概要
- 授賞式日時：1964年4月13日
- 会場：サンタモニカ・シヴィル・オーディトリアム
- 司会：ジャック・レモン
作品賞
トム・ジョーンズの華麗な冒険
ノミネート
- アメリカ アメリカ
- クレオパトラ
- 西部開拓史
- 野のユリ
監督賞
トニー・リチャードソン
（作品：「トム・ジョーンズの華麗な冒険」）
ノミネート
- エリア・カザン（作品：「アメリカ アメリカ」）
- マーティン・リット（作品：「ハッド」）
- オットー・プレミンジャー（作品：「枢機卿」）
- フェデリコ・フェリーニ（作品：「8 1/2」）
主演男優賞
シドニー・ポワチエ
（作品：「野のユリ」）
ノミネート
- アルバート・フィニー（作品：「トム・ジョーンズの華麗な冒険」）
- リチャード・ハリス（作品：「孤独の報酬」）
- レックス・ハリソン（作品：「クレオパトラ」）
- ポール・ニューマン（作品：「ハッド」）
主演女優賞
パトリシア・ニール
（作品：「ハッド」）
ノミネート
- レスリー・キャロン（作品：「The L-Shaped Room」）
- シャーリー・マクレーン（作品：「あなただけ今晩は」）
- レイチェル・ロバーツ（作品：「孤独の報酬」）
- ナタリー・ウッド（作品：「マンハッタン物語」）
助演男優賞
メルヴィン・ダグラス
（作品：「ハッド」）
ノミネート
- ニック・アダムス（作品：「Twilight of Honor」）
- ボビー・ダーリン（作品：「ニューマンという男」）
- ヒュー・グリフィス（作品：「トム・ジョーンズの華麗な冒険」）
- ジョン・ヒューストン（作品：「枢機卿」）
助演女優賞
マーガレット・ラザフォード
（作品：「予期せぬ出来事」）
ノミネート
- ダイアン・シレント（作品：「トム・ジョーンズの華麗な冒険」）
- イーディス・エヴァンス（作品：「トム・ジョーンズの華麗な冒険」）
- ジョイス・レッドマン（作品：「トム・ジョーンズの華麗な冒険」）
- リリア・スカラ（作品：「野のユリ」）
脚本賞
「西部開拓史」
ジェームズ・R・ウェッブ
ノミネート
- 「8 1/2」フェデリコ・フェリーニ/トゥリオ・ピネリ/ブルネッロ・ロンディ
- 「アメリカ アメリカ」エリア・カザン
- 「マンハッタン物語」アーノルド・シュルマン
- 「祖国は誰れのものぞ」カロル・ベナリ/ヴァスコ・プラトリーニ/ナンニ・ロイ/パスクァーレ・フェスタ・カンパニーレ/マッシモ・フランチオーザ
脚色賞
「トム・ジョーンズの華麗な冒険」
ジョン・オズボーン
ノミネート
- 「野のユリ」ジェームズ・ポー
- 「ニューマンという男」リチャード・L・ブリーン/フィービー・エフロン/ヘンリー・エフロン
- 「ハッド」アーヴィング・ラヴェッチ/ハリエット・フランク・Ｊｒ
- 「シベールの日曜日」アントワーヌ・チュダル/セルジュ・ブールギニヨン
外国語映画賞
「8 1/2」(イタリア)
ノミネート
- 「古都」(日本)
- 「バルセロナ物語」(スペイン)
- 「水の中のナイフ」(ポーランド)
- 「夜霧のしのび逢い」(ギリシャ)
長編ドキュメンタリー映画賞
Robert Frost: A Lover’s Quarrel with the World
ノミネート
- The Link and the Chain
- The Yanks Are Coming
短編ドキュメンタリー映画賞
Chagall
ノミネート
- The Five Cities of June
- The Spirit of America
- Thirty Million Letters
- To Live Again
短編実写映画賞
ふくろうの河
ノミネート
- The Concert
- The Home Made Car
- Six-Sided Triangle
- That’s Me
短編アニメ賞
The Critic
ノミネート
- Automania 2000
- The Game
- My Financial Career
- Pianissimo
作曲賞
「トム・ジョーンズの華麗な冒険」
ジョン・アディソン
ノミネート
- 「北京の55日」ディミトリ・ティオムキン
- 「クレオパトラ」アレックス・ノース
- 「西部開拓史」アルフレッド・ニューマン、ケン・ダービー
- 「おかしなおかしなおかしな世界」アーネスト・ゴールド
編曲賞
「あなただけ今晩は」
アンドレ・プレヴィン
ノミネート
- 「パリが恋するとき」リース・スティーヴンス
- 「バイ・バイ・バーディー」ジョン・グリーン
- 「王様の剣」ジョージ・ブランズ
- 「シベールの日曜日」モーリス・ジャール
音響編集賞
「おかしなおかしなおかしな世界」
ウォルター・G・エリオット
ノミネート
「ミサイル空爆戦隊」ロバート・L・ブラットン
歌曲賞
- 作品：コール・ミー・イレスポンシブル
