概要
- 授賞式日時:2011年2月27日
- 会場:コダック・シアター
- 司会:ジェームズ・フランコ/アン・ハサウェイ
作品賞
英国王のスピーチ
ノミネート
- ブラック・スワン
- ザ・ファイター
- インセプション
- キッズ・オールライト
- 127時間
- ソーシャル・ネットワーク
- トイ・ストーリー3
- トゥルー・グリット
- ウィンターズ・ボーン
監督賞
トム・フーパー
(作品:「英国王のスピーチ」)
ノミネート
- ダーレン・アロノフスキー(作品:「ブラック・スワン」)
- デヴィッド・O・ラッセル(作品:「ザ・ファイター」)
- デヴィッド・フィンチャー(作品:「ソーシャル・ネットワーク」)
- ジョエル&イーサン・コーエン(作品:「トゥルー・グリット」)
主演男優賞
コリン・ファース
(作品:「英国王のスピーチ」)
ノミネート
- ハビエル・バルデム(作品:「BIUTIFUL ビューティフル」)
- ジェフ・ブリッジス(作品:「トゥルー・グリット」)
- ジェシー・アイゼンバーグ(作品:「ソーシャル・ネットワーク」)
- ジェームズ・フランコ(作品:「127時間」)
主演女優賞
ナタリー・ポートマン
(作品:「ブラック・スワン」)
ノミネート
- アネット・ベニング(作品:「キッズ・オールライト」)
- ニコール・キッドマン(作品:「ラビット・ホール」)
- ジェニファー・ローレンス(作品:「ウィンターズ・ボーン」)
- ミシェル・ウィリアムズ(作品:「ブルーバレンタイン」)
助演男優賞
クリスチャン・ベール
(作品:「ザ・ファイター」)
ノミネート
- ジョン・ホークス(作品:「ウィンターズ・ボーン」)
- ジェレミー・レナー(作品:「ザ・タウン」)
- マーク・ラファロ(作品:「キッズ・オールライト」)
- ジェフリー・ラッシュ(作品:「英国王のスピーチ」)
助演女優賞
メリッサ・レオ
(作品:「ザ・ファイター」)
ノミネート
- エイミー・アダムス(作品:「ザ・ファイター」)
- ヘレナ・ボナム=カーター(作品:「英国王のスピーチ」)
- ヘイリー・スタインフェルド(作品:「トゥルー・グリット」)
- ジャッキー・ウィーヴァー (作品:「アニマル・キングダム」)
脚本賞
「英国王のスピーチ」
マーク・ボール
ノミネート
- 「家族の庭」マイク・リー
- 「ザ・ファイター」スコット・シルヴァー/ポール・タマシー/エリック・ジョンソン
- 「インセプション」クリストファー・ノーラン
- 「キッズ・オールライト」リサ・チョロデンコ/スチュアート・ブルムバーグ
脚色賞
「ソーシャル・ネットワーク」
アーロン・ソーキン
ノミネート
- 「127時間」ダニー・ボイル/サイモン・ボーファイ
- 「トイ・ストーリー3」マイケル・アーント/ジョン・ラセター/アンドリュー・スタントン/リー・アンクリッチ
- 「トゥルー・グリット」ジョエル&イーサン・コーエン
- 「ウィンターズ・ボーン」デブラ・グラニック/アン・ロッセリーニ
外国語映画賞
「未来を生きる君たちへ」(デンマーク)
ノミネート
- 「BIUTIFUL ビューティフル」アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ(メキシコ)
- 「籠の中の乙女」ヨルゴス・ランティモス(ギリシャ)
- 「灼熱の魂」ドゥニ・ヴィルヌーヴ(カナダ)
- 「Outside the Law」ラシッド・ブシャール(アルジェリア)
主題歌賞
- 楽曲:僕らはひとつ
- 映画:トイ・ストーリー3
- 作者:ランディ・ニューマン
ノミネート
- Coming Home(映画:「カントリー・ストロング」)Bob DiPiero/トム・ダグラス ヒラリー・リンジー/Troy Verges
- If I Rise(映画:「127時間」)A・R・ラフマーン/ロロ・アームストロング/ダイド
- 輝く未来(映画:「塔の上のラプンツェル」)アラン・メンケン/グレン・スレーター
作曲賞
「ソーシャル・ネットワーク」
トレント・レズナー、アッティカス・ロス
ノミネート
- 「127時間」 A・R・ラフマーン
- 「ヒックとドラゴン」ジョン・パウエル
- 「インセプション」ハンス・ジマー
- 「英国王のスピーチ」アレクサンドル・デプラ
録音賞
「インセプション」
ローラ・ハーシュバーグ/ゲイリー・リッツオ/エド・ノヴィック
ノミネート
- 「英国王のスピーチ」ポール・ハンブリン/マーティン・ジェンセン/ジョン・ミッドグレイ
- 「ソルト」ジェフリー・J・ハボウシュ/グレッグ・P・ラッセル/スコット・ミラン/ウィリアム・サロキン
- 「ソーシャル・ネットワーク」レン・クライス/デヴィッド・パーカー/マイケル・セマニック/マーク・ウェインガーテン
- 「トゥルー・グリット」スキップ・リーヴセイ/クレイグ・バーキー/グレッグ・オルロフ/ピーター・カーランド
音響編集賞
「インセプション」
リチャード・キング
ノミネート
- 「トイ・ストーリー3」トム・メイヤーズ/マイケル・シルヴァース
