映画「東京リベンジャーズ」の2作目となる「血のハロウィン編」が、2023年に公開されます。

「血のハロウィン編」は2部作となり

  • 「運命」編:4月21日(金)公開
  • 「決戦」編:6月30日(金)公開

という予定です。

1作目は大ヒットとなり、映画を観て原作に興味を持ったという人も多いようです。

当然、続編となる「血のハロウィン編」も期待大で、どんな内容なのか、気になる方も多いでしょう。

この記事では、1作目の内容を振り返りつつ、「東京リベンジャーズ2 血のハロウィン編」が原作のどこまで描かれるのかを予想し、考察していきたいと思います。

なお、一部ネタバレとなる部分がありますので、ご注意いただければと思います。

映画「東京リベンジャーズ」1作目はどこまで描かれていた?(※ネタバレ注意)

まず、2021年に公開された「東京リベンジャーズ」のあらすじを簡単に振り返っておきます。

ストリートは原作とほぼ同じです。
もちろん、細かい描写で省かれているものもあり、多少物語の進行が速いかなという印象はありました。

それでも、かなり原作に忠実なストーリーとなっていました。

物語は、主人公の花垣武道が昔の恋人の橘日向を助けるため、過去にタイムリープし、未来を変えていくというものです。

武道(タケミチ)は、現在で日向(ヒナ)が亡くなったことを知りますが、その原因が東京卍會の抗争でした。

ヒナの弟の直人(ナオト)が、一度タイムリープしたタケミチの言葉を信じ、姉を救うため警察官になります。
タケミチはナオトと協力して、ヒナの未来を変えることを決意します。

タイムリープする条件は、タケミチがナオトと握手すること。
現在のナオトと握手すると過去に戻り、過去のナオトと握手すると現在に戻ります。

タケミチが10年前の過去を訪れると、東京卍會は暴走族の集団であり、総長が佐野万次郎(マイキー)、副総長が龍宮寺堅(ドラケン)でした。

タケミチは10年前の過去で、自分の人生を狂わせた清水将貴(キヨマサ)と賭博喧嘩で争っているところを、マイキーとドラケンに出会います。
マイキーとドラケンは、キヨマサにボコボコにされても必死で立ち上がろうとするタケミチを気に入り、3人は友達になります。

逆にキヨマサは、ドラケンの命令により、東京卍會を脱退させられます。
そして、東京卍會と対立するグループ愛美愛主(メビウス)とつるんで、復讐を計画します。

もう一度現在に戻ったタケミチは、ドラケンが亡くなっていることを知ります。
そのため、マイキーがおかしくなり、東京卍會も闇落ち。

さらに、タケミチの親友であった千堂敦(アッくん)が東京卍會の幹部となっているも、現在の状況に絶望し、タケミチの目の前でビルから飛び降り、亡くなってしまいます。

タケミチは、ドラケンの死を防ぐため、またもタイムリープし、東京卍會と愛美愛主の抗争の場に向かいます。

抗争の最中、復讐に燃えるキヨマサはドラケンを刺してしまいます。
致命傷を負ったドラケンでしたが、タケミチが必死で病院まで送ります。

その途中、キヨマサがタケミチを追って戦いとなりますが、タケミチは何とかキヨマサに勝利。

そして、ドラケンは一命をとりとめます。

タケミチは、安堵して涙を流すマイキーを見届け、現在へタイムリープ。

真っ先にヒナの自宅を訪れると…

そこには

「君はいつも急に来るね」

と、タケミチを迎えるヒナの姿がありました。

映画「東京リベンジャーズ」1作目の原作との変更点は?

原作と異なる設定は

  • 現代が2020年で、タイムリープ先の10年前の過去の主要人物が全員中学生ではなく、高校生となっている
  • 稀咲鉄太が登場している
  • 林田春樹(パーちん)が愛美愛主の総長・長内を刺していないので、少年院にいない
  • 林良平(ぺーやん)が登場していない
  • 佐野エマが登場していない
  • 「8・3抗争」の日が違う
  • タケミチとヒナが初めて出会ったのが、小学生のときではなく、高校生になっている



というところですかね。

もちろん、その他にも細かい変更点がありました。

でも、上述した設定の変更は、原作を知っている方にとっては、かなり気になるところだと思います。
ストーリー上、重要な要素となるものも含まれていますもんね。

特に、パーちんが少年院に入所いていないのと、ぺーやんとエマが登場していないのは、これからの物語に大きな影響を及ぼしかねません。
原作とストーリーが大きく変わってしまう可能性があります。

まあ、エマに関しては、これから違和感なく登場させることはできると思いますが。

というか、登場してほしいです。
マイキーの妹で、ドラケンの彼女でもあり、ヒナの友達にもなるので。

物語の中でかなり重要な役どころを担うこともありますし。

ですが、映画「血のハロウィン編」でも、どうやら登場しないようです。
ちょっと残念ですね。

映画「東京リベンジャーズ2 血のハロウィン編」は原作のどこまで描かれる?

