2022年の10月から、アニメ「転生したら剣でした」が地上波で放送されました。

気になったアニメやドラマは、初回を録画したり、VODでチェックしたりして、その後も見るかどうかを判断しています。

転生したら剣でしたは、第1話を見て面白そうだったので、最後まで見ることにしました。

この記事では、アニメ・転生したら剣でしたの簡単なあらすじと感想をつづっていきます。

第1話「モフ耳が出会ったのは剣でした」あらすじと感想

あらすじ

彼が亡くなると、異世界に転生した。

転生した姿は「剣」
知性を持つ武器であり、自身も動くことができる。

スキルを習得しながら、装備をしてくれる人を待つ日々。

ところが、行動範囲を広げるうちに、魔力を吸収される「枯渇の森」に入ってしまい動けなくなってしまう。

絶体絶命となった中、争乱に巻き込まれた黒耳族の少女が、偶然にも剣を見つける。

感想

原作は全く知らな状態でアニメを見ました。

転生した後のくだりは、あの大ヒット小説・アニメ「転スラ」にそっくり。
解析やらスキルの積み重ねやら、転スラのパロディという感じ。

あと、習得していくスキルの詳細画面が多くて、見にくかったです。
一度見ただけでは、理解できませんでした。

もう少し分かりやすく、スキル・解析画面を表示してほしいというところです。

ですが、声優の三木眞一郎さんの緩急自在の声の演技が素晴らしかったです。
冷静なときもあれば、テンパった様子のときもあり、その振れ幅を見事に演じ分けていましたね。

また、黒耳族の少女フランちゃんが、とても可愛かった~
口数が少なく、セリフも片言ですが、それがさらに魅力を増している感じです。

さて、第1話ということで、プロローグ的な回ではありましたが。

アニメ自体のクオリティも高く、これからのストーリーが楽しみです。

というわけで、特別な事情がない限り、最後まで見ようと思います。

第2話「冒険者ギルドに行ったら鬼試験官でした」あらすじと感想

あらすじ

師匠の剣とフランは、旅の途中、ゴブリン襲われていた商人を助ける。
それがきっかけで、商人を護衛しながらアレッサの街へ向かうことに。

商人との会話で、魔獣の討伐の依頼をうけお金を稼ぐ冒険者の話を聞く。
剣とフランは冒険者になるため、ギルドを訪れる。

しかし、ギルドに冒険者として登録されるためには、試験官と戦わなければならない…

感想

第2話の一番の見どころは、やはり試験官のドナドロンドとの戦いのシーンでしょう。
かなりクオリティーが高いと感じました。

暗闇のなかで、フランが装備した剣とドナドロンドの斧がぶつかり合うところとか、光ることでよく分かるようになっていましたね。
フランの剣術と師匠の剣の魔法で、ドナドロンドを倒したときは、爽快でした。

これで、はれて冒険者となったわけですが。

ギルドマスターのクリムトが、鑑定のスキルを発動したりして、かなり強そう。
LV67だし、職業は大精霊使いだし。
でも、悪者ではなさそうですね、今のところ。

また、冒険者ギルドの受付嬢であるネルさんが登場。
フランのことを気に入ったようで、これからも出番が多いんでしょうね。

そして、気になった点が1つ。

それは、師匠の剣の攻撃力が低いこと。
攻撃力392で、街の冒険者たちが装備している剣より低かったですね。

まあ、その分、スキルが豊富でレアな剣ということなんでしょうが。
それでも、基本となる攻撃力が低いのは、ちょっと残念だなぁと。

これから攻撃力が高くなったりするのでしょうか。
ぜひ、そうあってほしいと思います。

以上、転生したら剣でした2話の感想でした。

あ、あと、ゴブリンから守った商人の馬車の馬が、あっけらかんとしていて、とても可愛かったです(笑)

第3話「魔法鍛冶師は曲者でした」あらすじと感想

あらすじ

フランは、ギルドでの立ち回りから腕利きの魔法鍛冶師ガルスに見込まれ、防具を作ってもらう。

ところが、ガルスは、師匠が知性を持つ武器であることを見抜いてしまう。
ガルスは神眼というエクストラスキルを持ち、鑑定遮断をされても、対手の特性が見えてしまうのだった。

警戒する師匠。

しかし、ガルスに悪意はなく、鍛冶師の本分で師匠の剣に興味を持っただけであり、逆に師匠はガルスから武器の知識を色々教えてもらう。

その後、師匠とフランは街で必要となるものを買って回り、宿で泊るという生活をおくる。

ある日、駆けだしの冒険者として、薬草取集をこなしていたフランは、ゴブリンの群れに襲われる冒険者たちを発見。
ゴブリンたちを倒し、3人の冒険者を助けるが、冒険者たちの話によると、ゴブリンスタンピードの前兆であるという。

3人の冒険者はギルドに報告しに戻るも、フランは修行のため、さらなるゴブリン討伐に向かう。

ゴブリンを倒し確実にレベルも上がっていくフラン。
しかし、ゴブリンの群れは連携して襲いかかり、フランは窮地に陥る。

師匠は無茶をしないように制止するも、フランは戦い続けようとする…

感想

第2話で、晴れて冒険者になったフラン。
冒険者としての生活が始まったこともあり、ストーリーもさらに面白くなってきました。

特に、鍛冶師のガルスとの会話が興味深かったですね。

前回、師匠の攻撃力が低いのが気になりましたが、やはり知性を持つ武器であり、魔力伝導率が「A」でめっちゃ高いということなんですね。
剣に魔力を込めると、その分攻撃力は高まります。
師匠の場合、魔力1000ぐらいは使えるということで、攻撃力はその魔力を足して、最大1000以上になるというわけです。

なるほどですわな。
単純な仕組みではありますが、かなり面白い発想だと思いました。

あと、ガルスが「転売してもうけやがるので、あんな奴らには売らんと決めとる!」と言ってましたけど。
あら、こんなところにも転売ヤーが(汗)
まあ、今のご時世の影響かなと。

そして、相変わらず、フランちゃんが可愛い!

