大阪松竹座は、その豊かな歴史と伝統を持つ劇場として知られていますね。

大正12(1923)年5月に、大阪の道頓堀に関西初の本格的な洋式劇場として開場しました。

現在は、歌舞伎や現代劇だけでなく、ミュージカルやコンサートも開催されています。

特に旧ジャニーズのメンバーによる舞台が上演されることもあり、ファンの間でも大阪松竹座はよく話題になりますね。

幅広い年齢層が訪れる劇場であり、場内の座席からの見え方は気になるところでしょう。

この記事では、大阪松竹座の各座席の見え方を詳しく紹介しています。
また、アクセスについても説明していますので、ぜひご参照くださればと思います。

大阪松竹座のキャパシティは?

大阪松竹座は、花道を使用するかどうかで、席数が多少異なります。

本花道を使用した場合は

  • 1階:553席
  • 2階:282席
  • 3階:198席
  • 合計:1,033席

が用意されています。

花道を使用せずに、全席を解放した場合は

  • 1階:610席
  • 2階:282席
  • 3階:198席
  • 合計:1,090席

となります。

なので、最大キャパは1,090席と言えます。

ですが、特殊なイベントを除いて、本花道を使用するのが普通なので、合計の席数は1,033席と考えた方がよいでしょう。

また、本花道以外にも仮花道なども使用されることがあり、公演によって1階の席数が変わってきます。
そのため、大阪松竹座を訪れる際は、事前に席数を確認しておいた方がよいですね。

続いて、各階の特徴を簡単に紹介すると。

まず、1階席は、演者との距離が近く、迫力のある体験ができます。
特に最前列は臨場感があります。

ですが、ステージ全体を見渡すには少し不便かもしれません。
桟橋席は特別感があり、視界が良好です。

2階席は、全体をバランスよく見渡すことができます。
ただし、前の人の姿勢によっては視界が遮られることもあります。

3階席は、高い位置からの視点で、舞台全体を見渡すことができます。
細かい表情や動きを捉えたい場合は、双眼鏡があった方がよいというところです。

また、1階は立って鑑賞することもできますが、2階と3階はスタンディングは禁止されているので、注意が必要となります。

大阪松竹座の1階の見え方と特徴は?

大阪松竹座の1階席は、舞台の魅力を存分に味わえる場所です。

最前列に座ると、演者の表情や衣装の細部までくっきりと見え、まるで舞台の一部になったような感覚になるようです。
ただし、この席からは舞台全体を見渡すのが少し難しく、特に大掛かりな演出がある場合、全体像を把握するのに首を動かす必要があります。

一方、1階の中央や後方の席では、舞台全体を俯瞰することができ、演出の全貌を捉えやすくなります。
例えば、舞台上で繰り広げられるダンスやアクションシーンでは、この位置からの視点が全体の流れを理解するのに適しています。

また、1階席の特徴として、舞台との距離が近いため、演者の表情や声のニュアンスを直接感じ取ることができる点が挙げられます。
演劇やミュージカルなど、表情や声の表現が重要な公演において特に価値がありますね。

大阪松竹座の1階席は、演出の細部を捉えたい方や、演者との距離を近く感じたい方におススメです。
ただし、舞台全体を一望したい場合は、少し後方の席を選ぶと良いでしょう。

どの席を選ぶかは、見たい公演の内容や個人の好みによって異なりますが、1階席は間違いなく劇場体験を豊かにする選択肢の一つです。

大阪松竹座の2階の見え方と特徴は?

大阪松竹座の2階席は、全体を見渡しつつ細部までしっかりと捉えることができます。
特に、2階中央付近の席は、舞台全体をバランス良く見渡せるため、物語の流れを逃さずに楽しむことができます。

ここからの眺めは、小高い丘からのぞく風景のような感じです。

舞台上で繰り広げられる俳優たちの熱演、華やかな衣装、そして緻密なセット。

2階席からは、これらの要素が一つの大きな絵画のように見え、物語の世界に深く没入することができます。
また、俳優の表情も肉眼で捉えやすく、感情の機微を感じ取ることが可能です。

さらに、2階席の魅力は、花道の見え方にもあります。

舞台に近い席では、花道がはっきりと見え、俳優が花道を歩く姿を間近で感じることができます。

後方の席からも、花道の全体像を捉えることができ、演出の一部としての花道の役割をより深く理解することができます。

このように、2階席は、舞台を多角的に楽しむための絶好の場所と言えます。
舞台の全体像を捉えつつ、細部の表現も楽しめるので、初心者から熟練の観劇ファンまで、幅広い層におススメできる席です。

大阪松竹座の3階の見え方と特徴は?

