リバーサルオーケストラのオリジナルサウンドトラックを購入しました。

収録されている全曲を聴き、色々と新しい発見もありました。

また、CDに収録されている曲以外にも、清塚信也さんのYouTube動画などにアップされている曲があります。
こちらは配信で購入することができるサイトがあるようです。

この辺の販売事情はよく分かりませんが、CDでじっくり聴きたいという方には、サウンドトラックの購入をおススメします。

ただし、CDの収録曲もYouTubeで聴けるものがあるので、YouTubeで済ませたいという方は、無理にサウンドトラックを買わなくてもよいかも。
いつまでYouTubeで公開しているかにもよりますね。

「リバーサルオーケストラ オリジナル・サウンドトラック」は、3月8日(水)に販売されました!

さて、この記事では、リバーサルオーケストラのオリジナルサウンドトラックに収録されている曲が何をもとにアレンジされているのか、詳しく解説していきます。

また、CDの収録曲だけでなく、YouTubeでアップされている曲についても取り上げています。

なお、「リバーサルオーケストラ」全話に登場した曲については、次の記事を参照いただければと思います

音源は全てフリー素材を使っています。

以下のサイトから利用させていただきました。

>>「クラシック名曲サウンドライブラリー」

>>「Classix」

リバーサルオーケストラサウンドトラック収録曲と原曲一覧

まず、サウンドトラックの収録曲とその原曲を一覧にまとめました。

No. サウンドトラックの曲名 原曲
01 リバーサルオーケストラ -Opening Theme- 「交響曲第5番」第4楽章
チャイコフスキー
02 リバーサルオーケストラ -Main Theme- 「交響曲第5番」第4楽章
チャイコフスキー
03 玉響カンタービレ 「交響曲第5番」第2楽章
チャイコフスキー
04 初音とヴァイオリン 「ヴァイオリン協奏曲第1番」第2楽章
ブルッフ
05 崖っぷちだけど、音楽が好き 「ヴァイオリン協奏曲ホ短調」第3楽章
メンデルスゾーン
06 マエストロ朝陽 「交響曲第1番」第4楽章
ブラームス
07 ボロロ 「ボレロ」/「動物の謝肉祭」ピアニスト
ラヴェル/サン=サーンス
08 常葉のバディネリ 「管弦楽組曲第2番」バディネリ
バッハ
09 高階の鐘 「前奏曲嬰ハ短調(鐘)」
ラフマニノフ
10 Tuning of Furies 「オルフェオとエウリディーチェ」復讐の女神たちの踊り
グルック
11 基礎が大切 「ハノン」
シャルル=ルイ・アノン
12 玉響のために 「エリーゼのために」
ベートーヴェン
13 この街に棲む魔女 「展覧会の絵」バーバ・ヤガー
ムソルグスキー
14 秘めた才能の踊り 「くるみ割り人形」金平糖の精の踊り
チャイコフスキー
15 日本一のオーケストラへの道 「ピアノ協奏曲第2番」第1楽章(第1主題)
ラフマニノフ
16 追憶のニムロッド 「エニグマ変奏曲」第9変奏(ニムロッド)
