今年（2020年）に公開が予定されている「シン・エヴァンゲリオン劇場版:|| EVANGELION:3.0+1.0 THRICE UPON A TIME」。
新劇場版のエヴァンゲリオンもとうとう完結するということで、話題になっていますね。
ですが、これから初めてエヴァンゲリオンを見るという方もいらっしゃるでしょう。
映画エヴァンゲリオンは旧劇場版と新劇場版があり、しかも重複する部分があったりと、何かと複雑です。
今回は、そんな複雑なエヴァンゲリオンについて、視聴するおススメの順番を分かりやすく説明しましたので、ご参照いただければと思います。
映画エヴァンゲリオン作品一覧
まず、エヴァンゲリオンの全映画作品の以下の通りになります。
ストーリーの順番は公開日の順番と同じです。
| 公開日 | タイトル | 監督 | 主題歌 | 上映時間 | 興行収入 |
|---|---|---|---|---|---|
| 旧劇場版 | |||||
| 1997年 3月15日 |
新世紀エヴァンゲリオン劇場版 シト新生 |
総監督：庵野秀明 DEATH編監督：摩砂雪 REBIRTH編監督：鶴巻和哉 |
『魂のルフラン』（歌：高橋洋子） | 99分 | 18.7億円 |
| 1997年 7月19日 |
新世紀エヴァンゲリオン劇場版 Air/まごころを、君に |
総監督＋26話監督：庵野秀明 25話監督：鶴巻和哉 |
『THANATOS -IF I CAN’T BE YOURS-』（歌：LOREN & MASH） | 87分 | 24,7億円 |
| 1998年 3月7日 |
新世紀エヴァンゲリオン劇場版 DEATH (TRUE)²/Air/まごころを、君に |
総監督：庵野秀明 摩砂雪/鶴巻和哉 |
『魂のルフラン』（歌：高橋洋子） | 160分 | |
| 新劇場版 | |||||
| 2007年 9月1日 |
ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序 EVANGELION:1.0 YOU ARE (NOT) ALONE. |
総監督：庵野秀明 摩砂雪/鶴巻和哉 |
『Beautiful World』（歌：宇多田ヒカル） | 98分 | 20億円 |
| 2009年 6月27日 |
ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破 EVANGELION:2.0 YOU CAN (NOT) ADVANCE. |
総監督：庵野秀明 摩砂雪/鶴巻和哉 |
『Beautiful World－PLANiTb Acoustica Mix－』（歌：宇多田ヒカル） | 108分 | 40億円 |
| 2012年 11月17日 |
ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q EVANGELION:3.0 YOU CAN (NOT) REDO. |
総監督：庵野秀明 摩砂雪/前田真宏/鶴巻和哉 |
『桜流し』（歌：宇多田ヒカル） | 95分 | 52.6億円 |
| 2020年 （未定） |
シン･エヴァンゲリオン劇場版:|| EVANGELION:3.0+1.0 |
総監督：庵野秀明 摩砂雪/鶴巻和哉 |
|||
- 新世紀エヴァンゲリオン劇場版「シト新生」
- 新世紀エヴァンゲリオン劇場版「Air/まごころを、君に」
- 新世紀エヴァンゲリオン劇場版「DEATH (TRUE)2/Air/まごころを、君に」
- エヴァンゲリオン新劇場版：序
- エヴァンゲリオン新劇場版：破
- エヴァンゲリオン新劇場版：Q
- シン・エヴァンゲリオン劇場版：‖
以上のような順番になりますが、映画は旧劇場版と新劇場版に分かれます。
旧劇場版はTVアニメ（全26話）の延長上にありますが、ラストはTVアニメとは異なるアナザーエンディングになっています。
新劇場版はTVアニメと旧劇場版とストーリーの根幹部分は変わらないものの、2作目「新劇場版:破」からかなり物語の展開が違ってきます。
