「リバーサルオーケストラ」第7話の曲です。
そろそろ、ドラマおなじみの曲も出そろった感があり、今回こそは、1回通して見てコンプリートできるかも!と思いましたが。
そうはいきませんでした…
また、毎度のことですが、ネタバレになる部分があるので、ご注意いただければと思います。
なお、「リバーサルオーケストラ」全話に登場した曲については、次の記事をご参照いただければ幸いです
ドラマで流れた曲
「チェロソナタ」第3楽章/ショパン
- サントラの曲名:人生を変える演奏
- 原曲:「チェロソナタ」第3楽章
- 作曲者:ショパン
ドラマ冒頭の回想シーン。
コンクールで、子供時代の三島彰一郎と初音が会話していた場面で流れました。
ショパンの「チェロソナタ」第3楽章です。
アレンジ曲ではなく、原曲のような気がします。
ショパンと言えばピアノのイメージですが、実はショパンはピアノだけでなくチェロも愛していたと言われています。
ただ、さすがにショパンのチェロを使った曲は、数作品しかありませんが。
チェロとピアノのデュオとなっており、かなり演奏するのが難しい曲として知られています。
あと、ラフマニノフ大好きな私としては、ラフマニノフの「チェロソナタ」も聴いていただきたい1曲です。
さて、曲が流れた子供時代の回想シーンは、ほのぼのしてましたけど、これまでの展開から結構切ないシーンでもありました。
小学生の子を持つ親の身としては、彰一郎役の男の子の笑顔が忘れられません…
ハノン
- サントラの曲名:基礎が大切
- 原曲:「60の練習曲によるヴィルトゥオーゾ・ピアニスト」
- 作曲者:シャルル=ルイ・アノン(ハノン)
常葉修介と本宮雄一が会話をしている間。
初音を見つけ、修介がテレビ番組に出るよね?としつこく聞いてくる場面で流れました。
かなりアレンジされてますが、ピアノ練習曲のハノンをアレンジしたものだと思います。
おそらく、ハノンの1番だと思うのですが、あまり自信ありません。
今までに何度も登場してますね。
常葉修介のテーマ曲という感じがします。
「月の光」/ドビュッシー
- サントラの曲名(CD未収録):『ベルガマスク組曲』より「月の光」より
- 原曲:「月の光」(ベルガマスク組曲第3曲)
- 作曲者:ドビュッシー
小野田が初音に、正式に玉響の団員にならないか尋ねたときに流れました。
ドビュッシーの「月の光」です。
1話と6話でも登場しましたが、いつも出だしの部分ですね。
「月の光」だけでなく、ベルガマスク組曲は全曲美しいので、ぜひ4曲とも聴いていただけたらと思います。
「アルルの女」メヌエット/ビゼー
- 曲名:「アルルの女」第2組曲「メヌエット」
- 作曲者:ビゼー
フルートオンラインレッスンで、蒼くんと生徒の女の子が演奏していた曲です。
蒼くんがフルート奏者を目指すきっかけになった曲ですね。
「ジムノペディ」第1番/サティ
- サントラの曲名:暗雲立ち込める
- 原曲:「ジムノペディ」第1番
- 作曲者:サティ
初音がインターネットで、エゴサをしているときに流れました。
もはやドラマおなじみの「ジムノペディ」第1番のアレンジ曲です。
その後、初音がチャイコンの練習をした翌日に、朝食を食べずに練習に行き、蒼も一緒についていくシーンでも流れました。
この曲のコメントをいただいて気づいたときは、4話で流れたのはよく覚えていましたが。
全話見直してみると、かなり多くの場面で登場していました。
「ヴァイオリン協奏曲」第3楽章/メンデルスゾーン
- 曲名:崖っぷちだけど、音楽が好き
- サントラの曲名:「ヴァイオリン協奏曲 ホ短調」第3楽章
- 作曲者:メンデルスゾーン
初音の両親が実家に戻ってきてから、夕食で会話するシーンまで流れました。
メンコンの第3楽章をアレンジした、ドラマおなじみの曲ですね。
口をとがらせる門脇麦さんと恒松祐里さんが、可愛かったです(^^♪
「ヴァイオリン協奏曲」/チャイコフスキー
- 曲名:ヴァイオリン協奏曲
- 作曲者:チャイコフスキー
初音が自宅で練習していた曲。
チャイコンです。
おそらく、第1楽章だと思います。
初音がコンサートで演奏することができず、トラウマとなってしまった曲として描かれています。
