2022年9月18日放送の「鎌倉殿の13人」で、中川大志さん演じる畠山重忠が亡くなりました。

畠山重忠が壮絶な生き様をしめし、視聴者にとっても印象に残る回でした。

ところが、その余韻冷めやらぬなか…

次回のタイトルが、これまた衝撃でした。

オンベレブンビンバ!?

うん?どういう意味?

ポカンとなった方も多いと思います。

私も家族とテレビで見ていましたが、次回予告のこのサブタイトルを見て、何かの見間違いではないかと思いました。

ですが、公式サイトなどを見ても、オンベレブンビンバで間違いありません。

うちの子供も、「オンベレブンビンバって何~? めっちゃうけるんだけど」とツボにはまっていましたね。

そして早速、インターネット上では、オンベレブンビンバについての考察が盛り上がっています。

考察ではなく、大喜利合戦のように楽しんでいる様子も見受けられます。

それにしても、オンベレブンビンバって、どういう意味なんでしょうか。

気になりますよね。

今回は、この謎の言葉「オンベレブンビンバ」について、SNSの意見も参考にしながら考察してみました。

※追記
9月25日の放送でオンベレブンビンバの意味があきらかになりました。
詳しくは、以下の記事をご覧ください。

イタリア語で「子供のための影」という意味

1つ目の説とは、イタリア語であるということ。

今のところ、最も説得力があるなあと感じています。

日本語に訳すと、「子供のための影」となるそうです。

イタリア語原文は、
「ombre per un bimbo」
あるいは
「ombre per un bimba」

それぞれの単語は、

  • ombre=影
  • per=ために
  • un=(冠詞 英語のaと同じ)
  • bimbo=赤ちゃん(bimba=少女)

これがリエゾンしてつながると、日本人にはオンベレブンビンバと聞こえるということです。

鎌倉殿の13人の次週第37回は、おそらく北条時政が失脚する原因となった牧氏事件が描かれると予想されます。

息子の義時と娘の政子と対立した末に、歴史の表舞台から去ることになるので、「子供のための影」というサブタイトルも、時政の役割を暗示した言葉として、うなずけるものがありますね。

ただ、最後の単語は、bimboかbimbaか、ちょっと分かりません。

イタリア語の発音は、日本語のローマ字の発音とほぼ同じです。
というか、ローマ字自体がそもそもイタリア語ですからね。

それを考えると、bimbo(ビンボ)よりはbimba(ビンバ)の方が発音に近くなります。

ここは、ストーリーの流れから推測するしかないですが、どちらの可能性もあり、判断することは難しいです。

両方ともグーグル翻訳で訳してみましたが、同じ結果でした。

ombre per un bimbo

ombre per un bimba

試しに発音を聞いてみましたが、確かにどちらもオンベレブンビンバと言っているように聞こえます。

いずれにせよ、日本語では子供のための影という意味になり、時政と子供たちとの複雑な事情を暗示しているいう見解は、かなり説得力があります。

では、オンベレブンビンバが子供のための影という意味であるならば、何故わざわざイタリア語の題名にしたのか?という疑問が残りますよね。

これは、おそらく三谷幸喜さんが鎌倉殿の13人の台本を書くのに、「ゴッドファーザー」を見本にしているからと考えられます。

こちらのツイートですね

三谷幸喜さんが、北条義時のモデルが、ゴッドファーザーの主人公の1人・マイケル・コルレオーネだと言い切っているくらいですからね。

ゴッドファーザーのコルレオーネ・ファミリーはイタリア系のマフィアです。

そのため、鎌倉殿の13人のサブタイトルにイタリア語を使用したという可能性は、十分考えられるわけです。

特に北条家の権力争いって、マフィアの抗争に似ているところがあります。
ゴッドファーザーのコルレオーネ一族も、他のマフィアと激しい攻防を繰り返していました。

その様子から、北条家の権力争いにゴッドファーザーを重ねるのは自然なことだと思います。

あと、どうでもいい話になりますが。
私がゴッドファーザーで最も印象に残っているシーンは、マイケルの父のヴィトー・コルレオーネが息子に次のように語ったところです。

「マイケル、お前にだけは継がせたくなかった…」

純粋な青年だったマイケルですが、コルレオーネ家を継ぎ、マフィアのボスとして修羅と化していきます。
北条義時も同じような運命を背負っていくことになるんですよね。

仏教に由来する呪文?

もう1つは、仏教に由来する呪文ではないかという意見もあります。

以前、源頼朝の娘である大姫が「オンタラクソワカ」という言葉を唱えていたシーンがありました。

これは、虚空蔵菩薩を表す言葉の一部です。
仏教では、知恵の菩薩であり、明けの明星の象徴でもあります。

オンタラクソワカ自体が虚空蔵菩薩を表していますが、その知恵を授かるためには、100日間で100万回唱えなければならないとされています。

で、最初の「オン」というのは、接頭辞のようなもので、キリスト教の「アーメン」や仏教の「南無(ナム)」と同じようなものです。
あえて日本語にするなら「~に帰依する」といったところ。
神聖なサンスクリット語で、インドの様々な宗教でよく使われる言葉です。

有名どころでは、吉祥天に対する「オンマカシリエイソワカ」などがありますね。

なので、オンベレブンビンバも、密教系の呪文ではないかという予想も多いです。

ただ、オンベレブンビンバという言葉を検索にかけても、それらしき呪文は見当たりません。
もし、オンベレブンビンバが仏教やサンスクリット語の呪文だとしても、架空の言葉と考えられます。

そのため、三谷幸喜さんが考え出した造語ではないかという声もあります。

まとめ

鎌倉殿の13人の謎のタイトル「オンベレブンビンバ」について考察してきました。

有力な説としては

  • イタリア語で「子供のための影」という意味
  • 仏教の呪文

以上の2つがあげられます。

ただし、あまりにも不思議な響きなので、オンベレブンビンバにそもそも意味などないという意見もあります。

「世にも奇妙な物語」のズンドコベロンチョや、「岸辺露伴は動かない」のくしゃがらと同じようなものではないかと。

この2つの作品は、どちらも実在しない言葉で主人公が悩まされるというお話でした。

ご覧になると分かりますが、かなり怖いお話でもあります。

三谷幸喜さんが、そういう状態を狙っているのかもしれませんね。

そう考えると、ちょっと怖いですが…

実際のところは、9月25日の放送を見ないことには分かりません。

もしかしたら、9月25日の放送を見ても、謎が解けないかもしれません。

三谷幸喜さんのことですから、何を仕掛けてくるか分かりませんからね。

次回のオンベレブンビンバがどういう内容なのか、期待しましょう。