健康や美容のため、ヨーグルトを食べることは多いと思います。

私もヨーグルトは毎日食べています。

ヨーグルトを食べると、その後の食事で、血糖値の急上昇を防ぐという話を聞いてから、よく食べるようになりました。

特にプレーンヨーグルトは、ヨーグルトの自然な風味と香りを味わえます。

ところが、プレーンヨーグルトといえども、実は塩分が含まれていることをご承知でしょうか。

意外と知られていない事実かもしれません。

この記事では、プレーンヨーグルトの塩分の量と、食事への影響について詳しく説明しています。

プレーンヨーグルトの塩分はどれくらい?

プレーンヨーグルトを食べても、塩っぽさを感じることはないと思います。

ですが、プレーンヨーグルトには塩分が含まれています。

プレーンヨーグルトの塩分は、100gあたり約0.1gとされています。

プレーンヨーグルトに塩分が含まれているとなると、それが気になってしまいますね。

最近は、日々の食事で塩分の摂取を控えるよう心がける人も多くなりました。

塩分の過剰摂取は脳梗塞や心筋梗塞、高血圧のリスクを高め、女性にとっては浮腫みの原因にもなります。

一方で、ヨーグルトは、美容や健康に良い成分が豊富にあるとされているので、日常的に食べる人も多いです。

健康や美容に良いからという理由で、ヨーグルトを食べているのに、塩分の摂取につながるのであれば、減塩の効果がないと心配になるのも無理はありません。

ですが、ご安心ください。

日本人の1日の推奨塩分摂取量は6g未満とされています。

とすると、プレーンヨーグルトに含まれる塩分の量は、健康や美容にそれほど大きな影響を及ぼすものではないと考えられます。

もちろん、他の食事との兼ね合いにもよりますが、プレーンヨーグルトだけで1日の塩分の摂取量が大きく左右されるものではないでしょう。

プレーンヨーグルトといえども食べすぎはよくないですが、その塩分量については過度に心配する必要はなさそうです。

プレーンヨーグルトの塩分は添加されたもの?

もう1つ気になるのは、ヨーグルトが出来上がる過程で、塩分が加えられているかどうかだと思います。

結論から言うと、プレーンヨーグルトの塩分は添加されたものではありません。

実は、この塩分は、ヨーグルトの主要成分である牛乳に由来しています。

もともと牛乳にナトリウムが含まれており、これがヨーグルトにも引き継がれてしまうんです。

このナトリウムが塩分の元になります。

したがって、ヨーグルトに含まれる塩分は添加物ではなく、元々牛乳に含まれている成分というわけです。

なお、日本食品標準成分表によると、牛乳100gに含まれているナトリウムは約41mgです。

また、ヨーグルト100gに含まれるナトリウムは約48mgです。

一般的に、ナトリウムが塩化ナトリウム(食塩)に変化すると、約2.5倍になるので、先述したように、ヨーグルトの塩分は、100gあたり約0.1gになります。

食塩とナトリウムは違うもの?

気を付けたいのは、ナトリウムと食塩(塩化ナトリウム)は異なるものということです。

ナトリウムは元素の一つで、体内の多くの重要な機能に関わるミネラルです。

一方、食塩はナトリウムと塩素が化学的に結合した塩化ナトリウムで、私たちが日常的に食事で摂取する塩です。

食塩には約40%のナトリウムが含まれています。

ナトリウムは体内の水分バランスや神経伝達に必要ですが、過剰に摂取すると高血圧などの健康問題を引き起こす可能性があります。

そのため、食塩の摂取量を制限することが、ナトリウムの過剰摂取を防ぐ一つの方法となります。

プレーンヨーグルトを使った減塩レシピが人気!

今まで説明してきたように、プレーンヨーグルトにはわずかながら塩分が含まれていますが、その量はかなり少ないです。

そのため、最近はプレーンヨーグルトを使った減塩レシピが注目を集めています。

例えば、次のようなものがあります。

ヨーグルト入り味噌汁

通常の味噌汁を作る際に、味噌の量を少し減らし、代わりにプレーンヨーグルトを加えます。

ヨーグルトは味噌汁の旨味とコクを増すために使われ、独特の味や香りは感じられません。

これにより、塩分を控えながらも美味しい味噌汁を楽しむことができます。

ヨーグルトベースのサラダドレッシング

マヨネーズや市販のドレッシングの代わりに、プレーンヨーグルトをベースにしたドレッシングを作ります。

ヨーグルトにレモン汁、オリーブオイル、少量の塩、ハーブを混ぜると、フレッシュでヘルシーなドレッシングが完成します。

ヨーグルトマリネ

魚や鶏肉をマリネする際に、プレーンヨーグルトを使用します。

ヨーグルトにニンニク、ハーブ、スパイスを加えてマリネ液を作り、肉や魚を柔らかくジューシーに仕上げます。

ヨーグルトクリームソース

パスタやグラタンのクリームソースにプレーンヨーグルトを使います。

ヨーグルトを少し温めて、野菜やハーブと混ぜ合わせることで、塩分を控えめにしつつクリーミーな味わいを実現できます。


これらのレシピは、塩分を減らしながらも料理の風味を豊かにするのに役立ちます。

特にヨーグルト入り味噌汁は、従来の味噌汁の味を損なわずに減塩効果を得ることができるため、特におススメです。

上記以外にも、プレーンヨーグルトを使ったアイデアはどんどん登場すると予想されるので、ぜひ専門のサイトなどでチェックしてみてください。

まとめ

プレーンヨーグルトに含まれる塩分は牛乳由来で、100gあたり約0.1gと少量です。

なので、1日の塩分の摂取量に大きな影響を与えることはないと考えられます。

逆に、減塩効果が期待されるので、プレーンヨーグルトを使った減塩レシピが注目されています。

そのまま食べるもよし、料理の味付けにするのもよし。

プレーンヨーグルトは、様々な料理で塩分を控えるのに役立つので、色々試してみるのも楽しいですね。