概要
- 授賞式日時:1996年3月24日
- 会場:ドロシー・チャンドラー・パビリオン
- 司会:ウーピー・ゴールドバーグ
作品賞
ブレイブハート
ノミネート
- アポロ13
- ベイブ
- イル・ポスティーノ
- いつか晴れた日に
監督賞
メル・ギブソン
(作品:「ブレイブハート」)
ノミネート
- クリス・ヌーナン(作品:「ベイブ」)
- ティム・ロビンス(作品:「デッドマン・ウォーキング」)
- マイク・フィギス(作品:「リービング・ラスベガス」)
- マイケル・ラドフォード(作品:「イル・ポスティーノ」)
主演男優賞
ニコラス・ケイジ
(作品:「リービング・ラスベガス」)
ノミネート
- リチャード・ドレイファス(作品:「陽のあたる教室」)
- アンソニー・ホプキンス(作品:「ニクソン」)
- ショーン・ペン(作品:「デッドマン・ウォーキング」)
- マッシモ・トロイージ(作品:「イル・ポスティーノ」)
主演女優賞
スーザン・サランドン
(作品:「デッドマン・ウォーキング」)
ノミネート
- エリザベス・シュー(作品:「リービング・ラスベガス」)
- シャロン・ストーン(作品:「カジノ」)
- メリル・ストリープ(作品:「マディソン郡の橋」)
- エマ・トンプソン(作品:「いつか晴れた日に」)
助演男優賞
ケヴィン・スペイシー
(作品:「ユージュアル・サスペクツ」)
ノミネート
- ジェームズ・クロムウェル(作品:「ベイブ」)
- エド・ハリス(作品:「アポロ13」)
- ブラッド・ピット(作品:「12モンキーズ」)
- ティム・ロス(作品:「ロブ・ロイ/ロマンに生きた男」)
助演女優賞
ミラ・ソルヴィノ
(作品:「誘惑のアフロディーテ」)
ノミネート
- ジョアン・アレン(作品:「ニクソン」)
- キャスリーン・クインラン(作品:「アポロ13」)
- メア・ウィニンガム(作品:「ジョージア」)
- ケイト・ウィンスレット(作品:「いつか晴れた日に」)
脚本賞
「ユージュアル・サスペクツ」
クリストファー・マッカリー
ノミネート
- 「ブレイブハート」ランダル・ウォレス
- 「誘惑のアフロディーテ」ウディ・アレン
- 「ニクソン」オリバー・ストーン/クリストファー・ウィルキンソン/スティーヴン・J・リヴェル
- 「トイ・ストーリー」ジョス・ウィードン/アンドリュー・スタントン/ジョエル・コーエン/アレック・ソコロウ/ジョン・ラセター/ピート・ドクター/ジョー・ランフト
脚色賞
「いつか晴れた日に」
エマ・トンプソン
ノミネート
- 「アポロ13」ウィリアム・ブロイルズ・Jr/アル・ライナート
- 「ベイブ」ジョージ・ミラー/クリス・ヌーナン
- 「リービング・ラスベガス」マイク・フィギス
- 「イル・ポスティーノ」マイケル・ラドフォード/アンナ・パビナーノ/フリオ・スカルペッリ/Giacomo Scarpelli/マッシモ・トロイージ
外国語映画賞
「アントニア」(オランダ)
マルレーン・ゴリス
ノミネート
- 「あこがれ美しく燃え」(スウェーデン)ボー・ヴィーデルベリ
- 「Dust of Life」(アルジェリア)ラシッド・ブシャル
- 「愛の四重奏」(ブラジル)ファビオ・バレット
- 「明日を夢見て」(イタリア)ジュゼッペ・トルナトーレ
長編ドキュメンタリー映画賞
Anne Frank Remembered
ノミネート
- The Battle Over Citizen Kane
- Fiddlefest—Roberta Tzavaras and Her East Harlem Violin Program
- Hank Aaron: Chasing the Dream
- Troublesome Creek: A Midwestern