大阪松竹座の3階席は、劇場の全体を見渡すことができる位置にあります。
舞台の全景を一望できるため、演出の全体像を捉えるのに最適です。

しかし、舞台との距離があるため、俳優の細かな表情を捉えるには、双眼鏡を持参した方がよいですね。
特に、お目当ての俳優が出演している場合は、演技の細部を見逃さないためにも、双眼鏡の使用が推奨されます。

3階席の特徴として、正面の中央から見ると、舞台の全体が見渡せますが、花道が見えにくいという欠点があります。
歌舞伎などの演出で花道が重要な役割を果たす場合は、この部分が見えづらいのは少々残念な点ですね。

一方で、3階席の前方では、柵が若干視界に入ることがあります。
ですが、これはガラス製で視界を遮ることはありません。
ただし、前に身を乗り出すと後ろの人の視界を遮ってしまうため、注意が必要です。

また、3階席の下手側(舞台を正面に見て左側)や上手側(舞台を正面に見て右側)の席からは、花道がよく見えますが、舞台の一部が死角になることがあります。

この点は、特に演出の全体像を捉えたい場合には注意が必要です。

けれども、このデメリットが逆にメリットに変わる瞬間もあります。

特に宙乗りの演出がある演目では、下手側の席が特等席となることもあるようです。
このような場合、俳優が宙づりになって花道の上を移動する演出があると、これらの席からは迫力のある演技を間近で見ることができるというわけです。

以上のように、大阪松竹座の3階席は、舞台の全体を俯瞰することができる一方で、細かな表情や演技の一部が見えにくいという特徴があります。

とはいえ、全体の演出を楽しむには最適な席であり、特に歌舞伎などの伝統芸能を楽しむには魅力的な選択肢と言えるでしょう。

大阪松竹座のアクセスは?

大阪松竹座は、大阪市中央区に位置し、公共交通機関を利用してのアクセスが便利です。




大阪松竹座の最寄り駅は

  • 大阪メトロ各線「なんば駅」14番出口、15B出口より 徒歩約2~3分
  • 近鉄線「大阪難波駅」15-A出入口より 徒歩約3~4分
  • 南海電鉄「難波駅」より 徒歩約5分
  • JR「難波駅」より 徒歩8~12分

となります。

最も近い駅は、大阪メトロの「日本橋駅」で、徒歩約5分の距離にあります。
「日本橋駅」は、千日前線と堺筋線が交差する便利な場所に位置しており、大阪市内はもちろん、近郊からのアクセスも容易です。

また、「難波駅」からも徒歩で約10分という距離にあり、南海電鉄やJR線、大阪メトロ御堂筋線を利用することができます。
難波駅は大阪の主要な交通のハブの一つであり、多くの路線が集まるため、大阪市外や関西地方からのアクセスにも非常に便利です。

さらに、大阪松竹座は、大阪の有名な繁華街である道頓堀にも近く、観劇の前後には、周辺の飲食店やショッピングスポットを楽しむこともできます。
特に、道頓堀は大阪のグルメ文化を代表するエリアであり、たこ焼きやお好み焼きなどの大阪名物を味わうことができます。

車でのアクセスも可能ですが、劇場周辺は一般的に交通量が多く、駐車場の確保が難しい場合があります。
そのため、公共交通機関の利用をおススメします。

まとめ

大阪松竹座は、歴史と伝統ある劇場で、様々な公演が楽しめます。

1階席は演者との距離が近く迫力満点!

2階席は全体をバランス良く見渡せます。

3階席は舞台全体を俯瞰できますが、双眼鏡があると良いでしょう。

アクセスは、大阪メトロ「日本橋駅」や「難波駅」から徒歩圏内で、道頓堀近くの立地も魅力的です。

公演の前後には、ぜひ周辺のグルメやショッピングもお楽しみくださいね。