エルガー
17 Follow My Dreams 「カノン」
パッヘルベル
18 天才ヴァイオリニストは目覚める 「フィンランディア」
シベリウス
19 夢見る舞台 「ピアノ協奏曲第2番」第1楽章(第2主題)
ラフマニノフ
20 解散への警鐘 「前奏曲嬰ハ短調(鐘)」
ラフマニノフ
21 Espressivo 「前奏曲(プレリュード)」第4番
ショパン
22 人生を変える演奏 「チェロソナタ」第3楽章
ショパン
23 気まぐれな楽器 「24の奇想曲(カプリース)」第24番
パガニーニ
24 玉響楽団員の望みの喜びよ 「主よ人の望みの喜びよ」
バッハ
25 好きなことを続けたい 「交響曲第5番」第2楽章
チャイコフスキー
26 暗雲立ち込める 「ジムノペディ」第1番
サティ
27 Fiord Bossa Nova 「ピアノ協奏曲」第1楽章
グリーグ
28 魔王の指揮にて 「ペール・ギュント」山の魔王の宮殿にて
グリーグ
29 リバーサルオーケストラ -Anxiety- 「交響曲第5番」
チャイコフスキー
30 リバーサルオーケストラ -Finale- 「交響曲第5番」
チャイコフスキー
清塚信也 Official「きよりんチャンネル[決]」より(YouTube)
37 運命の演奏会 「交響曲第5番」第2楽章
チャイコフスキー
38 それぞれの路 「交響曲第9番」第2楽章
ドヴォルザーク
39 ピアノ協奏曲 イ短調 作品16 第1楽章より 「ピアノ協奏曲」第1楽章
グリーグ
40 ピアノ協奏曲第1番 変ロ短調 作品23 第1楽章より 「ピアノ協奏曲第1番」第1楽章
チャイコフスキー
41 ピアノ協奏曲第1番 ホ短調 作品11 第1楽章より 「ピアノ協奏曲第1番」第1楽章
ショパン
42 ボレロより 「ボレロ」
ラヴェル
43 交響曲第5番「運命」第1楽章よりVer.1 「交響曲第5番」第1楽章
ベートーヴェン
44 交響曲第5番「運命」第1楽章よりVer.2
45 組曲『惑星』より「ジュピター」より 組曲「惑星」第4曲「ジュピター」
ホルスト
46 交響曲第2番 ホ短調 作品27 第3楽章より 「交響曲第2番」第3楽章
ラフマニノフ
47 『四季』より「春」第1楽章より 「四季」春/第1楽章
ヴィヴァルディ
48 ヴァイオリン協奏曲 ホ短調 作品64 第1楽章より 「ヴァイオリン協奏曲ホ短調」第1楽章
メンデルスゾーン
49 ツィゴイネルワイゼンより 「ツィゴイネルワイゼン」
サラサーテ
50 チャールダーシュより 「チャールダーシュ」
モンティ
51 愛の挨拶より 「愛の挨拶」
エルガー
52 亡き王女のためのパヴァーヌより 「亡き王女のためのパヴァーヌ」
ラヴェル
53 ラ・カンパネラより 「ラ・カンパネラ」
リスト
54 ノクターン第2番より 「ノクターン(夜想曲)」第2番
ショパン
55 『ベルガマスク組曲』より「月の光」より 「ベルガマスク組曲」第3曲「月の光」
ドビュッシー
56 アヴェマリアより 「アヴェマリア」
バッハ/グノー