「ハジメテノボウグ、テニイレタ!」のポーズとか。
「オオー、スゴイヘヤ!」と言ってネコ顔になるところとか。

思いっきり、萌えキャラですね。

また、冒険者との会話で、ゴブリンスタンピード?の話が出ましたが。
スタンピードって、一応、学術用語でありますけどね。
動物が興奮したり恐怖を感じたときに、同じ方向へ進んでしまうというものです。

ゴブリンスタンピードの場合は、ゴブリンから上位種が生まれ、ゴブリンキングとかゴブリンクイーンとかが出てくる。
その子孫は成長速度が早くなり、どんどん群れが出現し、脅威度が高いということらしいです。

この辺も、転スラに似ているかな。
オークロードが出現したときの話です。
転スラの場合は、魔王の力によるものでしたけどね。

個人的に似ていると感じましたが、どちらもストーリーが面白いので、気にしません。
今のところ、「転生したら剣でした」は面白いし、これからも期待大ですしね。

あと、師匠の「きっと俺は、フランのために、この世界に来たんだ!」というセリフが印象に残りました。
これが本当に運命だったらいいなと思う次第です。

第4話「ゴブリンスタンピードはオオゴトでした」あらすじと感想

あらすじ

フランには強くなるという強い想いがあったが、師匠は自分にはそれだけの覚悟がなかったことに気づく。
覚悟を決めた師匠はフランを援護し、フランは連携したゴブリンの群れを打ち破り、100体以上のゴブリンを倒す。

ゴブリンの群れをなした奥には、ゴブリンの巣があった。
そこにギルドから冒険者たちがやってきて、ただの巣ではなく、ダンジョン化していることが判明。

フランはひとまずギルドに戻り、ギルドマスターのクリムトに報告。

クリムトの予想では、ゴブリンの巣には上位種のゴブリンしかいない可能性が高く、かなりまずい状況であるという。
また、ダンジョン化しているという話も聞いたクリムトは、ゴブリン討伐隊を組むことを決定。
その討伐隊に、フランも参加することになる。

その後、フランと師匠はガルスの鍛冶屋を訪れ、これまでの経緯を話し、フランの防具の修理をしてもらう。
また、以前に依頼していた師匠の鞘も、ダンジョンに行く日までに仕上げることを約束してもらう。

さらに、ガルスとネルからダンジョンの詳しい話を聞く。
2人の話から、どうやらダンジョンとは、神がもたらした人間に対する試練の場であるとのこと。
また、戦いの神が邪神になり、他の神々に戦いを挑みも敗れ、身体を分断されてしまい。
その肉体から、ゴブリンやオークなどが生まれたということだった。

そしてゴブリン討伐の日。

無事に完成した師匠の鞘も装備し、ダンジョンに向かうも、突如ゴブリンたちが冒険者たちに襲いかかってくる。
フランは練習中だった空中跳躍なども使い、一気に大勢のゴブリンをせん滅。
フランの実力に驚く冒険者たち。

勢いにのったフランと師匠は、そのまま単身ダンジョンへと突き進む。

しかし、その奥には、召喚された魔神が不気味に待ち構えていた…

感想

今回も、フランちゃんの活躍がよかったですね。

ゴブリンを100体以上も倒し、ダンジョンの前でも師匠の魔法と連携して一気になぎ倒すシーンは爽快でした。
その様子に冒険者たちが驚くところも心地よいです。
あんな感じで、主人公の実力に他のキャラクターが驚くという設定は大好きです。

ただ、それでも、フランは昇格して、やっとFランクの冒険者なんですね。
話にも出てきたAランクのエース・アマンダと同等になるには、かなり時間がかかりそう。

また、印象に残ったのは、神々に関する話です。

最初に現れた神々が世界を作ったとか。
78柱の神々とか。
アマンダも鬼子母神という称号があるようですし。

神々による世界創造は、多神教の神話では定番。
78柱も、旧約聖書のソロモン72柱を連想させます。
鬼子母神は仏教を守護する女神。

ゆえに、転生したら剣でしたの世界観は、神話をモチーフにしたものだと考えています。

戦いの神が邪神になったというのも、各地の神話でよくある物語です。
キリスト教の堕天使とか、バビロニア神話のパズズとか、北欧神話のロキなども当てはまりますかね。

と、そんな感じで、神話関係のエピソードがめじろ押しだったので。
転生したら剣でしたは、ロールプレイングゲームに例えるなら、ドラクエのような王道の作品ではなく、女神転生シリーズを彷彿とさせます。

私は大の神話好きなので、こういう世界観はすごく興味があります。
これからの展開がさらに楽しみとなりました。

あと、今回のフランちゃんの萌えシーンは、

  • ネルに頑張ると言って、ガッツポーズをする場面
  • ダンジョンを前にして説明を受けているときに、ダンジョンマスターと期待の声を上げる場面
  • 師匠と一緒にお風呂に入り、師匠を洗う場面

といったところかな。

今後もかわいいフランと、どんどん強くなっていくフランが楽しみですね(^^♪

第5話「ダンジョンデビューは無双でした」あらすじと感想

あらすじ

ダンジョンに乗り込んだフランは、師匠のサポートもあり、効率よく魔石を獲得しながらゴブリンたちを倒していく。

やがて、ゴブリンキングとクイーンも発見し、師匠のスキルだけであっけなく死亡。

その後、さらにその奥へと進んでいくフラン。

途中、魔獣のアーミービードルの群れも全滅させるが、ダンジョンにはさらに奥があり、そこには扉があった。
扉の向こうから強力な魔力を感じる師匠とフラン。

扉の向こうへ入るため、師匠のスキルでフランの状態を強化させ、万全の体勢で挑むことに。

扉の奥には、上級悪魔のグレーターデーモンとダンジョンマスターがいた。
グレーターデーモンのステータスは強力だったが、ダンジョンマスターは実はあまり強くない存在だった。

フランとグレーターデーモンは闘うことになる。
剣術では優るフランだが、グレーターデーモンには通用しないスキルもあり、苦戦を強いられる。

そして、グレーターデーモンはエキストラスキルを使い、フランの剣術スキルを奪ってしまう。

スキルが通用しないうえに、自身のスキルまでも奪われ、フランは絶体絶命の危機に陥ってしまう。

感想

今さらですが、転生したら剣でしたは、かなりロールプレイングゲームの要素を取り入れてますね。

ゴブリンの巣であるダンジョンは、そのままロールプレイングゲームで出てきそうなダンジョンでした。

「ダンジョン等で使用すれば一瞬で脱出できる」転移の羽というアイテムがあったり。
1階だけかと思いきや、2層目があったり。
アーミービードルが群れになったエリアは、魔石をいっぱいゲットできるので、ボーナスステージと呼んでましたしね。

さらに、その奥に扉があって、ダンジョンのボスがいるという感じですね。

そして、そのボスが、グレーターデーモンになるわけですな。

ボス戦に備えて、フランに補助魔法をかけるあたりも、ロールプレイングゲームっぽいです。

で、そういう誰もが慣れ親しんだ要素を取り入れているので、アニメも楽しめるのだと思います。
あ、あと、最近はやりの転生ものであること、フランちゃんがかわいいというのも、ハマる要素ですね。

さて、ダンジョンのボスであるグレーターデーモンは、やはり強かったー
LV30で、生命:1900、魔力:2400、腕力:720、敏捷:675。
スキルもたくさん持ってました。

