概要
- 授賞式日時:1994年3月21日
- 会場:ドロシー・チャンドラー・パビリオン
- 司会:ウーピー・ゴールドバーグ
作品賞
シンドラーのリスト
ノミネート
- 父の祈りを
- 逃亡者
- ピアノ・レッスン
- 日の名残り
監督賞
スティーヴン・スピルバーグ
(作品:「シンドラーのリスト」)
ノミネート
- ロバート・アルトマン(作品:「ショート・カッツ」)
- ジェーン・カンピオン(作品:「ピアノ・レッスン」)
- ジェームズ・アイヴォリー(作品:「日の名残り」)
- ジム・シェリダン(作品:「父の祈りを」)
主演男優賞
トム・ハンクス
(作品:「フィラデルフィア」)
ノミネート
- ダニエル・デイ=ルイス(作品:「父の祈りを」)
- ローレンス・フィッシュバーン(作品:「TINA ティナ」)
- アンソニー・ホプキンス(作品:「日の名残り」)
- リーアム・ニーソン(作品:「シンドラーのリスト」)
主演女優賞
ホリー・ハンター
(作品:「ピアノ・レッスン」)
ノミネート
- アンジェラ・バセット(作品:「TINA ティナ」)
- ストッカード・チャニング(作品:「私に近い6人の他人」)
- エマ・トンプソン(作品:「日の名残り」)
- デブラ・ウィンガー(作品:「永遠の愛に生きて」)
助演男優賞
トミー・リー・ジョーンズ
(作品:「逃亡者」)
ノミネート
- レオナルド・ディカプリオ(作品:「ギルバート・グレイプ」)
- レイフ・ファインズ(作品:「シンドラーのリスト」)
- ジョン・マルコヴィッチ(作品:「ザ・シークレット・サービス」)
- ピート・ポスルスウェイト(作品:「父の祈りを」)
助演女優賞
アンナ・パキン
(作品:「ピアノ・レッスン」)
ノミネート
- ホリー・ハンター(作品:「ザ・ファーム 法律事務所」)
- ロージー・ペレス(作品:「フィアレス」)
- ウィノナ・ライダ(作品:「エイジ・オブ・イノセンス/汚れなき情事」)
- エマ・トンプソン(作品:「父の祈りを」)
脚本賞
「ピアノ・レッスン」
ジェーン・カンピオン
ノミネート
- 「デーヴ」ゲイリー・ロス
- 「ザ・シークレット・サービス」ジェフ・マグワイア
- 「フィラデルフィア」ロン・ナイスワーナー
- 「めぐり逢えたら」ノーラ・エフロン/デヴィッド・S・ウォード/ジェフ・アーチ
脚色賞
「シンドラーのリスト」
スティーヴン・ザイリアン
ノミネート
- 「エイジ・オブ・イノセンス/汚れなき情事」マーティン・スコセッシ/ジェイ・コックス
- 「父の祈りを」ジム・シェリダン/テリー・ジョージ
- 「日の名残り」ルース・プラワー・ジャブヴァーラ
- 「永遠の愛に生きて」ウィリアム・ニコルソン
外国語映画賞
「ベルエポック」
(スペイン)
フェルナンド・トルエバ
ノミネート
- 「さらば、わが愛/覇王別姫」(香港)チェン・カイコー
- 「Hedd Wyn」(イギリス)ポール・ターナー
- 「青いパパイヤの香り」(ベトナム)トラン・アン・ユン
- 「ウェディング・バンケット」(台湾)アン・リー
長編ドキュメンタリー映画賞
I Am a Promise: The Children of Stanton Elementary School
ノミネート
- The Broadcast Tapes of Dr. Peter
- Children of Fate
- For Better or For Worse
- クリントンを大統領にした男
短編ドキュメンタリー映画賞
Defending Our Lives
ノミネート
- Blood Ties: The Life and Work of Sally Mann
- Chicks in White Satin
短編実写映画賞
Schwarzfahrer
ノミネート
- Down on the Waterfront
- マリッジブルーの愉しみ
- ザ・コンタクト
- The Screw (La Vis)
短編アニメ賞
「ペンギンに気をつけろ!」
ニック・パーク
ノミネート
- Blindscape
- 大いなる河の流れ
- Small Talk
- The Village
歌曲賞
- 楽曲:ストリーツ・オブ・フィラデルフィア
- 映画:フィラデルフィア
- 作詞:作曲:ブルース・スプリングスティーン
ノミネート
- Again(映画:「ポエティック・ジャスティス/愛するということ」)ジャネット・ジャクソン/ジャム&ルイス(作詞・作曲)
- Philadelphia(映画:「フィラデルフィア」)ニール・ヤング(作詞・作曲)
- A Wink and a Smile(映画:「めぐり逢えたら」)マーク・シャイマン(作曲)Ramsey McLean (作詞)
- The Day I Fall in Love(映画:「ベートーベン2」)キャロル・ベイヤー・セイガー/ジェームス・イングラム/クリフ・マグネス(作詞・作曲)
作曲賞
「シンドラーのリスト」
ジョン・ウィリアムズ