リバーサルオーケストラサウンドトラックCD収録曲の解説

リバーサルオーケストラ -Opening Theme-

  • 原曲:「交響曲第5番」第4楽章
  • 作曲者:チャイコフスキー

ドラマのオープニングテーマ曲。
毎回オープニング画面で流れる曲ですね。

チャイコフスキーの「交響曲第5番」の第4楽章をアレンジした曲です。

原曲をさらに明るくした感じで、聴いていると気分が躍ります。

いつも、オープニング画面で出てくる第4楽章の「Vivace!(活発に)」を意識して(^^♪

リバーサルオーケストラ -Main Theme-

  • 原曲:「交響曲第5番」第4楽章
  • 作曲者:チャイコフスキー

ドラマのメインテーマ曲のようです。

オープニングテーマと同じく、チャイ5の第4楽章のアレンジ曲です。
4楽章全体を、約4分という長さで、見事に編曲していますね。

ドラマでは、玉響の演奏が終わったときなど、感動的な場面で流れる曲です。

玉響カンタービレ

  • 原曲:「交響曲第5番」第2楽章
  • 作曲者:チャイコフスキー

チャイ5の第2楽章のアレンジ曲です。

チャイコフスキー「交響曲第5番」第2楽章

ドラマでは、ちょっと切ないシーンで流れることが多いです。

初音とヴァイオリン

  • 原曲:「ヴァイオリン協奏曲第1番」第2楽章
  • 作曲者:ブルッフ

ブルッフの「ヴァイオリン協奏曲第1番」第2楽章のアレンジ曲です。

原曲の美しい響きを活かした、感動的な曲ですね。
ドラマでも感動的なシーンでよく流れました。

とても素敵な曲だと思います。

崖っぷちだけど、音楽が好き

  • 原曲:「ヴァイオリン協奏曲ホ短調」第3楽章
  • 作曲者:メンデルスゾーン

メンコンの第3楽章をアレンジした曲です。
原曲をさらに愉快な曲調にしてますね。

ドラマででも、ほぼ毎回登場し、おなじみの曲となっています。
初音の可愛らしい様子を表現している曲という感じです。

マエストロ朝陽

  • 原曲:「交響曲第1番」第4楽章
  • 作曲者:ブラームス

ブラームスの「交響曲第1番」第4楽章のアレンジ曲です。

ブラームス「交響曲第1番」第4楽章

ドラマでは、危機に立ち向かって、乗り越えようとする場面で流れます。
ブラ1の第4楽章も、苦難を乗り越え、道が開けていくイメージなので、ドラマの登場シーンにとても合っています。