- 映画：パパは王様
- 作曲：ジミー・ヴァン・ヒューゼン
- 作詞：サミー・カーン
ノミネート
- So Little Time（映画：「北京の55日）ディミトリ・ティオムキン（作曲）ポール・フランシス・ウェブスター（作詞）
- Charade（映画：「シャレード」）ヘンリー・マンシーニ（作曲）ジョニー・マーサ (作詞)
- It’s A Mad, Mad, Mad, Mad World（映画：「おかしなおかしなおかしな世界」）アーネスト・ゴールド（作曲）マック・デヴィッド (作詞)
- 「モア」（映画：「世界残酷物語」）リズ・オルトラーニ（作曲）ミーノ・オリヴィエロ/ノーマン・ニューウェル (作詞)
撮影賞 (モノクロ)
「ハッド」
ジェームズ・ウォン・ハウ
ノミネート
- 「野のユリ」アーネスト・ホーラー
- 「マンハッタン物語」ミルトン・クラスナー
- 「The Balcony」ジョージ・フォルシー
- 「The Caretakers」ルシアン・バラード
撮影賞 (カラー)
「クレオパトラ」
レオン・シャムロイ
ノミネート
- 「西部開拓史」ウィリアム・H・ダニエルズ/ミルトン・クラスナー/チャールズ・ラング・Jr/ジョセフ・ラシェル
- 「あなただけ今晩は」ジョセフ・ラシェル
- 「おかしなおかしなおかしな世界」アーネスト・ラズロ
- 「枢機卿」レオン・シャムロイ
美術賞 (モノクロ)
「アメリカ アメリカ」
ジーン・キャハラン（美術・装置）
ノミネート
- 「8 1/2」ピエロ・ゲラルディ（美術・装置）
- 「ハッド」ハル・ペレイラ/タンビ・ラーセン (美術)、サム・コマー (装置)、ロバート・R・ベントン (装置)
- 「マンハッタン物語」ハル・ペレイラ/ローランド・アンダーソン（美術）サム・コマー/グレイス・グレゴリー (装置)
- 「Twilight of Honor」ジョージ・W・デイヴィス/ポール・グロッシー（美術）ヘンリー・グレイス/ヒュー・ハント (装置)
美術賞 (カラー)
- 作品：「クレオパトラ」
- 美術：ジョン・デキュアー/ジャック・マーティン・スミス/ヒルヤード・ブラウン/ハーマン・ブルメンタル/エルベン・ウェブ/モーリス・ペリング/ボリス・ジュラガ
- 装置：ウォルター・M・スコット/ポール・S・フォックス/レイ・モイヤー
ノミネート
- 「ナイスガイ・ニューヨーク」ハル・ペレイラ/ローランド・アンダーソン（美術）サム・コマー/ジェイムズ・ペイン (装置)
- 「西部開拓史」ジョージ・W・デイヴィス/ウィリアム・フェラーリ/エディソン・ハー (美術)ヘンリー・グレイス/ドン・グリーンウッド・Jr/ジャック・ミルズ (装置)
- 「枢機卿」ライル・ウィーラー/ジーン・キャハラン（装置）
- 「トム・ジョーンズの華麗な冒険」ラルフ・ブリントン/テッド・マーシャル/ジョセリン・ハーバート（美術）ジョジー・マクアヴィン（装置）
衣装デザイン賞(モノクロ)
「8 1/2」
ピエロ・ゲラルディ
ノミネート
- 「七月の女」トラヴィラ
- 「欲望の家」ビル・トーマス
- 「Wives and Lovers」イーディス・ヘッド
- 「マンハッタン物語」イーディス・ヘッド
衣装デザイン賞(カラー)
「クレオパトラ」
アイリーン・シャラフ/ヴィットリオ・ニーノ・ノヴァレーゼ/ルニエ
ノミネート
- 「西部開拓史」ウォルター・プランケット
- 「パリが恋するとき」 イーディス・ヘッド
- 「山猫」ピエロ・トージ
- 「枢機卿」ドナルド・ブルックス
録音賞
「西部開拓史」
フランク・E・ミルトン
ノミネート
- 「バイ・バイ・バーディー」チャールズ・ライス
- 「ニューマンという男」ウォルドン・O・ワトソン
- 「クレオパトラ」ジェームス・コーコラン、フレッド・ハインズ
- 「おかしなおかしなおかしな世界」ゴードン・E・ソーヤー
編集賞
「西部開拓史」
ハロルド・F・クレス
ノミネート
- 「クレオパトラ」ドロシー・スペンサー
- 「枢機卿」ルイス・R・ロフラー
- 「大脱走」フェリス・ウェブスター
- 「おかしなおかしなおかしな世界」フレデリック・ナドソン/ロバート・C・ジョーンズ/ジン・フラウワー・Jr
特殊効果賞
「クレオパトラ」
エミール・コーサ・Jr
ノミネート
「鳥」アブ・アイワークス
アービング・G・タルバーグ賞
サム・スピーゲル
備考
「野のユリ」で、シドニー・ポワチエが黒人俳優として初めての主演男優賞に輝きました。
さて、例のごとく、私は「野のユリ」を観たことがありますが。
高校生の頃に観たこともあってか、あまり面白さが分かりませんでした…
すいません（汗）
それ以来観ていないので、今観ると映画の魅力が分かるのかもしれませんが。
それでも、シドニー・ポワチエの「ハレルヤ!」と歌うシーンはとても印象的で、今でも覚えています。