが込められており、ドラマの情景にとても合っていました。
「Look for thr silver lining」は、元々はミュージカル「Sally」で初めて紹介され、その後、様々な歌手によってカバーされています。
最も有名なのは、チェット・ベイカーのカバーでしょう。
ドラマで披露されたのも、彼の曲ですね。
また、ジュディ・ガーランドのレパートリーとしても有名です。
私がこの曲を初めて知ったのも、確か彼女が歌っていたのを聴いたことがきっかけだったと思います。
特に映画「Till the Clouds Roll By」で、披露した歌声は聴衆を魅了しました。
とても素敵なミュージカルなので、こちらもぜひご覧になってください!
「皇帝円舞曲」/ヨハンシュトラウス2世
- 曲名:皇帝円舞曲
- 作曲者:ヨハン・シュトラウス2世
ドラマのラスト近くで、天音が楽譜を見ながら聴いていた曲です。
今までは口ずさんでいただけでしたが、今回は実際にメロディーが流れましたね。
まとめ
第5話は、晴見フィルによる演奏はありませんでした。
少し寂しかったですが、人間模様に重きが置かれたようで、ドラマのターニングポイントとなる回という感じがします。
海の切実な想いが、よく分かります。
泣きそうになりました😢
そして、天音のお父さんが…
もしかしたら、そうかもとは思いましたが。
予想が的中した方も多いと思います。
今後も波乱の展開が続きそうですね。
第6話で登場した曲一覧
第6話のテーマ曲は、カルメン(組曲)でしたね。
カルメンの有名な曲がいくつか登場しました。
「カルメン」より「バハネラ」/ビゼー
- 曲名:「カルメン」より「バハネラ」
- 作曲者:ビゼー
倉科瑠李が歩いているシーンから、オープニングまで。
芦田愛菜さんの説明と共に流れました。
「きらきら星変奏曲」/モーツァルト
- 曲名:きらきら星変奏曲
- 作曲者:モーツァルト
海と天音が話している時に、海がピアノで弾いた曲です。
日本でも「きらきら光るお空の星よ~」で有名ですね。
元々はフランスの民謡で、それを基にモーツァルトが変奏曲として作曲しました。
各変奏は、原曲の魅力を損なうことなく、モーツァルト独自の音楽的アイデアを展開しています。
「これでもか!」というほどに変奏を重ね、卓越した技巧と音楽的センスを見せつけている感じです。
各変奏を通じて、モーツァルトの遊び心や創造性が光っていて、いかにもモーツァルトらしい曲と言えますね。
「ナイチンゲール」/ドンジョン
- 曲名:ナイチンゲール
- 作曲者:ドンジョン
瑠李が俊平と話しているときの回想シーンで。
幼い時の瑠李が発表会で演奏していた曲です。
ヨハネス・ドンジョンが作曲した「ナイチンゲール」で、フルートのための有名な独奏曲です。
フルート奏者の定番レパートリーの1つで、コンサートやリサイタルでよく演奏されます。
フルートの技巧を駆使した華麗な旋律で知られ、ナイチンゲールのさえずりを模倣した部分が特に印象的です。
ナイチンゲールというのは、日本ではサヨナキドリという鳥を指しているそうです。
私はしばらくウグイスだと記憶していましたが、ウグイスとは違う鳥みたいですね。
ただ、ナイチンゲールは西洋のウグイスと呼ばれているそうで、美しい鳴き声というのは共通するようです。
「ヴァイオリン協奏曲」第3楽章 /メンデルスゾーン
- 曲名:「ヴァイオリン協奏曲(ホ短調)」第3楽章
- 作曲者:メンデルスゾーン
俊平が客席にすわって、響の演奏を思い出しているシーンで。
メンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲第3楽章のいわゆるコーダ(終結部)ですね。
メンコンでは第1楽章から第3楽章の冒頭まで、一貫して悲しげなメロディーが展開されます。
ところが、第3楽章の中盤に差し掛かると、急に明るいメロディーに転じ、そのまま最後は晴れやかな雰囲気でフィナーレを迎えます。
メンデルスゾーンはこの部分で、技巧的なヴァイオリンの情熱とオーケストラの豊かな響きを巧みに組み合わせ、作品全体の感情的な旅路を見事に締めくくっているんですよね。