できるだけネタバレにならないように、「血のハロウィン編」が原作のどの部分まで描かれるのか考察していきたいと思います。

まず、映画1作目のラストは、漫画では単行本4巻30話になります。
アニメでは第13話に該当します。

ここからもう一度タケミチがタイムリープし、血のハロウィンの抗争が始まり。
終結を迎えてひと段落つくところが、単行本8巻70話となります。
アニメでは第24話に該当し、第1期が終了という形になります。

ただし、漫画の70話やアニメの24話は、血のハロウィンの後日談が描かれ、やや不穏な展開となります。
ここまで描くとなると、少し中途半端な形になるものと思います。

なので、個人的な予想ですが、映画「東京リベンジャーズ2 血のハロウィン編」は、後日談のエピソードを途中で絡めつつ、血のハロウィンが決着したところまで描かれると考えます。

漫画だと単行本8巻64話、アニメだと22話までとなります。

また、映画の「血のハロウィン編」は「運命」編と「決戦」編の2部構成となっています。

単純に区切るとすれば、「運命」編は血のハロウィンが起こるまでの因縁や諸事情、「決戦」編が血のハロウィンの抗争そのものを描いていると、考えることができます。

血のハロウィンの抗争が始まるのが、漫画では51話、アニメでは19話。

したがって、

運命編
  • 漫画:31話~50話(20話分)
  • アニメ:14話~18話(5話分)
決戦編
  • 漫画:51話~64話(14話分)
  • アニメ:19話~22話(4話分)

となる可能性が高いと思われます。

ただし、血のハロウィンの抗争でのミッションを何とかこなし、タケミチが現在に戻った話まで含めると、9巻77話までとなります。
アニメでは第2期の最初の回である第25話まで含まれます。

ところが、この現在の舞台で色々と事件が起こり、それを解決するため、また過去にタイムリープし、そのまま「聖夜決戦編」へと突入します。
アニメの第1期は、その現在の真っ只中で終わり、衝撃すぎるラストでした…

もしかしたら、映画「血のハロウィン編」のさらなる続編として「聖夜決戦編」の制作ということがあるかもしれません。
そうすると、血のハロウィンの次のミッションを達成するために、タケミチが意を決してタイムリープしようとするところまで描かれることもありえます。

ですが、映画の1作目は、ちょうどいいところで終わって、感動的なラストでした。
その路線でいけば、血のハロウィン編も同じような感動するシーンでラストを迎えると考えられます。

感動的なラストで最高の盛り上がりを演出することを考えれば、やはり血のハロウィンが終結したところまでが、最も妥当な線かなと思います。

映画「東京リベンジャーズ2 血のハロウィン編」のキャストは?

1作目からのキャスト

1作目から続いて「血のハロウィン編」でも登場する主要キャストは次のとおりです。

登場人物 俳優
花垣武道
(タケミチ)
北村匠海
橘日向
(ヒナ)
今田美桜
佐野万次郎
(マイキー)
吉沢亮
龍宮寺堅
(ドラケン)
山田裕貴
橘直人
(ナオト)
杉野遥亮
三ツ谷隆
(ミツヤ)
眞栄田郷敦
林田春樹
(パーちん)
堀家一希
千堂敦
(アッくん)
鈴木伸之
清水将貴
(キヨマサ)
鈴木伸之
半間修二
(ハンマ)
清水尋也
稀咲鉄太
(キサキ)
間宮祥太朗

映画が公開する前に、キャストを見たとき、一番のハマり役は吉沢亮さんだと思いました。

劇場版のキングダムの演技も素晴らしかったですし、ちょうど大河ドラマ「青天を衝け」が放送されている時期でもあったので、かなり期待していました。

で、実際に映画「東京リベンジャーズ」を観て、やはり期待通りの熱演でした。
2.5次元と言っていいのか分かりませんが、端正な顔立ちが、ほんと漫画の実写版で際立ちますよね。

ただ、それ以上にハマり役だと感じたのは、ドラケン役の山田裕貴さん!

いや~、すごかったですね。
漫画やアニメを見ていて、イメージが違うと思ったいたのですが、見事にドラケンを演じていました。

ちょっと神がかっていたとさえ思います。
感服いたしました。

続いて、キレキレだったのが、キヨマサ役の鈴木伸之さん。
こちらも、すごいハマってました。

今では、原作のキヨマサがどんな人物だったか思い出せないくらい、影が薄くなってしまいましたが(笑)
血のハロウィン編でも、キヨマサ役として鈴木伸之さんが出演するとのことで、期待大ですね。

その他、主人公のタケミチ役の北村匠海さんは言うまでもなく。
出演者全員、素晴らしい演技をしていらっしゃいました。

1作目ではあまり出番がなかったミツヤくんですが、演じた眞栄田郷敦さんも、すごいいい味を出していましたね。

また、原作では「血のハロウィン編」で初めて登場するキサキが1作目で姿を現し。
ある意味、諸悪の根源のような存在ですが。
間宮祥太朗さんの不気味な演技も印象に残っています。

「血のハロウィン編」初登場のキャスト

「血のハロウィン編」で初めて登場する主要キャストは次のとおりです。

登場人物 俳優
場地圭介
(バジ)
永山絢斗
松野千冬
(チフユ)
高杉真宙
羽宮一虎
(カズトラ)
村上虹郎

場地圭介

場地圭介は、永山絢斗さんが演じます。
東卍の壱番隊隊長です。

松野千冬

壱番隊副隊長の松野千冬は、高杉真宙さんが演じます。

羽宮一虎

東卍結成時のメンバーでありながら、マイキーたちと袂を分かつことになる羽宮一虎は、村上虹郎さんが演じます。

もうね、この3名のキャストを見ると

期待しかありません!

特に、永山絢斗さんの不敵な笑みを浮かべる姿は、場地圭介そのもの!
恐ろしいくらい、ハマってます(^^♪

この3名の俳優陣の演技で、泣かされるんだろうなぁ…
今をときめく俳優さん方ですが、層が厚いという印象を受けます。

第1作目からのキャストも盤石ですし、きっと胸熱な映画になること間違いないですね。
楽しみで仕方ありません!