第7話で、玉響が練習してたのも、初音が動画で見たのも、第1楽章ですね。
テレビ番組「マッシュ」で、初音が演奏した曲も同じです。
「前奏曲」第4番/ショパン
- サントラの曲名:Espressivo
- 原曲:「前奏曲(プレリュード)」第4番
- 作曲者:ショパン
コンサートが失敗し、三島彰一郎が初音に怒った回想シーンで流れました。
ショパンの前奏曲の第4番だと思います。
この後、玉響の練習場で、初音とメンバーが衝突する場面でも流れました。
この場面は見ていて辛かったです。
初音の気持ちも、玲緒の気持ちも分かるけど、お互い言い方はよくなかったですね…
「ピアノ協奏曲第2番」第1楽章(第1主題)/ラフマニノフ
- サントラの曲名:日本一のオーケストラへの道
- 原曲:「ピアノ協奏曲第2番」第1楽章(第1主題)
- 作曲者:ラフマニノフ
高階藍子が朝陽に電話をしてから、初音と蒼が練習場に到着し、ヨーゼフが蒼に話しかけるまで。
ラフマニノフの「ピアノ協奏曲第2番」第1楽章をアレンジした曲です。
第1主題をモチーフにしているようです。
父親に蒼くんとのことを聞かれた奏奈が、「そうならよかったんだけどね~」とつぶやくシーンがね…
このときは吹っ切ったような笑顔でしたが、これからどうなるんでしょう。
「交響曲第5番」(運命)第1楽章/ベートーヴェン
- 曲名:「交響曲第5番」(運命)第1楽章
- 作曲者:ベートーヴェン
定期演奏会で演奏することが決まった曲。
朝陽の指揮のもとで玉響が練習してました。
誰もが知っているであろう、ベートーヴェンの交響曲第5番、通称「運命」ですね。
練習では第1楽章だけ演奏してましたが、定期演奏会では全楽章演奏するものと思います。
ですが、練習風景では全ての楽器奏者がそろっていなかったような気が…
とすると、4楽章までは演奏しないのかな?
この辺は、ドラマの編集の都合もあるのでしょう。
本番ではどうなるか分かりませんが、それぞれの聴かせどころを披露するという形になるのかもしれません。
また、ドラマでは、穂刈さんが自宅でソロパートを練習してました。
「ノクターン」第2番/ショパン
- サントラの曲名(CD未収録):ノクターン第2番より
- 曲名:「ノクターン(夜想曲)」第2番
- 作曲者:ショパン
朝陽が初音を、高階と三島親子の会食に誘ったシーンで流れました。
毎回登場している、ショパンのノクターン2番の終結部分です。
「交響曲第5番」第4楽章/チャイコフスキー(オープニングテーマ)
- サントラの曲名:リバーサルオーケストラ -Opening Theme-
- 原曲:「交響曲第5番」第4楽章
- 作曲者:チャイコフスキー
ドラマオープニング曲。
初音が食事会に行きますと言った直後に流れました。
その後、ドラマ終盤、西さいたま市民センターの玄関口で、初音と朝陽が会話するシーンでも流れました。
「交響曲第5番」/チャイコフスキー(Anxietyバージョン)
- サントラの曲名:リバーサルオーケストラ -Anxiety-
- 原曲:交響曲第5番
- 作曲者:チャイコフスキー
食事会のホテルで、初音・朝陽・三島親子・高階が顔を合わせたシーンで流れました。
チャイコフスキーの「交響曲第5番」をアレンジした曲だと思います。
オープニングテーマは第4楽章で間違いないと思いますが、ここでの曲は別の楽章を編曲しているかもしれません。
第7話では、この後、初音の部屋での初音と朝陽の会話シーンでも流れましたが、これも元になっているのが第4楽章なのか自信ありません。
「前奏曲 嬰ハ短調(鐘)」/ラフマニノフ(原曲バージョン)
- サントラの曲名:解散への警鐘
- 原曲:前奏曲 嬰ハ短調(「鐘」)
- 作曲者:ラフマニノフ
会食で、三島彰一郎が初音の言葉に対し「楽しく?」とつぶやいた直後から。
初音がトイレから出てくるところまで。
ドラマおなじみの、ラフマニノフの前奏曲嬰ハ短調、通称「鐘」です。
ここでは原曲が使われているようです。
「交響曲第5番」第2楽章/チャイコフスキー
- サントラの曲名:好きなことを続けたい
- 原曲:「交響曲第5番」第2楽章
- 作曲者:チャイコフスキー