フランがちょうどLV17になったところなので、まともに戦ったら勝てません。
そこで、師匠のサポートが欠かせないわけですが。

グレーターデーモンのエキストラスキルって?
そんなん卑怯じゃん…
よく分からないですが、フランの剣術のスキルが奪われて、グレーターデーモンのスキルとなってしまったようです。

フランも師匠もかなり頑張ってましたけどね。
戦闘シーンも、見ごたえありました。

しか~し、この危機をどうやって乗りこえるの?というところで終わってしまいました。
次回が気になって仕方ないです。
もしかしたら、転移の羽を使って一旦引き返すのかなという予想もしてます。

あ、それと、フランちゃんが「どうか、師匠、カレーをもう1杯~」という番宣のCMがありましたが。
この第5話で、その謎が解けました。

師匠がカレーを作るという話をしてましたね。
フランはカレーという料理を知らなかったようです。

おそらく、これから、師匠がフランにカレーをふるまうというシーンが出てくるのでしょう。
それも早く見たいですね。

第6話「上級悪魔はチートでした」あらすじと感想

あらすじ

グレーターデーモンに剣術スキルを奪われたと思われたが、フランの剣術は師匠が共有したもの。
すなわち、フランの借り物のスキルであり、奪われない仕様となっていた。

何とか危機を脱したものの、グレーターデーモンは強力な術を使い、フランの苦戦は変わらず。
師匠は転移の羽を使用しダンジョンを脱出することを提案するが、フランはこれを拒否。
フランは自身の成長だけでなく、グレーターデーモンによる街の破壊を阻止し、他人のために戦おうという強い意志がめばえていた。

師匠はその意志に応え、フランをサポートし、逃げないことを決心する。
そして、ドナドロンドの言葉を思い出し、ダンジョンマスターを倒せば、召喚された上級悪魔も活動を停止することに気づく。

師匠とフランは魔術を連発してダンジョンマスターを狙うが、グレーターデーモンは障壁をつくって対抗したため、ダンジョンマスターを倒せない。
このままではこちらの魔力が尽きてしまうため、師匠は一計を案じる。

フランが風の術で師匠を飛ばし、フランはそのまま魔法を連発。
その間に、師匠はカーブを描いて進み、ダンジョンマスターを倒すという作戦。

しかし、この作戦はグレーターデーモンに見破られる。

ところが、師匠の本当の標的はグレーターデーモン!
ダンジョンマスターを倒すと見せかけて、軌道をかえてグレーターデーモンの魔石を狙って突き刺ささった。

魔力を失ったグレーターデーモンは力尽きる。
そして、師匠もまた魔力の限界に達し、剣が折れてしまう。
だが、師匠は魔石から魔力を吸収し、自己修復能力もあるため、無事に元通りに。

そして、フランはダンジョンマスターを倒し、ダンジョンは活動を停止した。

その後、単独行動をしたことでドナドロンドにこっぴどく叱られるも、晴れてギルトに帰還。
クリムトにも報告。
クリムトからは魔石がどうなったかを聞かれるが、フランは倒れたときに壊れて消滅したと答える。

このまま無事におとがめなしになるかと思いきや。

背後から、奇妙な男性が登場し、ウソをついていることを指摘されてしまう…

感想

前回の終わりで剣術スキルを奪われたと思われましたが。
フランが借りているスキルということで、スキルテイカーの対象とはならなかった模様。

いや、そっちの方が、よっぽどチートじゃん!とツッコミたくなりましたが(笑)

それにしても、よく考えられていますね。

師匠の作戦もさすがです。
インテリジェンスウエポンだしね。

師匠が砕けたときは、え!?どうなるの?とビックリしましたが。
この後、師匠を修復する旅に出向くとか、そういうパターンになるのではと思いました。
砕けるシーンがリアルだったので、ちょっと心配になりました。
いや、まあ、無事でよかったです。

ただ、その後のスキルの経験値の振り分けの話がちょっと複雑だったかな。
スキルも称号もいっぱいありましたし。
いかにもロールプレイングゲームという感じでしたね。
フランもレベル25にまでアップしてました。

あと、ドナドロンドもいい奴ですね。
フランの頭をなでるシーンが印象に残りました。
第2話で試験官として登場したときは、ならず者かと思いましたが。
暴走してましたしね。
まあ、熱くなってしまうのが、たまにきずなんでしょうな。

また、最後に登場したおじさんは、騎士団副団長のようですね。
次回のタイトルが「騎士団副団長はヤな奴でした」だったので。
第4話でネルが騎士団副団長のぐちを言ってましたね。
早速登場というところです。
次回は、面倒な展開になりそうです。

第7話「騎士団副団長はヤな奴でした」あらすじと感想

あらすじ

クリムトの部屋に入ってきた男性は、アレッサ騎士団の副団長のオーギュストだった。

オーギュストは、虚言の理というスキルを持っていた。
ウソを見破り、逆に自身のウソを他人が信じやすくなるというもの。

オーギュストは、フランが魔石がなくなったというウソをついていることを主張し、フランを騎士団に引き渡すように要求する。
しかし、クリムトはこれを拒否。
クリムトは、ゴブリン討伐は冒険者が成し遂げたものであり、討伐の要請を断った騎士団に正当性はないと語り、オーギュストを喝破した。

オーギュストを斬りたいと思ったフランだが、さすがにそれはできないので、師匠はオーギュストのスキルテイクすることを思いつき、無事に虚言の理を奪った。

クリムトの話によると、オーギュストは自分は何もせず手下に働かせ、お金で今の地位を買った男。
今回の件で、フランもオーギュストに目をつけられたかもしれないと忠告する。
また、フランは冒険者Dランクに昇格した。

ギルドで、フランは冒険者たちの注目の的となっていた。
ゴブリン討伐の報酬をもらったフランは、師匠のアドバイスで、冒険者たちにおごることにした。

その後、師匠は約束通り、フランにカレーをふるまった。
あまりの美味しさに、フランはカレーの虜となる。

そして、ある日のこと。

フランはギルドのクエストをこなしていたが。
門番からオーギュストがフランのことを探している様子だと教えてもらう。
オーギュストは、王族相手に失態をしでかし、色々と追いつめられているとのこと。

フランが街を歩いていると、何者かにつけられていることに気づく。
誘いこんだところに現れたのは、変わり果てた姿をしたオーギュストだった。

オーギュストはフランのことを黒猫族とののしり、刺客を呼ぶ。
刺客は青猫族の者。
「青猫族は黒猫族の敵!」と言い放ち、フランは敵をにらみつける。

感想

アレッサ騎士団の副団長ですか。
オーギュスト、やっぱり嫌なヤツでしたね。

ただ、変わり果てた姿を見ると、ちょっと哀れにも感じました。
あそこまで落ちぶれるとはなぁ。
これからどうなるか分かりませんが、改心してくれないですかね。

さて、今回は、ほぼ師匠がフランにカレーを作るシーンで占められた感じでした。
本来は、ストーリーの合間の息抜き的な話というところだと思いますが。

それにしても、見ていて本当におしそうなカレーでした。
しっかりとキノコ類なども入ってましたし。

食べているフランちゃんが可愛かったですね。
特に、甘口、中辛、辛口のどれが一番おいしかった?という問いに、全部に手を挙げる1コマがよかったです(笑)

