2023年4月から日本テレビ系の水曜ドラマで、「それってパクリじゃないですか?」が始まりました。

飲料メーカーで知的財産部に配属された主人公が、知財のプロである上司と協力しながら、会社の仕事上のトラブルを解決していくという物語になっています。

個人的に放送前から期待していたドラマで、絶対に見る!と決めていました。

そして…

実際に見ていると、ドラマの中でクラシック曲が流れているのに気づきました。

さらに、よくよく見直してみると、ジャズのヒットナンバーもいくつか使われていました。
クラシックよりジャズの方が多いかも。

というわけで、この記事では、ドラマ「それってパクリじゃないですか?」で登場した曲をまとめていこうと思いますが。
ただ、ジャズに関してはあまり詳しくありません(汗)

そのため、分からなかったり、思い出せない曲が出てくると思います。
正確なことが判明すれば、追記・修正していきます。

基本的にBGMとして使われている曲は毎回同じで、ドラマの様々なシーンで流れるようです。

なお、曲紹介でアップしている音源は全てフリー素材を使っています。

以下のサイトから利用させていただきました。

>>「クラシック名曲サウンドライブラリー」

>>「Classix」

「軽騎兵」序曲/スッペ

  • 曲名:「軽騎兵」序曲
  • 作曲者:フランツ・フォン・スッペ

ドラマ予告のPR動画で流れていました。

スッペの「軽騎兵」序曲ですね。

「軽騎兵」序曲は、映画やドラマ、CMなどでよく使われています。
耳にする機会が多いと思います。

ところが…

「軽騎兵」はいわゆるオペレッタ(喜歌劇)なのですが、どんな内容だったのか、記録が残っていないようです。
なので、現在では上演されることはありません。

私もあらすじは知りません。

序曲は今でもとても有名なのに。
謎だ…不思議ですね。

「ラプソディー・イン・ブルー」/ガーシュウィン

  • 曲名:ラプソディー・イン・ブルー
  • 作曲者:ガーシュウィン
ラプソディー・イン・ブルー

アメリカのクラシック曲といえば、やはりラプソディー・イン・ブルー!
ラプソディー・イン・ブルーは、クラシックにジャズの要素を取り入れ、大ヒット曲となりました。

当時、アメリカで上演されるクラシックは外国のものばかりでしたが。
アメリカならではのクラシック曲が登場しないかという期待のもと、その大きな期待に応える形となりました。

ただ、ガーシュウィンは卓越したピアノ奏者ということもあり、ピアノの曲の構成は自身で行いましたが。
オーケストラに関してはあまり詳しくなかったため、他の作曲家がオーケストラの編曲を担当しました。

その後、ガーシュウィンはオーケストラの知識を深めるため、ラヴェルストラヴィンスキーに頼んで学ぼうとしたことは有名です。
結局、どちらも叶わなかったようですが…

それでも、ガーシュウィンはオーケストレーションの技術を独自に学び、後に数々の作品を世に送り出しました。

第1話の登場シーン

ドラマの始めの部分。
主人公・藤崎亜季が、友人の根岸ゆみのいるカフェに行き、ゆみと会話しているシーンまで流れました。

猫のリリイがかわいかったですね(^^♪

第2話の登場シーン

藤崎亜季が落合順吉に初めて会ったとき。
順吉が「困ったときは助け合いだよ」と言った直後から、亜季がハリネズミの絵を描いたあたりまで流れました。

第3話の登場シーン

ドラマ冒頭のあたりで、カメレオンティーを社員が試飲しているシーン。
ドリンクの色が変わっていくところから、北脇が感想を聞かれて「すばらしい」と答えるところまで流れました。

第4話の登場シーン

  • ムーンナイトプロジェクトのイメージキャラクターとして、増田社長が選んだツキヨンくんに亜希が気づいたとき(曲の出だしだけ流れました)
  • 亜希と五木耕司が、郷土資料館を訪れ、ドキドキ土器子に会いに行くとき



※第5話は何度か見ましたが、登場しなかったようです。

第6話の登場シーン

  • ジュワっとフルーツスパークリングを亜希と五木耕司が試飲した後、学生たちを見送るシーンまで
  • 亜希がゆみのカフェのフワフラワーを訪れ、北脇がリリイ(猫)を抱いているのを見つけて、スマホで写真を撮るシーン

第7話の登場シーン

亜希と又坂が今宮食品の試飲会を訪れたシーン。

又坂が「(事件は)現場で起きてるのよ」と言った直後から、今宮食品の社長に青汁の栄養素について尋ねるところまで流れました。


※8話と9話では、登場しなかったようです。

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「マイナースイング」/ジャンゴ・ラインハルト&ステファン・グラッペリ

