よく、年をとるごとに、時間が経つのが早く感じると言われますよね。

これを心理学的に説明したのが、ジャネーの法則です。

wikipediaによると、

主観的に記憶される年月の長さは年少者にはより長く、年長者にはより短く評価されるという現象を心理学的に説明したもの。

簡単に言えば、生涯のある時期における時間の心理的長さは年齢に反比例すると主張したものである。

と、あります。

例えば、1年という期間は、20歳の人にとっては20分の1に相当しますが、4歳に人にとっては4分の1になります。

つまり、20歳の人の10年間は、4歳の人の2年間に当たるわけです。

さらに、1年間は、50歳の人にとっては50分の1に相当しますが、5歳に人にとっては5分の1になります。

すると、50歳の人の10年間は、5歳の人の1年間になりますね。

というように、数学的には、年齢が進むにつれて、ある一定の時間の長さが若い時より、年齢に対して占める割合が小さくなっていきます。

したがって、体感的に、年をとるほど時間が経つのが早くなるということです。

一見すると、かなり説得力がある理論ですね。

そして、実際に、私は年を重ねるにつれて、時間がすぎるのを早く感じます。
同じように感じる方も多いのではないでしょうか。

年をとるにつれて、体感する時間の長さが短くなる…

よく考えてみると、この事実はちょっと怖いですね。

一説によると、人間は20歳で人生の半分の時間を体験してしまうそうです。
20歳になったら、人生の半分が過ぎ去り、折り返し地点となるわけです。

この説を知って怖くなった、学生の方々が多いようです。
私の小学生の息子も、この話を聞いて、めちゃめちゃビビってましたから(汗)

ただし、ジャネーの法則には多くの批判があります。

特に、科学的根拠がしっかりと示されていないのが問題のようです。

単純な数式を用いて年齢による体感時間を計算していますが、そもそも体感する時間には個人差があるという批判もあります。

そのためか、ジャネーの法則は日本では結構有名ですが、海外ではあまり知られていないようです。
日本でも、科学というよりは、トリビア的に取り上げられるのが多いですしね。

ですが、ジャネーの法則を批判したところで、年を重ねるにつれて、時間が経つのを早く感じるのは、ほぼ誰もが認めるところです。
科学の世界でも、一般的に認められています。

では、なぜ、加齢とともに時間が短く感じられるのか?

現在では、ジャネーの法則とは別の角度から、様々な原因が考えられています。

まず1つは、年齢が進むと、新しいものからの刺激が少なるというものです。

よく例としてあげられるのが、小学校の6年間。

小学校では、初めて学ぶことが多いですよね。
勉学だけでなく、複雑な人間関係もからんできます。

小学生のときは、あらゆるものが新鮮に感じるものですが、大人になるにつれて、そういった刺激は少なくなります。

そのため、年をとるにつれて、時間が短く感じられるということです。

また、身体的な代謝が関係あるという説もあります。

運動しているときや、風をひいて寝込んでいるときなどに、代謝は上がります。

こういう時は、時間が経つのが遅く感じられるのが普通です。

これは、代謝が上がって身体の活動が活発になったため、主観的な時間の感覚が濃くなるからと考えられています。

ですが、人間は、年をとると代謝が落ちてきます。
なので、年をとるごとに時間の経過が早く感じるようになるということです。

このように、ジャネーの法則を抜きにしても、加齢とともに時間の経過が遅く感じられるのには、根拠があるわけですが。

そうすると、老いというものが、ことさらに怖くなりますね。

人間の平均寿命は、このところずっと右肩上がりです。
特に日本は長寿大国で、平均寿命は80歳を超えていますよね。

現在のペースだと、これから生まれてくる子供たちの平均寿命は100歳を超えるという統計もあります。

健康を維持して長生きしたいとは、ほぼ誰もが願うことだと思います。

けれども、長生きするほど、時間が短く感じられ、残された時間がどんどん少なくなっていく…

これは、やはり皮肉というか、切ない話ですね。
いっそ、長生きしたくないと思う方もいらっしゃるのではないでしょうか。

けれども、嘆いていても仕方のないことです。
体感する時間が短くなることが事実であっても、それを受け入れる。
そして、対処することが大切なはずです。

というわけで、この問題への解決法を記事にしました。

ジャネーの法則への対策というだけでなく、一人の人間として豊かな生活をおくるための秘訣という話にもつながってきます。

ぜひご参考いただければ、幸いです。