その他、今回は、フランちゃんの萌えシーンがいっぱいありました。
挙げるとキリがないですが、エプロン姿で腕をまくり上げたり、口をくわえて観察しているところとか。
スキル「宮廷作法」を発動し、クリムトにお辞儀をするシーンとか。

いつもよりずっと多かったです。

そして、青猫族の刺客が現れたときは、しっかりと戦闘モードになって凛々しくなっていました。
可愛いときと、カッコいいときがあるので、フランちゃんを見るだけでも楽しめますね。

その青猫族ですが、名前からして黒猫族と因縁がありそうです。
この辺は、相変わらずややっこしいですね。
これから色々な種族が出て来て、複雑な関係になりそうな予感がします。

それと、最後に登場した女性は、噂のアマンダかな。
ギルドに戻ってくるような感じだったので、これまた物語が大きく動きそうです。

あと、フランが冒険者たちにおごる場面で、ネルとドナドロンドが笑顔で様子を見ている姿がほのぼのしてました。
特にドナドロンドは、今まで見たことのない柔らかな笑顔。
やっぱり、根はすごくいい奴なんだなぁと印象に残りました。

第8話「青猫族は仇敵でした」あらすじと感想

あらすじ

フランの話によると、青猫族は何百年も昔、黒猫族をだまして最低の身分にした。
それからというもの、青猫族は黒猫族をずっと闇商人に売っているとのことだった。

青猫族の手の者の脅迫に怖気づいたしまったフラン。
しかし、師匠の励ましをうけたフランは、青猫族の刺客を打倒。
黒猫族の未来のために、フランは自ら敵のとどめを刺した。

1人残ってしまったオーギュスト。
彼をどうしたらよいものかと思っていたところ、ギルマスのクリムトから連絡が来る。

クリムトの元に向かったフランは、アルメス伯の要請でその息子のオーギュストをギルドで軟禁していたが、脱走したという話を聞く。

そこへ、1人の女性がクリムトの部屋に入ってくる。
その女性は、フランを見るなり、私をママと呼んでと迫ってくる。

実は、この女性こそが冒険者のエース・アマンダだった。
アマンダはかなりの女性好きのよう。
アマンダは、A級魔境魔狼の平原の調査を終えて帰還したところだった。

その後、フランはいつも通りの日々を過ごすが、フランを気に入ったアマンダは、フランの行く先々に現れる。

面倒に思うフランだが、ネルの話によると、アマンダは若いころから孤児院を開き、身寄りのない子供たちを助けていたとのこと。
そのため、アマンダは子供の守護者という称号を持っているのだった。

ある日のこと、フランはクリムトに呼ばれ、彼の部屋に向かう。
クリムトはフランに、自分の持っている魔石を譲るので、蜘蛛の巣のダンジョン調査に協力ほしいと頼む。

クリムトは魔石を2個だけ譲るつもりだったが…
フランは交渉して、クリムトから魔石5個をもらい、依頼を引き受けることとなった。

そこまでしてクリムトがフランにダンジョンに向かわせたい理由は、フランが一気にDランクの冒険者となったため、クリムトに変な噂が立っていたからだった。

さらに、ウルムットのダンジョンの許可証も発行してもらえるとのこと。

そこへ、またもやアマンダがクリムトの部屋に入ってくる。
話を聞いたアマンダは、ダンジョン調査に同行すると言い張り、フランと一緒に行くことになった。

その後、師匠は魔石を吸収し、ランク9にアップ。

これで、フランも師匠も強くなった!

はずだったのだが…

感想

ついに、アマンダが登場しましたね。
ですが、想像していたのとは全く違ったキャラでした。

冷徹なキャラをイメージしていたのですが。
わりと能天気な女性でした。

というか、ちょっとヤバい人でしたね(汗)
ロリコンっぽいし、ストーカーっぽいし。

あ、人間じゃなかった。
ハーフエルフでした。

LV70で、ドラゴンキラーの称号を持っていて、すごい強いのは分かります。
とても綺麗だし。
でも、58歳か~。

人間だと、どれくらいの年齢なんでしょ。
見た目と口調から、30歳半ばという感じがしました。

また、孤児院を開いて、子供の守護者という称号を神様から与えられたということですが。
鬼子母神という異名も、ここから来ているのでしょう。

鬼子母神って、お釈迦さまに出会う前は、人間の子供を食らっていたという話です。
お釈迦さまから戒めをうけ、自分の罪を悔い改め、その後は子供と安産の守護神となりました。

アマンダは、鬼子母神そのまんまという感じですね。
もしかしたら、過去に子供をあやめていたと事実があるのかもという想像をしてしまいます。
そうなると、やっぱり怖いですね。

そして、最後のシーン。

アマンダがフランを調教しているような感じでした(汗)
おそらく、フランの特訓だと思うのですが。
さすがに、アマンダと戦闘ということはないでしょう。

続いて、ギルマスのクリムトの意外な一面が見れました。

いつも冷静沈着で、何に関しても抜かりないというイメージでしたが。
フランが魔石の交渉し出してから、あたふたする姿が新鮮でした。
アマンダからダンジョン調査に同行すると言われ、押し切られて、ため息をつく姿とかも。

物語上ギルマスとして、ずっと冷静な判断を下す役回りをすると思っていました。
でも、クリムトも、これから慌てふためくシーンが多くなりそうな予感がします。

あと、青猫族のケダモノ感が半端なかったです。
気持ち悪かったなぁ。

フランが途中で覚醒(?)して、戦っているときの目がやばかったです。
残虐だったけど、仕方ないですね。

それでも、

「ネルー、あの人どこでも付いてくる」と言って、机の台に乗っけた顔がふくらんだところとか。
師匠と話しているときに、アイスをペロペロなめているところとか。

とても可愛かったです。

さて、次回は、先ほども述べたように、フランの特訓が行われると予想します。
アマンダ以外にも、Aランクらしき冒険者が見守っていましたからね。

フランと師匠には、どんどん強くなってほしいと思います。

第9話「ランクA冒険者はバケモノでした」あらすじと感想

あらすじ

蜘蛛の巣ダンジョン調査に向かったフランと師匠。

現地では、まずランクCパーティーの「紺碧の守り手」のリーダーであるクルスが名乗り。
ダンジョン調査にはランクEパーティーの昇格試験も兼ねており、彼らが統括役と試験官を務めることとなった。