ただ、曲名が「マエストロ朝陽」だったので、意外でした。
朝陽のテーマ曲はショパンのノクターン2番だと思っていたので。

ですが、ドラマでは、朝陽がきっかけとなって玉響が危機を乗り越えることが多いので、「マエストロ朝陽」という曲名もふさわしいものだと思います。

ボロロ

  • 原曲:ボレロ「動物の謝肉祭」より第11曲「ピアニスト」
  • 作曲者:ラヴェル/サン=サーンス

ラヴェルのボレロを基調として、サン=サーンスの「動物の謝肉祭」のピアニストを後半に取り入れ、終曲はボレロという構成になっています。

「ボレロ」

ドラマでの登場シーンも、この2曲がセットになって流れていました。

ボロロという曲名が面白いですね。

ラヴェルのボレロは、バレエ曲。
サン=サーンスの「動物の謝肉祭」ピアニストは、ピアノ奏者を皮肉った曲。

ドラマでも、ちょっとシュールでジョークが効いたシーンで流れることが多いです。
常葉修介と本宮雄一の滑稽な言い争いを、皮肉っているようにも感じます。

常葉のバディネリ

  • 原曲:「管弦楽組曲第2番」より第7曲「バディネリ」
  • 作曲者:バッハ

こちらも名前のとおりですね。

バッハの「管弦楽組曲第2番」のバディネリをアレンジしています。

「管弦楽組曲第2番」第7曲「バディネリ」

バディネリは「おどける」というような意味があるので、ドラマでもコミカルなシーンでよく流れています。

高階の鐘

  • 原曲:前奏曲嬰ハ短調(鐘)
  • 作曲者:ラフマニノフ

ラフマニノフの前奏曲嬰ハ短調(通称「鐘」)をアレンジした曲だと思います。

「前奏曲 嬰ハ短調(鐘)」

ドラマで流れているときに、いつも原曲が前奏曲の鐘なのか、よく分かりませんでした。

別の曲とミックスされているような感じもしますが、曲名が「高階の鐘」なので、おそらく、ラフマニノフの前奏曲嬰ハ短調がもとになっていると思います。

ドラマでは、曲名のとおり、高階藍子を中心とした高階フィルが何らかの策略を画策しているシーンで流れます。

Tuning of Furies

  • 原曲:「オルフェオとエウリディーチェ」より復讐の女神たちの踊り
  • 作曲者:グルック

グルックの「オルフェオとエウリディーチェ」の「復讐の女神たちの踊り」をアレンジした曲です。

グルックの「オルフェオとエウリディーチェ」は、オペラ史に名を刻む有名な作品ですが。
「復讐の女神たちの踊り」は、私はドラマで初めて知りました。

Furiesは「復讐」という意味です。
曲名の「Tuning of Furies」を訳すと、「復讐の女神の調べ」というところでしょうか。

ドラマでは、いつも緊迫した場面で流れますね。

基礎が大切

  • 原曲:「60の練習曲によるヴィルトゥオーゾ・ピアニスト」
  • 作曲者:シャルル=ルイ・アノン

いわゆる「ハノン(練習曲)」です。
おそらく、1番をアレンジしていると思います。

ハノンはピアノ初心者がよく練習する曲なので、「基礎が大切」になりますね。

玉響のために

  • 原曲:エリーゼのために
  • 作曲者:ベートーヴェン

ベートーヴェンの「エリーゼのために」が原曲です。

「エリーゼのために」

これも、曲名が「玉響のために」で、そのまんまですね(笑)

確かに、ドラマでは、玉響のメンバーが仲間のために奔走する場面でよく流れてます。

この街に棲む魔女

  • 原曲:「展覧会の絵」より第9曲「バーバ・ヤガー」(鶏の足の上に建つ小屋)
  • 作曲者:ムソルグスキー

原曲は、ムソルグスキーの「展覧会の絵」のバーバ・ヤガーです。

「展覧会の絵」よりバーバ・ヤガー

※第10曲「キエフの大門」も収録されています

バーバ・ヤガーは、東欧系の民話などに登場する魔女のことです。

「この街に棲む魔女」は、ピッタリなネーミングですね。

秘めた才能の踊り

  • 原曲:「くるみ割り人形」より金平糖の精の踊り
  • 作曲者:チャイコフスキー

チャイコフスキーの「くるみ割り人形」の「金平糖の精の踊り」が原曲。

ドラマでは、解説シーンで流れるのがお決まりですが。
曲名の「秘めた才能」は何を指しているのかな?

音楽の才能ではないですよね、多分。
論理的思考力や言語能力のことかもしれません。

日本一のオーケストラへの道

  • 原曲:「ピアノ協奏曲第2番」第1楽章(第1主題)
  • 作曲者:ラフマニノフ

ラフマニノフの「ピアノ協奏曲第2番」第1楽章をアレンジした曲。
いわゆる第1主題の部分をモチーフにしているようです。

出だしから30秒経ったあたりで、オーケストラが演奏し始めるところです。

ラフマニノフ「ピアノ協奏曲第2番」第1楽章

ドラマでは毎回登場していますね。
エンディングテーマと思いましたが、そうではないかもしれません。

高階フィルが不穏な動きをするときに、流れることが多いです。

そのため、「日本一のオーケストラへの道」という曲名からして、玉響の活躍を高階フィルが妨害する様、玉響VS高階フィルという構図を表した曲という感じがします。

追憶のニムロッド

  • 原曲:「エニグマ変奏曲」第9変奏(ニムロッド)
  • 作曲者:エルガー

原曲は、エルガーの「エニグマ変奏曲」のニムロッドです。
「エニグマ変奏曲」で最も有名な曲ですね。

「エニグマ変奏曲」第9変奏(ニムロッド)

