概要
- 授賞式日時:2009年2月22日
- 会場:コダック・シアター
- 司会:ヒュー・ジャックマン
作品賞
スラムドッグ$ミリオネア
ノミネート
- ベンジャミン・バトン 数奇な人生
- フロスト×ニクソン
- ミルク
- 愛を読むひと
監督賞
ダニー・ボイル
(作品:「スラムドッグ$ミリオネア」)
ノミネート
- スティーブン・ダルドリー(作品:「愛を読むひと」)
- デヴィッド・フィンチャー(作品:「ベンジャミン・バトン 数奇な人生」)
- ロン・ハワード(作品:「フロスト×ニクソン」)
- ガス・ヴァン・サント(作品:「ミルク」)
主演男優賞
ショーン・ペン
(作品:「ミルク」)
ノミネート
- リチャード・ジェンキンス(作品:「扉をたたく人」)
- フランク・ランジェラ(作品:「フロスト×ニクソン」)
- ブラッド・ピット(作品:「ベンジャミン・バトン 数奇な人生」)
- ミッキー・ローク(作品:「レスラー」)
主演女優賞
ケイト・ウィンスレット
(作品:「愛を読むひと」)
ノミネート
- アン・ハサウェイ(作品:「レイチェルの結婚」)
- アンジェリーナ・ジョリー(作品:「チェンジリング」)
- メリッサ・レオ(作品:「フローズン・リバー」)
- メリル・ストリープ(作品:「ダウト〜あるカトリック学校で〜」)
助演男優賞
ヒース・レジャー
(作品:「ダークナイト」)
ノミネート
- ジョシュ・ブローリン(作品:「ミルク」)
- ロバート・ダウニー・Jr(作品:「トロピック・サンダー/史上最低の作戦」)
- フィリップ・シーモア・ホフマン(作品:「ダウト〜あるカトリック学校で〜」)
- マイケル・シャノン(作品:「レボリューショナリー・ロード/燃え尽きるまで」)
助演女優賞
ペネロペ・クルス
(作品:「それでも恋するバルセロナ」)
ノミネート
- エイミー・アダムス(作品:「ダウト〜あるカトリック学校で〜」)
- ヴィオラ・デイヴィス(作品:「ダウト〜あるカトリック学校で〜」)
- タラジ・P・ヘンソン(作品:「ベンジャミン・バトン 数奇な人生」)
- マリサ・トメイ(作品:「レスラー」)
脚本賞
「ミルク」
ダスティン・ランス・ブラック
ノミネート
- 「WALL・E/ウォーリー」アンドリュー・スタントン、ジム・リアドン、ピート・ドクター
- 「ハッピー・ゴー・ラッキー」マイク・リー
- 「フローズン・リバー」コートニー・ハント
- 「ヒットマンズ・レクイエム」マーティン・マクドナー
脚色賞
「スラムドッグ$ミリオネア」
ジョエル・コーエン&イーサン・コーエン
ノミネート
- 「ベンジャミン・バトン 数奇な人生」エリック・ロス、ロビン・スウィコード
- 「フロスト×ニクソン」ピーター・モーガン
- 「愛を読むひと」デヴィッド・ヘアー
- 「ダウト〜あるカトリック学校で〜」ジョン・パトリック・シャンリィ
外国語映画賞
「おくりびと」
滝田洋二郎(日本)
ノミネート
- 「Revanche」Götz Spielmann(オーストリア)
- 「パリ20区、僕たちのクラス」ローラン・カンテ(フランス)
- 「バーダー・マインホフ 理想の果てに」ウーリ・エーデル(ドイツ)
- 「戦場でワルツを」アリ・フォルマン(イスラエル)
主題歌賞
- 楽曲:Jai Ho
- 映画:スラムドッグ$ミリオネア
- 作曲:A.R.ラフマーン
- 作詩:Gulzar
ノミネート
- ダウン・トゥ・アース(映画:「WALL・E/ウォーリー」)ピーター・ガブリエル/トーマス・ニューマン/ピーター・ガブリエル
- O Saya(映画:「スラムドッグ$ミリオネア」)A.R.ラフマーン/マヤ・アルプラガサム
作曲賞
「スラムドッグ$ミリオネア」
A・R・ラフマーン
ノミネート
- 「ベンジャミン・バトン 数奇な人生」アレクサンドル・デスプラ
- 「ディファイアンス」ジェームズ・ニュートン・ハワード
- 「ミルク」ダニー・エルフマン
- 「WALL・E/ウォーリー」トーマス・ニューマン
録音賞
「スラムドッグ$ミリオネア」
イアン・タップ/リチャード・プライク/レスル・プークティ
ノミネート
- 「ベンジャミン・バトン 数奇な人生」デヴィッド・パーカー/マイケル・セマニック/レン・クライス/マーク・ウェインガーテン
- 「ダークナイト」ローラ・ハーシュバーグ/ゲイリー・リッツオ/エド・ノヴィック
- 「ウォーリー」トム・マイヤーズ/マイケル・セマニック/ベン・バート
- 「ウォンテッド」クリス・ジェンキンス、フランク・A・モンタノ/ペトル・フォレット
音響編集賞
「ダークナイト」
リチャード・キング
ノミネート