集まったメンバーが自己紹介をするなか、ランクAのアマンダがいることに冒険者たちはざわつく。

フランはコネでランク昇格を果たしたと思われており、特にランクEパーティー「竜の咆哮」リーダーのクラッドがフランに絡んでくる。

ガルスの話によると、マスター不在のダンジョンは、コアを操作して魔獣や鉱石を生み出すことができる。
アレッサギルドは定期的に冒険者を派遣し、これらを回収させて収入源にしているとのこと。

クラッドは何かとフランにちょっかいを出し、その影響で蜘蛛の巣ダンジョンに到着するのが予定より遅れてしまう。
そのため、翌日早めにダンジョンに入ることとなった。

その夜、フランが最初の見張り番となる。
そこへクラッドがやってきてフランを挑発し、2人は戦うことになる。
自信満々のクラッドだったが、フランは師匠の剣を使わずに簡単に倒してしまう。

これを見ていたアマンダがフランに声をかけてきて、模擬戦をしないかと持ちかける。

フランが勝てば、アマンダは二度とフランに付きまとわない。
アマンダが勝てば、アマンダのことを「ママ」とフランが呼ぶ。

という条件で、2人は手合わせをすることになった。

フランは自分がAランクにどこまで通用するかを知りたいため、師匠の援護をうけずに戦うことを決める。

アマンダはまずは小手調べでムチをふるうが、何とかしのいだフラン。

続いて、アマンダは少し本気を出し、魔力をムチにこめる。
武器の威力が増し、アマンダのムチがフランを追いつめる。

フランは分割思考を使い、風の魔法で速度を上げ、アマンダに斬りかかったうえに、背後からさらに火の魔法で攻撃。

アマンダを倒したと思いきや…

アマンダはノーダメージ。

アマンダのユニークスキル「精霊の寵愛」で攻撃を無効化したのだった。

死力を尽くしたフランはそのまま気絶。

さすがにやりすぎたと感じたアマンダは、フランに駆け寄り、謝りながら回復の魔法を使う。

2時間ほどして目を覚ましたフラン。

約束どおり、フランはアマンダを「ママ」と呼ぼうとするも、なかなか言えない。

アマンダはフランを抱きしめ、

「あなたの中にちゃんとお母さんがいるのね」
「私はいつだってあなたの味方よ」

と語る。

師匠の虚言の理を使っても、アマンダの言葉に噓偽りはなかった。
フランも少しアマンダに甘えることができた様子。

その後、冒険者たちは闘志に火がつきアマンダに挑んだが、フランより持つ者などいなかった。

そして、一行は蜘蛛の巣ダンジョンの入口を通り、調査を始めるのだった。

感想

前回のラストのシーンを見て、フランの修行かと思いましたが。

フランとアマンダの模擬戦でしたね。
というか、完全に真剣勝負でした(汗)

アマンダの意図がよく分かりません。
なんでフランと手合わせしようと思ったのかな?

アマンダ自身が言ったように、退屈だったとは思いますが。
フランの実力のほどを確かめようとしたのかもしれません。

それにしても、フランとアマンダの戦いのシーン、すごいクオリティーが高かったです。

フランが分割思考を使って分身を繰り出して攻撃するところとか、めっちゃカッコよかったですね。

アマンダの鞭の動きも、気持ち悪いくらいリアルでした。
てか、アマンダさんは鞭使いですか(^^;)
ほぼ女王様という感じでしたね。

アマンダの技「ミズチ打ち」が興味深かったです。
みずちと言えば、日本神話でもおなじみの蛇の水神。
アマンダの鞭も「天龍髭の魔鞭」という名称で、うまく考えられているなあと思いました。

鬼子母神という異名もだてじゃないんっすよ、やっぱり。
他にも色んな技持ってそうですしね。

ただ、アマンダのユニークスキル「精霊の寵愛」は卑怯だな…
自動発動で全ての攻撃を無効化しちゃうなんて。
一度発動するとその後の24時間は発動できないとはいえ、かなりチートです。

ただでさえ強いのにあんなスキルを持っていたら、ほぼ無敵状態ですやん。
勝てる者はいるんですかね。
フランの母親代わりになるようなので、むしろ、無敵のままずっと君臨してほしいと思います。

続いて、クラッドが典型的なかませ犬で笑えました。
フランが簡単に倒すところなど、スカッとしました。

倒したあとにフランが

「峰打ち!峰打ち!峰打ち!」

と叫んで、何度も剣で叩くところが面白くてかわいかったですね。

それと、クラッドがアマンダに「ばばぁ」呼ばわりして、アマンダに締め上げられるのがよかったです。
一度だけでなく、遠目のシーンでずっと捕まえられてました(笑)
コテコテだけど、かなりウケました。

でも、クラッドは悪い奴ではなさそうな気がします。
逆に、純粋というか、愚直すぎるという感じでしょうか。

コネでランクアップした奴に負けたくないというのも、その表れでしょうし。
フランが「お母さんは死んだ」と言ったときに、思わず黙り込んでしまいましたしね。

今は精神的に未熟なんでしょう。
心技体ともに成長すれば、ドナドロンドのようなキャラになるのではないかと予想してます。

まあ、それ以上に、クルスがめっちゃいい人でしたけど。
性格よすぎて裏があるんじゃないかと思うくらい。

あと、今回は、師匠の出番があまりなかったです。
終始、物語の解説者に徹していました。

アマンダとの戦いで、師匠がサポートしていたら、どうなってたんでしょうね。
それが見たかったです。
おそらく、それでもアマンダには勝てないと思いますが。

今後、アマンダがフランの味方になるようですし。
フランがどんどん強くなっていくのを期待しています。

第10話「蜘蛛のトラップは反則でした」あらすじと感想

あらすじ

フランたち一行は蜘蛛の巣ダンジョンを探索する。

まずは地下1層。

アマンダの話によると、まだ駆け出しころ蜘蛛の巣はにぎわっていたという。

我先に攻略せんとする冒険者達がいっぱいいたが、命を落とす人も多かった。
子を持つ冒険者も少なくなかったため、アレッサには孤児が増えてしまった。
そのため、アマンダは孤児院を開いたのとのこと。

フランはアマンダにいっぱい稼いだかを問うが、その頃アマンダは弱くて街の人にお世話になったらしい。

2人が話している途中、トラップ・スパイダーか姿を現し冒険者たちに攻撃してくる。
順調に倒していく冒険者たち。

トラップ・スパイダーは素材としてそこそこの値で取引されるので、燃やすのはもったいない。
そこで、火気厳禁ということになる。
特にフランは前科があるので、注意を促される…