この曲も、胸を打たれるシーンでよく流れました。

Follow My Dreams

  • 原曲:3つのヴァイオリンと通奏低音のためのカノンとジーグ ニ長調
  • 作曲者:パッヘルベル

原曲は、「カノンとジーグ ニ長調」。
パッヘルベルのカノンの通称で親しまれています。

パッヘルベルのカノン

ドラマでは、ほのぼのするようなシーンで流れたという印象です。

天才ヴァイオリニストは目覚める

  • 原曲:フィンランディア
  • 作曲者:シベリウス

シベリウスの交響詩「フィンランディア」が原曲です。
フィンランディア讃歌として、合唱で歌われることもある部分が使われているようです。

曲が始まって、2分半くらい経ったところです。

「フィンランディア」

フィンランディアは、当時ロシアの圧政に苦しんでいたフィンランドの国民を鼓舞することになった曲です。
フィンランド第2の国歌と呼ばれることもあります。

合唱されることもあるフィンランディア讃歌の歌詞は、抑圧が消え去り、祖国が夜明けを迎えるというような意味になります。

ドラマでは、色々あっても、その後穏やかな雰囲気になった場面で流れていたという印象です。

夢見る舞台

  • 原曲:「ピアノ協奏曲第2番」第1楽章(第2主題)
  • 作曲者:ラフマニノフ

ラフマニノフの「ピアノ協奏曲第2番」第1楽章をアレンジした曲。
こちらは、いわゆる第2主題の部分をモチーフにしているようです。

出だしから2分30秒経ったあたりで、ピアノ独奏になるところです。

ラフマニノフ「ピアノ協奏曲第2番」第1楽章

ドラマでは、第1主題をモチーフにした曲とは対照的で、とても和やかなムードとなった場面で流れています。

解散への警鐘

  • 原曲:前奏曲嬰ハ短調(鐘)
  • 作曲者:ラフマニノフ

原曲は、ラフマニノフの前奏曲嬰ハ短調(通称「鐘」)。

「高階の鐘」はかなりアレンジされていましたが、「解散への警鐘」は原曲に近い形となっているようです。

この曲も、高階フィルの不穏な動きを表している曲だと思いますが、「高階の鐘」より危険度が高いというところでしょうか。

Espressivo

  • 原曲:「24の前奏曲(プレリュード)」第4番
  • 作曲者:ショパン

ショパンの前奏曲第4番が原曲です。

ショパン「前奏曲」第4番

ショパンの前奏曲の中では、最も悲しげな曲の1つです。

前奏曲の第4番は、第6番と共に、ショパンの葬儀に演奏されたというエピソードがありますが、ハッキリしたことは分かっていません。

ドラマでも、切ないシーンで流れます。
物憂げなメロディで、聴いているだけで悲しくなりますね。

人生を変える演奏

  • 原曲:「チェロソナタ」第3楽章
  • 作曲者:ショパン

ショパンの「チェロソナタ」第3楽章をもとにした曲で、かなり原曲に近い感じがします。
数少ないショパンのチェロを使用した曲で、おそらく最も有名なメロディでしょう。

ドラマでは、7話の最初で、幼いころの初音と三島彰一郎が会話している回想シーンで流れました。
これ以外のシーンでは登場していません。

ですが、個人的にこのシーンは、めっちゃ印象に残っています。
まとめの記事でも述べましたが、同じくらいの年齢の息子がいるので、親目線で見てしまいます。

旅情的で、少し切なさをおびたメロディが、このシーンにとても合っているんですね。
なので、やたらと感傷的になってしまいました。

子供の成長を願う親心を揺さぶられた感じです。
ショパンの「チェロソナタ」第3楽章を聴くと、このシーンが頭から離れない状態になっています…

気まぐれな楽器

  • 原曲:「24の奇想曲(カプリース)」第24番
  • 作曲者:パガニーニ

パガニーニの「24の奇想曲(カプリース)」。
最も有名な第24番が原曲です。

パガニーニ「24の奇想曲」第24番

後に、リストやブラームス、ラフマニノフも、この24番を題材としたピアノ曲を作成しています。
個人的に、ラフマニノフの「パガニーニの主題による狂詩曲」が大好きで、ぜひ聴いていただきたい1曲です。

「気まぐれな楽器」というタイトルですが、ドラマでは、毎回登場するおなじみの曲ですね。
題名のとおり、曲が流れるシーンは、登場人物が気まぐれな行動をしているときが多いかな。

玉響楽団員の望みの喜びよ

  • 原曲:「カンタータ」よりコラール「主よ人の望みの喜びよ」
  • 作曲者:バッハ

バッハの「主よ、人の望みの喜びよ」が原曲。
曲名が、そのままですね(笑)