  • 曲名:マイナースイング
  • 作曲者・アーティスト:ジャンゴ・ラインハルト/ステファン・グラッペリ

ジャンゴラインハルトとステファン・グラッペリとの共作で、とても有名なジャズナンバー。
映画やドラマなどでも、サウンドトラックとしてよく使われています。

第1話の登場シーン

  • 北脇雅美が、知財の説明をしているシーンで。藤崎亜季が北脇を開発部に案内しようとするところまで
  • 窪地育哉が青木香苗に問いただしたという話の中で。飲み会での藤崎亜季と青木香苗の会話の回想シーンから、亜季が北脇のもとへ訪れるところまで

第2話の登場シーン

  • ドラマの始めのあたり。北脇が、知財部の仕事は亜季には荷が重いと話してから、お茶を飲むところまで
  • 亜希が根岸ゆみに、ふてぶてリリイの商標を取り戻せる方法を探すと言ってから。北脇が亜希に、ふてぶてリリイの件は許せないけど、落合製菓の件は許せと?と訪ねたシーンまで
  • 亜希が五木耕司と、落合一家がご近所さんに声をかけている様子を見て。北脇に、落合製菓を許すことはできないかと電話をしているシーン

第3話の登場シーン

  • 根岸ゆみのお店で、亜希とゆみが会話しているところに柚木さやかが訪れ。場面が変わって、高梨伊織のデスクの電話に北脇から連絡がきたところまで
  • 北脇が「できるかぎり」と「できうるかぎり」の違いを語っているシーンで。その後、高梨がその場から立ち去るところまで

第4話の登場シーン

又坂市代が、亜希と五木耕司に、商標登録出願の区分について説明しているシーンで流れました。

第5話の登場シーン

亜希と窪地が、窪地の兄の政宗に会った後、特許庁の有田審査官と政宗が昔婚約して破談していたことが分かり。
その後、知財部で対策について話し合っているところまで、流れました。

芳根京子さんが、「え~、元カノなの、有田審査官が」と、小声で豊田裕大さんに話しかけるシーンが、可愛かったです(笑)

第6話の登場シーン

  • 知財部で大学と企業の違いの話になり、亜希が「なんで北脇さんみたいなこと言っちゃったんだろう」と、学生たちに怒鳴ったことを後悔している場面
  • 北脇が官能評価について説明し、それで特許出願をしてみようとなった場面

第7話の登場シーン

亜希と又坂が試飲会から戻ってから、知財部のメンバーが今宮食品について話しているシーンで流れました。

今宮食品が社名を変え、特許がらみの商品を扱い、ライセンス料を他社に請求していることが分かった場面です。


※8話と9話では、登場しなかったようです。

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「マイルストーンズ」/マイルス・デイヴィス

  • 曲名:マイルストーンズ
  • 作曲者・アーティスト:マイルス・デイヴィス

マイルス・デイヴィスの代表作で、ジャズの定番の曲。
ピアノで演奏されることも多い曲です。

第1話の登場シーン

  • 藤崎亜季と高梨伊織が、ハッピースマイルに赴き、田所ジョセフと会うところまで
  • ドラマのラストで、亜季が知財部に配属されることになったシーン

第2話の登場シーン

落合順吉が亜希に「緑のおチアイさん」を渡して自己紹介したところから、亜希が増田社長と電話で話している場面まで流れました。

第3話の登場シーン

  • 亜季と柚木さやかが、低保存法以外の方法を考えなければいけないと話し合っているところに、窪地育哉がやって来て、険悪な雰囲気になった場面まで
  • 亜季が、さやかの開発したスムージーの特許侵害を回避する案を示してから、さやかと窪地のプレゼンが始まったあたりまで

第4話の登場シーン

熊井崇が、北脇の仕事を引き取り電話を受けているシーンで流れました。
亜希が手伝いましょうか?と言っても、聞かずにいくつもの電話に対応している場面です。

第5話の登場シーン

北脇が、特許庁の有田審査官の上司が保守的な人であることを食堂で聞いたという話を始めてから、亜希が調整に悩むシーンまで流れました。

第6話の登場シーン

  • 北脇が亜希にカメレオンティーを企業秘密にしたのは賭けだと語っているときに、五木耕司が現れ、北脇が2人に気を使って、その場を立ち去るシーン
  • 特許出願ができないかを亜希が考えているときに、五木耕司が現れ、北脇が2人に気を使って、仕事をするように促した後、亜希と又坂の会話シーンまで

第7話の登場シーン

  • 月夜野ドリンクが特許を侵害しているというビラが出回り、苦情の電話が殺到するシーン
  • 亜希ら4人が再び今宮食品の試飲会を訪れ、又坂がお客さんに呼びかけようとしたところまで

第8話の登場シーン

知財部が1億円の和解金の支払いについて会話しているシーンで、北脇が「ビジネスに正義なんてない」と語ったところまで。

第9話の登場シーン

カメレオンティーの発売記念イベントまでに、特許権侵害の訴えの対抗策として、先行文献を探し、開発部のメンバーが先使用権に該当する資料を探している場面で流れました。

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まとめ

第1話の感想

第1話で、藤崎亜季が北脇雅美と初めて会ったときに、ヴァイオリンの曲が流れたのですが、何の曲か分かりませんでした…
クラシックのような感じがするのですが、思い出せません(汗)

