概要
- 授賞式日時:1991年3月25日
- 会場:シュライン・オーディトリアム
- 司会:ビリー・クリスタル
作品賞
ダンス・ウィズ・ウルブズ
ノミネート
- レナードの朝
- ゴースト/ニューヨークの幻
- ゴッドファーザー PART III
- グッドフェローズ
監督賞
ケヴィン・コスナー
(作品:「ダンス・ウィズ・ウルブズ」)
ノミネート
- フランシス・フォード・コッポラ(作品:「ゴッドファーザー PART III」)
- スティーヴン・フリアーズ(作品:「グリフターズ/詐欺師たち」)
- バーベット・シュローダー(作品:「運命の逆転」)
- マーティン・スコセッシ(作品:「グッドフェローズ」)
主演男優賞
ジェレミー・アイアンズ
(作品:「運命の逆転」)
ノミネート
- ケヴィン・コスナー(作品:「ダンス・ウィズ・ウルブズ」)
- ロバート・デ・ニーロ(作品:「レナードの朝」)
- ジェラール・ドパルデュー(作品:「シラノ・ド・ベルジュラック」)
- リチャード・ハリス(作品:「ザ・フィールド」)
主演女優賞
キャシー・ベイツ
(作品:「ミザリー」)
ノミネート
- アンジェリカ・ヒューストン(作品:「グリフターズ/詐欺師たち」)
- ジュリア・ロバーツ(作品:「プリティ・ウーマン」)
- メリル・ストリープ(作品:「ハリウッドにくちづけ」)
- ジョアン・ウッドワード(作品:「ミスター&ミセス・ブリッジ」)
助演男優賞
ジョー・ペシ
(作品:「グッドフェローズ」)
ノミネート
- ブルース・デイヴィソン(作品:「ロングタイム・コンパニオン」)
- アンディ・ガルシア(作品:「ゴッドファーザー PART III」)
- グラハム・グリーン(作品:「ダンス・ウィズ・ウルブズ」)
- アル・パチーノ(作品:「ディック・トレイシー」)
助演女優賞
ウーピー・ゴールドバーグ
(作品:「ゴースト/ニューヨークの幻」)
ノミネート
- アネット・ベニング(作品:「グリフターズ/詐欺師たち」)
- ロレイン・ブラッコ (作品:「グッドフェローズ」)
- ダイアン・ラッド(作品:「ワイルド・アット・ハート」)
- メアリー・マクドネル(作品:「ダンス・ウィズ・ウルブズ」)
脚本賞
「ゴースト/ニューヨークの幻」
ブルース・ジョエル・ルービン
ノミネート
- 「アリス」ウディ・アレン
- 「わが心のボルチモア」バリー・レヴィンソン
- 「グリーン・カード」ピーター・ウィアー
- 「メトロポリタン」ホイット・スティルマン
脚色賞
「ダンス・ウィズ・ウルブズ」
マイケル・ブレイク
ノミネート
- 「レナードの朝」スティーヴン・ザイリアン
- 「グッドフェローズ」ニコラス・ピレジー、マーティン・スコセッシ
- 「グリフターズ/詐欺師たち」ドナルド・E・ウェストレイク
- 「運命の逆転」ニコラス・カザン
外国語映画賞
「ジャーニー・オブ・ホープ」
(スイス)
サヴィアー・コラー
ノミネート
- 「シラノ・ド・ベルジュラック」(フランス)ジャン=ポール・ラプノー
- 「菊豆」(中国)張芸謀、楊鳳良
- 「ナスティ・ガール」(ドイツ)ミヒャエル・セントフレーベン
- 「宣告」(イタリア)ジャンニ・アメリオ
長編ドキュメンタリー映画賞
American Dream
ノミネート
- Berkeley in the Sixties
- Building Bombs
- Forever Activists: Stories from the Veterans of the Abraham Lincoln Brigade
- Waldo Salt: A Screenwriter’s Journey
短編ドキュメンタリー映画賞
「収容所の長い日々/日系人と結婚した白人女性」
スティーヴン・オカザキ
ノミネート
- Burning Down Tomorrow
- Chimps: So Like Us
- Journey into Life
- Rose Kennedy: A Life to Remember
短編実写映画賞
「The Lunch Date」
アダム・デヴィッドソン
ノミネート
- Bronx Cheers
- Dear Rosie
- Senzeni Na? (What Have We Done?)
