概要
- 授賞式日時:1959年4月6日
- 会場:RKOパンテージーズ・シアター
- 司会:ジェリー・ルイス
モート・サル
トニー・ランドール
ボブ・ホープ
デヴィッド・ニーヴン
ローレンス・オリヴィエ
作品賞
恋の手ほどき
ノミネート
- 熱いトタン屋根の猫
- メイム叔母さん
- 旅路
- 手錠のまゝの脱獄
監督賞
ヴィンセント・ミネリ
(作品:「恋の手ほどき」)
ノミネート
- リチャード・ブルックス(作品:「熱いトタン屋根の猫」)
- ロバート・ワイズ(作品:「私は死にたくない」)
- スタンリー・クレイマー(作品:「手錠のまゝの脱獄」)
- マーク・ロブソン(作品:「六番目の幸福」)
主演男優賞
デヴィッド・ニーヴン
(作品:「旅路」)
ノミネート
- トニー・カーティス(作品:「手錠のまゝの脱獄」)
- ポール・ニューマン(作品:「熱いトタン屋根の猫」)
- シドニー・ポワチエ(作品:「手錠のまゝの脱獄」)
- スペンサー・トレイシー(作品:「老人と海」)
主演女優賞
スーザン・ヘイワード
(作品:「私は死にたくない」)
ノミネート
- デボラ・カー(作品:「旅路」)
- シャーリー・マクレーン(作品:「走り来る人々」)
- ロザリンド・ラッセル(作品:「メイム叔母さん」)
- エリザベス・テイラー(作品:「熱いトタン屋根の猫」)
助演男優賞
バール・アイヴス
(作品:「大いなる西部」)
ノミネート
- セオドア・ビケル(作品:「手錠のまゝの脱獄」)
- リー・J・コッブ(作品:「カラマゾフの兄弟」)
- アーサー・ケネディ(作品:「走り来る人々」)
- ギグ・ヤング(作品:「先生のお気に入り」)
助演女優賞
ウェンディ・ヒラー
(作品:「旅路」)
ノミネート
- ペギー・キャス(作品:「メイム叔母さん」)
- マーサ・ハイヤー(作品:「走り来る人々」)
- モーリン・ステイプルトン(作品:「孤独の旅路」)
- カーラ・ウィリアムズ(作品:「手錠のまゝの脱獄」)
脚本賞
「手錠のまゝの脱獄」
ネドリック・ヤング/ハロルド・ジェイコブ・スミス
- 「月夜の出来事」メルヴィル・シェイヴルソン/ジャック・ローズ
- 「先生のお気に入り」フェイ・ケニン/マイケル・ケニン
- 「The Goddess」パディ・チャイエフスキー
- 「縄張り」ウィリアム・バワーズ/ジェームズ・エドワード・グラント
脚色賞
「恋の手ほどき」
アラン・ジェー・ラーナー
ノミネート
- 「熱いトタン屋根の猫」 リチャード・ブルックス/ジェームズ・ポー
- 「私は死にたくない」ドン・マンキウィッツ/ネルソン・ギディング
- 「旅路」ジョン・ゲイ/テレンス・ラティガン
- 「The Horse’s Mouth」アレック・ギネス
外国語映画賞
「ぼくの伯父さん」(フランス)
ノミネート
- Arms and the Man (ドイツ)
- Big Deal on Madonna Street (イタリア)
- The Road a Year Long (ユーゴスラビア)
- La venganza (スペイン)
長編ドキュメンタリー映画賞
白い荒野
ノミネート
- Antarctic Crossing
- The Hidden World
- Psychiatric Nursing
短編ドキュメンタリー映画賞
海女ガール
ノミネート
- Employees Only
- Journey into Spring
- The Living Stone
- Overture
短編実写映画賞
「グランド・キャニオン」
ウォルト・ディズニー
ノミネート
- 「Journey into Spring」イアン・ファーガソン
- 「The Kiss」ジョン・ヘイズ
- 「Snows of Aorangi」New Zealand Screen Board
- 「T Is for Tumbleweed」James A. Lebenthal
短編アニメ賞
「Knighty Knight Bugs」
ジョン・W・バートン
ノミネート
- 「Paul Bunyan」ウォルト・ディズニー
- 「Sidney’s Family Tree」William M. Weiss