ノミネート
- 「ザ・ファーム 法律事務所」デイヴ・グルーシン
- 「エイジ・オブ・イノセンス/汚れなき情事」エルマー・バーンスタイン
- 「逃亡者」ジェームズ・ニュートン・ハワード
- 「日の名残り」リチャード・ロビンズ
録音賞
「ジュラシック・パーク」
ゲイリー・ライドストロム/ゲイリー・サマーズ/ロン・ジャドキンス/ショーン・マーフィ
ノミネート
- 「シンドラーのリスト」アンディ・ネルソン/スティーヴン・ペデルソン/スコット・ミラン/ロン・ジャドキンス
- 「ジェロニモ」クリス・カーペンター/ダグ・ヘムフィル/ビル・W・ベントン/リー・オルロフ
- 「クリフハンガー」マイケル・ミンクラー/ボブ・ビーマー/ティム・クーニー
- 「逃亡者」ドナルド・O・ミッチェル/マイケル・ハービック/フランク・A・モンタノ/コット・D・スミス
音響編集賞
「ジュラシック・パーク」
ゲイリー・ライドストロム/Richard Hymns
ノミネート
- 「逃亡者」ジョン・レベク、ブルース・スタンブラー
- 「クリフハンガー」ワイリー・ステートマン、グレッグ・バクスター
撮影賞
「シンドラーのリスト」
ヤヌス・カミンスキー
ノミネート
- 「ボビー・フィッシャーを探して」コンラッド・L・ホール
- 「さらば、わが愛/覇王別姫」顧長衛
- 「逃亡者」マイケル・チャップマン
- 「ピアノ・レッスン」スチュアート・ドライバーグ
美術賞
「シンドラーのリスト」
Ewa Braun (美術)
アラン・スタルスキ(装置)
ノミネート
- 「アダムス・ファミリー2」ケン・アダム(美術)マーヴィン・マーチ(装置)
- 「エイジ・オブ・イノセンス/汚れなき情事」ダンテ・フェレッティ (美術)、ロバート・J・フランコ (装置)
- 「オルランド」ベン・ヴァン・オズ(美術)ヤン・ロールフス(装置)
- 「日の名残り」ルチアーナ・アリジ(美術)イアン・ウィテカー(装置)
衣装デザイン賞
「エイジ・オブ・イノセンス/汚れなき情事」
ガブリエラ・ペスクッチ
ノミネート
- 「シンドラーのリスト」アンナ・B・シェパード
- 「オルランド」サンディ・パウエル
- 「ピアノ・レッスン」ジャネット・パターソン
- 「日の名残り」ジェニー・ビーヴァン、ジョン・ブライト
メイクアップ賞
「ミセス・ダウト」
グレッグ・キャノン/ヴィ・ネイル/Yolanda Toussieng
ノミネート
- 「フィラデルフィア」カール・フラートン/アラン・ダンジェリオ
- 「シンドラーのリスト」クリスティナ・スミス/マシュー・W・マングル/ジュディス・A・コリー
編集賞
「シンドラーのリスト」
マイケル・カーン
ノミネート
- 「ザ・シークレット・サービス」アン・V・コーツ
- 「逃亡者」デニス・ヴァークラー/デイヴィッド・フィンファー/ディーン・グッドヒル/Don Brochu/リチャード・ノード/ドヴ・ホウニグ
- 「父の祈りを」ジェリー・ハンブリング
- 「ピアノ・レッスン」ヴェロニカ・ジェネット
視覚効果賞
「ジュラシック・パーク」
スタン・ウィンストン/デニス・ミューレン/フィル・ティペット/マイケル・ランティエリ
- 「クリフハンガー」ニール・クレペラ/ジョン・リチャードソン/ジョン・ブルーノ/パメラ・イーズリー
- 「ナイトメアー・ビフォア・クリスマス」ピート・コザチク/エリック・レイトン/アリエル・ヴェラスコ・ショウ/ゴードン・ベイカー
名誉賞
デボラ・カー
ジーン・ハーショルト友愛賞
ポール・ニューマン
ゴードン・E・ソーヤー賞
ペトロ・ヴラホ
余談
「シンドラーのリスト」が、作品賞・監督賞をはじめとする7部門を受賞しました。
案の定、映画館で観に行きましたが、とても面白くて、とても感動しました。
途中、ゾッとするシーンもありましたが、それもまたうまい演出だなと思いました。
ラストでカラーになり、シンドラーの墓に石を置いていくシーン。
そこでもちょっと面白い演出があり、観客が驚きの声をあげていました。
まだご覧になってない方は、是非ご確認を!
また、話題となったのが、「ピアノ・レッスン」で助演女優賞を受賞したアンナ・パキン。
テイタム・オニールに次ぐ、史上2番目の若さでのオスカー授賞となり、注目を集めました。
そして、トム・ハンクスが「フィラデルフィア」で初めてオスカーに輝きました。
重苦しいテーマで、なかなか辛い物語でしたが。
トム・ハンクスだけでなく、デンゼル・ワシントンの演技も素晴らしかったですね。
そのトム・ハンクスが同じく主演を務めた「めぐり逢えたら」は、ガラッと変わったラブコメディー。
会ったこともないのに、いくら何でも…と、正直、ありえない!とツッコミどころ満載ですが。
それでも、余韻に浸ってしまうし、面白かったなぁと思える作品でした。
あとは、「ジュラシック・パーク」は初めての彼女との初デートで観に行った映画で、どうしても記憶に残ります。
とにかく、ものすごい迫力でした。
おかげで、鑑賞後の彼女との会話が弾みました(笑)