時刻の表示には、午前0時や午後24時という表現が使われることがあります。
この2つの時刻は、同じものなのか?違うものなのか?
また、1日は24時間なのに、午後25時や午後26時という表記を目にすることもあります。
特にテレビや新聞などでよく目にすると思いますが、具体的にどの日のどの時間を指しているのか分からないこともあるでしょう。
そこで、この記事では、午前0時と午後24時の違いと、それらがどの時間を指しているのか、そして午後24時以降の時間はいつのことなのかについて、分かりやすく説明します。
午前0時と午後24時の違いとは?
午前0時と午後24時、一見同じ時刻を指しているように思えますが、実は微妙な違いがあります。
0時は一日の始まりを意味し、24時は一日の終わり、つまり次の日になる瞬間を指します。
0時はその日の最初の瞬間を、24時はその日の最後の瞬間を表すと考えると分かりやすいでしょう。
- 0時:一日の始まり
- 24時:一日の終わり
例えば、テレビ番組のスケジュールで「24時から」とある場合、これは実際には次の日の0時、つまり深夜12時を意味します。
一方で、イベントが「0時から開始」と告知されている場合、これはその日の最初の瞬間、つまり深夜12時ちょうどに始まることを指します。
このように、0時と24時は似ているようでいて、実際には日付の変わり目という点で異なる重要な時間帯を指しています。
午後24時は今日か明日どっち?
では、午後24時は、今日なのか、明日なのか、どちらになるのでしょうか?
上記の説明でお分かりいただけると思いますが、午後24時は「今日」になります。
24時はその日が終わる時刻であり、新しい日が始まる直前の瞬間です。
24時間制では、23時59分の次が0時0分となり、新しい日が始まります。
したがって、午後24時は「今日」の終わりを意味します。
そして、その直後に始まるのが「明日」ということになります。
例えば、12月25日の24時と言えば、12月25日の最後の瞬間を指します。
12月26日の0時と同じ時刻です。
しかし、12月25日の24時は12月25日に属しており、12月26日の0時は12月26日の始まりを意味します。
この場合、24時と0時は同じ瞬間を指しているものの、日付が異なるというわけです。
午後25時や26時は何時のこと?
続いて、午後25時や午後26時という表現はいつのことを指すのでしょうか?
特に深夜の番組やイベントなどで、「午後25時」「午後26時」という表現を目にすることがあると思います。
実は、これらの表現は深夜の時間を表す際に使われる特殊な方法です。
午後24時(または0時)を基点として、そこから数えていくと、午後25時は翌日の午前1時、午後26時は翌日の午前2時を意味します。
つまり、24を超える時間表示は、実際には翌日の時間を指しているのです。
例えば、あるイベントが「午後25時から」と告知されている場合、それは翌日の午前1時から始まるということになります。
このような表現は、特に深夜の番組やイベントでよく使われ、深夜帯の活動を分かりやすく伝えるための工夫と言えるでしょう。
基本的に、1日は24時間なので、24時を超える時刻というものは存在しません。
なので、午後24時以降の時刻は、便宜的に作り出した時刻ということになります。
この表現方法は、特に深夜に活動する人々や、深夜の番組を楽しむ人々にとっては馴染み深いものです。
ですが、普段あまり深夜に活動しない場合は、少し戸惑う表現かもしれませんね。
重要なのは、午後24時以降の時間表示は、翌日の時間を指しているということです。
午後25時、午後26時、午後27時…
これらは全て、翌日の深夜の時間を表しています。
さすがに、午後28時や午後29時あたりから、翌日の午前4時、午前5時という表記になると思いますが。
いずれにせよ、午後24時以降の時刻は、翌日の時刻を表しているという点をおさえておくとよいでしょう。
まとめ
午前0時と午後24時の違いは、一日の始まりか終わりかの違いです。
そのため、0時と24時という場合、日付が異なることがあります。
また、24時を超える時間表示は、便宜的に作り出されたものです。
このような状況があるので、色々と混乱するかもしれませんが、午前0時を「新しい日のスタート」と、午後24時を「過ぎ去った日のエンド」とイメージすると分かりやすいと思います。