「主よ人の望みの喜びよ」

曲名のとおり、玉響の関係者にひと悶着あっても、それが解決して、晴れ晴れとしたシーンで流れることが多いように思います。

好きなことを続けたい

  • 原曲:「交響曲第5番」第2楽章
  • 作曲者:チャイコフスキー

原曲はチャイ5の第2楽章ですが、「玉響カンタービレ」とは、別バージョンのようです。

暗雲立ち込める

  • 原曲:「ジムノペディ」第1番
  • 作曲者:サティ

サティのジムノペディが原曲だと思われます。
ジムノペディは3番までありますが、最も有名な1番をアレンジしているようです。

「ジムノペディ」第1番

コメントをいただき、判明した次第です。

これは、気づかなかったなぁ…

気づいた方には頭が下がる思いです。

ジムノペディは、ドビュッシーが編曲したオーケストラ版も有名ですが、雰囲気がかなり変わります。
とても優雅で、いかにもドビュッシーという感じ。

また、ドビュッシーの管弦楽版は、2番がなく、サティのピアノ原曲の第1番が第3番へと、第3番が第1番へと変更されています。

サントラの「暗雲立ち込める」は、曲名からして、やはりサティのピアノ原曲の第1番をアレンジしていると思います。

ドラマでは、4話で、桃井みどりが娘の亜美や夫と会話するシーンで流れていました。
その他の回でも、何度か登場しています。

詳しいことは、また時期をみて、まとめの記事に追記させていただきます。

※3月25日追記

4話で登場した印象が強かったのですが、ほぼ全話で流れていました。
登場しなかったのは、3話だけのようです。
BGMとして使いやすいし、またアレンジもしやすい曲なのだと思います。

サティのジムノペディの特に第1番は、映画やテレビ番組でもよく使われますね。
例をあげるとキリがないですが。

かなり個人的な例となりますが、亡くなった伯父の家の電話の保留音がジムノペディの第1番でした。

Fiord Bossa Nova

  • 原曲:「ピアノ協奏曲」第1楽章
  • 作曲者:グリーグ

グリーグの「ピアノ協奏曲」第1楽章が原曲のようです。

こちらも、コメントをいただいて判明しました。
少し悔しい気持ちもありますが(笑)、気づいた方には感服いたします。

グリーグ「ピアノ協奏曲」第1楽章

このグリーグのピアノ協奏曲の出だしの部分を取り入れているようです。
よく聞く機会のある、有名な部分ですね。

このメロディをボサノバ風にアレンジしているということになるかな。
耳になじみやすくて、聴いていると気持ちが軽やかになります。

これまた見事な編曲ですね。

※3月25日追記

もう一度全話を確認したところ、登場したのは第2話だけのようです。
坂東龍汰さん演じる庄司蒼の遅刻の原因が分かり、玉響のメンバーが蒼くんのために協力しようと話し合っているシーンでした。
玉響のSNSのアカウントのフォロワーが200人しかおらず、仮死状態ということが分かった場面です(笑)
第2話のちょうど中盤のあたりです。

CDには収録されていませんが、後に紹介する「ピアノ協奏曲 イ短調 作品16 第1楽章より」では、原曲をそのまま演奏しているようです。

魔王の指揮にて

  • 原曲:「ペール・ギュント」より山の魔王の宮殿にて
  • 作曲者:グリーグ

原曲は、グリーグの「山の魔王の宮殿にて」。

グリーグ「ペール・ギュント」より山の魔王の宮殿にて

ドラマで何度も登場し、予告動画でも使われている曲ですね。

それにしても、ネーミングが素晴らしいですね。
さすがだわ~

リバーサルオーケストラ -Anxiety-/リバーサルオーケストラ -Finale-

  • 原曲:「交響曲第5番」
  • 作曲者:チャイコフスキー

どちらも原曲はチャイ5だと思いますが、どの楽章かは分かりません。

多分、オープニングテーマと同じ第4楽章だと思うのですが。

チャイ5には、「ダーン、ダダダーン、ダダダッダン」の、いわゆる「運命の主題」が全楽章で登場します。
アレンジされると、途端にどの楽章なのか、素人の私には判別できなくなります。

