概要
- 授賞式日時:1995年3月27日
- 会場:シュライン・オーディトリアム
- 司会:デイヴィッド・レターマン
作品賞
フォレスト・ガンプ/一期一会
ノミネート
- フォー・ウェディング
- パルプ・フィクション
- クイズ・ショウ
- ショーシャンクの空に
監督賞
ロバート・ゼメキス
(作品:「フォレスト・ガンプ/一期一会」)
ノミネート
- ウディ・アレン(作品:「ブロードウェイと銃弾」)
- クシシュトフ・キェシロフスキ(作品:「トリコロール/赤の愛」)
- ロバート・レッドフォード(作品:「クイズ・ショウ」)
- クエンティン・タランティーノ(作品:「パルプ・フィクション」)
主演男優賞
トム・ハンクス
(作品:「フォレスト・ガンプ/一期一会」)
ノミネート
- モーガン・フリーマン(作品:「ショーシャンクの空に」)
- ナイジェル・ホーソーン(作品:「英国万歳!」)
- ポール・ニューマン(作品:「ノーバディーズ・フール」)
- ジョン・トラヴォルタ(作品:「パルプ・フィクション」)
主演女優賞
ジェシカ・ラング
(作品:「ブルースカイ」)
ノミネート
- ジョディ・フォスター(作品:「ネル」)
- ミランダ・リチャードソン(作品:「愛しすぎて/詩人の妻」)
- ウィノナ・ライダー(作品:「若草物語」)
- スーザン・サランドン(作品:「依頼人」)
助演男優賞
マーティン・ランドー
(作品:「エド・ウッド」)
ノミネート
- サミュエル・L・ジャクソン(作品:「パルプ・フィクション」)
- チャズ・パルミンテリ(作品:「ブロードウェイと銃弾」)
- ポール・スコフィールド(作品:「クイズ・ショウ」)
- ゲイリー・シニーズ(作品:「フォレスト・ガンプ/一期一会」)
助演女優賞
ダイアン・ウィースト
(作品:「ブロードウェイと銃弾」)
ノミネート
- ローズマリー・ハリス(作品:「愛しすぎて/詩人の妻」)
- ヘレン・ミレン(作品:「英国万歳!」)
- ユマ・サーマン(作品:「パルプ・フィクション」)
- ジェニファー・ティリー(作品:「ブロードウェイと銃弾」)
脚本賞
「パルプ・フィクション」
クエンティン・タランティーノ/ロジャー・エイヴァリー
ノミネート
- 「ブロードウェイと銃弾」ウディ・アレン/ダグラス・マクグラス
- 「フォー・ウェディング」リチャード・カーティス
- 「乙女の祈り」ピーター・ジャクソン/フラン・ウォルシュ
- 「トリコロール/赤の愛」クシシュトフ・キェシロフスキ/クシシュトフ・ピエシェヴィッチ
脚色賞
「フォレスト・ガンプ/一期一会」
エリック・ロス
ノミネート
- 「英国万歳!」アラン・ベネット
- 「ノーバディーズ・フール」ロバート・ベントン
- 「クイズ・ショウ」ポール・アタナシオ
- 「ショーシャンクの空に」フランク・ダラボン
外国語映画賞
「太陽に灼かれて」(ロシア)
ニキータ・ミハルコフ
ノミネート
- 「ビフォア・ザ・レイン」(マケドニア) ミルチョ・マンチェフスキ
- 「恋人たちの食卓」(台湾)アン・リー
- 「カストラート」(ベルギー)ジェラール・コルビオ
- 「苺とチョコレート」(キューバ)トマス・グティエレス・アレア/フアン・カルロス・タビオ
長編ドキュメンタリー映画賞
Maya Lin: A Strong Clear Vision
ノミネート
- Complaints of a Dutiful Daughter
- D-Day Remembered
- Freedom on My Mind
- ア・グレイト・デイ・イン・ハーレム 〜57人のジャズミュージシャンの肖像〜
短編ドキュメンタリー映画賞
A Time for Justice
ノミネート
- Blues Highway
- 89mm from Europe
- School of the Americas Assassins
- Straight from the Heart
短編実写映画賞
- 「Franz Kafka’s It’s a Wonderful Life」
ピーター・カパルディ/ルース・ケンリー=レッツ - 「Trevor」
ペギー・ライスキー、ランディ・ストーン
ノミネート
- Kangaroo Court
- On Hope
- Syrup
短編アニメ賞
Bob’s Birthday
ノミネート
- The Big Story
- The Janitor
- お坊さんとさかな
- Triangle
歌曲賞
- 楽曲:愛を感じて
- 映画:ライオン・キング
- 作曲:エルトン・ジョン
- 作詞:ティム・ライス
ノミネート
- Look What Love Has Done(映画:「ジュニア」)キャロル・ベイヤー・セイガー/ジェームズ・ニュートン・ハワード/ジェームス・イングラム/パティ・スマイス
- Circle of Life(映画:「ライオン・キング」)エルトン・ジョン(作曲)ティム・ライス(作詞)
- Hakuna Matata(映画:「ライオン・キング」)エルトン・ジョン(作曲)ティム・ライス(作詞)