メンコンの全楽章を通じて聴くと、この旅路の様子がよく分かるので、ぜひ全体を通してお聴きくださればと思います。
「カルメン」より「闘牛士(前奏曲)」/ビゼー
- 曲名:「カルメン」より「闘牛士(前奏曲)」
- 作曲者:ビゼー
コンサート前、俊平が闘牛士の服装をして登場したときに流れた曲です。
コンサートでも第2曲目で登場し、俊平のリクエストで観客が指揮をした曲ですね。
歌劇では「カルメン」の開幕を飾る短い楽章です。
その後も闘牛士のテーマとして何度か登場し、オペラの中でも重要な役割を果たしています。
カルメン組曲では「前奏曲」というタイトルが用いられることが多く、第1組曲の最初に演奏されるのが一般的です。
この前奏曲は、テレビ番組やCMのテーマ曲などでよく使われますね。
「ウィリアムテル」序曲(第3部「静寂」)/ロッシーニ
- 曲名:「ウィリアムテル」序曲(第3部「静寂」)
- 作曲者:ロッシーニ
コンサート前に、俊平が瑠李に語りかけていたときの回想シーンで。
晴見フィルの練習風景でしたが、特に瑠李がフルートを吹いているところがピックアップされていました。
「ウィリアムテル」序曲の第3部「静寂」と呼ばれる部分で、嵐が静まる風景を表現しています。
特にコーラングレ(イングリッシュ・ホルン)とフルートの音色が美しいですね。
「カルメン」より「間奏曲」/ビゼー
- 曲名:「カルメン」より「間奏曲」
- 作曲者:ビゼー
コンサートで、瑠李を中心にして演奏された曲です。
カルメンの間奏曲ですが、歌劇では第3幕と第4幕の間に演奏されます。
組曲だと、第1組曲の3曲目に配置されるのが通例ですが、オーケストラによって多少順番が異なることがあります。
カルメンの間奏曲は、フルートとハープの美しい音色が特徴的ですね。
「カルメン」より「ジプシーの踊り」/ビゼー
- 曲名:「カルメン」より「ジプシーの踊り(歌)」
- 作曲者:ビゼー
津田寛治さん演じる近藤益夫が指揮した曲です。
歌劇では、第2幕への間奏曲として、カルメンが仲間と一緒に踊って歌う曲で「ジプシーの歌」と呼ばれます。
組曲では、「ジプシーの踊り」というタイトルになり、第2組曲の最後、すなわち全曲のトリを飾る曲として取り入れられることが多いです。
個人的に、組曲のクライマックスということもあり、カルメンの中で最も盛り上がる曲という印象があります。
「他人の関係」
- 曲名:他人の関係
- 作詞:有馬三恵子
- 作曲:川口真
白石加代子さん演じる富子さんが、思い出せなかった曲です。
正解は「他人の関係」でした。
オリジナルは金井克子さんのシングルで、一青窈さんがカバーしています。
フジテレビ系ドラマ「昼顔」の主題歌でも有名となりましたね。
これは、私も最後まで分かりませんでした(汗)
まとめ
カルメンはオペラはもちろん、組曲も魅力的ですね。
ただ、ビゼー自身が編曲したわけではないので、オーケストラによって採用される曲目や順番が違ったりします。
一般的なカルメン組曲は、第1組曲と第2組曲合わせて約30分という長さです。
歌劇での様々なシーンの曲が登場するので、ぜひ全曲通してお聴きくださればと思います。
ドラマのストーリーはこれからが気になりますね。
晴見フィルとしての演奏が聴きたいですが、どうなるんでしょう。
ちょっとモヤモヤしますが、今後も見守っていきたいと思います。
第7話で登場した曲一覧
「カルメン」より「闘牛士(前奏曲)」/ビゼー
- 曲名:「カルメン」より「闘牛士(前奏曲)」
- 作曲者:ビゼー
響が家に帰ってきたときに、俊平が料理をしながら口ずさんでいた曲です。
ちょっと分かりにくいですが
「Toreador,en garde!Toreador,Toreador!」
の部分かと思います。
Toreadorは、もちろん、トレアドール=闘牛士という意味です。
「交響曲第3番」/シューマン
- 曲名:「交響曲第3番(ライン)」
- 作曲者:シューマン
鏑木晃一が夏目家にやって来て、ノイエシュタット交響楽団からオファーが来たと俊平に話したとき、オープニングでも流れた曲です。