ドラマ・コメディ音楽賞
「老人と海」
ディミトリ・ティオムキン
ノミネート
- 「旅路」デイヴィッド・ラクシン
- 「大いなる西部」ジェローム・モロス
- 「若き獅子たち」ヒューゴ・フリードホーファー
- 「白い荒野」オリバー・ウォレス
ミュージカル音楽賞
「恋の手ほどき」
アンドレ・プレヴィン
ノミネート
- 「くたばれ!ヤンキース」レイ・ハインドーフ
- 「恋愛候補生」ライオネル・ニューマン
- 「南太平洋」アルフレッド・ニューマン/ケン・ダービー
- 「The Bolshoi Ballet」Yuri Fayer/G. Rozhdestvensky
歌曲賞
- 作品:いとしのジジ
- 映画:恋の手ほどき
- 作曲:フレデリック・ロウ
- 作詞:アラン・ジェイ・ラーナー
ノミネート
- A Certain Smile(映画:「ある微笑」)サミー・フェイン(作曲)/ポール・フランシス・ウェブスター(作詞)
- Almost In Your Arms(映画:「月夜の出来事」)ジェイ・リビングストン(作曲)/レイ・エバンズ(作詞)
- A Very Precious Love(映画:「初恋」)サミー・フェイン(作曲)/ポール・フランシス・ウェブスター(作詞)
- To Love and Be Loved(映画:「走り来る人々」)ジミー・ヴァン・ヒューゼン(作曲)/サミー・カーン (作詞)
撮影賞 (モノクロ)
「手錠のまゝの脱獄」
サム・リーヴィット
ノミネート
- 「楡の木蔭の欲望」ダニエル・L・ファップ
- 「私は死にたくない」ライオネル・リンドン
- 「旅路」チャールズ・ラング・Jr
- 「若き獅子たち」ジョー・マクドナルド
撮影賞 (カラー)
「恋の手ほどき」
ジョセフ・ルッテンバーグ
ノミネート
- 「メイム叔母さん」ハリー・ストラドリング
- 「熱いトタン屋根の猫」ウィリアム・H・ダニエルズ
- 「南太平洋」レオン・シャムロイ
- 「老人と海」ジェームズ・ウォン・ハウ
美術賞
「恋の手ほどき」
ウィリアム・A・ホーニング/E・プレストン・エーミス(美術)
ヘンリー・グレース/キオー・グリースン(装置)
ノミネート
- 「ある微笑」 Lyle R. Wheeler/John DeCuir(美術)Walter M. Scott/ポール・S・フォックス(装置)
- 「メイム叔母さん」マルコム・バート(美術)ジェームズ・ホプキンス(装置)
- 「媚薬」 Cary odell(美術)Louis Diage(装置)
- 「めまい」ハル・ペレイラ/ヘンリー・バムステッド(美術)サム・コマー/フランク・マクケルビー (装置)
衣装デザイン賞
「恋の手ほどき」
セシル・ビートン
ノミネート
- 「ある微笑」チャールズ・ルメイア/メアリー・ウィルズ
- 「媚薬」ジャン・ルイ
- 「走り来る人々」ウォルター・プランケット
- 「大海賊」ラルフ・ジェスター/イーディス・ヘッド/ジョン・ジェンスン
録音賞
南太平洋
ノミネート
- 愛する時と死する時
- 私は死にたくない
- 若き獅子たち
- めまい
編集賞
「恋の手ほどき」
エードリアン・ファザン
ノミネート
- 「メイム叔母さん」William Ziegler
- 「カウボーイ」William A. Lyon/アル・クラーク
- 「私は死にたくない」William Hornbeck
- 「手錠のまゝの脱獄」Frederick Knudtson
特殊効果賞
「親指トム」Tom Howard
ノミネート
「雷撃命令」A. Arnold Gillespie/Harold Humbrock
名誉賞
モーリス・シュヴァリエ
アービング・G・タルバーグ賞
ジャック・L・ワーナー
備考
前回、モノクロ部門とカラー部門に分かれていた「撮影賞」が一本化されましたが。
カメラマンなどから「カラーとモノクロでは撮影技術が違う」というようなクレームが出たため、再び「撮影賞」がモノクロ部門とカラー部門に分化しました。
また、「作曲賞」も、ドラマ・コメディ部門とミュージカル部門が復活しています。
賞レースの行方は、「恋の手ほどき」が作品賞や監督賞など9部門にノミネートされ、その全てを受賞するという快挙を達成しました。