大人になっても雷が怖い!

そういう方もいらっしゃるでしょう。

実は、私もその1人です。

浪人生のときに、雷が怖くて予備校を休んだことがあります…
大学生のときも、雷がひどい日に、身体の具合が悪いという理由にして、家庭教師を休んだことがあります💦

40歳をこえた今でも、雷は怖くてしかたありません。
いい歳した大人が何を言ってるんだと、自分でも情けなくなります。

ですが、大人になっても雷が怖いという話はちらほら聞きます。
そして、実際調べてみると、大人になっても雷が怖いという声は結構ありました。

今回は、雷が怖い大人はどれだけいるのか?
そして、その原因にはどういうものがあるのか?
について、お話していきます。

雷が怖い大人は意外と多いです!

まず、ツイッターなどのSNSでも、雷が怖い!という声をよく見かけます。

雷があった日は、怖い!という声はかなり多く出てきます。

また、2016年の「マイナビ学生の窓口」の調査でも、以下のような結果となっています。

  • 調査日時:2016年6月
  • 調査人数:女子大生199人
  • 質問:正直、いまだに雷が怖いですか?
    • はい:76人(38.2%)
    • いいえ:123人(61.8%)

マイナビさんは、調査の結果から、雷が怖いという女子大生は意外にも少数派になっているという意見でした。

ですが、雷が怖いという人が4割近くいるので、むしろ、意外に多いとも言えますよね。

私の予想では、1割か2割くらいかしかいないと思っていました。
なのに、4割近くもの人が今でも雷が怖いと答えたので、ちょっと驚きました。

また、冒頭で述べたとおり、私は今でも雷が怖いです。
でも、妻は平気だそうです。

ところが、私の妹は、私と同じく40代ですが、今でも雷が怖いと言ってます。
雷の日は、なかなか外出ができないそうです。
パート主婦ですが、雷が鳴ったときは買い物にはいけないとグチっていました。

それでも、私も妹も普通に生活しています。
平均的な成人男子と成人女子の暮らしだと思います。

雷がひどいときは動けなくなることはありますが、そんな日は1年を通してあまりないですからね。
普段は、いたって平穏に暮らしています。

大人になっても雷が怖い原因は?

子供のころは雷が怖かったというのは、自然なことでしょう。
大抵の人は、大人になると雷にも慣れるので、恐怖心は和らいでいくはずです。

ですが、私のように、大人になっても雷が怖くて仕方がないという人がいるのも事実です。

では、何故いつまで経っても雷に対する恐怖が消えないのか?

色々な原因が考えられますが、人によって異なるようです。

  • 雷に打たれた経験がある
  • 雷が落ちたところを見たことがある
  • 雷の被害をテレビなどで見たことがある

以上のような体験がトラウマになって、大人になっても雷が怖いという人が多いようです。

なかでも、雷に打たれた経験があるというのは強烈ですね。

実際に、テレビの映像で、サッカーをしているときやテニスをしているときに、落雷に会って気絶した人を見たことがあります。
あんなことがあったら、そりゃあ、雷が怖くなるのも当然と思いましたね。

そして、そういった現場に居合わせたり、落雷の被害を目の当たりにして、雷が怖くなったという人も多いようです。

さて、私の場合ですが。

つい先ほど述べたように、テレビで落雷の被害に会った人を見たことがあります。

また、中学生のときに、担任の先生から、以前にその先生の学級の生徒が雷に打たれて亡くなったという話を聞きました。

それからでしょうか。
やたらと雷に恐怖心を抱くようになりました。

さらに、雷に襲われる夢を何度も見るようになってしまいました。
その夢が妙に生々しいんですよね。

あ!雷が鳴ってる!と気づいて、背負っていたリュックサックに落ちるかもしれないと思い。
とっさに、そのリュックサックを投げたら、そこに雷が落ちたり…

誰もいない学校の校庭で、雨のなか雷が鳴っていたので、落ちるかもしれないと思って、朝礼台の下に隠れたら。
その朝礼台に雷が落ちて。
そこから走って逃げたら、その朝礼台から雷が水平に自分の方に向かってきたりとか😰