第1話でも登場しましたね。
「交響曲第9番」第2楽章/ドヴォルザーク
- 曲名:「交響曲第9番(新世界より)」第2楽章
- 作曲者:ドヴォルザーク
俊平の回想シーンで。
シュナイダー先生らしき人物がヴァイオリンで弾いていた曲です。
バットを振っていたのが俊平だったようです。
「家路」や「遠き山に日は落ちて~」の歌詞でも有名な、ドボ9の第2楽章ですね。
第1ヴァイオリンのパートを弾いていたようですが、少し分かりにくいかもしれません。
上記の音源だと、真ん中あたり、約7分半からの部分です。
やはり、イングリッシュホルンのメロディが有名で、ヴァイオリンの音色は聴きとりにくいかなと思います。
第2楽章では、ヴァイオリンはイングリッシュホルンのメロディを背後から支え、曲の全体感をまとめ上げているという感じです。
「カルメン」より「ジプシーの踊り」/ビゼー
- 曲名:「カルメン」より「ジプシーの踊り(歌)」
- 作曲者:ビゼー
海がスマホで見ていた曲です。
第6話で近藤益夫が指揮した様子が流れていました。
その後、うたカフェで小村二朗が聴いていました。
確かにこの曲を聴くと盛り上がるので、やったるぞ!という気持ちになりますね😆
「アマポーラ」/ホセ・ラカジェ
- 曲名:「アマポーラ」
- 作曲者:ホセ・ラカジェ
第7話のテーマ曲だったようです。
ドラマのラストで、小村二朗も加わってオーケストラで演奏されましたね☺
うたカフェでリコーダーで練習していたり、CM前や病室でも流れました。
第1話で、小村が歌っていた曲でもあります。
「交響曲第5番」第4楽章 /ベートーヴェン
- 曲名:「交響曲第5番(運命)」第4楽章
- 作曲者:ベートーヴェン
仙台オケフェスのコンペの審査に出した曲ですね。
第1話の演奏シーンを編集した動画のようです。
その後、うたカフェで小村がタブレットで眺めていました。
「きらきら星変奏曲」/モーツァルト
- 曲名:きらきら星変奏曲
- 作曲者:モーツァルト
天音が自宅でヴァイオリンで弾いていた曲のようです。
海が天音のためにアレンジしていましたね。
「交響曲第6番」第1楽章 /ベートーヴェン
- 曲名:「交響曲第6番(田園)」第1楽章
- 作曲者:ベートーヴェン
うたカフェで、小村がタブレットで聴いていた曲です。
運命の第4楽章に続いて流れました。
「セビリアの理髪師」序曲/ロッシーニ
- 曲名:「セビリアの理髪師」序曲
- 作曲者:ロッシーニ
同じく、小村がタブレットで聴いていた曲です。
田園の第1楽章に続いて流れました。
まとめ
それぞれの登場人物の境遇がしっかり描かれていますよね。
特に小村二朗の言葉は説得力があると思います。
天音の環境や、かぶちゃんの熱い想いには思わず涙しました。
そして、最後のアマポーラがよかった~
オーケストラでの演奏は、また違った魅力がありますね。
第7話はとても感動するお話でした。
ラストで流れる主題歌のアイナ・ジ・エンドさんの「宝者」が、感動を一層高めているという印象を受けました。
第8話で登場した曲一覧
「アマポーラ」/ホセ・ラカジェ
- 曲名:「アマポーラ」
- 作曲者:ホセ・ラカジェ
冒頭の回想シーンと、うたカフェでの打ち上げシーンで流れました。
「ペール・ギュント」より「朝」/グリーグ
- 曲名:「ペール・ギュント」より「朝」
- 作曲者:グリーグ
響が、あおぞら文化ホールの「開館」のスイッチを入れたときに流れた曲です。
「ペール・ギュント」の「朝」ですが、よく聴くことがあると思います。
夢想家のペール・ギュントが主人公で、その生涯を描いた戯曲が元になっています。
トロールといった妖精たちが登場するんですよね。
この戯曲にグリーグが劇音楽を作曲しました。
中でも「朝」は、新しい日の始まりを美しく奏でるのですが、原作ではとんでもないシーンから始まります。
原作の戯曲とグリーグの曲のイメージが合わなかったりしますが、物語自体はとても興味深いです。
「交響曲第9番」第2楽章/ドヴォルザーク
- 曲名:「交響曲第9番(新世界より)」第2楽章
- 作曲者:ドヴォルザーク
