「ごまんとある」という慣用句があります。

数が多いという意味で、日常生活でもよく使われる表現です。

漢字にすると「五万とある」となりますが、ひらがなで表記するのが普通です。

この記事では、「ごまんとある」の意味から、例文と類義語について詳しく紹介しています。

ごまんとあるの意味は?

「ごまんとある」という言葉は、非常にたくさんの数が存在することを示します。

日常生活の様々な場面で、数え上げようとしても多すぎて、正確な数を導き出せないことはよくあるでしょう。

そういう時に、圧倒的な量を強調するために、「ごまんとある」という言葉が用いられます。

実際にはそこまで多くない場合もありますが、誇張して使われることがあります。

また、「ある」を文末に付けることで、この表現の対象が物事であることが示されます。

一方で、「ごまんといる」と言う場合、その対象は人間を指します。

ごまんとあるの由来は?

「ごまんと」という表現は、「まんと」という、江戸時代に多くの数を示すために使われた言葉に「ご」が加わり、「ごまんと」となったとされています。

漢字で表記すると「五万」となります。

ただし、「五万」と表記されていても、実際に5万の数が存在するわけではありません。

これは当て字のようなもので、単に「非常に多い」という意味合いで使われているんです。

なので、「五万」というのは、その象徴的な表現ということになります。

一方で、「ごまんとある」の起源が「巨万(きょまん)とある」とする説もあり、時間が経つにつれて読み方が現在の「ごまんとある」に変わったとされています。

このような背景から、「五万」と「巨万」に関する諸説が入り混じっている状況です。

歴史的には「巨万」が原形であった可能性もありますが、現在では「五万」という漢字を使用するのが一般的です。

ただし、実際に表記する際には「五万とある」と書くことはほとんどありません。
ひらがなで「ごまんとある」とするのが通例です。

ごまんとあるの使い方は?

「ごまんとある」の使い方として、例文を5つ紹介します。

  1. この古書店には、探し求めていた初版の小説から、もう手に入らないと諦めていた漫画集まで、珍しい本がごまんとある
  2. 秋になると、公園は黄金色に輝くイチョウの葉や赤く燃えるようなモミジの落ち葉がごまんとある。まるで自然が描くアートのようだ。
  3. 彼女の部屋には、小さな旅行先で出会ったものから大きな海外旅行の記念品まで、世界中から集めたマグカップがごまんとある
  4. 夏祭りの夜は特別で、提灯の光の下を歩く浴衣を着た人々がごまんといる。その光景はまるで時が止まったかのような美しさを放っている。
  5. 新しいアイドルグループのコンサート会場には、遠方から駆けつけた熱心なファンから地元の支持者まで、ファンがごまんといる。その熱量は圧倒的だ。

1~3の例文は、モノに対する「ごまんとある」の使用例で、4と5の例文は人に対する「ごまんといる」の使用例となります。

ごまんとあるの類義語は?

数が多いという意味で、「ごまんとある」「ごまんといる」の類義語として、次のような言い換え表現があります。

  • 星の数ほどある:宇宙に無数に存在する星のように、計り知れないほどの量や数を表します。
  • 有り余るほどある:必要以上に多く、どう処理していいか困るほど大量に存在する状態を示します。
  • 腐るほどある:食べ物が腐るほど余ってしまうほど、非常に多くのものや人が存在することを表します。
  • 枚挙にいとまがない:一つ一つを数え上げることが困難なほど多くの事例や項目がある状況を指します。
  • 掃いて捨てるほどある:非常に多くのものや人がいて、選び放題、あるいは見捨てるほどに溢れている状態を表します。

まとめ

「ごまんとある」は非常に多くのものが存在することを示します。

漢字で「五万」と表記されることがありますが、通常はひらがなで書かれます。

日常の様々な場面で使われ、その対象が物事であれ人であれ、圧倒的な量を表す際に役立ちます。

正確な数を示さずに、とにかく数が多いことを強調するのに便利な表現と言えます。