続いて地下2層。

フランはアマンダに、戦技・スキル・魔術について質問をする。

アマンダはまず戦技について解説する。

戦技

戦技は体内に魔力をめぐらせる気力操作を使って放つ必殺技
武神や闘神が編み出したと言われてる

フランの剣技やアマンダの鞭技も戦技の1つとなる

戦技の覚え方は、戦いや鍛錬の中でその戦技に近い型や体内に流れる魔力が相応になった時に、天啓のように技をひらめく

型を教えてくれるその道のお師匠様とかがいると習得は早いかもしれない

フランは師匠という剣に出会ったときに、いきなり剣技レベル7を習得したので、天啓のような記憶はなかった。

次に地下3層。

目立つ遮蔽物がなく魔獣の数も少ないが、この階層からトラップが増える。
トラップにひっかかる冒険者たち。

アマンダはスキルの説明をする。

スキル

スキルは鍛錬によりそれを使う力が備わった時、世界がその者の魂に与える神の秘術と言われている

一般的なスキルの他にユニークスキル、エクストラスキルがある
ユニークスキルや一部のエクストラスキルは、神の気まぐれで与えられることもある模様。

そのため、一概にスキルと言っても定義しきれるものばかりではない

最後に魔術の説明。

魔術

魔術は魔力操作で魔力を外に放出する技術

魔術には土・水・火・風の基本の4属性があり、その上位属性として大地・大海・火炎・暴風がある

魔術を覚えるには、まずどの属性が自分に向いているか知る必要がある

例えば、水魔術なら毎日水に触れ水につかり水のイメージを体と精神に溶かし込む
そして、水と一体になって夢にまで出て来るようになると習得できる

土魔術であれば、土に埋まったり土のフルコースを食べたりしなければならない

属性に向いていなければ、いくらやっても覚えることはできない

アマンダの風魔術は、風を浴び続けたり強風の中をかけまわって習得したという。
しかも全裸で…
フランもそれをやってみようと言うが…

複合属性の魔術

複合属性の魔術は、2つの属性を伸ばせば身に付く可能性がある魔術

  • 水と土で樹木
  • 水と風で氷雪
  • 水と火で生命
  • 風と火で雷鳴
  • 風と土で砂塵
  • 土と火で溶結

といったパターンがある

ただし、2属性以上の才能がある人はまれで、3属性になるとほとんどいない

フランと師匠は基本の4属性と火魔術の上位・火炎魔術は習得済み。
2属性でもまれであると聞いて、あせる師匠だった。

続いて地下4層。

フランはアマンダに色々教えてもらったお礼に、カレーをごちそうする。
2人とも楽しそうな雰囲気。

4属性以外の魔術

光と闇があるが、魔獣では見かけるものの、人間では複合属性よりまれである
派生属性として、光には浄化と幻影、闇には毒と死霊がある

闇魔術や死霊魔術は悪いイメージがあるが、必ずしもそうではなく、あくまで技術の1つ

その他にも、回復魔術や召喚魔術など色々ある

アマンダから説明を聞いたフランは、風と火の属性を伸ばせば雷鳴魔術を習得できるので早速覚えたいと、師匠にねだる。
使うのは後で覚えるだけという約束で、師匠はすでにLv10に達していた火魔術だけでなく風魔術もレベル10にしてカンストさせた。

さらに地下5層。

トラップ・スパイダーの数が多く混戦になるが、冒険者たちは何とかクリアした。

そして地下6層。

ダンジョンコアは6層の奥にあり、そこで魔鉱石を回収して調査と試験は終了することになる。

ところが、6層には猛毒を使うトリック・スパイダーの上位種がいた。
攻略済みダンジョンなので上位種はいないはずだが、どうやらダンジョン自体が進化している模様。

クルスはこれ以上は危険と判断し、退却することを決定する。

一行が退却しようとする中、魔力がフランに流れ込み、フランはテレポートされそうになる。

フランは師匠につかまり、師匠が何とかしようとするが…

師匠は取り残され、フランはクラッドの仲間の2人と共に瞬間移動してしまう。

冒険者たちは転移先と思われる小部屋に入るが、フランたちの姿はなかった。

ダンジョンマスターもいないのに、転移先が変更されるはずはない。

しかし、アマンダが語る。

罠作成だけではなく罠改造のスキルを持つ魔獣の存在で、トリック・スパイダーの上位種であるトリックスター・スパイダーなら可能であると。

転移先で倒れていたフランは目を覚ますが、フランたちの目の前に巨大な魔獣が姿を現す。
師匠がいないとスキルも魔術も使えないフラン。

師匠は自分の持っているスキルでフランを探すが、フランは見つからなかった…

感想

今回は、ほぼチュートリアルの回という感じでした。
戦技もスキルも魔術の説明もよくありそうな話で、少し退屈でした。

なので、感想はあまりないというところです(汗)

色々と解説してくれるのは、ありがたいですけどね。

まあ、今回はチュートリアルの回ということで、割り切るしかないかな。

蜘蛛の巣ダンジョンということで、クモの動きやネバネバした糸とか、ちょっと気持ち悪かったです。
アニメのクオリティが高いだけに、さらに気味悪さが際だった感じです。

あとは、フランのかわいい姿が随所に出てきたのはよかったです。

目が点になったり、口がバツになったりとか。
雷鳴魔術を覚えるときに「ビリビリ~」と言うところとか。
「雷鳴魔術つーかーうー!」というところはウケました。

また、アマンダも美人でかわいいですね。
時おり、お茶目になるところがいいです。

自分は何もせず見るだけで「みんな~がんばって~」と団扇をあおぐシーンが、ベストショットかな。

そんなわけで、ちょっと退屈な回でしたが、次回フランがどうやって危機を乗り越えるのかを楽しみに待ちたいと思います。

第11話「召喚したら魔狼でした」あらすじと感想

あらすじ

冒険者たちは3組に分かれて、行方が分からなくなった3人を探すことになった。
アマンダだけはソロになり、師匠を持って行動する。

師匠は自分のスキルでフランを見つける方法はないかと必死で考える。
分割思考を使い、師匠は眷属召喚を見つけた。

師匠はアマンダの前で召喚するのをためらったものの。
フランの命の方が大切だと考え、魔力を限界まで込め、スキル生命感知を持つオニキスウルフを召喚する。

ところが、オニキスウルフは師匠の手に負えず暴走してしまう。

アマンダは危険だと感じ、オニキスウルフを倒そうとする。

師匠はアマンダに語りかけ、自分はフランの味方でフランを見つけるにはオニキスウルフの力が必要であることを説く。

アマンダは誰が話しているかは分からなかったが、その言葉を信じることにした。

しかし、召喚時に推奨以上の魔力を込めてしまったため、オニキスウルフの体内の魔石が処理限界を超え、魔力が暴走している状態となってしまう。
結果、オニキスウルフは師匠を敵と見なしていた。