響が「閉館」のスイッチを入れたときから、オープニングまで流れました。
第8話のテーマ曲でした。
第2楽章の中でも、特に「遠き山に日は落ちて~」の歌詞のメロディーで有名な部分です。
俊平の母校でも演奏され、父・行彦の引退試合まで流れました。
第7話のシュナイダー先生の回想シーンも流れましたが、先に解説したとおり、第1ヴァイオリンのパートで分かりにくいかもしれません。
「カルメン」より「ジプシーの踊り」/ビゼー
- 曲名:「カルメン」より「ジプシーの踊り(歌)」
- 作曲者:ビゼー
俊平と響が、スマホで海の撮った動画を見たときに流れました。
第6話で近藤益夫が指揮している様子が映っていました。
「交響曲第9番」第1楽章/ドヴォルザーク
- 曲名:「交響曲第9番(新世界より)」第1楽章
- 作曲者:ドヴォルザーク
シュナイダー先生が、自宅でレコードをかけたときに流れた曲です。
俊平が衝撃を受けていました。
ドボ9の第1楽章ですね。
ドラマで流れていたのは、冒頭から始まり約1分くらいまでのところです。
「ウィリアムテル」序曲/ロッシーニ
- 曲名:「ウィリアムテル」序曲
- 作曲者:ロッシーニ
CM明けに、シュナイダー先生の自宅で流れた曲です。
おなじみの「スイス軍の行進」のパートです。
「交響曲第9番」第4楽章/ドヴォルザーク
- 曲名:「交響曲第9番(新世界より)」第4楽章
- 作曲者:ドヴォルザーク
若き日の俊平が、ノイエシュタット交響楽団のコンサートを鑑賞したときに流れた曲です。
ドボ9で最も有名な部分でしょう。
鉄道オタクだったドヴォルザークが、蒸気機関車のイメージをふんだんに盛り込んだ楽章と言えるかもしれません。
「きらきら星変奏曲」/モーツァルト
- 曲名:きらきら星変奏曲
- 作曲者:モーツァルト
ドラマのラストで、天音がヴァイオリンで演奏した曲です。
まとめ
第8話はドボ9の第2楽章がテーマ曲だったようです。
ドボ9は、アニメ「青のオーケストラ」の定期演奏会で演奏された曲でもあり、こちらの記事で詳しい解説をしているので、よろしければ参照していただけると幸いです。
それにしても、第8話は感動するお話でしたね。
第7話も思わず涙しましたが、今回は涙腺崩壊しました😭
特に、柄本明さんの迫真の演技が素晴らしかったですね。
そして、やはりラストの天音の演奏シーンが圧巻でした。
白石一生役の淵上泰史さんを始め、その場にいた俳優の皆さんが涙を浮かべていましたもんね。
あのシーンで、演者の方々も涙をこらえることができなかったのではないかと推測しています。
第9話で登場した曲一覧
「きらきら星変奏曲」/モーツァルト
- 曲名:きらきら星変奏曲
- 作曲者:モーツァルト
ドラマ冒頭の回想シーンで。
第8話のラストで天音がヴァイオリンで演奏していた風景です。
「ヴァイオリン協奏曲」第1楽章 /メンデルスゾーン
- 曲名:「ヴァイオリン協奏曲(ホ短調)」第1楽章
- 作曲者:メンデルスゾーン
森大輝がレコードをかけたときに流れた曲です。
芦田愛菜さんの解説と共に始まりました。
「ヴァイオリン協奏曲」第2楽章 /メンデルスゾーン
- 曲名:「ヴァイオリン協奏曲(ホ短調)」第2楽章
- 作曲者:メンデルスゾーン
第1楽章に続いて、第2楽章が流れました。
こちらは、回想シーンの中で俊平がレコードをかけた瞬間からオープニングまで流れました。
その後、響の15歳のときのコンクール、ドラマのラストで俊平と響がコンチェルトで演奏しました。
「交響曲第3番」/シューマン
- 曲名:「交響曲第3番(ライン)」
- 作曲者:シューマン
鏑木くんの説明で、俊平がウィーンの記念コンサートで最後に指揮した曲として回想シーンで流れました。
「晴海フィルハーモニー」/菅野祐悟
- 曲名:晴海フィルハーモニー
- 作曲者:菅野祐悟
合宿所でのコンサートで演奏した曲です。
シュナイダー先生のアイデアと、第1話で俊平が晴見フィルに即興演奏を提案したときのメロディーが基になっています。
ドラマのオリジナル曲で、音楽担当の菅野祐悟さんが作曲したようです。
第1話から毎回ドラマの所々で流れていた曲ですね。
