概要
- 授賞式日時:1955年3月30日
- 会場:RKOパンテージズ・シアター
NBCセンチュリー・シアター - 司会:ボブ・ホープ(ハリウッド)
セルマ・リッター(ニューヨーク)
作品賞
波止場
ノミネート
- 掠奪された七人の花嫁
- ケイン号の叛乱
- 喝采
- 愛の泉
監督賞
エリア・カザン
(作品:「波止場」)
ノミネート
- アルフレッド・ヒッチコック(作品:「裏窓」)
- ビリー・ワイルダー(作品:「麗しのサブリナ」)
- ジョージ・シートン(作品:「喝采」)
- ウィリアム・A・ウェルマン(作品:「紅の翼」)
主演男優賞
マーロン・ブランド
(作品:「波止場」)
ノミネート
- ジェームズ・メイソン(作品:「スタア誕生」)
- ダン・オハーリー(作品:「ロビンソン漂流記」)
- ハンフリー・ボガート(作品:「ケイン号の叛乱」)
- ビング・クロスビー(作品:「喝采」)
主演女優賞
グレース・ケリー
(作品:「喝采」)
ノミネート
- ジュディ・ガーランド(作品:「スタア誕生」)
- ドロシー・ダンドリッジ(作品:「カルメン」)
- ジェーン・ワイマン(作品:「心のともしび」)
- オードリー・ヘプバーン(作品:「麗しのサブリナ」)
助演男優賞
エドモンド・オブライエン
(作品:「裸足の伯爵夫人」)
ノミネート
- リー・J・コッブ(作品:「波止場」)
- カール・マルデン(作品:「波止場」)
- ロッド・スタイガー(作品:「波止場」)
- トム・タリー(作品:「ケイン号の叛乱」)
助演女優賞
エヴァ・マリー・セイント
(作品:「波止場」)
ノミネート
- ケティ・フラド(作品:「折れた槍」)
- ニナ・フォック(作品:「重役室」)
- ジャン・スターリング(作品:「紅の翼」)
- クレア・トレヴァー (作品:「紅の翼」)
脚本賞
「喝采」
バッド・シュールバーグ
- 「おかしなおかしな自動車競争」ウィリアム・ローズ
- 「あの手この手」ノーマン・パナマ、メルヴィン・フランク
- 「裸足の伯爵夫人」ジョーゼフ・L・マンキーウィッツ
- 「グレン・ミラー物語」ヴァレンタイン・デイヴィス、オスカー・ブロドニー
脚色賞
「喝采」
ジョージ・シートン
ノミネート
- 「裏窓」ジョン・マイケル・ヘイズ
- 「麗しのサブリナ」ビリー・ワイルダー/サミュエル・テイラー、アーネスト・レーマン
- 「ケイン号の叛乱」スタンリー・ロバーツ
- 「掠奪された七人の花嫁」アルバート・ハケット/ランセス・グッドリッチ/ドロシー・キングスレイ
原案賞
「折れた槍」
フィリップ・ヨーダン
ノミネート
- 「夜の人々」テッド・ハリス/トーマス・リード
- 「ショウほど素敵な商売はない」ラマー・トロッティ
- 「禁じられた遊び」フランソワ・ボワイエ
- 「パンと恋と夢」エットーレ・マリア・マルガドンナ
長編ドキュメンタリー映画賞
「滅びゆく大草原」
ウォルト・ディズニー
ノミネート
The Stratford Adventure
短編ドキュメンタリー映画賞
木曜日の子供たち
ノミネート
- Jet Carrier
- Rembrandt: A Self-Portrait
短編実写映画賞・一巻
This Mechanical Age
ロバート・ヤングソン
ノミネート
- 「The First Piano Quartette」オットー・ラング
- 「The Strauss Fantasy」ジョニー・グリーン
短編実写映画賞・二巻
A Time Out of War
デニス・サンダース/テリー・サンダース
ノミネート
- 「Beauty and the Bull」セドリック・フランシス
- 「Jet Carrier」オットー・ラング
- 「Siam」ウォルト・ディズニー・ピクチャーズ
短編アニメ賞
When Magoo Flew
ノミネート
- Crazy Mixed Up Pup
- Pigs Is Pigs
- Sandy Claws
- 武士道はつらい
ドラマ・コメディ音楽賞
「紅の翼」
ディミトリ・ティオムキン
ノミネート
- 「おかしなおかしな自動車競争」ラリー・アドラー
- 「波止場」レナード・バーンスタイン
- 「ケイン号の叛乱」マックス・スタイナー
- 「銀の盃」フランツ・ワックスマン
ミュージカル音楽賞
「掠奪された七人の花嫁」
アドルフ・ドイチュ/ソウル・チャップリン
ノミネート
- 「グレン・ミラー物語」ジョセフ・ガーシェンソン/ヘンリー・マンシーニ