楽譜があって、プロの方なら分かるのかもしれません。

リバーサルオーケストラサウンドトラック別曲の解説

ここからは、CDに収録されていない曲となります。

運命の演奏会

  • 原曲:「交響曲第5番」第2楽章
  • 作曲者:チャイコフスキー

チャイ5の第2楽章が原曲。

「運命の演奏会」というタイトルなので、第9話の定期演奏会の後に流れた曲かな?

それぞれの路

  • 原曲:「交響曲第9番(新世界より)」第2楽章
  • 作曲者:ドヴォルザーク

ドヴォルザークの「交響曲第9番」第2楽章をアレンジした曲ですね。

ドヴォルザーク「交響曲第9番」第2楽章

この第2楽章は、後に歌詞がついて、日本でも「遠き山に日は落ちて~♪」の愛唱歌として広まりました。
「家路」と呼ばれることもありますね。

ドラマでも何度か登場しました。
特に穂刈さんの思い出に関係する場面で。

なので、できれば、CDに入れてほしかったですね。

ピアノ協奏曲 イ短調 作品16 第1楽章より

  • 原曲:「ピアノ協奏曲」第1楽章
  • 作曲者:グリーグ

有名なグリーグの「ピアノ協奏曲」第1楽章です。
冒頭の部分ですね。

ピアノで弾いているようです。

ピアノ協奏曲第1番 変ロ短調 作品23 第1楽章より

  • 原曲:「ピアノ協奏曲第1番」第1楽章
  • 作曲者:チャイコフスキー

こちらは、チャイコフスキーの「ピアノ協奏曲第1番」。
冒頭の部分ですね。

この後に続くメロディが、「ぐるナイ」「ゴチになります」の料理を紹介するシーンで使われています。

ピアノ協奏曲第1番 変ロ短調 作品23 第1楽章より

  • 原曲:「ピアノ協奏曲第1番」第1楽章
  • 作曲者:ショパン

こちらは、ショパンの「ピアノ協奏曲第1番」の第1楽章。
原曲をそのままピアノで弾いているようです。

グリーグ、チャイコフスキー、ショパンと、それぞれの有名なピアノ協奏曲が3曲続きました。
どれもドラマには登場していません。

でも、個人的にこういう比較するような企画ものは大好きです(^^♪
欲を言えば、もう少し長いバージョンを聴きたいというところですね。

ボレロより

  • 原曲:ボレロ
  • 作曲者:ラヴェル

原曲は、もちろん「ボレロ」です。

最高に盛り上がって、曲が終わるところを演奏しています。

交響曲第5番「運命」第1楽章よりVer.1/Ver.2

  • 原曲:「交響曲第5番」1楽章
  • 作曲者:ベートーヴェン

ベートーヴェンの「交響曲第5番」(運命)の第1楽章。

誰もが知っているであろう、出だしの「ジャジャジャジャーン」ですね。

組曲『惑星』より「ジュピター」より

  • 原曲:組曲「惑星」第4曲「ジュピター」
  • 作曲者:ホルスト

ホルストの「惑星」で、最も有名な「ジュピター」。

一般的には、平原綾香さんのカバー曲「Jupiter」が馴染みがあるかもしれませんね。

交響曲第2番 ホ短調 作品27 第3楽章より

  • 原曲:「交響曲第2番」第3楽章
  • 作曲者:ラフマニノフ

ラフマニノフの「交響曲第2番」第3楽章ですやん!

まとめの記事でも触れましたが、私の中ではクラシックで1、2を争うくらい大好きな曲です!

ラフマニノフ特有の甘美でロマンチックなメロディが、ここに凝縮されているんです!

ぜひ、聴いていだたきたい、超おススメの曲です!