アマンダはオニキスウルフの状態を見て、師匠に召喚した魔獣に名前を与えるのがよいとアドバイスする。
師匠がアナウンスに尋ねると、ネームが有効である可能性は93%。

師匠は意を決し、召喚したオニキスウルフに「ウルシ」という名を与える。
すると、ネーミングにより魔力は最適化され、さらに余った魔力で魔石をアップデートし、ウルシはダークネスウルフに進化。

師匠はフランのウルシにフランの匂いを覚えさせ、フランを見つけ出すよう指示する。
ウルシはフランを見つけ走り出す。

師匠の呼びかけでアマンダもついていく。

一方、フランは蜘蛛の毒をくらい、倒れてしまう。

戦えない…とあきらめかけていたところ。
薄れゆく意識のなかで師匠の励ましの声を聞き、フランは自分の手と足で戦うことを決意する。

そんななか、師匠たちはフランの元へ急ぐ。

ウルシがたどり着いたのは、行き止まりの壁。

アマンダは風魔術を使い、隠し通路を見つける。

奥は蜘蛛の糸だらけだったが、師匠は突っ切ることにする。

フランは大蜘蛛の魔獣と戦っている最中で、力をこめて一撃を食らわそうとしていた。

と、そこへ師匠もまた属性剣・火を使い、蜘蛛の糸を焼き切ろうとする。

すると、フランの一撃に師匠の属性剣が加わり、大蜘蛛に強烈な一撃を放った。

ようやく、フランと師匠は再会。
師匠はまずヒールスキルを使い、フランの回復させ毒を除去。

師匠はフランによく頑張ったとねぎらい、最高の弟子であると語る。
うれしそうなフラン。

そこへ、アマンダがフランに駆け寄り思いっきりハグをする。
ウルシも加わり、フランの弟弟子として紹介される。

ところが、一部始終を共にしたアマンダは、当然師匠に何者かを問う。

フランはアマンダのことは信用できると師匠に語り、師匠の了解のもと、アマンダに真実を語る。

アマンダはインテリジェンス・ウェポンが存在し、生きているうちに出会えたことに大興奮。
また、フランが自分のことを信用してくれたことに大喜び。

そして、倒れていた他の2人にもヒールを使い回復させた。
2人はしばらく気を失っていたので、運よく師匠とフランの秘密については聞いていなかった。

その後フランたち一行は、他の冒険者と合流しようとする。
しかし、なかなか他のメンバーは姿を現さない。

と、そこで、フランたちは強力な魔力を感じる。

光っている場所を発見し、そこから新たな魔獣を姿を現した。

感想

11話はとても面白かった~

さすがに前回は少し退屈でしたが、この11話のためのつなぎ・伏線だったのかなと思えたくらいです。

とにかく、ウルシがカッコよかったですね。
ダークネスウルフに進化した直後の顔がすごい可愛いかったです。

かなりデカかったですが、頼もしいうえに癒されそうなので、ペットとして欲しいですわな。

始めは眷属とはなんぞや?と思ったのですが。
狼が出てきて、ああ、なるほどと。

日本神話でも眷属として狼が登場する話がありますからね。
ヤマトタケルを道案内し「神の使い」とされたオオカミは有名です。

そういった昔話を題材にしているところが興味深いです。

ただ、名前をつけて種族が進化するあたりは、転スラにそっくり。
進化する仕組みは違うようですけど…

でも、アマンダの説明や師匠の推察を聞くと、ネーミングって実は神聖なものなのかなと。
私らにしてみれば、名前をつけるのは当たり前のことですけどね。
名前が貴重とされる異世界とかあるのかもしれません。

で、師匠がそのウルシを召喚しようとする場面に笑わせてもらいました。

アナウンス「召喚可能眷属はウルフ族です。グレイウルフ、ルビーウルフ、サンダーウルフ、エメラルドウルフ…」

師匠「多い多い!もういいから!フランを探す能力があるのはどの狼だ?」

アナウンス「スキル生命感知を持つオニキスウルフを推奨」

師匠「それだ!決めた君に!」

うん、コミカルな場面も安定感あります。

魔力を込めすぎて、逆にオニキスウルフが暴走してしまうところとかも。

それにしれも、師匠はスキル吸収しすぎでしょうに。
ちょっと器用貧乏に陥ってる感じですね。

しかし、これでアマンダも師匠の秘密を共有することになりました。

ウルシも加わって、これからさらに面白くなりそうです。

あと、アマンダはやっぱりかわいい!

「ああ、もう、私の役立たず!」と言うところとか、最高でした。

個人的に、フランよりアマンダの方が好みです(^^;

フランは、どうしても親目線で見てしまうんですよ。

まあ、年をとったせいですな…

と言ってるうちに、次で最終回のようです。

すごく盛り上がっているところで、終わりですか。

アマンダやウルシの活躍ももっと見たいですね。

続編やってくれないかなぁ。

ともかくも、次の最終回を楽しみにしています。

第12話(最終回)「旅立つフランはワクワクでした」あらすじと感想

あらすじ

誰かの記憶…

アマンダ「おはよう、お寝坊さん。キナンやみんなも朝ごはん待ってるわよ」

フランに似た女の子「アマンダは…」

他の冒険者たちはダンジョンの巣穴に落ち苦戦していた。

そこへフランとアマンダが助けにくる。

冒険者のフリーオンが守護精霊をつかわし、フランたちに助けを求めていた。
すなわち、白い魔獣と思われたのは、フリーオンの守護精霊だった。

フランはトリックスター・スパイダーを攻撃する。

一度フランは身を投げ出され、アマンダは過去を思い出す。
冒険者になりたがっていたキナンとフラメア。
2人に戦い方を教えなかったせいで、2人を守ることができなかった。

フランは必ず守ると誓ったアマンダは、渾身の一撃をトリックスター・スパイダーに食らわす。
その威力はすさまじく、トリックスター・スパイダーは魔石ごと消滅してしまう。

喜びながらフランに駆け寄るアマンダだったが。

フランは自分で敵を倒したく、魔石も残してほしかったので、不機嫌な様子。

やらかしてしまったことを悟ったアマンダは必死に謝るが、フランの機嫌がなおることはなかった。

やがて冒険者たちはダンジョンのコアルームにたどり着く。
お宝がいっぱいで、冒険者たちは各自アイテム袋に魔鉱石を収納していく。

ところが、コアを見ても、トラップ・スパイダーしかポップしない設定のまま。
統括役のクルスは上位種はせん滅しておくべきかアマンダに尋ねるが、ギルマスの判断を仰ぐこととなる。

その夜。

フランはアマンダに進化した黒猫族のことを尋ねる。
アマンダは、知り合いだった黒猫族の子たちも同じことを言っていたと語り、その子たちは今会えないところへ行ってしまったと答える。

