2019年7月11日~9月26日に放送されたフジテレビ・木曜劇場「ルパンの娘」。

2020年の10月にその続編が放送されることが決まりました。

見どころはたくさんあると思いますが、2019年の第1作放送時は、主演の深田恭子さんの衣装が話題になったことがありました。

「セクシー!」「色っぽい!」という声はもちろんですが。

一部では、「キャッツアイに似ている!」「キャッツアイを意識している?」という声も上がりました。

この記事では「ルパンの娘」と「キャッツアイ」が似ているのかどうか、共通点や相違点を含めてまとめてみました。

キャッツアイの概要

まずは、「キャッツアイ」という作品がどういうものであるかを説明していきます。

「キャッツアイ」は「週刊少年ジャンプ」にて、1981年40号から1984年44号まで連載された北条司さんのデビュー作の漫画です。

北条司さんといえば、「シティーハンター」の作者でもあり、最大のヒット作として知られていますね。

「キャッツアイ」は1984年44号で最終回を迎えますが、その後1985年6号に完結編が掲載されました。

コミック単行本は全18巻で、完結編が最終話として収録されています。

また、キャッツアイはアニメ化もされています。

日テレ系のアニメとして、第1部が1983年7月11日~1984年3月26日に放送され、その後1984年10月8日~1985年7月8日に第2部が放送されました。

原作の漫画が1984年の終わりごろに終了したにも関わらず、その直後にアニメで第2部が放送されるのは、当時として異例のことです。

特に杏里さんの楽曲である「キャッツアイ」は第1部のアニメの主題歌に起用され、爆発的なヒットとなりました。
それを受けて、第34回NHK紅白歌合戦にも出演しています。

ただ、注意していただきたいのは、原作の漫画とアニメ版は全く別物だということです。

主人公の来生瞳を含めた3姉妹や瞳の恋人の内海俊夫は出演していますが、その他の原作の主要メンバーはほとんど登場していません。

アニメの内容も「これでもか!」というくらい、原作の話は出てきません。
最終回も全く異なるお話となっています。

なので、アニメ版は原作とは関係のないオリジナルストーリーと言えると思います。

原作とは異なるアニメを楽しんだ方も多いと思いますが、個人的にはその内容があまりに原作とかけ離れているので、正直楽しめなかったというところです。

キャッツアイのあらすじ

次に、ジャンプで連載された「キャッツアイ」のあらすじを軽く説明したいと思います。

主人公は「キャッツアイ」という喫茶店を営む美人三姉妹の次女・来生瞳。
その恋人が刑事で巡査部長の内海俊夫。
内海俊夫は謎の女怪盗集団キャッツアイ逮捕に執念を燃やし、警察署にキャッツアイ特捜部を設立するくらいでした。

ところが…

内海刑事が追っているキャッツアイは、実は恋人の来生瞳を中心とした来生三姉妹だったのです。

内海俊夫はその真実を知りません。
物語途中で、何度か恋人の瞳がキャッツアイの1人であることを疑いますが、最終回までその正体を確信することができませんでした。

来生瞳は勝気で芯のしっかりした女性で、恋人の内海俊夫に対しては何度も焼きもちをやくシーンがあります。
俊夫はお人好しで恋愛に関してはかなり奥手。
そういう業を煮やさない俊夫の態度にイライラするという姿で瞳は描かれています。

そういうラブコメディータッチで描かれている作品ですが、キャッツアイの泥棒稼業はなかなかシリアスです。

主に絵画を盗むのですが、その対象は彼女たちの生き別れとなった父親である画家のハインツの作品であり、父親の全ての作品を取集し、最終的には父親との再会を願っています。

泥棒をするときは、様々なトリックを使うのですが、よく考えられるなあと純粋に感心するものが多いです。

原作の「キャッツアイ」は、生き別れの父親に再会するため泥棒稼業を働く3姉妹の物語と、瞳と俊夫のラブストーリーが織りなす作品となっています。

少年ジャンプでの最終回は、正直、個人的には不完全燃焼という感じなのですが。

その後日談の完結編は、まあ、ほんと感動ものです。
ちょっと取ってつけたような強引な展開ではあるのですが、

「え、通常連載時のあのときのエピソードが伏線になっていたの!?」

と驚くこと間違いなしです。

そして、何と言ってもラストの瞳と俊夫の2ショットシーンが秀逸です。

このシーンは、今までの物語を象徴しているようなエンディングで、なるほどそうなったか~と読者をうならせるものでした。

おそらく、物語を全て読んで完結編の最後のシーンを見れば、しばらくその余韻から抜けきれないのではないかと思います。

ルパンの娘とキャッツアイの共通点と相違点

2019年に放送された「ルパンの娘」と、週刊少年ジャンプで連載された「キャッツアイ」の共通点を以下にあげてみます。

  • 「ルパンの娘」の主人公・三雲華は泥棒一家の娘で、「キャッツアイ」の主人公・来生瞳は三姉妹で泥棒稼業をしており、家系・血筋の設定が似ている
  • 恋人の刑事は、主人公が泥棒であることを知らない
  • 恋人の刑事は、主人公の泥棒一味逮捕に執念を燃やしている
  • ドラマ「ルパンの娘」の衣装と、アニメ・漫画「キャッツアイ」の衣装が似ている
  • エンディングで2人は結ばれる

逆に、相違点をあげてみると、

  • 「ルパンの娘」は、大きなテーマとして殺人事件の解決があるが、「キャッツアイ」の大きなテーマは生き別れの父親探し
  • 「ルパンの娘」の主人公の職業は図書館司書、「キャッツアイ」の主人公の職業は喫茶店経営
  • 「ルパンの娘」では三雲華と恋人の桜庭和馬の結婚は反対されるが、「キャッツアイ」では歓迎されている

というところでしょうか。

もちろん、これら以外にも細かく見れば、共通点・相違点とも色々あると思いますが、主だったものを挙げると以上のようになると思います。

ドラマ「ルパンの娘」の続編のストーリーはどうなる?

小説がドラマ化されるときによくありますが、ドラマ「ルパンの娘」と原作の小説の「ルパンの娘」も色々相違点があります。

話題となった深田恭子さんの衣装も、原作ではそのような描写はありません。

また、大貫勇輔さん演じる円城寺耀というキャラクターも原作では登場しません。

そのため、ドラマ「ルパンの娘」の第1作も原作とは異なるオリジナル要素は色々ありました。

さすがに「キャッツアイ」のアニメと原作ほどかけ離れたものではありませんでしたが。

ただ、ドラマ化するであれば、ある程度原作とは違ったオリジナルな要素を盛りこまないと、視聴者は楽しめないところはありますよね。

原作とドラマが全く同じ内容であれば、ドラマ化する意味がない、あるいはドラマを観る意味がないとも言えます。

ドラマ「ルパンの娘」の続編がどのような内容になるかは分かりませんが、前作同様ドラマを生かしたオリジナルな設定も楽しめそうです。

どんな形で、原作とはまた違った魅力を見せてくれるのかにも注目ですね。