雨にビタミンが含まれているというのをご存じでしょうか。
「どのようなビタミンなの?」
「じゃあ、雨をそのまま飲んでも大丈夫なの?」
そんな疑問がわくと思います。
今回はその答えについて解説いたします。
雨に含まれているビタミンはどんなもの?
ビタミンにはAやB、CやDなど色々種類がありますが。
人間が健康を保つために必須の栄養素ですね。
では、雨に含まれているビタミンはどの種類のものなのでしょうか?
はい、その答えは、ビタミンB12となります。
では、ビタミンB12とはどのような物質なのでしょうか?
ビタミンB12はコバルトを含む化合物で、シアノコバラミン、メチルコバラミン、アデノシルコバラミン、ヒドロキソコバラミンなどの酵素を指します。
と言っても、あまりよく分からないですよね(^^;
上記の物質は補酵素として、たんぱく質の合成や糖質・脂肪酸などの代謝を司ります。
他にも骨髄で正常な赤血球をつくったり、遺伝情報となるDNAやRNAの合成を助ける働きを持っています。
そもそもビタミンとはある特定の物質を指すというよりは、特定の働きをする物質をまとめた総称になります。
ビタミンBという場合は、水溶性(水にとける)があり、かつ炭水化物などの栄養素を分解してエネルギーを生成する作用があるものをまとめて分類した総称となります。
同じようにビタミンB12という場合も、上述の役割を果たす物質をまとめた名称ということになります。
雨を飲んでも大丈夫なのか?
そのような働きがあるビタミン12を含む雨なので、そのまま飲んでもよいのか?という疑問がわきますよね。
雨水を飲料水として使用する国や地域もあるくらいですし。
ですが、雨は基本的に地上のあらゆる水分が蒸発し、それが再び地上に振ってきたものです。
そのため、特に都市部では地上にあった汚水や大気中のチリやホコリ、砂などの汚れを多く含んでいることになります。
それを考えると、雨を飲料水にするのはあまり身体にはよくなさそうです(汗)
降り始めてから30分以上過ぎるとこれらの汚れが取りのぞかれ、かなりきれいになるという話もありますが。
それでも、雨を飲むのはちょっと…となりますね。
そもそも、日本では雨は飲料水として認められていないそうです。
まあ、少量なら特に問題なさそうですが、さすがに一定量を越えると身体に害が及ばないか気を付けるべきレベルだと思います。
飲むにしても、ある程度ろ過した方がよさそうですね。