ラフマニノフ「交響曲第2番」第3楽章(冒頭)

興奮してしまって、失礼しました(汗)

ドラマでは登場していないのが、残念です。

『四季』より「春」第1楽章より

  • 原曲:「四季」より「春」第1楽章
  • 作曲者:ヴィヴァルディ

ヴィヴァルディの「四季」。
最も有名な「春」の第1楽章ですね。

ヴァイオリン協奏曲 ホ短調 作品64 第1楽章より

  • 原曲:「ヴァイオリン協奏曲 ホ短調」第1楽章
  • 作曲者:メンデルスゾーン

メンコンの第1楽章。
出だしの冒頭の部分です。

ドラマでは、第3楽章の一気に明るくなるところをアレンジした曲が使われていました。
「崖っぷちだけど、音楽が好き」ですね。

ただ、どちらかというと、この第1楽章の冒頭の部分が、一般的によく知られているかもしれません。

ツィゴイネルワイゼンより

  • 原曲:ツィゴイネルワイゼン
  • 作曲者:サラサーテ

サラサーテの「ツィゴイネルワイゼン」。

ツィゴイネルワイゼン

ドラマでは登場していませんが、「津田健次郎による【いじわるPR】第4話予告動画」で流れました。

チャールダーシュより

  • 原曲:チャールダーシュ
  • 作曲者:モンティ

モンティの「チャールダーシュ」。
ドラマでは、第7話で、三島彰一郎が情報番組「マッシュ」で披露した曲です。

愛の挨拶より

  • 原曲:愛の挨拶
  • 作曲者:エルガー

エルガーの「愛のあいさつ」。

ドラマでは、第8話で、穂刈さんが妻の冴子さんに向けて演奏した曲ですね。
ガチで泣けるシーンでした…

4話でもほんの少しだけ流れました。

亡き王女のためのパヴァーヌより

  • 原曲:亡き王女のためのパヴァーヌ
  • 作曲者:ラヴェル

亡き王女のためのパヴァーヌ~~!!

またもや取り乱して、すいません(汗)

この曲も、めちゃめちゃ大好きなんですよ。
とても美しいけど、切ない曲。

亡き王女のためのパヴァーヌ

こちらも、ドラマでは登場してないのが残念です。

「亡き王女のためのパヴァーヌ」には、ラヴェルの有名な切ないエピソードがあります。

興味のある方はこちらの記事をご覧くださいませ。

ラ・カンパネラより

  • 原曲:ラ・カンパネラ
  • 作曲者:リスト

リストの「ラ・カンパネラ」。
パガニーニの「ヴァイオリン協奏曲第2番」第3楽章(鐘のロンド)を編曲した曲です。

パガニーニの原曲はヴァイオリンの難曲として知られています。
当然、リストのラ・カンパネラも、ピアノで演奏するのが難しい曲です。

ところで。
ドラマでは、リストの曲は登場しませんでした。
ちょっと意外ですね。

ノクターン第2番より

  • 原曲:「ノクターン」第2番
  • 作曲者:ショパン

ショパンのノクターン2番。
終結部が演奏されています。

ショパン「ノクターン」第2番

ドラマでは、ほぼ毎回登場し、朝陽のテーマ曲という感じでした。
ですが、CDには収録されていないようです。

『ベルガマスク組曲』より「月の光」より

  • 原曲:「ベルガマスク組曲」第3曲「月の光」
  • 作曲者:ドビュッシー

ドビュッシーの「月の光」。

ドビュッシー「ベルガマスク組曲」第3番「月の光」

ドラマで何度か登場しましたが、CDには収録されていません。

まとめの記事でも述べましたが、「ベルガマスク組曲」は4曲とも聴くのをおススメします。

アヴェマリアより

  • 原曲:アヴェマリア
  • 作曲者:バッハ/グノー

バッハが作曲し、グノーが編曲した「アヴェマリア」。
こちらもドラマでは登場しましたが、CDには収録されていません。