その他、ドラマの所々で流れるBGMで、クラシックやジャズが取り入れられているような気もします。
モヤモヤして、ちょっと歯がゆいなぁ。

さて、ドラマはとても面白いですね。

芳根京子ちゃんが、やっぱり可愛い(^^♪

重岡大毅くんは、今までのイメージとは全く違った演技で新鮮でした。

堅物だけど、これから融通が利くようになるのかな?
まあ、法律に関わる仕事なので、あれくらいのドライさが時には必要になるとは思います。

それにしても、弁理士って、あまり知られていない職業なんですかね。

企業法務を専門にする弁護士は多くいますが、会社の技術に精通していないケースもよくあります。
そのため、知財関係で、技術に慣れ親しんだ弁理士の役割がかなり重要になる場合があるわけです。

今後ドラマを通じて、弁理士の業務や知的財産の知識も深めていきたいものですね。

第2話の感想

やはり、でんでんさんの演技が素晴らしかったですね。
とぼけた感じもあれば、真剣な表情で語る場面もあり、見入っていまいました。

興味深かったのは、2022年のTBS系ドラマ「石子と羽男-そんなコトで訴えます?-」では、著作権違反の被害にあう映画監督を演じていたこと。

今回のドラマでは逆の立場となりました。
悪気がなかったとはいえ、法に触れる行為だからなぁ…

それにしても、「緑のお茶屋さん」と「緑のおチアイさん」は、よく考えたものですね。
かなり感心してしまいました。

第3話の感想

芳根京子さんと朝倉あきさんのやりとりが、どれもこれも可愛かったです(^^♪

朝倉あきさんが、芳根京子さんに向かって「あき!」と、自分の名前を呼ぶのが、ちょっとツボります。

あと、法律用語としての「および」がピックアップされていましたが。
これ、確かにドラマの解説そのまんまで、法律を学ぶと最初に出てくるんですよね。

ただ、現実的な話として、出願などの際に用語は1つ1つ丁寧に吟味するはずなので、ドラマのようにはいかないかな…という印象です。

第4話の感想

この回は、何といっても、ドキドキ土器子を演じた北香那さんの存在感がすごかった~

今までに、大河ドラマ「どうする家康」のお葉や、「拾われた男」の吉ミラなどの役柄を見て、強烈に印象に残っています。

ドキドキ土器子も、ハマり役でしたね。
縄文土器マニアのインフルエンサーという役どころが、くせありすぎ(笑)

仕草が1つ1つが面白いし、独特のダンスもインパクトがありました。
「生まれる時代、間違えたな」というセリフも、かなりウケました(^^♪

続いて、又坂市代役のともさかりえさんも、存在感ありますね。
「令和~」というセリフが、とても面白かったです(笑)

毎回登場しますが、ともさかりえさんがいるといないとでは、かなりドラマの色合いが違ってくると思います。
あのコミカルな演技で、ドラマの間をうまくつないでいるという印象をうけました。

第5話の感想

豊田裕大さん演じる窪地育哉の回という感じ。
ひと悶着ありましたが、これから開発部で頑張ってほしいと思いますね。

豊田裕大さんに関しては、ドラマ「推しが武道館いってくれたら死ぬ」や「正しい恋の始めかた」を見ていたので、「おお、ゴールデンのドラマに出てる!」と、とても感激しました。

豊田くん、これからもっと大きな活躍をするのは間違いないですね(^^♪

そして、いつも場を和ませてくれる、ともさかりえさん演じる又坂が、何やら怪しい感じでした…

まじか~
月夜野ドリンクによく訪れるのも、裏があるということでしょうか。

ちょっと嫌な展開ですが、見守ることにします。

第6話の感想

桜井日奈子さんが、やっぱり可愛かったですね。

ゲスト出演が、ちょっともったいないという気がしました。

ちなみに、芳根京子さんと学年は違いますが、同い年です。

ですが、6話で最も可愛かったのは、やはりラストの重岡大毅くん!

あの展開は読めなかったわ~

仏頂面でネコを抱いている姿が、とても微笑ましかったですね。

第7話の感想

又坂の過去の話が出てきましたね。

ともさかりえさんの演技がいつも通りよかったのですが、あまりシリアスな姿は見たくなかったなぁ~という印象です。

個人的に、テンポのよいコミカルな演技が、すごいツボにはまっていたので。

陰と陽のバランスが、ちょっと難しいという気がしました。

そして、乃木坂46を卒業したばかりの秋元真夏さんが登場。

第6話ではちょっとだけの出演だったので、すぐには気づきませんでしたが。
今回は、五木くんの彼女(?)として、かわいい笑顔を振りまいていました。

でも、どういう役どころなんだろ…
物語後半のキーパーソンと話題になっていたので、気になります。

また、試飲会に尼神インターの誠子さんが出演していました(^^♪

正直、演技はあまり上手くなかったと思いますが(笑)
登場してすぐに誠子さんと分かるくらい、別の意味で存在感がありましたね。

面白かったです。

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