そんな、悪夢のようなものを見て、ますます雷が怖くなってしまいました。

なので、そもそもの原因は、落雷の現場をテレビで見て、担任の先生からの話を聞いたこと。
そこから、変な想像力がふくらんでいったというところでしょうか。

正直、ハッキリしたことは、私自身も分かりません。
ただ、上記の体験がからんでいるのは間違いないと思われます。

雷恐怖症なるものがあるらしい

雷に対する恐怖の度合いというのも、人それぞれでしょう。

あまりにひどい例だと、雷恐怖症というものもあるそうです。
動物恐怖症、高所恐怖症と並んで、三大恐怖症と呼ばれることもあるとか。

症状としては、他の多くの恐怖症と同じで、

  • 恐怖におちいる
  • 発作をおこす
  • 発汗する
  • 血圧が上昇する
  • 失神してしまう

というようなものです。

特徴的なのは、雷の音や光自体が恐怖の対象で、自分に落ちることはないと分かっていてもパニックになってしまうという点だそうです。

確かに、1年間で人間に雷が落ちる確率は、約70万分の1~100万分の1という統計があります。
交通事故で亡くなるよりも、さらに隕石が落ちて亡くなるより、低い確率だそうです。

それが分かっていても、雷がどうしても怖いということです。

ただし、症状の度合いと同じように、恐怖の対象も人によって違ってくるでしょう。

例えば、雷が自分に落ちるかもしれないのが怖くてしかたがないという人もいます。

私はまさにその典型です。
雷の音や光ももちろん怖いですが、どちらかというと、自分が落雷に会うかもしれないというのが1番怖いです。
雷の日は、自分に落ちてくるかもしれないと真っ先に考えてしまいますね。

なので、雷の日は、自分に落ちないような場所を探しながら歩きます。
広い場所を避けるとか、高い木や電柱などのそばを避けるとか。

また、雷の光と音のずれで、雷の位置が大体分かると言われますよね。
雷光から音が鳴るまでの時間で、今の自分の位置からどれくらい離れているのかを予測できます。

空気中で音が伝わる速さは約340mです。
したがって、光ってから10秒後に音が鳴ったら、340m×10(秒)=3400mとなり、大体3キロちょっと離れた場所に雷があるということになります。

私は、この計算式がいつも頭に入っていて、雷が鳴っているときは、その場所を予測します。
そして、ある程度離れた距離なら落ち着くことができます。
ところが、1秒後とか2秒後に音が鳴るようものなら、怖くて身動きができなくなってしまいます。

私の雷に対する恐怖はこんな感じですが、雷恐怖症なのかというと、よく分かりません。
とはいえ、雷恐怖症の症状に当てはまる部分はあるので、広い意味でとらえれば、雷恐怖症と言ってもよいと思います。

また、雷恐怖症は、心療内科などで治療してもらうこともできるそうですが、私はそこまでする必要はあるかのかも疑問です。
私と同じように、雷は怖いけど、雷恐怖症かどうかまでは分からないという方は多いのではないでしょうか。

あと、気になったのが、雷恐怖症というものが臨床心理学で症状として認められているということ。
しかも、3大恐怖症の1つとされているんです。

ということはですよ、雷が怖いという人が結構な割合でいるということを示唆していると考えられなくもありません。

高所恐怖症の事例などは、かなり聞きますよね。
雷恐怖症はあまり耳慣れない言葉ですが、高所恐怖症と同じくらい多くの人が症状に悩まされているかもしれない。

そう考えると、やはり雷が怖い大人は意外と多く、珍しいことではないと言えるのではないでしょうか。

まとめ

大人になっても雷が怖いという人がいるのは事実です。
いつまで経っても雷が怖いというのは、恥ずかしく思われるかもしれません。

私自身も雷が怖くて、大学生のころは、友人から不思議がられたりしたものです。

けれども、よく調べてみると、雷が怖いという大人は意外と多いということが分かります。
しかも、雷恐怖症という症状が臨床心理学でも認められています。

大人になっても雷が怖いと、ときには、ばつの悪い思いをすることがあるかもしれません。
ですが、雷に対して恐怖を感じるのは、ある意味自然な生理現象でしょう。

怖いものは仕方がない。
それを受けとめて、うまく対処していくしかないですしね。

そして、雷が怖いのは自分だけではなく、同じような思いをしている人が多くいるということは、心にとめておきたいですね。