CMに入る前の曲としても定着していました。
「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」第1楽章/モーツァルト
- 曲名:「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」第1楽章
- 作曲者:モーツァルト
響と大輝の会話の中での回想シーンで。
俊平がピアノ、シュナイダー先生がヴァイオリンで弾いていました。
モーツァルトの曲は胎教によいと言われ、中でもアイネ・クライネ・ナハトムジークはその先駆けとして流行った記憶があります。
まとめ
第9話のテーマ曲は、メンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲だったようです。
第1楽章から憂鬱で悲しいメロディーが続きますが、第3楽章で急に明るくなり、華やかなクライマックスを迎えます。
この5年間の俊平と響の関係を象徴しているように思えます。
そして、とうとう次回で最終回になりますね。
「さよなら」の意味は大体想像がつきますが…
感動的なラストになりそうです。
第10話(最終回)で登場した曲一覧
第10話、最終回で登場した曲をまとめました。
いつもと同じように、ドラマオリジナル曲の「晴海フィルハーモニー」も流れていましたが、ここでは省略しています。
「交響曲第3番」/シューマン
- 曲名:「交響曲第3番(ライン)」
- 作曲者:シューマン
第10話のテーマ曲でした。
芦田愛菜さんのシューマンの解説から流れました。
ドラマのラストで、俊平の指揮で晴見フィルが演奏しましたね。
オケのメンバーが練習する風景やCM前などでも流れてました。
「La Mer」/シャルル・トレネ
- 曲名:「La Mer(海)」
- 作詞・作曲:シャルル・トレネ
俊平と志帆が初めて出会った時のことを思い出しながら、志帆がその時に歌っていた曲を実際に歌ったシーンで。
La Mer(ラメール)は、フランス語で「海」を意味します。
シャンソンのヒットナンバーで有名な曲ですが、私はチラッと聴いたことがある程度で、詳しいことは語れないです💦
ただ、英語版のカバーである「ビヨンド・ザ・シー」は、ディズニー映画の「ファインディング・ニモ」の主題歌になったのはよく知られていますね。
「皇帝円舞曲」/ヨハンシュトラウス2世
- 曲名:皇帝円舞曲
- 作曲者:ヨハン・シュトラウス2世
天音が指揮し、海がピアノで弾いていた曲です。
その後、天音の指揮で晴見フィルが演奏しました。
「交響曲第9番」第4楽章/ベートーヴェン
- 曲名:「交響曲第9番(合唱)」第4楽章
- 作曲者:ベートーヴェン
晴見フィルのメンバーがバスの中で合唱していた曲です。
有名な「歓喜の歌」ですね。
ベートーヴェンの第九は、第4楽章で、それまでの第1楽章から第3楽章までを全部否定してしまいます。
そして、「こんな調べではダメだ!」と言って、「 Freunde(フロイデ)~♪」と歓喜の歌が合唱されます。
なんじゃこりゃ!と思いますが、そこはやはり偉大な革命児ベートーヴェン先生です。
シラーの詩がベースになっていますが、内容を知ると、ベートーヴェンが感動したというのもよく分かります。
「智天使ケルビムが神の御前に降り立つ」
「星々の上に、神は必ず住みたもう」
といった言葉が並んでいるんですよね。
とても興味深いので、ぜひシラーの原詩もご一読くださればと思います。
まとめ
とうとう最終回を迎えました。
タイトルの「さよなら」の意味が明らかになりましたね。
伏線はあったので、予想が当たった方も多いと思います。
ラストで、シューマンの「ライン」の演奏と共に、登場人物各自の回想シーンが流れました。
とても素敵な演出で、ヤラれたな~という感じです。
ああいう回想シーンって、グッとくるものがありますね。
ただ、最終回は少し展開が駆け足だったかなという印象があります。
なので、やはり、続編やスピンオフ企画を期待しちゃいますね。
そのときが来るまで、楽しみにして待つことにします。