短編ドキュメンタリー映画賞
One Survivor Remembers
ノミネート
- Jim Dine: A Self-Portrait on the Walls
- The Living Sea
- Never Give Up: The 20th Century Odyssey of Herbert Zipper
- The Shadow of Hate
短編実写映画賞
Lieberman in Love
クリスティーン・ラーティ/ジャナ・スー・メメル
ノミネート
- 「Brooms」リューク・クレスウェル/スティーヴ・マクニコラス
- 「Duke of Groove」グリフィン・ダン/トム・コールウェル
- 「Little Surprises」ジェフ・ゴールドグラム/Tikki Goldberg
- 「Tuesday Morning Ride」ダイアン・ヒューストン/ジョイ・ライアン
短編アニメ賞
「ウォレスとグルミット、危機一髪!」
ニック・パーク
ノミネート
- The Chicken From Outer Space
- The End
- Gagarin
- Runaway Brain
歌曲賞
- 楽曲:カラー・オブ・ザ・ウィンド
- 映画:ポカホンタス
- 作曲:アラン・メンケン
- 作詞:スティーヴン・シュワルツ
ノミネート
- Dead Man Walkin’(映画:「デッドマン・ウォーキング」)ブルース・スプリングスティーン (作詞・作曲)
- Have You Ever Really Loved a Woman(映画:「ドンファン」)マイケル・ケイメン/ブライアン・アダムス/ロバート・ジョン・ラング
- Moonlight(映画:「サブリナ」)ジョン・ウィリアムズ(作曲)アラン・バーグマン/マリリン・バーグマン(作詞)
- 君はともだち(映画:「トイ・ストーリー」)ランディ・ニューマン (作詞・作曲)
ドラマ・コメディ音楽賞
「イル・ポスティーノ」
ルイス・エンリケス・バカロフ
ノミネート
- 「いつか晴れた日に」パトリック・ドイル
- 「アポロ13」ジェームズ・ホーナー
- 「ブレイブハート」ジェームズ・ホーナー
- 「ニクソン」ジョン・ウィリアムズ
ミュージカル音楽賞
「ポカホンタス」
アラン・メンケン/スティーヴン・シュワルツ
ノミネート
- 「サブリナ」ジョン・ウィリアムズ
- 「アメリカン・プレジデント」マーク・シャイマン
- 「トイ・ストーリー」ランディ・ニューマン
- 「想い出の微笑」トーマス・ニューマン
録音賞
「アポロ13」
リック・ディオール/スティーヴン・ペデルソン/スコット・ミラン/デヴィッド・マクミラン
ノミネート
- 「ブレイブハート」アンディ・ネルソン/スコット・ミラン/アンナ・ベルマー/ブライアン・シモンズ
- 「バットマン フォーエヴァー」ドナルド・O・ミッチェル/フランク・A・モンタノ/マイケル・ハービック/ピーター・ヒダル
- 「クリムゾン・タイド」ケヴィン・オコネル/リック・クライン/グレゴリー・H・ワトキンス/ウィリアム・B・カプラン
- 「ウォーターワールド」スティーヴ・マスロウ/グレッグ・ランデイカー/キース・A・ウェスター
音響編集賞
「ブレイブハート」
ロン・ベンダー/パー・ホールバーグ
ノミネート
- 「クリムゾン・タイド」ジョージ・ウォーターズ二世
- 「バットマン フォーエヴァー」ジョン・レヴェック/ブルース・スタンブラー
撮影賞
「ブレイブハート」
ジョン・トール
ノミネート
- 「リトル・プリンセス」エマニュエル・ルベツキ
- 「上海ルージュ」リュイ・ラー
- 「いつか晴れた日に」マイケル・コールター
- 「バットマン フォーエヴァー」スティーヴン・ゴールドブラット
美術賞
「恋の闇 愛の光」
