概要
- 授賞式日時:1957年3月27日
- 会場:パンテージズ・シアター
NBCセンチュリーシアター - 司会:ジェリー・ルイス
セレステ・ホルム
作品賞
八十日間世界一周
ノミネート
- 友情ある説得
- ジャイアンツ
- 王様と私
- 十戒
監督賞
ジョージ・スティーヴンス
(作品:「ジャイアンツ」)
ノミネート
- マイケル・アンダーソン(作品:「八十日間世界一周」)
- ウォルター・ラング(作品:「王様と私」)
- キング・ヴィダー(作品:「戦争と平和」)
- ウィリアム・ワイラー(作品:「友情ある説得」)
主演男優賞
ユル・ブリンナー
(作品:「王様と私」)
ノミネート
- ジェームズ・ディーン(作品:「ジャイアンツ」)
- カーク・ダグラス(作品:「炎の人ゴッホ」)
- ロック・ハドソン(作品:「ジャイアンツ」)
- ローレンス・オリヴィエ(作品:「リチャード三世」)
主演女優賞
イングリッド・バーグマン
(作品:「追想」)
ノミネート
- キャロル・ベイカー
(作品:「ベビイ・ドール」) - キャサリン・ヘプバーン
(作品:「雨を降らす男」) - ナンシー・ケリー
(作品:「悪い種子」) - デボラ・カー
(作品:「王様と私」)
助演男優賞
アンソニー・クイン
(作品:「炎の人ゴッホ」)
ノミネート
- ドン・マレー(作品:「バス停留所」)
- アンソニー・パーキンス(作品:「友情ある説得」)
- ミッキー・ルーニー(作品:「戦塵」)
- ロバート・スタック(作品:「風と共に散る」)
助演女優賞
ドロシー・マローン
(作品:「風と共に散る」)
ノミネート
- ミルドレッド・ダンノック(作品:「ベビイ・ドール」)
- アイリーン・ヘッカート(作品:「悪い種子」)
- マーセデス・マッケンブリッジ(作品:「ジャイアンツ」)
- パティ・マコーマック(作品:「悪い種子」)
脚本賞
「赤い風船」
アルベール・ラモリス
- 「戦塵」ロバート・リューイン
- 「影なき恐怖」アンドリュー・L・ストーン
- 「道」フェデリコ・フェリーニ、トゥリオ・ピネリ
- 「マダムと泥棒」ポール・ウィリアム・ローズ
脚色賞
「八十日間世界一周」
ジェームズ・ポー/ジョン・ファロー/S・J・ペレルマン
ノミネート
- 「ベビイ・ドール」テネシー・ウィリアムズ
- 「友情ある説得」マイケル・ウィルソン
- 「ジャイアンツ」アイヴァン・モファット、フレッド・ジュイオル
- 「炎の人ゴッホ」ノーマン・コーウィン
原案賞
「黒い牡牛」
ロバート・リッチ
ノミネート
- 「愛情物語」レオ・カッチャー
- 「上流社会」エドワード・バーンズ/エルウッド・ウルマン
- 「狂熱の孤独」ジャン=ポール・サルトル
- 「ウンベルトD」チェーザレ・ザヴァッティーニ
外国語映画賞
「道」(イタリア)
ノミネート
- 「ビルマの竪琴」(日本)
- 「The Captain from Köpenick」 (ドイツ)
- 「居酒屋」(フランス)
- 「Qivitoq」 (デンマーク)
長編ドキュメンタリー映画賞
沈黙の世界
ノミネート
- The Naked Eye
- Where Mountains Float
短編ドキュメンタリー映画賞
The True Story of the Civil War
ノミネート
- A City Decides
- The Dark Wave
- The House Without a Name
- ディズニーの宇宙旅行
短編実写映画賞・一巻
Crashing the Water Barrier
ノミネート
- I Never Forget a Face
- The Stood Still
短編実写映画賞・二巻
外套
ノミネート
- Cow Dog
- The Dark Wave
- 民族と自然/常夏の楽園サモア
短編アニメ賞
Mister Magoo’s Puddle Jumper
ノミネート
- Gerald McBoing-Boing on Planet Moo
- The Jay Walker
ドラマ・コメディ音楽賞
「八十日間世界一周」
ヴィクター・ヤング
ノミネート
- 「追想」アルフレッド・ニューマン
- 「ならず者部隊」 ヒューゴ・フリードホーファー
- 「ジャイアンツ」ディミトリ・ティオムキン
- 「雨を降らす男」アレックス・ノース
ミュージカル音楽賞
「王様と私」
アルフレッド・ニューマン/ケン・ダービー
ノミネート
- 「The Best Things in Life Are Free」ライオネル・ニューマン
- 「愛情物語」モリス・ストロフ/ジョージ・ダニング
- 「上流社会」ジョン・グリーン/ソウル・チャップリン