- 「アイアンマン」フランク・ユルナー/クリストファー・ボイズ
- 「スラムドッグ$ミリオネア」Tom Sayers
- 「WALL・E/ウォーリー」ベン・バート/マシュー・ウッド
- 「ウォンテッド」ワイリー・ステイトマン
撮影賞
「スラムドッグ$ミリオネア」
アンソニー・ドッド・マントル
ノミネート
- 「チェンジリング」トム・スターン
- 「ベンジャミン・バトン 数奇な人生」クラウディオ・ミランダ
- 「ダークナイト」ウォーリー・フィスター
- 「愛を読むひと」クリス・メンゲス/ロジャー・ディーキンス
美術賞
「ベンジャミン・バトン 数奇な人生」
ドナルド・グラハム・バート/ヴィクター・J・ゾルフォ
ノミネート
- 「チェンジリング」James J. Murakami/ Gary Fettis)
- 「ダークナイト」ネイサン・クロウリー/Peter Lando)
- 「ある公爵夫人の生涯」Michael Carlin/ Rebecca Alleway)
- 「レボリューショナリー・ロード/燃え尽きるまで」Kristi Zea/Debra Schutt)
衣装デザイン賞
「ある公爵夫人の生涯」
マイケル・オコナー
ノミネート
- 「オーストラリア」キャサリン・マーティン
- 「ベンジャミン・バトン 数奇な人生」ジャクリーン・ウェスト)
- 「ミルク」ダニー・グリッカー
- 「レボリューショナリー・ロード/燃え尽きるまで」アルバート・ウォルスキー
メイクアップ賞
「ベンジャミン・バトン 数奇な人生」
グレッグ・キャノン
ノミネート
- ダークナイト
- 「ヘルボーイ/ゴールデン・アーミー」Mike Elizalde/Thom Floutz
編集賞
「スラムドッグ$ミリオネア」
クリス・ディケンズ
ノミネート
- 「ベンジャミン・バトン 数奇な人生」カーク・バクスター/アンガス・ウォール
- 「ダークナイト」リー・スミス
- 「フロスト×ニクソン」マイク・ヒル/ダニエル・P・ハンリー
- 「ミルク」エリオット・グレアム
視覚効果賞
「ベンジャミン・バトン 数奇な人生」
エリック・バーバ/スティーヴ・プレッグ/バート・ダルトン/クレイグ・バロン
ノミネート
- 「ダークナイト」ニック・デイヴィス/クリス・コーボールド/ティモシー・ウェバー/ポール・フランクリン
- 「アイアンマン」ジョン・ネルソン/ベン・スノウ/ダン・サディック、シェイン・マハン
長編ドキュメンタリー映画賞
「マン・オン・ワイヤー」
ジェームズ・マーシュ
ノミネート
- Nerakhoon (The Betrayal)
- 「Encounters at the End of the World」ヴェルナー・ヘルツォーク
- The Garden
- Trouble the Water
短編ドキュメンタリー映画賞
Smile Pinki
ノミネート
- The Conscience of Nhem En
- The Final Inch
- The Witness
短編実写映画賞
Toyland (Spielzeugland)
ノミネート
- On the Line (Auf der Strecke)
- Manon On the Asphalt
- New Boy
- The Pig (Grisen)
長編アニメ映画賞
WALL・E/ウォーリー
ノミネート
- ボルト
- カンフー・パンダ
短編アニメ映画賞
「つみきのいえ」加藤久仁生
ノミネート
- 「Lavatory – Lovestory」コンスタンティン・ブロンジェット
- 「Oktapodi」Emud Mokhberi、Thierry Marchand
- 「Presto」ダグ・スウィートランド
- 「This Way Up」Alan Smith、Adam Foulkes
備考
「スラムドッグ$ミリオネア」が、作品賞と監督賞をはじめとする8部門を受賞しました。
日本で話題となったのは、やはり、何と言っても、「おくりびと」が外国語映画賞に輝いたことですね。
さらに、加藤久仁生監督の「つみきのいえ」が、日本映画として初めて「アカデミー短編アニメ賞」を受賞するという快挙を成し遂げました。
個人的に特に印象に残っているのは、「ベンジャミン・バトン 数奇な人生」。
この頃は、映画館で観るということが少なくなったのですが、結婚する直前の現在の妻と観に行きました。
ブラッド・ピット演じる主人公のベンジャミンが年老いた状態で生まれ、年をとるごとに若返っていくという、もちろん、ありえない設定なのですが。
ものすごく感動する素晴らしい作品でした。
ただ、しかし、ある意味、すごく残酷なストーリーでもあります。
色々考えさせられる映画でした。