「食ってかかる」という表現があります。
激しい感情を持って、反発する様子を表しています。
日常会話でもよく使われる表現ですね。
この記事では、「食ってかかる」の意味から使い方と類語を詳しく紹介しています。
食ってかかるの意味は?
「食ってかかる」という表現は、相手に対して強い態度や言葉で攻め立てることを指します。
動物が獲物に食いつくような、本能的で力強い行動を人間の振る舞いにたとえたものです。
漢字では「食って掛かる」と書きます。
通常、敬意を払うべき相手である先生や上司、あるいは親しい友人や異性などに対しても、感情的に反応してしまう状況でよく使われます。
食ってかかるの例文をご紹介
食ってかかるの例文を以下に5つ紹介します。
- 審判の判定に不服だった選手は、試合後に食ってかかる態度をとり、議論を引き起こした。
- プロジェクトの失敗を認めない経営陣に対して、チームメンバーたちは、実際の結果と異なると主張して食ってかかった。
- SNSでは、ちょっとした意見でも激しく反応して食ってかかる人がいるため、言葉を選んで慎重に発言する必要がある。
- 彼女は普段冷静そのものだけど、今日は友人の一言に突然食ってかかってきた。何か心に負っていることがあるのかもしれない。
- 彼は自分の意見が正しいと信じて疑わないため、異なる意見にはすぐに食ってかかる傾向がある。
食ってかかるの類義語をご紹介
「食ってかかる」の類義語は、反発するという意味の言葉が当てはまります。
- 噛みつく
- 突っかかる
- 言い立てる
- まくし立てる
- ケンカを売る
- 啖呵(たんか)を切る
などの表現があげられます。
また、激しい感情を込めて話す様子を描写するときに「口角泡を飛ばす(こうかくあわをとばす)」ということがあります。
状況に応じて、このようなことわざも使うこともできます。
まとめ
「食ってかかる」とは、感情が高ぶった際に相手に対して攻撃的な態度をとることを意味します。
普段の生活において、自分の信念や意見が受け入れられない時に、激しく反応するしてしまうことはあるでしょう。
確かに、時には自分の立場をはっきりさせるために強い言葉を選ぶ必要がありますが、その結果が長期的な関係にどのような影響を及ぼすかも考慮することが大切です。
状況にもよりますが、感情に流されずに冷静な対応を心がけることが、最終的にはより賢明な選択になりますね。