ユージニオ・ザネッティ
ノミネート
- 「リトル・プリンセス」ボー・ウェルチ(美術)シェリル・カラシク(装置)
- 「アポロ13」マイケル・コレンブリス(美術)メリディス・ボスウェル(装置)
- 「ベイブ」ロジャー・フォード(美術)ケリー・ブラウン(装置)
- 「リチャード三世」トニー・バロウ(美術・装置)
衣装デザイン賞
「恋の闇 愛の光」
ジェームズ・アシュソン
ノミネート
- 「ブレイブハート」チャールズ・ノッド
- 「いつか晴れた日に」ジェニー・ビーヴァン/ジョン・ブライト
- 「12モンキーズ」ジュリー・ウェイス
- 「リチャード三世」シュナ・ハーウッド
メイクアップ賞
「ブレイブハート」
ピーター・フランプトン/ポール・パティソン/ロイス・バーウェル
ノミネート
- 「最高のルームメート」グレッグ・キャノン/ボブ・ラデン/コリーン・キャラハン
- 「ミ・ファミリア」 ケン・ディアス/マーク・サンチェス
編集賞
「アポロ13」
マイク・ヒル/ダニエル・P・ハンリー
ノミネート
- 「クリムゾン・タイド」クリス・レベンゾン
- 「ベイブ」マーカス・ダルシー、ジェイ・フリードキン
- 「セブン」リチャード・フランシス=ブルース
- 「ブレイブハート」スティーヴン・ローゼンブラム
視覚効果賞
「ベイブ」
スコット・E・アンダーソン/ャールズ・ギブソン/Neal Scanlan/ジョン・コックス
「アポロ13」ロバート・レガート/マイケル・カンファー/レスリー・エッカー/マーク・スウィーニー
名誉賞
- チャック・ジョーンズ
- カーク・ダグラス
ゴードン・E・ソーヤー賞
ドナルド・C・ロジャース
特別業績賞
ジョン・ラセター(「トイ・ストーリー」)
余談
メル・ギブソン監督・主演の「ブレイブハート」が、作品賞・監督賞を含む5部門を受賞しました。
文句なしに面白い作品でしたね。
この映画をきっかけに、初めてウィリアム・ウォレスという人物を知りました。
ちなみに、光栄(現・コーエーテクモゲームス)さんが販売したゲームの「チンギスハーン・蒼き狼と白き牝鹿IV」のシナリオ2で登場して、ビックリしたのを覚えています。
全く映画とは関係ない話ですが(汗)、能力値がめっちゃ高かったです。
また、イタリア映画の「イル・ポスティーノ」が作品賞などにノミネートされましたが、こちらも感動する素晴らしい作品でした。
主演のマッシモ・トロイージが撮影後すぐに亡くなったことが重なるのかもしれませんが、それを抜きにしても心を打たれるものがあります。
そして、サスペンス映画の「セブン」と「ユージュアル・サスペクツ」が、ともに傑作だったと思います。
「セブン」は観ていて、途中2回ほど、思わず悲鳴を上げてしまいました(汗)
ビデオで観たのですが、これ、映画館で観ていたら、もっと戦慄していただろうなと。
残酷すぎるストーリーですが、掛け値なしに面白かったです。
「ユージュアル・サスペクツ」は、始めの段階で予想してしまって、それが見事に的中してしまいました…
友人の一人は全く見破れなかったので、ラストはめちゃめちゃビックリしたと興奮し、それを見破った私に感嘆していましたが。
とにかく、こちらも文句なしに面白いので、まだ観てなくて気になるという方は、余計な先入観を持たずにご覧になってください(^^;)
助演男優賞に輝いたケヴィン・スペイシーの怪演にも注目です。
その他、この回も色々語りたい作品がありますが、最後に1つだけ。
スーザン・サランドンが主演女優賞を受賞した「デッドマン・ウォーキング」が、強烈に印象に残りました。
ストーリーも面白いし、スーザン・サランドンとショーン・ペンの演技も素晴らしかったのですが。
内容は賛否両論が出てきそうな問題作かも…
難しいですね、とても考えさせられました。