- 12:01 PM
短編アニメ賞
「快適な生活〜ぼくらはみんないきている〜」
ニック・パーク
ノミネート
- 「チーズ・ホリデー」ニック・パーク
- 「Grasshoppers (Cavallette)」ブルーノ・ボゼット
歌曲賞
- 曲名:スーナー・オア・レイター
- 映画:ディック・トレイシー
- 作曲・作詞:スティーヴン・ソンドハイム
ノミネート
- Blaze of Glory(映画:「ヤングガン2」)ジョン・ボン・ジョヴィ(作詞・作曲)
- I’m Checkin’ Out(映画:「ハリウッドにくちづけ」)シェル・シルヴァスタイン(作詞・作曲)
- Promise Me You’ll Remember(映画:「ゴッドファーザー PART III」)カーマイン・コッポラ(作曲)ジョン・ベティス(作詞)
- Somewhere in My Memory(映画:「ホーム・アローン」)ジョン・ウィリアムズ(作曲)レスリー・ブリッカス(作詞)
作曲賞
「ダンス・ウィズ・ウルブズ」
ジョン・バリー
ノミネート
- 「わが心のボルチモア」ランディ・ニューマン
- 「ゴースト/ニューヨークの幻」モーリス・ジャール
- 「ハバナ」デイヴ・グルーシン
- 「ホーム・アローン」ジョン・ウィリアムズ
録音賞
「ダンス・ウィズ・ウルブズ」
ジェフリー・パーキンスビル・W・ベントン/グレゴリー・ワトキンス/ラッセル・ウィリアムズ二世
ノミネート
- 「デイズ・オブ・サンダー」チャールズ・ウィルボーン/ドナルド・O・ミッチェル/リック・クライン/ケヴィン・オコネル
- 「ディック・トレイシー」トーマス・コージー/クリス・ジェンキンス/デヴィッド・E・キャンベル/ダグ・ヘムフィル
- 「レッド・オクトーバーを追え!」リチャード・ブライス・グッドマン/リチャード・オーヴァートン/ケヴィン・F・クレアリー/ドン・ベースマン
- 「トータル・リコール」ネイソン・ストール/マイケル・J・コフート/カルロス・デラリオス/アーロン・ローチン
音響編集賞
「レッド・オクトーバーを追え!」
セシリア・ホール/ジョージ・ウォーターズ二世
ノミネート
- 「フラットライナーズ」チャールズ・L・キャンベル、リチャード・フランクリン
- 「トータル・リコール」スティーヴン・H・フリック
撮影賞
「ダンス・ウィズ・ウルブズ」
ディーン・セムラー
ノミネート
- 「わが心のボルチモア」アレン・ダヴィオー
- 「ディック・トレイシー」ヴィットリオ・ストラーロ
- 「ゴッドファーザー PART III」ゴードン・ウィリス
- 「ヘンリー&ジューン/私が愛した男と女」フィリップ・ルースロ
美術賞
「ディック・トレイシー」
リチャード・シルバート(美術)
リック・シモンズ(装置)
ノミネート
- 「シラノ・ド・ベルジュラック」エジオ・フリジェリオ(美術)ジャック・ルークセル (装置)
- 「ダンス・ウィズ・ウルブズ」ジェフリー・ビークロフト(美術)リサ・ディーン (装置)
- 「ゴッドファーザー PART III」ディーン・タヴォウラリス(美術)ゲイリー・フェティス(装置)
- 「ハムレット」ダンテ・フェレッティ(美術)フランチェスカ・ロー・シャイボ(装置)
衣装デザイン賞
「シラノ・ド・ベルジュラック」
フランカ・スカルシャピノ
ノミネート
- 「わが心のボルチモア」グロリア・グレシャム
- 「ダンス・ウィズ・ウルブズ」エルザ・ザンパレッリ
- 「ディック・トレイシー」ミレーナ・カノネロ
- 「ハムレット」マウリツィオ・ミレノッティ
メイクアップ賞
「ディック・トレイシー」
ジョン・カリオン・ジュニア/ダグ・ドレクスラー
ノミネート
- 「シラノ・ド・ベルジュラック」ミシェル・バーク/ジャン=ピエール・エイシェンヌ
- 「シザーハンズ」ヴィ・ネイル/スタン・ウィンストン
編集賞
「ダンス・ウィズ・ウルブズ」
ニール・トラヴィス
ノミネート
- 「ゴースト/ニューヨークの幻」ウォルター・マーチ
- 「ゴッドファーザー PART III」バリー・マルキン/サ・フラックマン/ウォルター・マーチ
- 「グッドフェローズ」セルマ・スクーンメイカー
- 「レッド・オクトーバーを追え!」デニス・ヴァークラー/ジョン・ライト
名誉賞
- ソフィア・ローレン
- マーナ・ロイ
アービング・G・タルバーグ賞
- デイヴィッド・ブラウン
- リチャード・D・ザナック
ゴードン・E・ソーヤー賞
ステファン・クデルスキ
特別業績賞
トータル・リコール
余談
実は、このときの授賞式、たまたま民放のテレビ番組で放送していたので、ビデオに録画して観ました。
司会のビリー・クリスタルが素晴らしかったです!
ユーモアを交えながら、淀みない進行。
ギャグなどが受けなかったときでも、「今のはちょっと滑ったかな?」と意に介せず、隙を見せないんですね。
このときの授賞式の司会が評価されて、エミー賞を受賞したそうですが、納得の結果ですね。
この回は、「ダンス・ウィズ・ウルブズ」が、作品賞や監督賞をはじめとする7部門を受賞しました。
実家に居るときに家族全員で映画館で観に行きましたが、ほんと素晴らしい映画でしたね。
ストーリーもさることながら、雄大でかつ繊細な大自然の映像も秀逸でした。
その他、感動した作品は、「ゴースト/ニューヨークの幻」「レナードの朝」「シザーハンズ」などなど。
特に、「シザーハンズ」の最初に出てくる「20世紀フォックス」のロゴは粋なはからいでした。
今までにはない雪が降るという情景で、物語にうまく合わせた演出に、一本とられました。
また、学校の友人と一緒に観に行ったのが「ミザリー」。
これ、めちゃめちゃ怖かったです。
幽霊や悪魔ではなく、人間が相手で、とんでもない恐怖。
主演女優賞に輝いたキャシー・ベイツの怪演が、まあ、ほんと凄かったです。
そして、「ホーム・アローン」が大ヒットし、主演の子役のマコーレー・カルキンが一躍有名になったのは言うまでもないところ。
なお、「ゴッドファーザー PART III」が7部門にノミネートされながら、1つも受賞しなかったのは、意外という印象を受けました。