- 「カルメン」ハーシェル・バーク・ギルバート
- 「スタア誕生」レイ・ハインドーフ
- 「ショウほど素敵な商売はない」アルフレッド・ニューマン/ライオネル・ニューマン
歌曲賞
- 作品:泉の中の三つの銀貨
- 映画:愛の泉
- 作曲:ジュール・スタイン
- 作詩:サミー・カーン
ノミネート
- Count Your Blessings Instead of Sheep(映画:「ホワイト・クリスマス」)アーヴィング・バーリン(作詞・作曲)
- ハイ・アンド・マイティ(映画:「紅の翼」)ディミトリ・ティオムキン(作曲)/ネッド・ワシントン(作詞)
- Hold My Hand(映画:「奥様は芳紀十七才」)ジャック・ローレンス/リチャード・マイヤーズ(作詞・作曲)
- 去って行った彼(映画:「スタア誕生」)ハロルド・アーレン(作曲)/アイラ・ガーシュウィン(作詞)
撮影賞(モノクロ)
「波止場」
ボリス・カウフマン
ノミネート
- 「重役室」ジョージ・フォルシー
- 「悪徳警官」ジョン・サイツ
- 「麗しのサブリナ」チャールズ・ラング・Jr
- 「喝采」ジョン・F・ウォーレン
撮影賞(カラー)
「愛の泉」
ミルトン・クラスナー
ノミネート
- 「窓」ロバート・バークス
- 「掠奪された七人の花嫁」ジョージ・フォルシー
- 「エジプト人」レオン・シャムロイ
- 「銀の盃」ウィリアム・V・スコール
美術賞(モノクロ)
「波止場」
リチャード・デイ(美術・装置)
ノミネート
- 「重役室」セドリック・ギボンズ/エドワード・カーファグノ(美術)エドウィン・B・ウィリス/エミール・クーリ(装置)
- 「麗しのサブリナ」ハル・ペレイラ/ウォルター・タイラー(美術)サム・コマー/レイ・モイヤー(装置)
- 「喝采」ハル・ペレイラ/ローランド・アンダーソン(美術)サム・コマー/グレイス・グレゴリー(装置)
- 「快楽」マックス・オフュルス(美術・装置)
美術賞(カラー)
「海底二万哩」
ジョン・ミーハン(美術)
エミール・クーリ(装置)
ノミネート
- 「スタア誕生」マルコム・バート/ジーン・アレン/アイリーン・シャラフ(美術)ジョージ・ジェイムズ・ホプキンス(装置)
- 「ブリガドーン」セドリック・ギボンズ/プレストン・エイムズ(美術)エドウィン・B・ウィリス/キーオー・グリーソン(装置)
- 「デジレ」ライル・ウィーラー/リーランド・フラー(美術)ウォルター・M・スコット/ポール・S・フォックス(装置)
- 「Red Garters」ハル・ペレイラ/ローランド・アンダーソン(美術)サム・コマー/レイ・モイヤー(装置)
衣装デザイン賞(モノクロ)
「麗しのサブリナ」
イーディス・ヘッド
ノミネート
- 「重役室」ヘレン・ローズ
- 「It Should Happen to You」ジャン・ルイ
- 「The Earrings of Madame de…」ジョルジュ・アネンコフ/ロジーヌ・ドラマレ
- 「終着駅」クリスチャン・ディオール
衣装デザイン賞(カラー)
「地獄門」
和田三造
ノミネート
- 「スタア誕生」ジャン・ルイ/メアリー・アン・ニューベア/アイリーン・シャラフ
- 「ブリガドーン」アイリーン・シャラフ
- 「デジレ」チャールズ・ル・メア/ルネ・ユベール
- 「ショウほど素敵な商売はない」チャールズ・ル・メア/トラビーヤ/マイルス・ホワイト
録音賞
グレン・ミラー物語
ノミネート
- 裏窓
- ブリガドーン
- 奥様は芳紀十七才
- ケイン号の叛乱
編集賞
「波止場」
ジーン・ミルフォード
ノミネート
- 「ケイン号の叛乱」ウィリアム・A・リオン
- 「紅の翼」ラルフ・ドーソン
- 「掠奪された七人の花嫁」ラルフ・E・ウィンターズ
- 「海底二万哩」エルモ・ウィリアムス
特殊効果賞
海底二万哩
名誉賞
- ボシュロム・オプティカル社
- ケンプ・R・ナイヴァー
- グレタ・ガルボ
- ダニー・ケイ
- ジョン・ホワイトリー
- ヴィンセント・ウィンター
外国語映画賞
地獄門(日本)
備考
マーロン・ブランドが、4回連続ノミネートで初の主演男優賞を受賞しました。
グレース・ケリーが「喝采」で主演女優賞を受賞しましたが、「裏窓」で献身的に主人公を支えるヒロインの姿も素敵でした。
こんな恋人、ほしいなぁと思ったものです(笑)
また、個人的に印象に残っている映画は「スタア誕生」で、とても感動しました。