クチナシの花は白くて美しく、庭木やプレゼントとして人気の高い花ですね。

また、甘い香りがすることでもよく知られています。

ですが、クチナシの花は縁起が悪いという話もあります。

一体どういうことなのでしょうか?

この記事では、クチナシの花言葉と由来を紹介し、縁起が悪いとされる理由について詳しく説明しています。

くちなしの花は縁起が悪いものなの?

結論から言うと、クチナシの花は縁起が悪いものではありません。

なぜか勘違いされることが多いです。

この誤解の理由は、日本語の「死人に口なし」を連想させることにあるようです。

「口なし」がそのまま「クチナシ」と解釈され、「死人にクチナシ」という語呂合わせで、不吉なイメージにつながります。
この「死人に口なし」ということわざにより、クチナシの花が死や沈黙を想起させ、誤った印象を生んでいるというわけです。

また、クチナシの花が夜に強い香りを放つことも、神秘的または不気味な印象を与える要因となっているようです。
夜の静けさの中で感じるその香りは、霊的な力を持つとも捉えられ、縁起が悪いという誤解を生むことがあります。

ですが、これらはあくまで迷信や誤解に過ぎません。
クチナシの花は、その美しさと香りで多くの人々を魅了し続けています。

なので、クチナシの花を見かけたら、その美しさを存分に楽しんでください。
縁起が悪いということは決してありません。

くちなしの花言葉は?

クチナシの花言葉には

  • とても幸せです
  • 喜びを運ぶ
  • 洗練
  • 清潔

という意味が込められています。

この花言葉は、クチナシの花が持つ特徴や、その使用歴から来ているようです。

「とても幸せです」という花言葉は、アメリカでのダンスパーティーで女性に贈られる習慣から生まれました。

一方、「喜びを運ぶ」という言葉は、初夏の風に乗って届くクチナシの甘くやさしい香りから来ています。

また、「洗練」「清潔」は、真っ白なクチナシの花の美しさに由来していると考えられています。

このように、クチナシの花言葉も、クチナシの花が持つポジティブなイメージを反映しています。

特別な贈り物としてもふさわしい花で、幸せと喜びを運ぶ素敵な存在です。

繰り返すようですが、決して縁起の悪いものではないんですね。

くちなしの花の名前の由来は?

クチナシの花の名前の由来にはいくつかの説があります。

一つは、クチナシの果実が熟しても割れないことから、「割れる口が無い」、すなわち「口無し」と転じて「クチナシ」と呼ばれるようになったという説です。

また、古くは「くちなわ」と呼ばれていた蛇が、この花の果実を食べていたことから「クチナシ」と呼ばれるようになったとも言われています。

さらに、花の「ガク」が鳥のくちばしに似ており、果実が梨に似ていることから、「くちばし」と「梨」を組み合わせて「クチナシ」と名付けられたという説もあります。

これらの説は、クチナシの花の特徴や果実の形状に由来していると考えられています。

どの説が正しいのか、ハッキリしたことは分かっていないようですが、どれも興味深いものがありますね。

まとめ

クチナシの花は縁起が悪いという誤解がありますが、これは日本語の成句「死人に口なし」を連想させることから生じています。

実際には、クチナシの花言葉には「とても幸せです」「喜びを運ぶ」などのポジティブな意味が込められています。

外見も美しく、とてもいい香りがするので、ガーデニングや特別なプレゼントとしても最適です。

変な誤解に振りまわされずに、クチナシの花を身近に感じてもらえればと思います。