トイレから出てきた初音と、彰一郎の会話シーンで流れました。
その後、初音が自宅に戻るまで。
チャイコフスキーの「交響曲第5番」第2楽章をアレンジした曲です。
過去に何度も流れていますね。
彰一郎の音楽への熱い思いは、よく分かるんですけどね。
「無意識に人をいらつかせる天才」という言葉も、分からないでもないです。
でも、やっぱりちょっと複雑だなぁ。
※6話と同じパターン。
最初はApf ver.(ピアノソロバージョン※CD未収録)で、途中から通常バージョンとなっているようです。(追記)
「交響曲第9番」第2楽章/ドヴォルザーク
- サントラの曲名(CD未収録):それぞれの路
- 原曲:「交響曲第9番」第2楽章
- 作曲者:ドヴォルザーク
穂刈が、朝陽から第二奏者と交代してくださいと言われてから。
バス停の初音と穂刈の会話シーンまで。
ドヴォルザークの「交響曲第9番」第2楽章のアレンジ曲が流れました。
2話と5話でも登場しました。
このシーンの第2楽章は、情景にとても合ってましたね。
穂刈さんの哀愁ただよう姿が切なすぎます…
「オルフェオとエウリディーチェ」復讐の女神たちの踊り/グルック
- サントラの曲名:Tuning of Furies
- 原曲:「オルフェオとエウリディーチェ」より 復讐の女神たちの踊り
- 作曲者:グルック
朝陽が歩いて初音の自宅を訪れ、初音の部屋に入るところまで流れました。
「オルフェオとエウリディーチェ」の「復讐の女神たちの踊り」です。
これまでに何度も登場していますね。
また、定期演奏会で満席にするという条件が出されたという話から、ラストシーンでも流れました。
「24の奇想曲」第24番/パガニーニ
- サントラの曲名:気まぐれな楽器
- 原曲:「24の奇想曲(カプリース)」第24番
- 作曲者:パガニーニ
初音が小野田に電話し、朝陽に「絶対やめませんから!」と言った直後から。
初音が夕食でミートボールをおいしそうに食べるシーンまで。
ドラマおなじみの「24の奇想曲」第24番のアレンジ曲ですね。
小野田さんが車の中で、「世話のやける人たちだね~」と語りかけたのが、たまちゃん(笑)
たまちゃん、かわいい~
ほっこりするシーンでした。
「ヴァイオリン協奏曲第1番」第2楽章/ブルッフ
- サントラの曲名:初音とヴァイオリン
- 原曲:「ヴァイオリン協奏曲第1番」第2楽章
- 作曲者:ブルッフ
テレビ局の控え室で、初音が玉響メンバーの練習用動画を見ているときに流れました。
ブルッフの「ヴァイオリン協奏曲第1番」第2楽章をアレンジしたものだと思います。
過去に何度か登場してますね。
7話では、テレビ生放送終了後に、初音と彰一郎が腰かけて会話するシーンでも流れました。
このシーンでは、ヴァイオリンソロ、ピアノ伴奏バージョン(CD未収録)が使われているようです。
この曲も初めて聴いたときは、何の曲かすぐには分からなかったのですが、今では耳になじんでいます。
何度も聴いているので、おそらく第2楽章のアレンジ曲で合っていると思います。
「チャルダッシュ」/モンティ
- 曲名:チャルダッシュ
- 作曲者:モンティ
テレビ番組「マッシュ」で、三島彰一郎が演奏した曲。
モンティのチャルダッシュですね。
ここで来たか~という感じです。
私はずっとヴァイオリン曲だと思っていましたが、元々はマンドリンのための独奏曲だという話があります。
でも、ピアノ伴奏でのヴァイオリンで演奏されるのを聴く機会が多いですね。
チャルダッシュ、やっぱりいいですね。
聴き入ってしまいました。
永山絢斗さんがカッコよかった~
「ペール・ギュント」より山の魔王の宮殿にて/グリーグ
- サントラの曲名:魔王の指揮にて
- 原曲:「ペール・ギュント」より山の魔王の宮殿にて
- 作曲者:グリーグ
番組放送中に、彰一郎が初音に「弾いてみてよ」と振る場面で流れました。
こちらもおなじみとなりました「山の魔王の宮殿にて」のアレンジした曲です。
「交響曲第5番」第4楽章/チャイコフスキー(メインテーマ)
- サントラの曲名:リバーサルオーケストラ -Main Theme-
- 原曲:「交響曲第5番」第4楽章
- 作曲者:チャイコフスキー