- 「トロン: レガシー」グウェンドリン・イェーツ・ホイットル/アディソン・ティーグ
- 「トゥルー・グリット」スキップ・リーヴセイ/クレイグ・バーキー
- 「アンストッパブル」マーク・P・ストッキンジャー
撮影賞
「インセプション」
ウォーリー・フィスター
ノミネート
- 「ブラック・スワン」マシュー・リバティーク
- 「英国王のスピーチ」ダニー・コーエン
- 「ソーシャル・ネットワーク」ジェフ・クローネンウェス
- 「トゥルー・グリット」ロジャー・ディーキンス
美術賞
「アリス・イン・ワンダーランド」
ロバート・ストロンバーグ(美術)
カレン・オハラ(装置)
ノミネート
- 「ハリー・ポッターと死の秘宝 PART1」スチュアート・クレイグ(美術)ステファニー・マクミラン(装置)
- 「インセプション」ガイ・ヘンドリックス・ディアス(美術)ラリー・ディアス/ダグ・モワット(装置)
- 「英国王のスピーチ」イヴ・スチュワート(美術)ジュディ・ファー(装置)
- 「トゥルー・グリット」ジェス・ゴンコール(美術)ナンシー・ヘイグ(装置)
衣装デザイン賞
「アリス・イン・ワンダーランド」
コリーン・アトウッド
ノミネート
- 「ミラノ、愛に生きる」アントネッラ・カナロッツィ
- 「英国王のスピーチ」ジェニー・ビーヴァン
- 「テンペスト」サンディ・パウエル
- 「トゥルー・グリット」メアリー・ゾフレス
メイクアップ賞
「ウルフマン」
リック・ベイカー/デイヴ・エルシー
ノミネート
- 「バーニーズ・バージョン ローマと共に」Adrien Morot
- 「ウェイバック -脱出6500km-」エドワード・ヘンリクス3世/Gregory Funk/ヨランダ・トゥシエング
編集賞
「ソーシャル・ネットワーク」
アンガス・ウォール/カーク・バクスター
ノミネート
- 「ブラック・スワン」アンドリュー・ワイスブラム
- 「ザ・ファイター」パメラ・マーティン
- 「英国王のスピーチ」タリク・アンウォー
- 「127時間」ジョン・ハリス
視覚効果賞
「インセプション」
ポール・フランクリン/クリス・コーボールド/アンドリュー・ロックリー/ピーター・ベッブ
ノミネート
- 「アリス・イン・ワンダーランド」ケン・ローストン/デヴィッド・ショーブ/キャリー・ヴィレガス/ショーン・フィリップス
- 「ハリー・ポッターと死の秘宝 PART1」ティム・バーク/ジョン・リチャードソン/クリスチャン・マンツ/ニコラス・アイターディー
- 「ヒア アフター」マイケル・オーウェン/ブライアン・グリル/スティーヴン・トロヤンスキ/ジョー・ファレル
- 「アイアンマン2」ジャネク・サーズ/ベン・スノウ、ゲド・ライト/ダン・サディック
長編ドキュメンタリー映画賞
インサイド・ジョブ 世界不況の知られざる真実
ノミネート
- イグジット・スルー・ザ・ギフトショップ
- ガスランド
- レストレポ 〜アフガニスタンで戦う兵士たちの記録〜
- ヴィック・ムニーズ/ごみアートの奇跡
短編ドキュメンタリー映画賞
Strangers No More
ノミネート
- Killing in the Name
- Poster Girl
- Sun Come Up
- The Warriors of Qiugang
短編実写映画賞
God of Love
ノミネート
- The Confession
- The Crush
- Na Wewe
- Wish 143
長編アニメ映画賞
「トイ・ストーリー3」
リー・アンクリッチ
ノミネート
- 「ヒックとドラゴン」クリス・サンダース/ディーン・デュボア
- 「イリュージョニスト」シルヴァン・ショメ
短編アニメ映画賞
The Lost Thing
ノミネート
- デイ&ナイト
- The Gruffalo
- Let’s Pollute
- Madagascar, a Journey Diary
名誉賞
- ケヴィン・ブラウンロー
- ジャン=リュック・ゴダール
- イーライ・ウォラック
アービング・G・タルバーグ賞
フランシス・フォード・コッポラ
備考
「英国王のスピーチ」が、作品賞と監督賞を含む4部門を受賞しました。
ウィリアム王子とキャサリン妃の結婚式が世界中で注目を集め、映画公開時期が結婚式と重なることもあり、それが追い風となった受賞という声もありますが。
それを抜きにしても、心温まる素晴らしい作品でしたね。
最後のコリン・ファース演じるジョージ6世の演説シーンは、めちゃめちゃ感動しました。
また、「ソーシャル・ネットワーク」も当時の世相を反映した作品として注目されました。
ご存じFacebookの創業から当時に至るまでの様子を描いた作品ですね。
決して派手な描写などはなく、静かに淡々とストーリーが進んでいくのですが。
回想シーンと現在の出来事が同時進行するため、少し戸惑いながらも、どんどん物語に引き込まれていきました。
とても面白い映画でしたが、天才とは?仲間とは?会社とは?これからどうなっていくのか?など、今振り返ると色々考えさせられる作品でしたね。