新劇場版では新しいキャラクターが登場したり、各登場人物の関係性や行動などがそれまでとはかなり異なるんですね。
新劇場版は今年公開予定の「劇場版:||」で物語が完結するとのことですが、おそらく旧劇場版と結末も違ってくるのではないかと予想されます。
結局、エヴァンゲリオンの映画はどういう順番で見ればよいの？
では、エヴァンゲリオンの各作品をどのような順番で見ればよいのかというと。
もちろん、理想としてはTVシリーズ全26話を見て、劇場版を公開日の古い順番から見ていくということになります。
ですが、忙しくてそんな時間がない、もっと手っ取り早く見たいという方も多いでしょう。
そういう場合は、旧劇場版は「DEATH (TRUE)2/Air/まごころを、君に」だけを見て、その後新劇場版を順番に見ていけばよいと思います。
何故それがよいのかというと、「DEATH (TRUE)2/Air/まごころを、君に」は旧劇場版の「シト新生」と「Air/まごころを、君に」を再編集して完全版に仕上げたものだからです。
「シト新生」にはテレビアニメの24話までの総集編が収録されており、それが「DEATH (TRUE)2/Air/まごころを、君に」にも引き継がれているので、テレビアニメのストーリーを確認をしながら劇場版の物語も楽しめる内容になっています。
ただし…
「DEATH (TRUE)2/Air/まごころを、君に」のTVアニメの総集編は時系列などがめちゃくちゃで、オリジナルのTVアニメを見ていないと理解しにくいと思います（汗）
なので、正直なところ、テレビシリーズの全26話は見ておいた方がよいと思います。
全てを見るのに約10時間もかかりますが、それでも見る価値はあります。
いずれにせよ、旧劇場版の「シト新生」と「Air/まごころを、君に」は見る必要はないというところです。
ちなみにですが、私は「シト新生」を公開当時に友人たちと一緒に見に行きました。
その感想は…
ぶっちゃけ、面白くなかったです(^^;)
というのも、映画の3分の2くらいがテレビの総集編だったからです。
見ていて退屈でしたし、このまま総集編だけで終わってしまうのではないかとハラハラしました。
結局、申し訳程度に新しいエピソードが追加されただけであり、その続きはまた映画で公開となりました。
見終わったあとに、友人たちと「あれは酷いな～」とぼやいていました。
その後、続編となる「Air/まごころを、君に」は映画館で見に行かずに、友人の家でLDを見せてもらいました。
こちらは結末は衝撃的でしたが、なかなか面白かったです。
とにもかくにも、「シト新生」は余計だなという印象があります。
新劇場版を見るときの注意点とは？
上記のとおり、旧劇場版の「DEATH (TRUE)2/Air/まごころを、君に」を見てから、新劇場版を順番に見ていくのがおススメです。
ここで注意しておきたいのが、新劇場版を先に見ないことです。
あくまで個人的な見解になりますが、新劇場版を先に見てしまうと、旧劇場版の面白さが半減すると思います。
特にテレビシリーズと旧劇場版のシンジ君があまりにも頼りなくて…（汗）
新劇場版から見てしまうと、そのギャップに馴染めないと思います。
逆にテレビシリーズと旧劇場版の後に新劇場版を見ると、スムーズに物語を楽しめると思います。
シンジ君の描き方も、新劇場版の方が納得いくものがあります。
まとめ
エヴァンゲリオンの映画の見るおススメの順番をまとめますと、
新世紀エヴァンゲリオン劇場版「DEATH (TRUE)2/Air/まごころを、君に」
↓
エヴァンゲリオン新劇場版：序
↓
エヴァンゲリオン新劇場版：破
↓
エヴァンゲリオン新劇場版：Q
↓
シン・エヴァンゲリオン劇場版：‖
さらに、理想としては、
新世紀エヴァンゲリオンテレビシリーズ全26話
↓
新世紀エヴァンゲリオン劇場版「DEATH (TRUE)2/Air/まごころを、君に」
↓
エヴァンゲリオン新劇場版：序
↓
エヴァンゲリオン新劇場版：破
↓
エヴァンゲリオン新劇場版：Q
↓
シン・エヴァンゲリオン劇場版：‖
となります。
以上となりますが、ご参考になれば幸いです。