そして、アマンダはフランに、応援しているけれども無理はしないようにと言葉をかける。

こうして、フランは初のパーティーでのダンジョン攻略を終えることとなった。

その後、フランはギルマスのクリムトに報告。
クリムトはフランに、ウルムットダンジョンへの許可証を発行する。

フランはウルムットダンジョンを訪れるため、アレッサを旅立つこととなる。

「ギルマスさん、お世話になりました」とお礼を言って、フランはクリムトの部屋を後にした。

また、フランは今回のダンジョン攻略で上位職の魔導戦士にクラスチェンジすることができた。

魔導戦士にクラスチェンジしたあと、フランと師匠は鍛冶屋のガルスの元を訪ねる。

ガルスはフランの装備を完成させており、最高傑作を披露した。
その名も黒猫シリーズ!
祝福されたネームドアイテムであった。

装備はフランのへそが見えていたが、猫毛の獣人族は薄着を好み、フランにとっても敏捷性を生かした装備がふさわしいとのこと。

フランと師匠はウルムットに向かうが、ガルスもウルムットに移ると語る。
フランは海路で、ガルスは陸路で向かうため一緒には行かないが、ウルムットでまた会おうという話となる。

続いて、ルーファスの雑貨屋。
そこへ、アマンダが訪れる。

過去に孤児院を飛び出した2人は亡くなり、アマンダはやはり戦い方を教えるべきだったと、後悔の念にさいなまれ続けたことを打ち明けた。

そして、フラン旅立ちのとき。

ギルドの顔なじみたちが総出でお見送り。

アマンダにはもっと強くなって帰ってくると語るフラン。
少し神妙な顔つきになりながらも、アマンダはフランを送り出す。

出発するフランに師匠は、結局アマンダはフランにママと呼ばせられなかったと指摘する。

お母さんとアマンダは違うと言いつつも、フランは一度だけ呼ぶことにする。

「ママンダ」と…

これを聞いたアマンダは、思わず涙。

アマンダの過去の記憶がよみがえり、フラメアとキナンの話声が聞こえる。

フラメア「報告があるの。アマンダ」
キナン「この子に俺の名前とフラメアの名前から少しずつ取って」
フラメア「フランって名付けたの。祝ってくれる?」

アマンダは「キナン、フラメア、あなた達の忘れ形見…フランちゃんは立派に生きてるわ…見ててあげて」と語り。
行ってらっしゃーい!とフランを見送った。

続いて、場面が変わってクリムトの部屋。

クリムトはフリーオンと話しており、フリーオンは実は覆面調査をしていた。
しかも、クリムトはフリーオンの叔父であった。

クリムトの話では、アレッサの冒険者がオーギュスト・アルサンドに寝返り、ダンジョンの蜘蛛型魔獣に進化魔力薬を投与したとのこと。
また、この件は北のレイドス王国の差し金であると。

さらに、クリムトはフランがレイドスのスパイではないかという疑いも持っていた。

しかし、フリーオンの守護精霊にフランのことを尋ねるも、怪しいところは全くないという報告だった。

クリムトは疑うことに疲れ、フランはただのすごい黒猫族の子供、と結論づけることにした。

その後、フランは師匠の念動エアライドで空を飛びながら旅をする。

ところが、何者かに行く手をはばまれ、見知らぬ小屋へと落ちてしまう。

そこに現れたのは、謎の魔導士?

「我が名はジャン・ドゥービー。魔導の闇を探求する至高の死霊魔術士なり!」

フランと師匠は状況がよく分からず、ただキョトンとするだけだった。

- To Be Continued -

感想

エンドロールのあと、2期制作決定のお知らせがありました。

いや~、よかった、よかった!

おそらく、2期があるものと予想していたので、うれしいです。
期待しています!

で、最終話となった今回は、アマンダの過去、後悔が大きなテーマでした。

まさか、小さいころのフランに会っていたとは…

自分が孤児院で面倒を見た2人の黒猫族を守れなかったことは、痛恨の極みだったはず。
それがずっと尾を引いていたので、2人の娘であるフランが生きていたのは、感慨深いものがあります。

フランの存在を知ったからには、そりゃあ、守ってあげたいと追いかけまわすでしょう。

最初はストーカーのような感じで、ちょっと不気味な感じがしましたが。
真相を知れば、それも納得。

フランの旅立ちのときに「ママンダ」と呼ばれたあと、フラメアとキナンからフランを紹介されたときの回想シーンはグッとくるものがありました。
アマンダが涙するのも当然ですね。

冒頭の「アマンダは…」と言っていたフランに似た女の子は、おそらくフラメアでしょう。
ただ、このシーンもかなり切ないものがありました。

さて、フランはアレッサを旅立つことになりましたが、ギルマスのクリムトはフランがギルドを脅かす存在ではないかと疑っていた様子。
蜘蛛の巣ダンジョンでも、甥っ子に覆面調査を依頼していたくらいでしたから。

蜘蛛の巣ダンジョン調査の依頼をフランに頼んだときは、フランにふっかけられ、かなりたじろいだ様子でしたが。
しかも、自分への疑念を晴らすためとも言ってましたし。

ところが、そこまで徹底するとあって、さすがギルマス、かなりしたたかな人物でした。
まあ、それでもフランの疑念が晴れてよかったですね。

また、クラッドが予想通り、いい奴でした。
フランに仲間を助けてもらったお礼を言ったり、フランを送り出すときに大きな声で達者でなー!と言ってましたしね。

ただ、フランがそれを受け流すところが面白いです。
2人のやりとりはお約束のコントのような感じでほっこりします。

クラッドがツッコミ役にまわるのは、想定のキャラクター通りというところかな。

それと、フランがトリックスター・スパイダーに自分でやり返したかった…とすねる姿が、とてもかわいかったですね。
アマンダさん、やりすぎました(笑)
よかれと思ってやったことですけど。

その後、

アマンダ「嫌わないで~」
フラン「別に嫌ってない」

と、アマンダがフランにしがみついたまま歩いているところは面白かったし、2人とも可愛かったです。

あと、それを上回る可愛さを見せつけたのが、ウルシ!

小型形態になったときの姿といったら…
クリムトの話を聞いているとき、ずっと優しい顔つきでキョトンとしてました。
もうね、ほんとペットにしたい(^^♪

第2期でも活躍しますよね、おそらく。
かわいいだけでなく、カッコいいしなぁ。

そして、最後に出てきたジャン・ドゥービー?
10話でアマンダが言ってた死霊魔術師の知り合いっぽかったけど。

第2期では、この魔術師と対決するのか、はたまた一緒に冒険するのかな。

フランと師匠はウルムットへ行くし、そこでガルスとも落ち合うことになると思うんですが。
その途中でジャン・ドゥービーとひと悶着という展開でしょうか。

う~ん、先が早く見たいですね。

第2期も期待しています!