- Make Up Your Mind(映画:「ザ・ペーパー」)ランディ・ニューマン(作詞・作曲)
作曲賞
「ライオン・キング」
ハンス・ジマー
ノミネート
- 「フォレスト・ガンプ/一期一会」アラン・シルヴェストリ
- 「インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア」エリオット・ゴールデンサール
- 「若草物語」トーマス・ニューマン
- 「ショーシャンクの空に」トーマス・ニューマン
録音賞
「スピード」
グレッグ・ランデイカー/スティーヴ・マスロウ/ボブ・ビーマー/デヴィッド・マクミラン
ノミネート
- 「今そこにある危機」ドナルド・O・ミッチェル/マイケル・ハービック/フランク・A・モンタノ/アート・ロチェスター
- 「レジェンド・オブ・フォール/果てしなき想い」ポール・マッセイ/デヴィッド・E・キャンベル/クリス・デヴィッド/ダグラス・ガントン
- 「フォレスト・ガンプ/一期一会」ランディ・トム/トム・ジョンソン/デニス・S・サンズ/ウィリアム・B・カプラン
- 「ショーシャンクの空に」ロバート・J・リット/エリオット・タイソン/マイケル・ハービック/ウィリー・D・バートン
音響編集賞
「スピード」
スティーヴ・ハンター・クリック
ノミネート
- 「今そこにある危機」ブルース・スタンブラー/ジョン・レベク
- 「フォレスト・ガンプ/一期一会」グロリア・S・ボーダーズ/ランディ・トム
撮影賞
「レジェンド・オブ・フォール/果てしなき想い」
ジョン・トール
ノミネート
- 「フォレスト・ガンプ/一期一会」ドン・バージェス
- 「ショーシャンクの空に」ロジャー・ディーキンス
- 「トリコロール/赤の愛」ピョートル・ソボチンスキー
- 「ワイアット・アープ」オーウェン・ロイズマン
美術賞
「英国万歳!」
ケン・アダム(美術)
キャロライン・スコット(装置)
ノミネート
- 「ブロードウェイと銃弾」サント・ロカスト(美術)Susan Bode (装置)
- 「フォレスト・ガンプ/一期一会」リック・カーター(美術)ナンシー・ハイ(装置)
- 「インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア」ダンテ・フェレッティ(美術)フランチェスカ・ロー・シャイボ(装置)
- 「レジェンド・オブ・フォール/果てしなき想い」リリー・キルバート(美術)ドリー・クーパー(装置)
衣装デザイン賞
「プリシラ」
リジー・ガーディナー/ティム・チャペル
ノミネート
- 「マーヴェリック」エイプリル・フェリー
- 「若草物語」コリーン・アトウッド
- 「ブロードウェイと銃弾」ジェフリー・カーランド
- 「王妃マルゴ」モイデル・ビッケル
メイクアップ賞
「エド・ウッド」
ヴィ・ニール/リック・ベイカー/Yolanda Toussieng
ノミネート
- 「フランケンシュタイン」ダニエル・パーカー/ポール・エンゲロン/キャロル・ヘミング
- 「フォレスト・ガンプ/一期一会」ダニエル・C・ストリーピーク/ハリー・ダモーレ/ジュディス・A・コリー
編集賞
「フォレスト・ガンプ/一期一会」
アーサー・シュミット
ノミネート
- 「フープ・ドリームス」フレデリック・マルクス/スティーヴ・ジェイムズ/ビル・ホーグス
- 「スピード」ジョン・ライト
- 「ショーシャンクの空に」リチャード・フランシス=ブルース
- 「パルプ・フィクション」サリー・メンケ
視覚効果賞
「フォレスト・ガンプ/一期一会」
ケン・ローストン/ジョージ・マーフィー/スティーヴン・ローゼンブルム/アラン・ホール
- 「トゥルーライズ」ジョン・ブルーノ/トーマス・L・フィッシャー/ジャック・ストロウェイズ/パット・マックラング
- 「マスク」スコット・スキヤーズ/スティーヴ・ウィリアムズ/トム・ベルティノ/ジョン・ファーハット
名誉賞
ミケランジェロ・アントニオーニ
ジーン・ハーショルト友愛賞
クインシー・ジョーンズ
ゴードン・E・ソーヤー賞
クリント・イーストウッド
余談
「フォレスト・ガンプ/一期一会」が作品賞・監督賞を含む6部門を受賞しました。
トム・ハンクスは2年連続の主演男優賞受賞。
言うまでもない名作ですね。
ストーリーも面白かったし、情景も綺麗だったし、トム・ハンクスの演技も素晴らしかったです。
「ショーシャンクの空に」も感動する名作でした。
7部門にノミネートされつつ、受賞に至らなかったのは残念ですが。
サスペンスとヒューマンドラマを融合させるのは難しいと思いますが、それを見事に実現させた傑作ですね。
同じく7部門にノミネートされ、脚本賞を受賞したのが「パルプ・フィクション」。
ストーリーの流れは時系列ではなく、現在から過去の話に戻ったりと複雑な構成になっていますが。
それがまた秀逸で、とても面白かったです。
特に、ジョン・トラボルタとユマ・サーマンのダンスシーンは圧巻でした。
そして、ブルース・ウィリスの演技が素晴らしかった!
何をやっても「ダイ・ハード」と言われた時期でしたが、そのイメージを払拭し、新たなキャリアを築き上げるきっかけになった作品と言われていますね。