市民センター前で初音と朝陽が会話しているところから、初音たちが両親を見送るシーンまで流れました。
チャイ5の第4楽章のアレンジ曲で、ドラマメインテーマです。
「展覧会の絵」よりバーバ・ヤガー/ムソルグスキー
- サントラの曲名:この街に棲む魔女
- 原曲:「展覧会の絵」よりバーバ・ヤガー(鶏の足の上に建つ小屋)
- 作曲者:ムソルグスキー
市の予算審議会で、常葉修介と本宮雄一が会話しているときに流れました。
ムソルグスキーの「展覧会の絵」のバーバ・ヤガーです。
原曲のような気がします。
この曲も、ドラマおなじみとなっていますね。
「主よ人の望みの喜びよ」/バッハ
- サントラの曲名:玉響楽団員の望みの喜びよ
- 原曲:「カンタータ」よりコラール「主よ人の望みの喜びよ」
- 作曲者:バッハ
初音が練習場で謝ってから、朝陽が登場するまで流れました。
バッハの「主よ、人の望みの喜びよ」です。
1話と4話、6話でも登場しました。
第8話予告動画で流れた曲
「くるみ割り人形」よりロシアの踊り/チャイコフスキー
- 曲名:「くるみ割り人形」よりロシアの踊り
- 作曲者:チャイコフスキー
「エニグマ変奏曲」より「ニムロッド」/エルガー
- 曲名:「エニグマ変奏曲」より第9変奏「ニムロッド」
- 作曲者:エルガー
8話の予告のPR動画では、2曲目にエルガーの「ニムロッド」が使われていました。
アレンジかと思いましたが、原曲かもしれません。
「交響曲第5番」第4楽章/チャイコフスキー
- 曲名:「交響曲第5番」第4楽章
- 作曲者:チャイコフスキー
津田健次郎による【いじわるPR】第8話予告で流れた曲
「ロミオとジュリエット」より「モンタギュー家とキャピュレット家」/プロコフィエフ
- 曲名:「ロミオとジュリエット」より「モンタギュー家とキャピュレット家」
- 作曲者:プロコフィエフ
「オルフェオとエウリディーチェ」より復讐の女神たちの踊り/グルック
- 曲名:「オルフェオとエウリディーチェ」より復讐の女神たちの踊り
- 作曲者:グルック
7話の予告と同じく、「オルフェオとエウリディーチェ」の復讐の女神たちの踊りが流れています。
まとめ
三島彰一郎と初音が仲直りして、よかったですね。
ただ、展開が急だったので、彰一郎が何か企んでいるのかと思ってしまいました(汗)
でも、次回予告を見た限りでは、そういう感じではなかったので、安心しています。
初音もチャイコンのトラウマを乗り越えて、めでだしです。
しか~し!
穂刈さんが事故に遭うとか、そういう展開、やめてくれ~
穂刈さん、玉響の精神的支柱のような存在でしょ。
たとえ退団したとしても、玉響のこと、ずっと見守ってほしいですし。
さすがに、きついですわ(泣)
そして、玉響にスパイがいる模様…
誰なんでしょう?
予想してますけど、せめて二重スパイとかいう設定にしてほしいです。
あと、三島光太郎が「今夜はマーラーでも聴きながら眠るか」と言ってましたが。
マーラーの何を聴くのか、興味津々です。
ぜひとも知りたいです!
また、7話で最も印象に残ったのは、ドラマ冒頭の回想シーン。
子供時代の彰一郎と初音が会話しているところです。
うちには同じくらいの小学生の息子がいるので、やたらと感情移入しちゃいました。
しかも、彰一郎を演じた男の子が、うちの息子に似ているんですよ。
髪型も、顔も、体格も。
これは、私の妻も妹も、確かに似ていると言ってました。
彰一郎が、2位の表彰状を見て落ち込んでましたが。
初音の言葉でニッコリするところは、かなり親心を刺激されました。
同じような気持ちになった親御さんも、いらっしゃるのではないでしょうか。
さらに、このシーンで流れていたのが、ショパンの「チェロソナタ」の第3楽章でして。
数少ないショパンのチェロの曲の中で、最もノスタルジックな旋律を奏でるパートです。
まさか、ここで「チェロソナタ」の第3楽章が流れるとは…
なので、とても感傷的になってしまいました。
このシーンを見て、しばらく余韻に浸ってます。
どうか、子供が無事に元気に育ってくれますように…
と、そんな大げさなことまで考えてしまいました😅
そんなわけで、ちょっと忘れられないシーンとなりました。