- 「ラスヴェガスで逢いましょう」ジョージ・ストール/ジョン・グリーン
歌曲賞
- 作品:ケセラセラ
- 映画:知りすぎていた男
- 作詞・作曲: ジェイ・リヴィングストーン/レイ・エバンズ
ノミネート
- われ汝を愛す(映画:「友情ある説得」)ディミトリ・ティオムキン(作曲)/ポール・フランシス・ウェブスター(作詞)
- 影なき恐怖(映画:「影なき恐怖」)リース・スティーヴンス(作曲)/トム・アデア (作詞)
- True Love(映画:「上流社会」)コール・ポーター(作詞・作曲)
- Written on the Wind(映画:「風と共に散る」)ヴィクター・ヤング(作曲)/サミー・カーン(作詞)
撮影賞(モノクロ)
「傷だらけの栄光」
ジョセフ・ルッテンバーグ
ノミネート
- 「ベビイ・ドール」ボリス・カウフマン
- 「悪い種子」ハル・ロッソン
- 「殴られる男」バーネット・ガフィ
- 「Stagecoach to Fury」ウォルター・ストレンジ
撮影賞(カラー)
「八十日間世界一周」
ライオネル・リンドン
ノミネート
- 「愛情物語」ハリー・ストラドリング
- 「王様と私」レオン・シャムロイ
- 「十戒」ロイヤル・グリッグス
- 「戦争と平和」ジャック・カーディフ
美術賞(モノクロ)
「傷だらけの栄光」
セドリック・ギボンズ/マルコム・ブラウン(美術)
エドウィン・B・ウィリス/F. Keogh Gleason(装置)
ノミネート
- 「誇りと冒涜」ハル・ペレイラ/A・アール・ヘドリック(美術)サム・コマー/フランク・R・マッケルヴィー(装置)
- 「七人の侍」松山崇(美術・装置)
- 「純金のキャデラック」ロス・ベラー(美術)ウィリアム・キアナン/ルイス・ディエッジ(装置)
- 「Teenage Rebel」ライル・R・ウィーラー/ジャック・マーティン・スミス(美術)ウォルター・M・スコット/スチュアート・A・レイス
美術賞(カラー)
「王様と私」
ライル・R・ウィーラー/ジョン・デキュアー(美術)
ウォルター・M・スコット/ポール・S・フォックス(装置)
ノミネート
- 「泥棒成金」ハル・ペレイラ/ジョゼフ・マクミラン(美術)サム・コマー/アーサー・クラムズ(装置)
- 「野郎どもと女たち」オリバー・スミス/ジョセフ・C・ライト(美術)ハワード・ブリストル(装置)
- 「慕情」ライル・ウィーラー/ジョージ・W・デイヴィス(美術)ウォルター・M・スコット/ジャック・スタブス(装置)
- 「足ながおじさん」ライル・ウィーラー/ジョン・デ・キュア(美術)ウォルター・M・スコット/ポール・S・フォックス(装置)
衣装デザイン賞(モノクロ)
「純金のキャデラック」
ジャン・ルイ
ノミネート
- 「The Power and the Prize」ヘレン・ローズ
- 「誇りと冒涜」イーディス・ヘッド
- 「七人の侍」江崎孝坪
- 「Teenage Rebel」チャールズ・ルメイア/メアリー・ウィルズ
衣装デザイン賞(カラー)
「王様と私」
アイリーン・シャラフ
ノミネート
- 「八十日間世界一周」マイルズ・ホワイト
- 「ジャイアンツ」モス・メイブリー/マージョリー・ベスト
- 「十戒」イーディス・ヘッド/ラルフ・ジェスター/John Jensen/ドロシー・ジーキンズ/アーノルド・フライバーグ
- 「戦争と平和」Maria De Matteis
録音賞
王様と私
ノミネート
- 黒い牡牛
- 愛情物語
- 友情ある説得
- 十戒
編集賞
「八十日間世界一周」
ジーン・ルッジェーロ/ポール・ウェザーワックス
ノミネート
- 「黒い牡牛」Merrill G. White
- 「ジャイアンツ」ウィリアム・ホーンベック/フィリップ・W・アンダーソン/Fred Bohanan
- 「傷だらけの栄光」アルバート・アクスト
- 「十戒」アン・バウチンズ
特殊効果賞
「十戒」ジョン・P・フルトン
ノミネート
「禁断の惑星」A. Arnold Gillespie/アーヴィング・G・リーズ/ウェスレイ・C・ミラー
名誉賞
エディ・カンター
アービング・G・タルバーグ賞
バディ・アドラー
ジーン・ハーショルト友愛賞
Y・フランク・フリーマン
備考
今まで特別賞という扱いであった外国語映画賞が、この回よりノミネート方式の独立した賞となりました。
個人的に印象に残っているのは、「知りすぎていた男」でドリス・デイが「ケセラセラ」を歌うシーン。
主題歌賞を受賞し、内容も曲調も明るい感じがしますが、まさか、あんな緊迫した場面で歌っていた曲とは知りませんでした。
また、「十戒」で海が割れるシーンはものすごい迫力があって、感嘆したのを覚えています。